『In His Times』
2008年3月 3日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
著者:増島みどり 満腹度:☆☆
借り物ではない言葉。アスリートに決定的に必要な要素ではないだろうか。中田英寿のプロキャリア12年を回顧した本書は、中田自身の言葉で綴られているといっても過言ではない。著者としては痛恨だろうが、やはり中田の言葉のパワーが強過ぎて、途中にはさまれた文章が霞んでしまっている。とはいえ、インタビューしたのは著者であるから、引き出し方が絶妙でうまがあったことから訴えかけるような、強烈なコメントを取れたのだろう。対象者との距離が近すぎるとこには疑問をもたないでもないが、それもひとつの手法として書き手としては勉強させて頂きました。これに『敗因と』を混ぜると、ドイツW杯での中田に迫れるのではないだろうか。完璧な解答ではないが、ぼんやりと昔日の事件の真相が輪郭を帯びてくるのではないか、と考える。
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