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オフェンスのアイディア不足が招いた敗戦
2008年1月12日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
素早く、鋭く、深い。伝統のタイガージャージィを身に纏ったケイオーは魂のタックルを突き刺しまくった。ワセダのアタックを凌いではキックでエリアを挽回。ゲームプランを着実に実行に移す。連続攻撃を寸断することに成功した。さあ、次はアタック。が、攻め手が見出せなかった。エースWTBの山田を利してロングゲインを狙いたかったが、肝心のボールが出ない。いや、出せなかった、と記した方が適切だろうか。自慢のBK陣は宝の持ち腐れに。敵陣に侵入してからいかに攻め崩すか。攻守の切り替えにおけるアイディア不足が最後まで響いてしまった。
カントー不在のファイナル。駒を進めたのは昨季、辛酸を舐めたワセダと、8季ぶりの奪還を狙うケイオーだった。ワセダは得意のFW戦で圧を掛け、イニシアチブをがっちり握った。モール、スクラムからトライを奪いに掛かる。これをケイオーが決死のディフェンスで阻止する展開が繰り返される。思うような試合運びが出来なかったワセダだが、15分にスクラムからサイドを突いた豊田が飛び込んでスコアを動かす。先手を取るが雨が降りしきる悪コンディション、ケイオーの奮闘に拙攻を重ねる。追加点を挙げられない。劣勢に回り続けたケイオー。2本のPGを得るも、Hポールを通過させられたのは1回のみ。つまり、3点を返すのがやっとだった。戦前の下馬評を覆せない。
エンドが変わった後半。ワセダは反撃の余地すら与えない。圧倒する。ケイオー陣に長く居座った。7分のドライビングモールからのトライは反則(オブストラクション)によりカウントされなかったが、17分スクラムから所謂8-9でサイド突破を図り最後は長尾が飛び込んで2トライ目。FW戦での優位性を生かしきるワセダは28分にドライビングモールから、36分には相手の落球を見逃さずにトライを積み重ねる。点差はみるみる広がり、ケイオーに許したのは2PGの6点だけ。ノートライに抑え、2季ぶりにテッペンに立った。
就任1年目は気弱な印象が拭えなかったワセダ・中竹竜二監督だが、2年目は一転して自信に満ち溢れた表情だけが目に焼きついた。選手と共に監督も成長を遂げた証だろう。現役時代に成し得なかった大学日本一の栄冠を、指導者として手にした。
ラグビー大学選手権ファイナル ワセダ26-6ケイオー @国立
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