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『南の島の甲子園~八重山商工の夏~』
2008年3月 4日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
著者:下川裕治 満腹度:☆☆☆☆
八重山から甲子園へ。悲願叶い大嶺祐太(現・千葉ロッテ)を擁する八重山商工が甲子園に辿り着き、その過程とその後を追った一冊。高校野球の歴史的な偉業を達成したチームを取り上げているが、試合の描写を極力抑え、その周辺と沖縄、もっといえば八重山の文化や空気感を前面に押し出すことで、ステレオタイプの野球本との差別化が図られており、読後が清々しい。著者は沖縄に明るい。八重山商工と伊志嶺監督の魅力をあますところなく引き出している要因だろう。蠱惑的な良作である。
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