ホーム > 海外 > 強者にひれ伏す@バルセロナ対セルティック@CL決勝トーナメント1回戦2leg
強者にひれ伏す@バルセロナ対セルティック@CL決勝トーナメント1回戦2leg
2008年3月 6日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
戦い方が徹底されていなかった。敵地カンプノウに乗り込んだセルティックの強味は、フェネホール・オフ・ヘッセリンクの高さとマグギーディの突破力。バルセロナ相手に通用するのは、この2つである。セルティックはワントップにヘッセリンクを配し、その下に中村俊輔をはじめ3枚を並べた。ロングボールを多用し、高いバルセロナのラインを押し下げ、セカンドボールを躍起になって拾いまくり、セカンドアタックに活路を見い出す。美しくなくとも1legでのビハインドを取り戻し、引っくり返して先に進むには、多少強引で泥臭いサッカーを展開してもよかったのだが、結局は狙い所が定まらなかった。スコアは0-1と大恥をかくことはなかったが、得られたものも多くはなかった。
ホームでの1leg。2-3で落としたセルティックにとって痛恨だったのは、敗戦よりアウェーゴールを3つも奪われたことだろう。1-0で勝利してもアウェーゴール数で劣ってしまう。つまり最低でも2点をバルセロナから強奪しなければならない過酷な状況下に置かれた。絶対優位のバルセロナはセルティックの苦境を敏感に察知し、早々に勝負を決めた。開始3分、あっさりとゴールを割ってしまう。中央のシャビが出したパスを左サイドで受けたロナウジーニョ。ノールックパスを背後を回ったシルビーニョへと通し、上げたクロスを起点となったシャビがニアサイドで合わせて先制。これでベスト8進出を決定付ける。劣勢のセルティックはリスクを冒さないし、バルセロナが行く手を阻んだことで冒せなかった。トゥレが中村に目を光らせたことで起点を構築できず、最終ラインからビルドアップしようとすればプレスの網に引っ掛かるばかり。チェックが猛烈に速いことから腰が引けてしまう。そのような状態でパスが繋がるはずがない。次々にミスを起こしては攻守交代の機会を喪失した。45分間を手も足も出ないまま過ごした。
後半頭にスノが入ったことで中盤が幾分か活性化され、ボールを取れる位置も僅かに敵陣寄りになる。だが、好機を生み出すまでには至らない。マクギーディのドリブル突破にサポートが付くことはなかった。前半の半ばまでは観衆を満足させるためにエンタテイメント性を追求したバルセロナだが、後半に入ると途端にペースダウン。メッシが負傷退場した影響もあったのだろうが、省エネサッカーへと切り替える。ゆったりとボールを回し、ゴールを伺う姿勢は保持し続けるものの、前半ほどの迫力はない。集中力が研ぎ澄まされていたわけではないのだが、弛緩したバルセロナの心の隙を突けるほどセルティックの攻撃陣は逞しくなかった。それでも、一矢報いようと中村が右から内へとカットイン。左足を振り抜いてゴールを脅かしたのは、ロスタイムに突入してから。決定機は、この1度きりだった。つまり、90分、サッカーをさせてもらえなかった。バルセロナのスペースメイキングの妙と試合巧者ぶりだけが際立った2legだった。運動量を強いることも、嫌な汗をかかせることもセルティックには難儀な作業だった。ストラカン監督のサマラスの起用法にも疑問が残った。
CL決勝トーナメント2leg バルセロナ1-0セルティック @カンプノウ
<バルセロナ>GKバルデス、DFシルビーニョ、プジョル、テュラム、ザンブロッタ、MFトゥレ(→エジミウソン)、デコ、シャビ(→グジョンセン)、FWロナウジーニョ、エトー、メッシ(→アンリ)
<セルティック>GKボルツ、DFネイラー、マクマナス、コールドウェル、ウィルソン、MFドナーティ(→スノ)、ブラウン、マグギーディ、中村俊輔、ハートリー(→マクドナルド)、FWヘッセリンク(→サマラス)
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 強者にひれ伏す@バルセロナ対セルティック@CL決勝トーナメント1回戦2leg
このブログ記事に対するトラックバックURL:
- 新着記事
- カテゴリー
- Pages
- Archives
- Comments
-
- TrackBacks
-
- Tags
- Feed
- Search
-
コメントする