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チームの顔@栃木SC通信

2008年2月 6日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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空位だった2008年度チームキャプテンの椅子が埋まった。指名されたのはMF佐藤悠介。

「先ずはプレーがしっかりやれる。経験もある。マスコミ対応、しっかりと話が出来る。若い選手がそういう姿を見てプロ意識を身に付けられる」

キャプテンに佐藤を選出した理由を、柱谷幸一監督はそう話した。鹿沼で始動してから2週間、柱谷監督はチーム内の様子をじっくりと観察していた。積極的に佐藤は若手に声を掛け、リーダーシップを発揮していた。そのことが、大きな決め手となった。

ファーストミーティング、新入団記者会見と続いた2時間あまり。もっともインパクトを残したのが佐藤の発言だった。「身を引き裂かれるような思いで練習をした」。東京ヴェルディで昨季、地獄のような昇格争いの渦中にいたことに関して水を向けられた際の応えである。有能な人材を集めても事が容易に運ばないことを熟知している。常人では窺い知れないプレッシャーに晒されもした。そんな中、最終的にはJ1に上がることができた。その経験は計り知れない価値を有する。

「若い選手が多い中で、経験を少しでも還元できれば。監督も期待していると思います。(中略)プレッシャーもある。そんな中でプレーできるのは誇りに思いますし、そういう思いで戦っていることを若い人に見てもらえれば自然と結果も付いてくる」

既にこの時点で自分が栃木SCを引っ張っていく、という自覚を佐藤は持っていたのではないだろうか。鬼気迫る表情で数分間の独白をした佐藤。翌日のファーストトレーニングでの30分間走では集団を牽引した。口だけではなく、身を持って今季に懸ける思いを早速、現した。

「本人には自分のことをきちんとやらないと、と話しました。プレーでも、生活面でも」(柱谷監督)

近寄り難いオーラを身に纏っている佐藤。ピリピリした雰囲気は、適度な緊張感を生み出している。「(昇格するには)とにかく強い気持ちでやること」。不退転の決意は、常時、全身から放たれ、ひしひしと伝わってくる。戦闘集団を束ねるには打って付けの好漢である。

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