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キッチー

2008年4月30日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

好きだなあ、エロいなあ。

吉瀬美智子さん。

背中が綺麗。

うっとりするくらい。

妖艶。

デルモだもんなあ。

元々は。

演技も出来るし、天は二物を与えるものですな。

あぁ、あんな30代の女性ならば全然、問題なし。

 

野茂をセットアッパーで起用は礼を失する。

そんな気遣いを野茂は嫌うのでは。

スターター希望でも投げられることに喜びを見出す人だと思うんだよね。

余計な配慮は引退してからでいいのでは。

現役ならば不要な敬意はプライドを傷つけるだけ、だと思うなあ。

 

久方ぶりのボヤッキーだね。

サボっちゃいけないよね。

猛省です。

伝統に逆らうのもいいではないか。

2008年4月30日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

思うように自分のカタチに持っていけない。組んでも技を仕掛けるアグレッシブさに欠けた。攻めきれない。ここ一番で脆さが仇となった。消極的な姿勢がポイントを譲り渡す結果となってしまう。柔道男子100キロ超級、準決勝。棟田康幸は五輪代表の座を競っていた石井慧に破れた。全日本選手権のタイトル、北京五輪の切符を逃した。その2つを手にしたのは、試合巧者の石井。決勝では同門の鈴木桂治を下し、王座に返り咲いた。柔能く剛を制す。体現者である棟田の敗戦は北京での楽しみがひとつ減ったことと同義である。

代表を懸けたライバル棟田戦。攻勢に出たことで自分の展開に持ち込んだ石井の老獪さは批判の対象となった。1本を獲りにいっていないのではないか。消化不良は拭えないが、好意的に見れば勝負に徹したとも解釈できる。その執念が最終的に代表の座を掴むことに繋がるのだが。決勝でも大内刈りから抑え込みに移行し、ポイントで優位に立つも、その後は逃げ腰に。鈴木の猛攻を耐え凌ぐしかすべはなく、守りに入ったことで印象としては芳しくなかった。

世代交代には常に逆風がつきものである。厳しい声が飛ぶのは一種のアレルギー反応のようなもの。勝利を得ても祝福されなかった。この悔しさを糧に五輪では圧倒的な柔道で、己の形で外国勢をねじ伏せればいい。汚い。それを強味にしてもいいのではないか。美しく勝つことだけが最高の舞台で求められる要素ではない。日本の伝統に逆らってでも金メダルに食らいつく。いいではないか。そんな柔道家でも。

崖っぷちに立たされた井上康生の負けっぷりは爽快感を残した。対高井洋平戦は今大会のベストバウトだろう。技を掛け合い、互いに持ち味を出し切った。ポイントが取れないまま推移した試合は残り10秒、井上が内股を放った瞬間に決した。一度、伝家の宝刀をすかしていた高井。2度目も見事にさばき切った。切れ味が鋭過ぎたことが裏目に出たのかもしれない。高井にすかされ、圧し掛かられた。完璧に抑え込まれ動けず。敗北の時を待つしかなかった。やりきった。試合後、井上の目から滴が落ちることはなかった。泣き虫は最後に笑顔で畳を去った。

 

優位に試合を運んだのは清水だった。ホームの柏は主力が諸々の事情により抜けた影響が出てしまう。1トップに配された大津を生かしきれない。ビルドアップが覚束無く、中盤を清水に支配される。前半の終盤、藤本の絶妙なパスに反応したフェルナンジーニョに先制点を奪われる。後半も清水がイニシアチブを握る。伊東が渋みを効かせたことで、柏は進撃を阻まれた。フィニッシャーが心許無い清水だが、交代出場のFW岡崎がCKを泥臭く頭でねじ込み追加点を挙げ、勝点3を手にした。清水は守りに関してはJトップクラスだが、フィニッシュの精度、前線のタレント不足はいかんともし難く、優勝を狙うならばゴールを計算できる人材を補強しなければ苦戦は必至。柏は左右のウイングが躍動しないと戦えない。全体的に低調なパフォーマンスに終始。ピッチ外のごたごたを言い訳にしたくはないだろうが、少なからず波紋は残っていた。

J1 柏レイソル0-2清水エスパルス @日立柏サッカー場

『カンフーハッスル』

2008年4月30日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

主演:チャウ・シンチー  満腹度:☆☆(B級評価)

奇想天外といえば聞こえはいいが、やりたい放題。『少林サッカー』の比ではない。ホント、ありえねぇー。勝手に覚醒してしまうし。でもまあ歴史の成せる技かな?なんでもありの世界を比較的容易に受け入れしまうのは。酷似する『少林少女』は苦戦するでしょうね。本家が突き抜けてしまっているから。

「アグレッシブさが足りない」@栃木SC通信

2008年4月29日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

・川鍋良祐

「負けてはいけない相手だった。この結果は悔しい。ボランチとDFラインの間が空いてしまい、1枚のFWが裏へ抜け、もう一枚が落ちてきて(バイタルエリアに下がった)、前を向かれてしまい展開された。DFラインを上げて潰さないといけない。(失点してから精神的に落ちてしまったように見えたが)みんなの中に『先に点を取られることはないだろう』と思っていた部分があったのかもしれない。2点目を取られてから士気が下がってしまった。全体的に盛り上がりに欠けた。そういう時間帯にチームとして踏ん張らないと上を目指せない。負けたことは仕方がない。次のゲームを落とさないようにする。この1週間で立て直したい」

・向慎一

「失点までの流れはそれほど悪くはなかった。相手のロングスローの部分ではバタバタした。(Pボックスの)中にいなかったので難しいが多少でも触っていれば問題なかった。弾ききれていれば・・・。先制されるとやはり難しくなる。(今日の反省を次にどう生かす)勲さんと初めて(スタートから)組んだが、横並びになってしまった。(動きに)変化がなかった。長い距離を動きチャンスを作り出さないと。FWの近くでプレーしなければいけない。最後はリードされていたが、あれくらい前掛かりに、リスクを負わないと。失点のことばかり気にしていないで。リスクを負う必要がある。そうしないとゴールを奪えない。(前半は前線に顔を出す機会が多かったが)前に絡めていた。あの回数を増やし、守備もしっかり、労を惜しまずやりたい。勲さんとのコンビネーションはもっと上げていける」

・上野優作

「相手はチームとしてしっかりラインを上げようとする意識があった。型にはまっていた印象もあったが、セカンドボールも拾えていた。チーム内の意志統一が成されていた。(先制されると厳しい)2失点目が痛かったですね。もちろん、1点目も。(気持ち的に落ちてしまったのか)逆に2失点したことで吹っ切れた部分もある。押し込んだのは2点を取られた後だった。1点目を取られた後にもっとパワーを持って押し込めればよかった。この反省を生かしたいですね。失点しても追い越せるようにしたい。(開幕時から流れが悪くなっている印象があるが)足利の方が悪かったですね。TDK戦も・・・。今日はそれほど悪くない、ような。でも、アグレッシブさが足りないですね。攻撃に人数がかかっていない。あまり好きではないが、後半みたいにリスクを負ってゴールに飛び込んでいった方がよかった。そうすると安定した戦いができない。バランスを取りながら使い分けが出来ればいいですね」

『特定の個人からの脱却』@栃木SC通信

2008年4月28日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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流通経済大学は心血を注いだ。佐藤悠介をピッチから消し去ることに。自由を奪うことに。

対面の右ワイド細貝竜太が高位置に構えることで、佐藤を釘付けにし、守備に回る機会を増やすと同時に、攻撃に加わる回数を減らした。ボールが渡った際には、必ずワイド、ボランチ、サイドバックのいずれか一人が執拗に体を寄せることで、容易に前を振り向かせなかった。タッチラインを有効利用しながら、数的優位を作り出すことにも長けていた。鼻息が聞こえるほど相手に密着された佐藤は、常にゴールに背を向けてプレーせざるを得なくなり、バックパスに逃げるシーンが目に付く。タイトなマークに苛立ちは募り、自己制御が利かなくなった。ボールを持ち過ぎる悪癖も窺えた。

ストロングポイントを抑え込まれたことで栃木SCの攻撃力は殺がれた。右サイドは小林成光と岡田佑樹のコンビネーションから打開を図れていたが、左サイドは完全に行き詰った。初先発のボランチ久保田勲、初出場の左サイドバック入江利和との呼吸のズレも、少なからず佐藤のプレーに影響を及ぼす。良好な関係を築いていた斎藤雅也、落合正幸を共に欠いたことは小さくなかった。攻撃が一本調子になってしまったのは、佐藤のキープ力を生かしきれなかったことが一因だろう。

「左は悠介が下がり気味でゲームを作るだけ。攻撃力が足りなかった」

柱谷幸一監督は周囲のサポート意識が薄かったことを指摘した。その上で佐藤にも注文を付けた。

「ロングボール、展開のパスばかりだった。ボックスの近くで、前で、攻撃的にプレーして欲しい。うちの強味なので」

佐藤が存在感を示せたのは、後半序盤の僅かな時間帯だけだった。決定的なパスを供給するなど好機をこしらえるも、思い通りのプレーをさせてもらえなかった時間の方が圧倒的に長かった。流通経済の思惑にはまってしまう。

起点を潰された時、もっと言えば佐藤を封じられた時、いかにして攻撃を組み立てるか。栃木SCは究極の課題を突きつけられた。上野優作と向慎一は表現こそ異なるが、「リスクを負ってゴールに突き進むアグレッシブさ」をひとつの解決策として挙げた。失点を恐れるあまり、プレーが無難になっていた部分があったと感じている。個々がゴールを強く意識する姿勢こそが先ず求められる。

ここ数試合、開幕から負荷を掛けて来たことで心身両面の疲労が顕著な佐藤。今後は警告の累積、或いは怪我による戦線離脱も十分に考えられる。支柱を失った際、どう対処するのか。対応力を試されたのが、佐藤が交代で退いてからの15分間だった。後ろを削り前に人数を割き、遮二無二ゴールを目指した結果として1ゴールを得る。しかし、空転した印象は否めなかった。

「悠介が外れる。悠介の力が及ばない所で、自分達でコントロールが出来ない。ワシ(鷲田雅一)、ナベ(川鍋良祐)、勲はゲームをコントロール出来ていなかった」(柱谷監督)

誰がイニシアチブを取って試合を展開するのか。曖昧模糊としたまま、時間だけが刻々と過ぎていった。それゆえに、前のめりにもかかわらず迫力が、力強さが伝わってこなかった。相手に脅威を与えられなかったのは言わずもがな。

これまで勝点を積み立ててきたことで看過してきた絶対的な個への依存。一敗地に塗れたことで露見した。昨季の上位陣は流通経済以上に佐藤の機能を停止させる策を練り、実行に移してくることが予想される。相手の想像を遥に凌ぐプレーをしてくれれば問題はないのだが、好不調の波はつきものである。易々と事は運ばないだろう。 

核の状態次第でチームが揺らぐようでは心許ない。特定の個人に頼らずとも、勝点3を掴めるチームへと変貌を遂げなければならない。現状のままでは先行きは、暗い。  

戦評:対流通経済大学戦@栃木SC通信

2008年4月28日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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勝負の分水嶺は、後半の立ち上がり10分間だった。

「かなりチャンスを作れていた。あそこの時間帯で決め切れていれば・・・・・・。今日(のポイント)はあそこでしょうね」(柱谷幸一監督)

厳しいマークに晒されていた佐藤悠介だが、一時的にプレスが緩むと、起点となり好機を演出した。後半2分、小林成光にラストパスを通したのを契機に、スペースへ飛び出した石舘靖樹へ立て続けに良質なパスを供給する。サイドチェンジのボールを受けた9分、スルーパスに反応した10分、石舘はゴールへ迫る。しかし、2度の決定機をゴールに結び付けることは叶わなかった。右サイドから切れ込んで放ったシュートはクロスバーに嫌われ、フリーで打ったシュートは僅かに枠を反れる。

絶好機を逸してから間もなく、あっさりとゴールを割られた。先手を取られたのは今季初。策を講じるも、困惑した状態では明確な解答を導き出せるはずがない。傷口を広げ、敗北を味わうことに。1点が重く圧し掛かった。

辛勝も勝点を取りこぼした次の試合を、きっちり勝利で飾った栃木SC。コンディション不良の斎藤雅也、足首を捻挫している落合正幸が外れたスタメンには、若干の変更があった。GK小針清允、4バックは左から入江利和、鷲田雅一、川鍋良祐、岡田佑樹、ダブルボランチに久保田勲と向慎一、左ワイドに佐藤、右ワイドに小林を配し、上野優作と石舘が2トップを形成した。

華奢な選手が並ぶ。11人の平均年齢は18.9歳。流通経済大学は入学したての1年生を主体にメンバーを組んできた。

素早く人とボールにアプローチを掛けたのは流通経済。前線から骨惜しみせず、追っ掛け回した。学生特有の若さを前面に押し出す。これを個人技で栃木SCはいなし、パスを繋ぎながら攻撃を組み立てるも、徐々に失速する。徹底的に佐藤を潰されたことが響いた。2トップに入れたボールをサポートに回った向が拾い、岡田と小林は右サイドを活性化させるも、決定打を繰り出せない。それどころかボールの循環は滞り、トップにボールを預けるだけの単調な攻撃に陥ってしまう。拙攻を重ねる。

流通経済は向と久保田、更にはDFラインとのギクシャクした関係性を見抜く。バイタルエリアを利し、ゴールが視野に入れば積極的にシュートを打ち込んだ。冷やりとさせられるシーンが幾つかあったが、入江のカバーリングなどで難を逃れる。攻め手に乏しい栃木SCは小林がドリブルからフィニュシュに至るも、GK増田卓也に簡単に弾かれてしまう。極端に悪い内容ではなかったが、局面における争いで優位に立てなかったことで、流れを掴みきれなかった。

消化不良の45分を終えて迎えた後半。鳴り潜めていた佐藤を軸に攻め立てる。小林、向、石舘がゴールを脅かすも、巡ってきた得点機を生かせなかった。すると11分、ロングスローが抜けてきたところを沢口泉がボレーシュート。ゴールはあまりにも呆気なく決まる。「勿体ない失点の仕方をするとゲームの流れが掴めなくなる」と柱谷監督。横山聡、深澤幸次を投入。中盤をダイヤモンド型にシフトし、反撃態勢を整えるも、メッセージは上手く伝わらなかった。意思統一が図れない間に、追加点を奪われる。FKをダイレクトで山村和也に合わされる。「1、2点とも先に相手に触られてしまった。足が動いていなかった。最初の段階で跳ね返せていない」と川鍋は失点を振り返り、唇を噛んだ。

2点のビハインドを負った栃木SCは松田正俊を送り込み、3トップにしてパワープレーに切り替える。狙ったとおり松田が競り、上野が丁寧に落としたボールを岡田が蹴り込むが、至近距離にもかかわらずシュートは大きく枠を越えていった。ロスタイムにカウンターから岡田のパスに抜け出した横山がシュート。一旦はGKに防がれるも詰めていた小林が押し込んで1点を返すも、焼け石に水だった。流通経済は1点を失うが、鋭利なカウンターとポゼッションでしたたかに試合を運び、逃げ切った。実績と経験値で勝る選手を擁する栃木SCは手玉に取られた。土をつけられ、勝点1すら拾えず、首位から転がり落ちた。

リスクを背負って戦った残り15分。「1点を返せたことは次に繋がる」と柱谷監督は話す一方で、アンバランスだったにしてもカウンターを浴び過ぎた試合の進め方に対して不満を漏らした。

「大観衆ならば指示は届かない。自分達で判断しなければならない」

再び同様の展開になった時、拙さが露見しないよう猛省し、修正を施す必要性を強く訴えた。指示を仰ぐのではなく、個々人が状況に応じて適切な判断をする。欠落している能力を身に付けなければならない。指揮官は、そう考えている。

JFL前期第8節 流通経済大学2―1栃木SC 観衆1073人 @カシマサッカースタジアム

〈流通経済大学〉GK増田卓也、DF増田智宏、吉渓亘、山村和也、比嘉祐介、MF細貝竜太、関戸健二(→小島聖矢)、中里崇宏、村瀬勇太、FW沢口泉(→名雪遼平)、木内将智

〈栃木SC〉石舘(→横山聡)、向(→深澤)、佐藤(→松田)
  

対流通経済大学戦@栃木SC通信

2008年4月27日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

前半:0-0。

後半:2-1。

ファイナルスコア:2-1。

得点者:沢口泉、山村和也(流通経済大学)、小林成光(栃木SC)

順位:3位(勝点19)◆首位:横河武蔵野FC(勝点22)

ロスタイムに小林も届かず。

※レポート&コラムは順次アップします。ご迷惑をお掛けいたします。

プレーバック:対流通経済大学戦@栃木SC通信

2008年4月26日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に変わっているために参考にならない可能性大

来季も栃木SCに残りプレイできるか、否か。既存のプロ選手の契約に関する最終結果は来週の金曜日、30日に文章で通達される。

「一人ひとりどうなるのか。みんな嫌な雰囲気を感じていると思う」
 
指揮官は敏感に現場の空気を感じ取っている。現役時代に選手として、引退後に監督として契約更新を体験しているだけに、気持ちの揺れが手に取るように分かるのだろう。それでも、決断は下さなければならない。監督業で最も酷な仕事のひとつかもしれない。

正式な契約を交わしていないにしても来季の続投が決まった柱谷幸一監督は、「12月と1月は大切。来年どういう成績になるのか。この時期に6、70%は決まる」と豪語する。来るべき勝負の年へ向けての下ごしらえ、編成が最優先事項であることを強調した。残す選手、切る選手、補強する選手と、頭の中に構想は既に出来上がっている。あとは細部を詰めるだけである。
 
晩秋の11月、取り分け契約問題でナイーブになる下旬を「ブルーになる(気分が滅入る)」と表現したのは横山聡。直近の試合ではゴールを荒稼ぎしている。FWとしての結果を残している、いま一番たよりになる選手でも不安は募る。「結果が出ているのでアピールになれば・・・」と話す声に力はない。

「栃木に来た時に、栃木で(選手生活が)終わってもいいと思った。1年、1年のつもりで後悔しないように。悔いは残したくはない」

決意を新たにJからJFLに舞台を移して挑んだシーズンは、スタートから思うようにゴールが生まれなかった。「前半戦、点を取れなかったことが心残り」と振り返るとおり、マークしたのは僅かに2点だけ。「2年連続の0円提示。この時期は嫌だ」という思いは、纏わり付いて離れない。
 
複雑な思いを抱えながらも、プロである以上は残されたリーグ戦を全力で戦い抜かなければならない。監督と選手にとっては、優勝や昇格が懸かった試合とは異なる、難しさと繊細さを伴うラスト2試合となることが予想される。
 
アウェイ、龍ヶ崎に乗り込んだ栃木SCの陣容はGK原裕晃、4バックは左から石川裕之、山崎透、谷池洋平、片野寛理が並び、久保田勲と米田兼一郎がダブルボランチ、左ワイドに深澤幸次、右ワイドに小林成光が配され、上野優作と横山聡が2トップを組んだ。
 
大学リーグ最終節を控えている流通経済大学(以下、流通経済)は、大きな背番号の選手が大半を占めた。当然ながら前期ファインセーブを連発した、北京五輪日本代表のGK林彰洋も控えにすら入っていなかった。
 
ライバルである高安亮介の負傷により先発のお鉢が回ってきた深澤の左サイドを軸に、トップの上野と横山聡にクサビを打ち込む。外と内から攻めようとするが、攻守の切り替えが遅く、好機が演出できない。次第に流通経済のプレスが厳しくなると、意図のないボールを蹴ってしまう。センターバックに高さに長ける選手を据えた流通経済の思惑に陥る。セカンドボールを拾えず、リズムを掌握できないまま時間だけが経過する。

Pボックス内への侵入を防ぎ、事なきを得たのも束の間だった。続くCKから走り込んできた長身DF飯田真輝に豪快なヘディングシュートを突き刺される。「警戒していたセットプレイ」(片野)から失点してしまう。

前半45分を米田は「失点以外は悪くなった」という一方で、拙攻を重ねていたように映った原因として「シュートまで行っていなかった」ことを挙げた。打つには打ったが脅威を与えるほどではなかった。
 
ハーフタイムの最初の5分、ロッカールームに入らず選手の様子を伺っていた柱谷監督。その後、かなりきつい言葉を選手に投げつけた。

「前半、悪いゲームをしていないのに、なんでCKからポコンと取られて(気持ちが)落ちるんだ。こんなことを何回もするな」
 
打てば響く。後半開始4分、久保田の左クロスから上野が競ったこぼれ球を山崎がダイレクトボレー。すぐさま試合を振り出しに戻した。
 
ゴールをこじ開けたことで、ようやく攻撃がカタチとなる。フィニッシュまで持ち込めるようになった。そして、立て続けにゴールに襲い掛かり、ミスに付け込み加点する。相手がクリアし損なったボールを米田が小林へと繋ぎ、最後は横山聡が反転シュートを叩き込んだ。「後ろを向いていたのでいけるかな」。GK清水慶記が打って来ないだろうとの読みを逆手に取った頭脳的なゴールだった。
 
逃げ切りを図りたかったが、すぐに武藤雄樹に2―2に戻される。シーソーゲームは、互いにサイドを利してゴールに迫る展開が増える。栃木SCは負傷退場の上野に代わった山下芳輝がサイドに流れては起点を構築、流通経済は旺盛な運動量と前半から厄介だった左ワイドの加来謙一が主体。

点の取り合いに終止符を打ったのは、「むこうの流れで点を取れたのは大きい」と語った山下だった。流通経済のカウンターを食らっては耐え凌ぐ時間帯が続くも、片野の右クロスが左へ抜け、横山聡が縦へ突っかけ入れたクロスはルーズになり中央の山下の足元へ。「こぼれくるとは思わなかったが、あのポジションにいたのはいいこと」。冷静に押し込んで雌雄を決した。

後半にめまぐるしい動きをみせた試合は、栃木SCの逆転勝利で幕を閉じた。

「技術、戦術が足りないというよりも、メンタル的な強さが、このチームには欠けているのを改めて感じた」(柱谷監督)
 
チームに巣食うメンタル面の脆弱さが、再び顔を出した。指示を仰がないと集中力が途切れ途切れになってしまう。叱咤されないと目が覚めない。カミナリを落とされてから吹っ切れたのか、格段に動きがよくなった後半の3ゴールが何よりの証拠である。
 
決定的に欠如していることを無理に求めることはしない。技量、戦術が未熟ならば基礎からやり直す必要があるが、問題が補えることが可能な“気持ちの部分”であることに柱谷監督は憤怒したのだ。

「(自分たちのプレイを)やりきって勝てなければ、力が足りないと認めればいい」

点差が開こうとも、怖がらずに自分たちのプレイを100%やり遂げる。要求はシンプルである。しかし、思うに任せない。この課題の克服は来季に持ち越されそうである。

JFL後期第16節 流通経済大学2―3栃木SC 観衆815人 @龍ヶ崎市立陸上競技場たつのこフィールド

〈流通経済大学〉GK清水慶記、DF沢口雅彦、飯田真輝、加藤広樹、石川大徳(→田村健之輔)、MF細貝竜太、佐藤高志(→藤田貴史)、保崎淳、加来謙一、FW沢口泉(→山下訓広)、武藤雄樹

〈栃木SC〉交代:上野(→山下)、深澤(只木章広)、横山聡(→小原昇)

 

『責任感と重圧で養うメンタル』

現有戦力を柱谷幸一監督は、こんな風に分析している。

「Jで駄目と言われて落ちてきた選手。元からの選手は最後のセレクションで引っかかった、大学時代はレギュラーではなかった。自分に自信がない状態でうちに入って来ている。自分のプレイが確立していないので、ちょっと駄目な時に弱い部分が出てしまう」
 
例えば0―1、1―1の状況から同点、あるいは逆転することは困難を極める。拮抗した試合を勝ちに結び付けられないのだ。苦境に立たされると個々人の中に潜む弱気の虫に抗うことができなくなってしまう。前節の対佐川印刷SC戦では1点のリードを守り切れずに、引っくり返されて敗北を喫した。脆さが露呈してしまう。
 
対流通経済大学戦も然り。「よくもないが、普通のレベル」で推移していた試合は、先手を取られてことにより、ゲーム内容が一変してしまった。急激に落ち込んでしまった気持ちの立て直しが容易に図れない。ハーフタイムを挟み、自分達で気持ちを入れ替えたというよりは、「プロなのだから、サッカーで飯を食っていくならば、1点を取られたくらいでゲーム内容を変えるようなプレイをしていては駄目だ」(柱谷監督)と、発破を掛けられたことで尻に火が付き、今季初となる逆転勝利を収めた。喝を入れられたことで撃ち合いを制することができた。リーグ戦33試合を消化して劣勢を跳ね返せたのは、たった1試合のみ。勝負弱さと、無失点に封じ込めなければ勝機を見出せないことが分かる。
 
ビハインドを背負うことで急降下してしまうメンタル。それを養うために責任を持たせ、敢えて重圧を掛けることで荒療治を行った。手荒い処置を施されたのは、右サイドバックを務めた片野寛理だった。
 
序盤からオーバーラップを仕掛けようとするも、ポゼッションが覚束ないことから無謀なトライとなってしまう。留守にしたスペースを逆に対面のドリブラー加来謙一に使われる。胸の透く攻撃参加と正確なキックが持ち味だが、依然として守備面での不安定さは拭えない。サイドの攻防で後手を踏むことに。CKからの失点にも絡んでしまう。秋田での対TDK SC戦では、ミスを連発するなど低調なパフォーマンスが目に付き、途中で引っ込められた。試合後、名指しで批判されもした。怪我の影響もあったが、その後の出場機会は激減する。「プロ意識が感じられない」選手の代表格として位置づけられてしまった。
 
柱谷監督は何回も突破を許したことで、左サイドバックの石川裕之を右に回すことも考えたという。だが、敢えてスイッチすることなく、交代もさせずに、今回は最後までプレイさせた。片野のために、そしてチームのために。目先の1勝を犠牲にするリスクを背負うことで、来季に向けてメンタルを鍛え上げるリターンを狙ったのだ。片野には「負けたらお前の責任だからな」と、他の選手には「片野のために点を取って来い」と負荷を掛けた。谷池洋平とダブルマークに行くも、あっさりとかわされ決定機を作られてしまうなど、片野の守備には危なっかしさが散見された。持ち場を相手優位に進められる展開が続く。失点に繋がらなかったことで「なんとか持ち堪えて良かった」(柱谷監督)というのが正当な評価だろう。詰めるべき余地は大いにある。

押し込められ、守備での鬱積したストレスをぶつけるように、片野は山下芳輝の決勝点の足掛かりとなるクロスを供給した。プラスマイナスゼロにはならないが、やられっ放しではなかった。「アマチュアは調子がいい、悪いでよかった部分があった」と話す片野。不得手な守備で苦しみ、指揮官から多大なる重圧を受け、それでも下を向くことなく戦い続けたことで、抜け切れなかったアマチュア体質が、甘えが幾分かは改善されたのではないだろうか。

「マンツーマンで負けたら、そいつの責任にしないと強くはならない」(柱谷監督)

窮地に追い込むことで、そこから這い上がる力を蓄え、自信を植え付けさせる。明確な意図の下に実行された実戦でのメンタルトレーニングは一定の成果を得た。

しかし、勝者のメンタリティを手にするまでには至っていない。これを如何に兼備させるのか。続投が決まった指揮官の手腕が問われる。

大義名分も・・・@ワンコインベッターの呟き

2008年4月25日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

季節は夏へ。

この時期は布団の調整が難しい。

寒がりなだけに余計。

かけ過ぎれば寝汗かくし、一枚足らないと寒くて尿意を催すし。

スポーツ選手は更に神経を使ってんだろうなあ。

体調管理に。

☆toto☆

清水対F東京:1 そろそろ勝たないと。

大分対横浜Fマリノス:2 10億かあ。想像できない。

京都対浦和:1 田原不発でFS伸び悩み。

千葉対磐田:0 千葉よりもドローで。

川崎対柏:1 取材で一度、関塚監督にはお世話になっていただけに残念。

札幌対新潟:0 これも新潟寄り。

東京V対名古屋:2 闘将とミスターか。ミスターでしょう。野球は逆だけど。

大宮対鹿島:2 遠いっす。

神戸対G大阪:2 山崎の活躍が播ちゃんを刺激してくれれば。

熊本対広島:2 有り得るぞ痛み分け。

横浜FC対C大阪:1 今季はどうなんだろう?

鳥栖対徳島:1 好調みたいだからなあ。メッチンも貢献度高いんだろうなあ。

仙台対水戸:1 南アフリカの監督かあ。ホスト国にはしがらみが多そうだ。

☆minitoto☆

札幌対新潟:1、東京V対名古屋:2、大宮対鹿島:0、神戸対G大阪:2、熊本対広島:2

☆BIG☆

厳しいねえ。最近、300円を勿体なく感じ始めている。

プレーバック:対流通経済大学戦@栃木SC通信

2008年4月25日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に変わっているため参考にならない可能性大

試合前日の金曜日、衝撃のニュースが流れた。突然の現役引退表明。吉見康之がスパイクを壁に掛ける決心をしたのは今週の初め、月曜日だった。爆発的なスピードと破壊力抜群のシュートを生み出した足が悲鳴を上げた。完治した右膝とは逆の左足前十字靱帯損傷がピッチを去る要因となった。

粛々と引退セレモニーが執り行われる。ユニホームを脱ぎ、ネクタイを締めた姿も様になっていた。端正な顔立ちが映える。高橋監督から花束を受け取った吉見。サポーターへ向けての挨拶では言葉を詰まらせた。「吉見、ありがとう」。スタンドからは温かい感謝の言葉が贈られた。「これからも戦う気持ち、ひとつになる意味で」と考えていたことを行動に移す。アップを終えてロッカールームに引き上げて来るチームメイト一人ひとりに吉見は声を掛けた。それは、現役生活との別れの儀式のようであり、新たな人生を歩むための決意を表しているようでもあった。

三菱水島FCに0―1と惜敗したことで、今季のアウェー無敗記録が途絶えた栃木SC。吉見の引退と上野優作のホームデビューを白星で飾りたい一戦の相手は流通経済大学(以下、流通経済)だった。陣容はGK原裕晃、4バックには左から高野修栄、遠藤雄二、谷池洋平、横山寛真、中盤はボランチに堀田利明と小林成光、左に茅島史彦、右に西川吉英、上野優作の相棒には横山聡が指名され2トップを組んだ。

関東大学リーグとの日程がバッティングすることでベストメンバーを組むことが困難だった流通経済だが、大学日本選抜に選出された5人を除き「現時点でのベストメンバーを組んだ」(中野雄二監督)。ゴールマウスを守るのは日本代表候補にも選ばれた林彰洋。フォーメーションはオーソドックスな4―4―2だった。

「前回(三菱水島戦)よりもよかった。ボクの高さを周囲が意識し、サポートが早かった」(上野優作)

GK原からのゴールキックを競り落とすと横山聡が鋭く反応し、ゴールを脅かした。小林とは敵陣で上手くパスコースを切り2人でフィニッシュまで持っていった。横山聡はGK林の飛び出しに屈し、小林は決定的なシュートを外すが、序盤からイニシアチブを握れたのは「うちになかった高さ。前線でターゲットになり、基点を作る」(高橋監督)仕事を上野優作がこなしたからに他ならない。

すんなりとリズムを掴んだ栃木SCだが、攻撃力を買われ左右に配された茅島と西川、ボランチというよりもトップ下に近い位置を取った小林が攻撃に比重を置き過ぎたことでバランスが崩れた。「堀田がバランスを取ることで小林を前に前に押し出す」試みは一定の成果を挙げはしたものの、「小林は中盤でボールを持ててもシンプルにさばいて、高い位置で個人技を生かす。ミドルゾーンでシンプルにプレイし、前線で上野(優作)、横山(聡)と絡んでゴールを取る」ことが高橋監督の狙いだったが、思うように事は運ばなかった。アンバランスになり、中盤は堀田ひとりの実質“ワンボランチ”となってしまう。前線は肉厚になったが、中盤は薄くなってしまった。供給源が限られたことでボールの循環は悪くなり、ロングボールに依存してしまう。相手のプレッシャーが甘かったにもかかわらず。

パスのタイミングがひとつズレ、攻め入ってもラストパスの精度に乏しく、互いの距離が開き始め、全体がぶつ切りになった。淡白な攻撃ばかりを繰り返す。単発だったがマイボールを背後へと蹴ってきた流通経済の方が、動きはダイナミックだった。

ゴールの匂いなど皆無に等しかったが、スルーパスに抜け出した横山聡がマイナスのクロスを入れ、走り込んだ茅島がダイレクトシュート。惜しくもGK林に弾き出されるが、続くCKからファーサイドで空中戦を制した上野優作のヘディングシュートのこぼれ球を小林がプッシュして先手を取る。先制してからも流れは栃木SCにあり、西川がPボックス内で強シュート、素早いリスタートから最後は横山聡が詰めるもゴールは割れなかった。「2点目が遠かった」。試合後に上野優作は振り返った。

流通経済は拙い立ち上がりの流れを引き摺ったまま試合を進めてしまう。宇佐美潤がゴールに迫ったシーンしか見せ場はなかった。

ハーフタイムに中野監督から「暑い中でも若いのだから運動量で負けるな。FWにクサビを丁寧に入れよう」と2点の指示を受けた流通経済。後半に入ると活動量が増し、目指しているパスサッカーが可能となり、右サイドの西弘則は切れ味の鋭いドリブルから存在感を際立たせた。

学生特有の豊富なスタミナに押し切られた栃木SCは、中盤をひとりで切り盛りしていた堀田がDFラインに吸収されると、バイタルエリアはスカスカになり、セカンドボールを取れなくなる。それでも、カウンターから小林がCKを獲得。中央で上野優作がドンピシャリのヘディングシュートを放つがGK正面を突いてしまう。逸機する。突き放せない。

辛くも難を逃れた流通経済はクイックリスタートから西がドリブルで突進。上野優作を振り切り、狭いニアサイドをぶち抜いた。一瞬の隙を突き、個人技から試合を振り出しに戻す。「高い選手に集中してしまい、8番(西)の個人技にやられた」と高橋監督は臍を噛んだ。「控え目だったがシュートにいくなど意図したプレイをしてくれた」と中野監督は称賛した。

30℃を超える猛暑。時間が経過するとともに体力が削り取られていく。目に見えて運動量は低下し、プレスが掛からないことから中盤のスペースは使い放題に。足が鈍ることのない流通経済の攻守の切り替えに手を焼く。幾度となくカウンターを浴びては冷や汗をかかされた。CKから好機を迎えるもGK林に大器の片鱗を見せつけられゴールネットは揺らせない。逆に対応に窮していた高野が西を捕まえきれずにクロスバーを直撃するあわやのシュートを放たれてしまう。

当初の予定通り茅島と西川アウト、石川裕之と高秀賢史が投入されるが流れは変わらない。3枚目の交代カード吉田賢太郎はドリブルから打開を図り、ラストパスを上野優作に届けるがシュートは打ち切れなかった。ロスタイムにはFKから遠藤がダイビングヘッドを繰り出すも、またしてもGK林の守備範囲に飛んでしまった。
 
運に見放された感もあったが「決定機をGKが2、3本防いでドローになった」と中野監督が褒め称えた通り、安定感のあるセービングに2点目を阻止された。一方でこんな見方もできる。GKの好守があったにしても、この試合は敢えてこれまで使うことを避けて来たが“決定力不足”に泣いたとも。数多くの絶好機を作り出したことが動かぬ証拠だ。

得点機をものにすることができずに1―1のドローに終わった。暗い、暗いトンネルの出口には辿り着けなかった。どん底から這い上がれない。勝ち切れない。窮状において大切なことは、と問われた上野優作は答えた。

「練習が必要。練習です。練習をもう少し大事にしたい」

特効薬などない。日々の積み重ねがものをいう。練習でできないことが試合で発揮されるはずがない。練習から自己を極限まで追い込む。自己研磨なしに喉から手が出るほど欲しいものを手に入れることはできない。もっともな意見である。

JFL前期第16節 栃木SC1―1流通経済大学 @栃木県グリーンスタジアム 観衆2528人

〈流通経済大学〉GK林彰洋、DF赤井秀行、染谷悠太、加藤広樹、宮崎智彦、MF西弘則、三門雄大、千明聖典(→金久保順)、宇佐美潤(→徐錫元)、FW田村洋平、沢口泉(→武藤雄樹)

 

『取捨選択』

流通経済大学(以下、流通経済)・中野雄二総監督は、はっきりと言いきった。

「栃木の調子がよければ、1―0で逃げ切ったと思います。栃木の煮え切らない部分、課題があるのだろうなと見えました」
 
端から見た第3者の目には、そう映った。そうであるならば、ピッチでプレイしている栃木SCの選手が同様の思いを抱くのは、不思議なことではない。

「裏へのボールが少ない、縦に遅い、昨年よりも勢いがない、などと言われている。縦に速いサッカーをするのか。上野(優作)さん、山下(芳輝)のポストプレイからサイドに展開するのか・・・」

あけすけに谷池洋平は戸惑いを口にした。ロスタイムに2―2とされた対ホンダFC戦でも「スタイルが確立されていない」と言い、チームの軸を定める作業を怠り続けることによる危険性を強調した。また、言い回しこそ違うが堀田利明も11対8と数的優位に立ちながら、スコアレスドローに終わった対TDK SC戦後に、“核”となるものがない、と嘆きに近い心情を吐露した。

苦境に立たされた時、思うように結果がついてこない時、すがれるものが悲しいかな今の栃木SCには存在しない。昨季は打ち合い上等のスピーディなサイドアタックに加えて、堅守といっても差し障りのない4バックという寄る辺が確かにあった。翻って前々回、前回のコラム、マッチデーでも触れたので、いい加減に書き飽きてしまったのだが、ゴールを奪い取るまでのルートが開拓されておらず、行き先の見えない道を漠然と歩いているのが今季である。

開幕前に高橋監督が掲げたのが「ポゼッションサッカー」。ボール保持率を高め、パスを回しながら機を覗い、ゴールにより近い位置で山下を効果的に使いながら得点力をアップさせることがそもそもの狙いだった。山下が絡んでのゴール、或いは山下自身がゴールを決めることはあったが、前期が終わろうとしているにもかかわらず志向しているサッカーの完成度は恐ろしく低い。個々人の能力で勝ち切れたのは序盤戦だけ。5月3日の対横河武蔵野戦で勝利して以来、実に7試合(ホーム3連敗も含まれる)も白星から見放されてしまっている。無理もない。

それでも、更迭されても文句の言えない戦績しか残せていないにもかかわらず、高橋監督は頑として自らの主張を曲げない。「戦術を大幅に変えることはない」と言うのである。つまり、今後も「ポゼッションサッカー」に固執し続けるようだ。

昼間の練習が取り入れられた。日を追う毎にコンディションは上がっていくだろう。チーム状態も良好になる。でも、果たしてそれで結果が、勝利が付いてくるのだろうか。容易ではない、といわざるを得ない。どんなサッカーがしたいのか。曖昧模糊としているからである。

「Jを目指すには色々なことがある。選手、スタッフが迷わないでJ2昇格という目標をしっかり持ち、自分のやるべきことをしっかりやる。チームがあっちを向いたり、こっちを向いたりしないことが大事」

最後まで目標(あくまでも優勝することだと個人的には考えている)を見失わないことは大切である。高橋監督の意見はもっともだ。一方で、違和感を禁じえない。試合毎にメンバーを入れ替える。本来はセンターバックの選手をサイドバックで起用する。突如として4バックから3バックへ移行。それを継続せずに一度きりで封印。悪しき流れを断ち切りたいとの思いは痛切に伝わるが、最も方向性が定まっていないのは監督ではないのだろうか。激しく揺らいでいる。

上野にロングボールを執拗に蹴り込んでもいい、サイドアタックを復活させてもいい、守りを固めてからカウンターを打ち込んでもいいだろう。徹底的にやるならば。チーム戦術として愚直なまでにひとつのことにこだわるならば。そして、リーグ戦の折り返し地点に差し掛かっても一向に機能する気配のない「ポゼッションサッカー」に見切りを付けるならば。

例えば闘争心、走り負けないこと。これは永遠に捨ててはいけない、保持しなくてはならないものである。しかし、戦術は変更可能だ。切り捨てて構わない。チームにフィットしないものを何時までも重宝していても無益なだけである。監督を交代できないのならば(する気がないのならば)、戦い方を変える以外に負の連鎖から抜け出す方法はないのではないか。

我々は見守ることしかできない。だが、それにも限界がある。幸いにして過去の財産は残されている。劣悪な練習環境は改善されつつある。これを機に些か安定性を欠いても、原点である「スピーディでアグレッシブなサッカー」を今一度、思い出すのも悪くはない。

谷池は訴えかけるように語った。

「失点をしても1、2点。勝つにはとにかく点を取ることを意識しないと。リスクを冒して点を取らなければならない。取らないと勝てない。リスクを背負って前に出る。もっと、前に出ないと・・・」

残り18試合。遅くはない。まだ間に合う、と信じたい。

※後期の回顧録は明日、アップします。

CL SF 1leg@バルセロナ対マンチェスター・ユナイテッド

2008年4月24日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

ホーム、カンプノウにマンチェスター・ユナイテッド(マンU)を迎え撃ったバルセロナは御馴染みの4-3-3。前の3枚は左からイニエスタ、エトー、メッシの並び。テベス、C・ロナウド、ルーニーを先発で起用したマンUだが、4-5-1の布陣はゴールを得ることを意識したものではなく、ゴールを許さないことにプライオリティが置かれたものとなった。老将ファーガソンはリアリストだった。

開始早々、先制機を手にしたのはマンUだった。CKからニアサイドに飛び込んだC・ロナウドのヘディングシュートをミリトが手で阻止し、PKを献上。アウェーで先手を奪う絶好機も、C・ロナウドのキックは右に大きく外れてしまう。命拾いしたバルセロナは、持ち味である卓越したパス回しで翻弄する。C・ロナウド潰しも滞りなく行われた。攻撃を牽引したのは、メッシ。ドリブルで突っかけてはDFに後手を踏ませる。また、ドリブルで誘ってからラストパスと好機を演出した。敵陣の深い所までえぐっては折り返しのボールを供給するも、Pボックス内に人数を割いたマンU守備陣も譲らない。トップのテベス、右サイドに配されたルーニーも守備に回るなど、防戦一方の展開ながら強固なブロックを構築したことでフィニッシュに持ち込ませなかった。自陣に貼り付けたにされたマンUは、イニエスタの迂闊な横パスを掻っ攫ったC・ロナウドがゴールに迫るも、マルケスのファールすれすれのカバーリングに防がれる。

スコアレスで迎えた後半、バルセロナは立て続けにゴールを脅かす。メッシとエトーのコンビでラインを突破、続けてメッシ→デコ→イニエスタと渡り最後はエトーがフィニッシュ。前者はキャリックに間一髪で凌がれ、後者はエトーのシュートがサイドネットに飛んでしまった。マンUもやり返す。CKからのリバウンドを拾ったキャリックがPボックス内、フリーでシュートを放つ。が、こちらもサイドネットを突く。窮地を脱したバルセロナだが、メッシが退くと起点が設けられず、攻勢であることには変わりなかったが、攻め手が見出せなくなる。チームコンセプトである中央から崩しきることは、相手も分かりきっており、Pボックス内への侵入が容易ではなくなる。ミドルレンジから交代出場のアンリ、イニエスタが狙うも、ゴールの匂いは薄まるばかり。終了間際に得たFKをアンリが直接、蹴りこむがGKファンデルサールに楽々とキャッチされてしまう。イニシアチブを握り続けるも、攻撃を放棄し、守りを固めたマンUのゴールを割ることは叶わなかった。

バルセロナとしては故障明けのメッシがピッチに立っていた時間帯にゴールネットを揺らし、そのままの勢いで押し切りたかったのだろうが、残念ながら時間切れとなってしまいメッシを引っ込めざるを得なくなる。持ち味を発揮できなかった。タレントは豊富であるが、メッシへの依存度が高く、更に全盛期ほど有機的に人とボールが動かないことから、爆発的な攻撃力は望めない。2legもメッシのコンディション次第と、心許無い。対するマンUは途中からドローでも御の字の態勢を整え、見事に勝点1を持ち帰ることに成功した。懸念材料だった守備もブラウン、ファーディナンドの2CBを中心に、0に抑えられた。かなりの収穫だろう。ホームでは前のめりに、攻撃的なスタイルで臨んでくることが予想される。現時点ではマンUに分があるのではないか。

チャンピオンズリーグ セミ・ファイナル 1leg バルセロナ0-0マンチェスター・ユナイテッド

<バルセロナ>GKバルデス、DFアビダル、ミリト、マルケス、ザンブロッタ、MFシャビ、トゥレ、デコ(→アンリ)、FWイニエスタ、エトー、メッシ(→ボージャン)

<マンチェスター・ユナイテッド>GKファンデルサール、DFエブラ、ブラウン、ファーディナンド、ハーグリーブス、MFスコールズ、キャリック、パク・チソン、ルーニー(→ナニ)、C・ロナウド、FWテベス(→ギグス)

ナマ

2008年4月23日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

CL、今夜はナマでしょ?

バルサ対マンU。

これが観られないんだ。

2、3年前だったらちゃーら、へっちゃらで夜更かししてたけどねえ。

もう、無理。

オッサンですよ。

原稿書いてないときっついもん。

書いてても辛いけど。

アドレナリンが切れると。

今年はユーロの年でもあるんだよね。

3大会前から欠かさず、ほぼ全試合観ているだけに厳しい戦いが続くねえ。

ワールドカップの時は栃木SCと併せて月に50試合?近く観たからねえ。

あれはうんざりするよ。

いくら好きでも。

まあ、ぐだぐだ言ってますが、なんでもかんでも「ナマ」がいいんだ。

我が家に突っ込まれそうだけれど。。。汗

『タグバナ。』

2008年4月23日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:田口壮 満腹度:☆☆☆

日本人メジャーリーガーで最も愛すべき選手ですね。オブラートに包むことなくモロだしの感情が素晴らしい。言葉にしないでかっこつけている選手が多い中で、これだけ開けっ広げに心情を吐露する選手は珍しいですよ。常勝セントルイス・カージナルスというチーム(現在はフィラデルフィア・フィリーズ所属)の雰囲気、そしてボスであるトニー・ラルーサの人柄がそうさせるのでしょう。ワールドチャンピオンになった功績は計り知れない。特にメッツとの大一番、クローザーのワグナー殺しは圧巻だった。あのドキュメンタリーもよかったなあ。それ以上にこの『タグバナ。』は面白いけどねえ。インタレスティングね。

フォト・トレーニング@栃木SC通信

2008年4月23日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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天然ボケ?@栃木SC通信

2008年4月23日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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天然ボケ、なのか?

「前節は負けてしまってすいませんでした」

笑いを取った小林成光。

「負けてない」

しっかりサポーターから突っ込まれていた。

筍の日

2008年4月22日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

バイト先で筍もらうって、どんだけ~。

それもごっそり。

家に持ち帰る。

仰天。

晩御飯のおかずが筍と竹輪の煮物だった。

今日は筍の日?

明日は筍のテンプラが食いたいなあ。

塩で。

しばらく料理してない。

ダメ男になっちゃうよ(アルシンド風味)。

『おせん』

2008年4月22日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

主演:蒼井優 満腹度:☆☆

汐留テレビは反社会的なことを売りにしようとしてるのか?『ホタルノヒカリ』、『斎藤さん』に続き、『おせん』も時代に逆行した世界を生きる人を描いている。ふんわりとした雰囲気は悪くない。美人でもなく、幸薄いけどストール巻くと緩和されるから不思議だ。ジャニオ君は空転だけど、脇役がしっかりしてるからそれなりに纏まったものになるのでは。2話目が勝負だね。ここの出来次第で『職人』を見てしまうかも・・・。

『要らないものを無くす』@栃木SC通信

2008年4月22日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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『2パターン』

前半は石舘靖樹、後半は松田正俊とコンビを組んだ上野優作。特長のひとつである、「フレキシブルさ」が生かされた。互いのプレーが被ることはなかった。

前半は裏へ抜け出るスピードを有する石舘の持ち味を引き出すためにクサビを受けるなど献身的なプレーを心掛けた。「ボールが収まり始め、背後をケアーされたことで石舘が飛び出せるスペースがない」と読んだ柱谷幸一監督。松田を送り出す。上野が担っていた仕事を引き継いだ松田は中央にどっしりと構えた。今度は上野がサイドに流れるなどタイミングのいい動き出しからリズムを作る。決勝ゴールは松田が潰れ、上野が押し込んで獲得した。明確な役割分担が奏功し、勝点3として実を結んだ。

上野はトレーニングマッチから松田との関係性に好感触を得ていた。空中戦に長ける両者が並び立っても攻撃は停滞することなく単調にはならずに、むしろ活性化された。前線にひとつ、選択肢が増えた。

 

『結果的に狙い通りだった』

サイドバックの守備が緩い。ソニー仙台FCの左サイドは狙い目だった。

留守にしがちなスペースへ右ワイド小林成光は再三、侵入を繰り返す。右サイドバックの岡田佑樹も加勢し、サイドの綱引きでイニシアチブを握り、突破口となった。前半、唯一の好機を演出したのも、ゴールへと繋がるロビングが供給されたのも、右サイドからだった。岡田へとボールを叩いた向慎一は言う。

「成光さん、岡さんのところでチャンスができていた。ハーフタイムに『ルーズだよ』と話し、空いていたので『突いていこう』と確認した。結果的に狙い通りだった」

執拗にウイークポイントを攻め立てたことで勝機を手繰った。

 

『要らないものを無くす』

完封勝利は連続失点が2試合で止まったことをも意味した。

「CB2人のコミュニケーションが取れていて、非常に集中していた」

柱谷監督は守備に関して合格点を与えた。

「前半はバタバタしたところが何本かあったが、後半はしっかりと修正できた」

川鍋良祐も手応えを口にする。その一方で、「終盤にサイドでのファールが多い。相手に得点機会を与えないために、要らないファールは減らさなければならない」と反省点を挙げた。これには柱谷監督も同意見で、「ファールが多く、FKを与えてしまい危ないシーンがあった」と修正すべきポイントとして指摘した。

後半33、36分とソニー仙台に肝を冷やされたのは、いずれもFKからだった。また、前節の対佐川印刷SC戦ではファールを重ね、結果的にFKから放り込まれたボールが同点弾の切っ掛けになっていた。自陣ゴール前でのファールは出来る限り減らす必要がある。特に小差の展開、残り時間が僅かの状況では。そして、抗議などによる無駄なイエローカードも。結局は自らの首を絞めることになるのだから。

負傷が気掛かり@栃木SC通信

2008年4月22日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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昨季、リーグ最小失点に貢献したDF谷池洋平。言葉を交わす機会は残念ながらなかった。古巣との対決、アウェー側のロッカーから試合に臨んだ心境はどんなものだったのだろうか。コメントを取りたかった。負傷が気掛かりである。

・田端秀規監督(ソニー仙台FC)

「栃木は今まで引き分けているが負けていない。準加盟のチームであり、上を目指している。その執念が点差となって表れた。さすがだな、と感じた。開幕してから今日が一番、集中できていた。いい内容のゲームだった。負け惜しみではないが主審のジャッジ。お互いにいいゲームをしていたのに最後は荒れてしまった。谷池が負傷してからジャッジが揺らぎ始めた。選手を守る意味でも主審にはゲームをコントロールして欲しかった」

Q:後半に向けての指示は?

「前半はいいカタチで裏に抜けるも、ゴール前の人数が一人だった。先ずはゴールを目指そうと。ハーフタイムにその意識を高めた」

Q:今季、一番の内容ということだが具体的にどのあたりがよかったのか?

「1点を取られても集中力を切らさずに90分ハードワークできた。奪ったら敵の裏のスペースへ飛び出せた。我々の目指すサッカーが出来た。負けたが胸を張って来週から次の試合へ向けて取り組める」

Q:大久保(剛志)選手、不在の影響は?

「チームの中で最も点を取っている選手。選手の中で不安があったかもしれないが、高野(和隆)を中盤からトップに上げることで流動性、裏への飛び出し、大久保にはない動きでいいリズムをチームに与えてくれた」

Q:チームとして足りないところは?

「攻撃に関してはゴール前に人数がいない。サイドにボールが出たら味方を信じてセンタリングを上げる、中に人数をかける。奪ったら早い攻撃からクロス、シュートに繋げられればよかった。守備では9番の上野(優作)選手がクサビ、ポストプレーが上手く、両サイドが上がり起点を作られた。組織的なDFが出来れば・・・。次の課題ですね」

ベスト16だからねえ。

2008年4月21日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

大陸予選を勝ち抜いてきたチームが揃うのだから、そりゃ厳しいよ。

北京五輪、サッカー男子代表の対戦国のことね。

オランダ、アメリカ、ナイジェリアだもんね。

オランダはワールドユース(当時)の借りがあるからね。

クインシーにズタズタにされた苦い記憶が甦る。

後半はスタミナ落ちて勝機はあったが、日本のレベルでは難しかった。

アメリカはフィジカルサッカーをごり押しされたら辛い。

シドニーではそれでやられたからね。

ナイジェリアは新たな怪物が出現しそうな気配が漂う。

といっても、日本で知られていないだけで世界のマーケットではリストアップされているような選手なのだろうけれど。

このグループを突破してもベスト8には更に厳しい相手が待っているわけで、かなり悲観的なイメージしか浮かばないですね。

女子も男子同様に過酷。

アメリカには善戦以上のものを期待したい。

女子も、Jも、海外サッカーも疎かにならないように情報を集めないと。

ゲイに人気のサッカー選手の記事を読んでいる場合じゃないね。

あちらはジロさんにお任せで。

『ファインディング・ニモ』

2008年4月21日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

満腹度:☆

映像美は圧巻。ストーリーは平坦。ノリさんが吹き替えをしているから、どうしてもコントの台詞に聞こえてしまって、とんねるず、ダウンタウン、ウンナン世代には厳しい。シュレックは我慢できるんだけどなあ。

『不変であり続ける』@栃木SC通信

2008年4月21日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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足取りが重い。歩くシーンが目に付く。疲労は色濃い。ボールタッチ数は激減していた。後半の半ばから佐藤悠介には疲弊の跡が如実に窺えた。前節の対佐川印刷SC戦、へばっていることを察知しながらも、交代のタイミングを誤った。これが裏目に出る。佐藤は振り切られ、同点弾を打ち込まれる結果を招いてしまった。「攻撃面でうちにとって大きな武器」と柱谷幸一監督が全幅の信頼を寄せていたことが仇となる。途中で引っ込めていれば、勝点を分け合うことはなかったかもしれない。

 

1点のアドバンテージ、11対10、シチュエーションは、ほぼ一緒。同じ失敗は許されない。幾つかの選択肢があった中で、指揮官が切った最後のカードは深澤幸次だった。佐藤に代わり後半34分、今季初の公式戦出場を果たす。試合を閉める役割、“クローザー”として本来は同期であり、ライバルでもある高安亮介が送り出されるのだが、肉離れを起こしたことにより、お鉢が回ってきた。この機会を生かさない手はない。

 

残り時間10分少々、課せられた任務は2つ。先ずキープ力を生かし、前線でボールを保持しながらチャンスを作り出すこと。もうひとつは、斎藤雅也の守備面の負担を軽減するためにサポートを行うこと。

 

ピッチに登場する際、状況は思わしくなかった。しかし、劣悪なピッチコンディションに、下半身が安定している、馬力のある深澤は打って付けの人材だった。足元の緩さなど、ものともしない。旺盛にボールを追っ掛け回す。ポジションに捕らわれることなく、我武者羅に食らい付いた。前線で、タッチライン沿いで、自陣ゴール前で。ピッチの至る所に顔を出した。開幕から6試合、ベンチに入ることすら叶わなかった。その鬱積した思いをぶつけるように。

 

「高安が出ている時、幸次にはいろんな思いがあったはず」

 

柱谷監督が心情を代弁した。

 

後半38分にはPボックス内でドリブル勝負。引っ掛けられて倒されるも、残念ながら笛は鳴らなかった。PK獲得には至らず。それでも、獰猛に、貪欲に。持ち味を見せ付けられた。深澤の活動量が増したことで、一時的に押し込められていた展開が良化した。

 

「重馬場には効く。よくはまった」(柱谷監督)

 

激しくボールにチャレンジする姿勢に、観衆は何時しか胸を打たれ、魅了されていた。深澤の一挙手一投足に拍手が送られる。些か仰々しくなってしまうが、上野優作の先制点が決まった時を凌ぐ熱がスタジアムには充満し、興奮の坩堝と化した。タイムアップに向け、音量を増した手拍子。タクトを振ったのは、間違いなく深澤だった。

 

メンバーが大幅に入れ替わろうとも、栃木SCを見守り続けてきたふぁんが好むのは、気持ちを前面に押し出し、立ち向かっていくプレーをする選手である。

 

それは今も昔も、そしてこれからも未来永劫、不変であり続けるだろう。

戦評:対ソニー仙台戦@栃木SC通信

2008年4月21日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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アウェーで勝点1を得る。最善ではなくとも次善の結果。考えようによっては悪くない。ただし、問題なのは、勝点1の中身である。リードを許した状態で追い付いたならば、ドローに持ち込めたならば、連勝が断たれたとしても、流れが極端に変わることはない。他方、逆の展開。つまり、追い付かれる、しかも土壇場、ラストワンプレーだったとしたら、精神的なダメージは少なからず残る。捉え方もまた、違ったものとなる。

前期第6節、対佐川印刷SC戦、栃木SCは試合終了寸前の時間帯に勝点2を取り逃した。試合後、柱谷幸一監督をはじめ、選手達が口をそろえたのが「次のゲームの重要性」である。勝利を掴めなかった次のゲームを如何に戦うか。焦点はその一点に絞られた。

状況は恐ろしいほどに酷似する。1点のリード、数的有利、図らずも前節と全く同じ舞台が整えられた。試練はいきなり、襲ってきた。守り切れるか、或いは再び同点とされてしまうのか。意識はマイナス方向に作用し、悪夢が脳裏を駆け巡ってもおかしくはない場面でも、川鍋良祐は「やられるイメージはなかった」と言う。パニックになることはなかった。猶予として与えられた今週1週間、眼前の試合だけに集中したトレーニングを積めた手応えが自信となり、支えとなったからだ。気合を入れてトレーニングに臨んだ選手の姿勢が勝点3として結実した、と柱谷監督も述べていた。

連勝が5で途切れ、首位を明け渡した栃木SCだが、継続中であるホームでの連勝を途絶えさせるわけにはいかない。今季初開催となった足利市で狙うは、勝点3のみ。スタメンは2トップに上野優作と石舘靖樹、中盤は左ワイドに佐藤悠介、右ワイドに小林成光、落合正幸と向慎一がダブルボランチを組み、4バックは左から斎藤雅也、鷲田雅一、川鍋、岡田佑樹、ゴールマウスを守るのは小針清允。

JFLトップスコアラー、9ゴールを叩き出している大久保剛志を累積警告により欠いたソニー仙台FCも、4―4―2を採用した。

立ち上がり、川鍋とGK小針の連携ミスに冷や汗をかくも、前半4分にGK小針→小林→落合→小林とボールが滑らかに繋がり、カウンターが炸裂。エンジンが掛かり始めた矢先だった。中盤の底からゴール前に顔を出し、好機に絡んだ落合がアクシデントに見舞われる。右足首を痛め、負傷退場。代わりに久保田勲が入る。慎重さが要求される序盤に攻守の要を失い、更にピッチコンディションも芳しくない。落合の代役である久保田は、違和感なく試合に溶け込むが、リスクを背負わないことにプライオリティを置いた。

攻撃面ではポゼッションを放棄し、前にボールを預けるカタチを選択した。落合が抜けたことでバランスが保たれていない、と読んだ向は周囲と話し合い、「できるだけ失点しないように」気を配った。本音では前からアグレッシブにプレスを掛けたかったが、ラインが付いて来なかったことで、無理をして潰しに行くことは避けた。徐々に安定感を取り戻した守備陣。トップがサイドに流れる間に、2列目がフォローに回る仙台の攻撃に対処する。窮地は21分、大瀧義史のアーリークロスを前田和之に頭で合わされたシーンだけだった。押し気味に試合を運ぶ栃木SCだが、こちらも決定機は1度きり。岡田と小林で破った右サイドからのロークロスを上野がボレーシュート。DFに触れたことで枠を反れるも、良質なサイドアタックからフィニッシュに持ち込めた。

後半の頭、高野和隆、前田にゴールを脅かされる。拙い入りも、上野のポストプレーから向がミドルを放ち、松田正俊が投入されると、ターゲットが増え、流れを引き戻す。仙台が3トップにシフトしてから程無く、栃木SCはゴールをこじ開けた。右から岡田がゴール前に供給したロブをGK金子進と松田が競り、ルーズになったボールに反応したのは上野。前半に逸機したことで、「今日も(シュートが)入らないのかな」と思ったそうだが、泥臭くねじ込んだ。待望の今季初ゴールをマーク。その後、松田も斎藤の絶妙なクロスからゴールを窺うものの、ヘディングシュートはGK正面に飛んでしまった。

自陣での不要なファールで相手に譲ったFKから立て続けに危機を招く。だが、GK小針、斎藤の身を挺した守備とサイドネットに救われる。前節同様の嫌な雰囲気に陥りそうなところでガラリと時局を好転させたのが、今季初めてピッチに立った深澤幸次だった。ガツガツと攻守でボールに絡んでは、短時間で存在感を示し、仙台の勢いを殺ぐことに成功した。

先例を繰り返さない。試合を振り出しに戻され、勝点2を引かれることはなかった。

「もし、内容が悪く試合を落とすと、流れが悪くなる。勝点3を取れたことは非常によかっ