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セレクション 『例年とは異なる厳しさ』@栃木SC通信

2008年1月14日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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栃木SCのトップチームセレクションが河内総合運動公園陸上競技場で行われた。参加者62名は書類選考により午前と午後の部に振り分けられ、実戦を意識したゲーム形式の選考で個々の特長をアピールした。

失礼を承知で言わせてもらえれば、午前中は“記念受験”の色合いが濃かった。押し並べて線が細く、スピード感に乏しかった。違いを見せたのは、ほんの一握りだけ。午後の部は一転してボールがよく動いた。球際は激しく、躍動感は増し、アップテンポに。プレイに対する要求、指示も細かくなった。レベルは格段に上がった。体つきからして目に見えて異なるのだから当然といえば当然なのだが。加えて所属先はJ2、JFL、地域リーグ、大学リーグ1部。それなりの経歴の持ち主がピッチでサバイバルを繰り広げた。

「レベルが高い」と柱谷幸一監督の目に留まったのは、FWの福嶋洋(V・ファーレン長崎)、MFの鈴木亮平(モンテディオ山形)、DFの柳沢宏太(アローズ北陸)の3人。特に身長182cmの福嶋に対しては強い興味を示した。一方で、こうも言った。「契約が終わっている選手と比べると強烈ではない」。同等の力を有し、栃木SCに加入してもやっていけるだけの能力があることは認めた。しかし、レギュラーを張れるほどではない、という。つまり、図抜けた存在ではないのだ。例えばTDK SCから獲得した松田正俊を凌駕するか、と問われれば答えに窮するだろう。身長に長けた選手は先に挙げた松田の他に上野優作、坂本勇一と既に駒は揃っている。また、新人の坂本にチャンスを与えたいとも考えている。「ホントにいい選手は獲る。どうかなという選手は獲らない」(柱谷監督)という採用基準に照らし合わせれば、見送られる可能性は低くはない。

高目に設定されたハードルは明日、2回目となるJの合同トライアウトにおいても、変わることはない。例年ならば戦力として十分に計算が成り立つ選手でさえも、27人前後と決められた枠が残りひとつとなっていることから篩(ふる)いにかけられると引っかからない。門はいつの間にか狭くなってしまった。裏を返せば、シーズンの大部分が決すると語った11、12月の編成が上手くいった証拠でもあるのだが。

スタッフミーティングを経て合否は個別に2、3日中に通達される。柱谷監督は合格者0の可能性を否定しなかった。なお、合格しても即入団には至らないそうだ。キャンプまで2週間あるトレーニングに参加してもらい、吟味してから正式に契約を結ぶという。

 

・柱谷監督 囲み取材

「学生から少し多めに取ったかたちで、Jからの加入も含めて自分のスタイルに合った選手をそれぞれのポジションで補強できた。これからですね。彼等がポジション争いをすることで全体がレベルアップしてくれればな、と」

 

――27人前後と以前、仰っていましたが枠を増やす考えは。

 

「予算がもらえればね(笑)今のところは予算内で収まっている。そんな簡単なシーズンにはならないので、昨年のようにシーズン中にスポットで1、2人入れる。春先に(枠を)埋めてしまうより、もう少し後ろにいってから(1、2人加えるほうがいい)」

 

――コーチングスタッフも決まりました。

 

「ホッとしましたよ。選手とコーチングスタッフを並行して(探すことを)ずっと進めてきましたから。選手は大きなパイでやれるから揃うと思っていたが、コーチングスタッフはなかなか引っ張れる状況にない。いいタイミングで阪倉(裕二)、南(省吾)がフリーになってくれた。町田(秀三)も残ってくれて、年齢的にも阪倉、南、町田とバランスが凄くいい。昨年から残るのは、一人いるのはいいこと。いいコーチングスタッフが作れた。阪倉は横浜FCでもJFL優勝を経験しているし、(京都)サンガユースでは若い選手を教えている。大学生に厳しく接することができるコーチなのでいいのでは。京都、山形でやっていた時も含めて選手とコーチのバランスが非常にいい。練習試合も8割方、はまっている。あと1、2試合も、はまってきている。キャンプもスケジュールも入っている。全体的にいい状態にある」

 

――監督が思い描いていた通り来ているのでは。

 

「そうですね。順調です。選手、コーチ、スケジュールなど。必勝祈願、会員を対象にしたファン感謝イベントなども入ってきている。近いうちに発表できると思います。サポーターと一緒に開幕を迎えて、最後の12月に昇格という結果を出したい」

 

――キャンプは1回ですか。

 

「千葉で1回です。予算的に。上を見たらきりがない。宮崎行きたい、鹿児島へ行きたい、とかありますけども。キャンプ前にある程度(体を)作る。午前、午後と2回のトレーニングも予定しているので。キャンプでは戦術をメインに入れて。帰ってからも開幕までに1ヶ月あるので週末に練習試合を入れている。選手がほとんど入れ替わっていますから2人、3人の関係、コミュニケーションを取りながら、練習試合を入れながら調整していきたい。ポジション争いも当然やってもらう。開幕戦はベストな11人でいく」

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