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そんなこと言われても

2008年5月31日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

母ちゃんに言われた。

「こんな時期に風邪なんて引かないよ」

そうかな?

急激な気温の変化が体に及ぼす影響は大きいと思うのだけれど・・・。

まあ、ハハは強し、ですからねえ。

軟弱でもやしっ子のオイラが許せないのでしょう。

でも、小・中・高の12年間で休んだはたったの6日だよ。

これ凄くないかい。

表彰されまくったもん。

成績よりも祖父ちゃんは出席日数を褒めてくれたっけ。

健康第一ですなあ。

『ヴィレッジ』

2008年5月31日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

主演:ホアキン・フェニックス 満腹度:空腹

これは酷い。ビックリ箱なんて存在しないし、ネタバレが早すぎる。『サイン』も愚作だったが、これも負けず劣らず駄作の域を脱しない。シャマラン作品は予告が最も面白いのではないだろうか。つまり、断片を繋ぎ合せることがその作品の旨味を最大限に引き出す。結末なんてお粗末ですよ。はっきり言って。

プレーバック:対SAGAWA SHIGA FC(旧・佐川急便SC)戦@栃木SC通信

2008年5月31日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に入れ替わっているために参考にならない可能性大

試合中に見せる険しい表情はそこにはなかった。堀田利明は満面の笑みを浮かべた。前期第7節、対アローズ北陸戦終了後、JFL新記録となる80試合フルタイム出場記録を樹立(現在も記録更新中)。そのセレモニーが約1ヶ月遅れで執り行われた。プレゼンターの甥っ子は恥ずかしそうに花束を渡し、受け取った堀田の顔は自然とほころんだ。雨上がり、快晴の空の下、和やかな、温かい空気が試合前のスタジアムを包んだ。
 
4月8日のアルテ高崎戦以来、栃木SCはホームゲームでの勝ち星から見放されている。栃木市ではアローズとドロー、足利ではFC岐阜、ロッソ熊本に敗れた。久しぶりに戻ってきた県グリーンスタジアム(宇都宮)で勝ちに飢えているサポーター達に白星を届けるべく首位・佐川急便SC戦に挑んだ。
 
「ホームゲームだし、シュート数が少ないからアグレッシブなサッカーをしようと前に人数を置いた」と4バックから3バックへシフトした意図を説明した高橋高監督。後半途中から使用することはあったものの、スタートから今季初となる3―6―1の布陣はGK原裕晃、3バックに山崎透、谷池洋平、照井篤、ダブルボランチには堀田と種倉寛、左ワイドに片野寛理、右ワイドに小林成光、2シャドーに西川吉英と横山聡が配され、ワントップには山下芳輝が入った。種倉は今季初先発、山崎は通算100試合出場のメモリアルゲームとなった。
 
昨季、2位の佐川急便東京SC(佐川東京)と3位の佐川急便大阪SC(佐川大阪)が合併し誕生したのが佐川急便SC。得点王を獲得した佐川東京の大久保哲哉は柏レイソルに移籍したものの、その穴を御給匠、嶋田正吾、堀健人の3人がきっちりと埋め、11試合消化時点でのゴール数は29と爆発的な攻撃力を誇り、加えて失点7はリーグ2位タイと攻守両面で安定した数字を残している。ゼロからの立ち上げたに等しいチーム状態ながら見事なまでに融合に成功。トップを快走している。フォーメーションは4―4―2を採用した。
 
立ち上がり10分は互角の展開。12分に佐川急便はサイドチェンジから中村元が、栃木SCはカウンターから横山聡が共に絶好機を迎えるも、両チームのGKが美技を披露したことでゴールには至らなかった。
 
「高い位置からプレスを掛け、ボールを奪い、栃木のセカンドボールを拾うように。中盤の運動量は多くなるが走り負けないようにしよう」(中口雅史監督)
 
栃木SC3バックの面子が昨季と同じだったことから(実際には横山寛真が谷池に変わっていた)佐川急便の戦略に大幅な変更はなかった。長身の御給は堅実なポストプレイを心掛け、その周囲を衛星のように小柄な中村が動き回り、堀と嶋田の両サイドハーフは3バックのウイークポイントである両端のスペースに幾度も侵入した。攻勢に立つとスピード豊かなサイドアタックを繰り出し、次々にクロスを上げる。縦パス一本に飛び出した中村の折り返しを嶋田がフィニッシュに結び付けるなど持ち味を発揮した。

そして、前半22分、バイタルエリアで種倉からボールを掻っ攫うと、すぐさま右にはたき中村のクロスを御給がヘディングで合わせて先制。得意のカタチからあっさりと先手を取った。「失点に結び付いたのは自分のミス。チームに迷惑をかけた」と沈痛な面持ちの種倉。続けて「3―6―1にしたことで中盤の6枚でボールを引き出してサイドチェンジや効果的なパスを送りたかった。(自分達が)引いてもボールを引き出して展開できればよかったが、相手のプレスもあり回らなかった。試合勘が足りず、出場しただけで仕事をしていない。申し訳ない」と口をついて出てくるのは反省の言葉ばかりだった。

負ければ勝ち点が10に広がる正念場の一戦。「職人」の異名をもつ種倉の妙技と経験に懸けた起用だったのだろうが、本人も言っているように“試合慣れ”していなかったことで低調なパフォーマンスに終始した。もちろん高橋監督はある程度の計算が成り立つがゆえに選出したのだろうが、取りこぼせない試合で使うには“今季初スタメン”はリスクが大き過ぎた。閉塞感を打破するどころか、悪循環の一因となってしまうことに。

ダブルボランチが組み立てに加われなかったことで、序盤はワンクッション入れて供給されていた背後へのボールもDFラインから一発狙いの単調なものになってしまう。オフサイドに引っ掛かるも、鋭く裏を突く攻撃は嫌らしかっただけに、ボールを蹴ってしまったことは自らの首を締める行為だった。守備組織を整えた佐川急便に、手の内が分かりきったロングボールが通用するはずがない。中盤は省略され、全く試合を作れない。FKからPボックス内で西川が胸トラップからボレーシュート、堀田が直接ゴールを狙うも相手を慌てさせられなかった。

ハーフタイムに高橋監督は「前半の失点を忘れて前3枚は流動的に、高い位置に起点を作り、フィニッシュに繋げよう」と指示を伝え送り出した。しかし、ピッチをワイドに利用し、クサビを打ち込んでからサイドに起点を設けたのは皮肉にも佐川急便だった。サイドでのイニシアチブを握られたことで、両ワイドの片野と小林は押し込められ、守備に追われた。「サイドバックが縦を切り、サイドハーフがケアにきた。ボランチのフォローが足りなく、DFにボールを戻してしまった」と小林が言えば、片野も「山崎からボールを引き出せず、もう一つ早いタイミングでボールをもらえれば前に行けた。DFにとっては出し難い状態だったかもしれないが、信じて出してもらいたかった。ボールを受けられればなんとかできた」と複雑な心境を吐露した。イメージの共有が図れなかったことで、3―6―1のストロングポイントであるサイドアタックは鳴りを潜めた。

絶えず動きながらボールを受け、中央とサイドの2方向から攻撃を仕掛けた佐川急便は、守り方も巧みだった。局面、局面で数的優位を作り出しては前を向かせることなく、行く手を阻んだ。特に山下への密着マークは徹底していた。ボールを収めさせないように必ず体をへばりつけては自由を奪った。惜しみない前線からのプレスも止むことなく、苦し紛れのロングボールを誘発させた。攻撃面ばかりがクローズアップされるが、守備力も高かった。

起爆剤として高秀賢史(横山聡アウト)、金子剛(小林アウト)、茅島史彦(片野アウト)を投入するが、全体が噛み合っていないことから流れを変えられなかった。逆に途中投入の竹谷英之に2度も右サイドからクロスを入れられ御給、嶋田にゴールを脅かされるなど、3バックはPボックス内での間一髪のクリアを余儀無くされた。ようやく、ロスタイムに茅島のチャンスメイクから金子がゴールに迫るも、ヘディングシュートは枠を捉え損ね、ニアサイドへの低いグラウンダーのボールは触るだけでよかったのだが「軌道を変えようとしたが上手くいかなかった」(金子)。

逸機したことによる大きな溜息をかき消すように終了のホイッスルは吹かれた。前半の先制点がそのまま決勝点になり、佐川急便が逃げ切った。勝ち点3を上乗せし、がっちりと首位をキープした。栃木SCはホーム3連敗。「ホームで負けることは、アウェーで負けることと全然、違う。J昇格へ向けて県全体に水を差してしまった」とゲームキャプテンの西川はうな垂れた。とうとう勝ち点差は二桁の10にまで開いてしまった。絶望的というには早計かもしれないが、優勝するには限りなく困難な状況に追い込まれた。既に脱落したと言っても過言ではないかもしれない。

「どうにもならないという気持ちはなかったが、チャンスを生かせなかった」。試合を振り返っての高橋監督の弁である。確かに蹂躙されたロッソ戦ほどの深い傷跡は残らなかった。精神的なダメージは思ったほどではない。それほど打ちひしがれることもなかったのではないか。それは、「個々よりもチームがバラバラにならずにやれているか、やれていないか。僅かな差かもしれないが、そこが大きい」と片野が話したことに起因しているのではないか。ゴールの匂いは皆無に等しかったが、それでもなんとかなるのではないか、と微かな期待を持てたのは個の力量の優劣が小さかったからだろう。ただし、個で圧倒されなかった代わりに、組織、チームとしての差をまざまざと見せつけられたが。既存の選手と新加入選手を高レベルでミックスさせて今季に臨む、という克服すべき課題は一緒であったが、チームとして体を成していた佐川急便に比べて、栃木SCは熟成具合が目に見えて劣っていた。

「センターFW、ボランチ、30番(久保田勲)といい選手がいるので、後期は嫌な予感がする」。スコアは0―1と僅差ながら内容では完勝した敵将の世辞は、社交辞令以外の何物でもなく、余裕の現れだった。

JFL前期第12節 栃木SC0―1佐川急便SC @栃木県グリーンスタジアム 観衆2449人

〈佐川急便SC〉GK森田耕一郎、DF旗手真也、冨山卓也、影山貴志、高橋延仁、MF堀健人、加納慎二郎、山根伸泉、嶋田正吾、FW中村元(→竹谷英之)、御給匠

 

『逆行』

首肯はしない。当然である。認めてしまうことで全てが崩壊してしまう恐れがある。指揮官の一言は多大なる影響力を持つ。波及効果は小さくない。いたずらにチームを動揺させてはいけないとの配慮もあるのだろう。
 
「蹴るサッカーは狙っていない」
 
ここ最近、高橋監督が会見で用いる常套句である。

意図とメッセージ性に乏しいロングボールを闇雲に蹴ってしまっている現状を肯定することは決してない。

しかし、単調なロングボールを主体としたサッカーに終始していることは、火を見るよりも明らかである。ダイレクトに言葉にはしないが、高橋監督も苦しい胸の内を間接的に打ち明けている。

改善すべき点、やりたいこと、打開策が次々と言語化された。

「シュートを積極的に打っていこうとしたが、もっと高い位置にボールを運ぶ回数が増えないと決定的なシーンを作れない」「サイドの高い所に起点を置き、相手がプレスに来たら裏にシャドーが飛び出すことができればシュートシーンが作れる」「背後とサイドのいずれか一辺倒になるのではなく、相手のライン形成、高さを見極めてやっていく必要がある。前が3枚の時には連動した動きが出ないと高い位置に起点が作れない」
 
志向しているのはパスを回すことでボールポゼッションを高め、サイドに起点を設けると同時に、センターFW山下芳輝のポストプレイを活かして中央から攻め崩すこと。これは当コラムでもくどいほど書いてきた。やろうとしていることは明確である。指針にブレはない。ところが、「言うは易く行うは難し」ということわざがあるように、頭に思い描いていることを具現することは簡単ではない。高橋監督は自らの理想と突きつけられた現実があまりにもかけ離れてしまっていることにジレンマを抱えている。思うに任せず目指しているサッカーが実現できないことにストレスを感じてもいる。
 
DFラインからビルドアップし、フィニッシュまで持って行く。これが理想とするカタチのひとつ。「DF3枚とボランチ2枚で高い位置にボールを運んで起点を作りたかった」(高橋監督)。GK原裕晃がキャッチしたボールを蹴ることなく、スローイングで間近の選手にフィードするシーンが好例だろう。低い位置から組み立てを図ろうとしていることが容易に理解できる。

では、現実はどうなのだろうか。遡ること2年前、3―4―3のフォーメーションを敷き若林学(現・大宮アルディージャ)が在籍していた頃のサッカー、いわゆるロングボールを単純に放り込み出たとこ勝負のリアクションサッカーに陥ってしまっている。つまり、前進するどころか逆行してしまっているのである。
 
「長いボールでいままでは抜けていたが、これからは難しくなる」。完敗したロッソ戦後に谷池洋平は、そう話した。「DFラインから前線へのボールは単調過ぎる」とは佐川急便SC戦後の片野寛理。代表して谷池、片野のコメントを引いたが他の選手も同様の考えを持っていることは想像に難くない。

ロングボールを蹴り込むだけでは厳しい、と。

そもそも、ワントップの山下芳輝は上背があるわけでも、ターゲットマンでもない。空中戦に長けているともいえない。素人目にも一目瞭然である。にもかかわらず、ボールは中盤の選手の頭上を通過していくばかり。勝ち切れない苛立ちから「得点力不足」「決定力不足」を嘆き、「3バックに戻した方が得策だ」、「4バックを継続すべき」などといった声も聞こえてくる。議論は大切だ。が、問題の根源はそれらにあるのではない。今季のチーム立ち上げ時に掲げたアクションサッカーができていないことこそが、足踏みの最大の要因である。
 
相手が存在するからこそ試合が成立するのがサッカーである。紅白戦でいくら思うような展開できても、実戦では想定外の出来事が起こり得る。その際に面食らうことなくケース・バイ・ケースで最善の選択をしなければならない。だから、一概にロングボールを蹴ることが間違いであるとはいえない場面にも出くわすだろう。それが、その時の最も効果的な攻撃手段であるならば、躊躇うことなく使うべきだ。だが、そうでない場合には、余裕があるにもかかわらずパスを繋ぐことなく蹴ってしまうことは最悪の決断となり、自滅への階段を登る行為に等しくなる。
 
佐川急便戦では「消極的なサッカーよりも攻撃的なサッカーの方が栃木のサッカーにマッチしている」(高橋監督)との考えから従来の4―5―1ではなく3―6―1にスイッチした。スピーディに、アグレッシブに、いい守備からいい攻撃を仕掛ける。特長である両サイドを活かし、イニシアチブを握りゴールを挙げるはずが、逆に混乱を生み出してしまった。そうなると、切れ味鋭いカウンターも打てるはずがない。
 
「チームメイト、戦術、システム。どれが悪いのか。正直、分からない」
 
小林成光は包み隠さずに困惑を口にした。深みにはまっていることが手に取るように分かる。まさに、迷走。

フォーメーションを変更しようと、メンバーを多少いじろうと、劇的な変化どころか、負のスパイラルから抜け出す望みは薄い。微調整ぐらいでは最早、どん底に近い状態を快方に向かわせることは困難だ。

チープな表現になってしまうが、リスクを冒す勇気がひとつのカンフル剤になるのではないか。結果はもちろん重要であるが、今は失われている自信を取り戻すことが先決。どこか他人任せのおとなしいサッカーを続けているようでは先行きは暗い。ビジョンは確立されている。実行に移すには何をすればいいのか、何をすべきなのか。再考する必要がある。そして、ひとり一人がアクションを起こしていかなければ。ピッチ内でも外でも。

婆ちゃんに託すのもいいかもしれない・・・@ワンコインベッターの呟き

2008年5月30日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

婆ちゃんのところへ顔を出す。

病院の帰りに。

そのことを告げると「風邪、うつさないでちょうだい(笑)」と言われてしまった。

しょぼーん、となる一方で、そんなことを言えるだけの元気があることに感動。

パワーをもらった。

☆toto☆

京都対名古屋:2 ミスターのコラム面白かった。

磐田対東京V:1 外人次第かあ。

大宮対新潟:1 オレンジダービーは関東の方に。

大分対横浜Fマリノス:1 アウェー勝てないのはどこかと一緒。

川崎対札幌:1 我那覇のコメントに感涙。

F東京対清水:2 負けてくれ。

柏対千葉:0 見たいねえ。

仙台対湘南:2 たぶん。

横浜FC対山形:2 おそらく。

C大阪対愛媛:1 逆もあるね。

水戸対徳島:0 ドゥンビアを代表戦で観たかった。富山の馬鹿。

岐阜対甲府:2 テッパンといえない。

鳥栖対福岡:1 リティどうすんの?

☆minitoto☆

F東京対清水:1、柏対千葉:1、仙台対湘南:1、横浜FC対山形:0、C大阪対愛媛:2

不幸中の幸い?

2008年5月29日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

明日は病院。

風邪ひいてっから調度いい?

いやいや、嬉しくない。

朦朧として仕事に取り掛かれないもの。

まったく文章が浮かんでこないし。

寝る。

駄目だこりゃ。

てか、語彙を読めなくて、知らない人が居たなんて・・・。

世の中は広いっす。

自分の感覚で人と接すると怪我するね。

おやすみなさい。

やっちまったな

2008年5月28日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

寒暖の差についていけず・・・。

風邪の引き初めか、寝冷えか。

喉が痛いし、鼻詰まる。

やばい兆候が出始めている。

夜更かししないで寝ないと。

マズイぞ。

やっちまわないうちに。

でも、仕事もあんだよねー。

締め切りまだだから今日は休もう。

国営放送のスポーツドキュメントのMCに厳しい評価。

ナレーションだけでいいんじゃね?

フォト・ステーション@栃木SC通信

2008年5月28日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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他チームのユニも意外に欲しかったり・・・。

でも、その年、最初にユニを買ったチームがかなり高い確率で優勝するとのジンクスを個人的に持っているので、やはり栃木SCのユニをそろそろ購入しなければと思っているが、遠征費に吸い取られているのが現実。

 

 

 

 

 

 

 

toyama6.JPG四川地震募金活動の一幕。

ボクには何が出来るのだろうか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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長良川に比べれば観やすい、かな。

こんな感じの兼用スタジアムが西川田に出来ると思うとゾッとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ゴール裏からの眺め。

特異な作りのスタジアムだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オーロラビジョンは客いじりが出来る。

望まれる設備ではある。

いずれは、ね。

 

 

 

 

 

 

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シザーズを繰り返していた岡田佑樹。

今後、飛び出すかもしれない。

見逃すな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんな感じで止めまくり。

何度、助けられたか。

 

 

 

 

 

toyama8.JPG末っ子は大変だあ。

ピッチ外でもお仕事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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シュートを打つ意識を前面に押し出し、昨季王者に立ち向かおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

toyama12.JPGスタジアムDJのおにいさんと踊ったのでややぐったりのライカ。

しばし、休息。

控え室へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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熱い!!

Vサインの謎

2008年5月27日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

女子、特に女子高生が決めてくれるプリ等でのVサインができない。

あの指の反り返り方が真似できない。

トレーニングが必要なのかな?

使う機会など永遠にないのだけれど。

でも、できるようにはなりたい、かな。

 

両横綱を呼んで注意かあ。

ガキじゃないんだから。

プロレスだったら面白かったのに。

横審もたいへんだわねえ。

ボランチのミスが多いとゲームが壊れてしまう@栃木SC通信

2008年5月27日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

in.JPG

・高安亮介

「チャンスはあった。勝つべき試合だった。クロスを上げるもゴールに繋がらなければ意味がない。前からの課題なので克服したい。相手のサイドバックが攻撃的と聞いていたので、自分が前に出られれば、引く。そういうところはできた。(個人での突破が目立ったが)個人でいけるところは行って問題ない。攻めているのに最後が上手くいかない。ラストパスをどう(ゴールに)繋げるか。自分も含めてサイドの課題。(縦に急いだ印象は)ポゼッションして落ち着いてやれればよかった。急いでしまった。前へ、前へ。流れは悪くなかったが。(勝つべきだった、とは)サイドにボールが回ってきて、1対1で負けていなかったので、勝つべき試合だった」

・川鍋良祐

「(前節の途中交代は)体調不良です。食道炎でした。無理をして出場したが、前半出てみて自分のところからやられる、と感じたので交代を申し出ました。(試合を振り返って)獲られ方が悪くて押し込まれてしまったが、中を固めていたのでやられそうな感じはなかった。GKのキックが伸びてきたがヘディングを競ったことで自分自身のリズムは掴めた。(アバウトなボール処理は難しい)アラートな状態を保てれば、準備が出来ていれば、出足が早くなるので問題ない。(もっと繋げた、との思いは)最後の時間帯とか特に・・・点を取りにいきたい気持ちが強くて蹴り込んでしまう。中盤が間延びして空いていたので繋いでカウンターを決めないと」

・鴨志田誉

「ボールを繋げれば違う展開になっていたと感じただけに反省する部分がある。狙っているのではなく苦し紛れに蹴ってしまうのは攻撃面の課題。(パスを回せていれば)カウンターや分厚い攻撃ができたし、自分達が楽になったと思う。闇雲に蹴りこんでいるからFWにいいカタチでボールが渡らずにシュートが打てない。(ボールを散らせていればと)そうですね。ボールをもらう前にいい準備が出来れば展開できる。マツさん(松田正俊)がヘディングで勝っているのにセカンドボールを拾えなかった。前へ出て行けずに引いてしまった部分がある。気持ちで萎縮した。スリッピーなグラウンドに慣れるのに時間が掛かってしまった。(柱谷幸一監督は合格点をつけたが)自分の中ではよくない。反省しないといけない。ボクやシン(向慎一)がミドルを狙う。FWが強引にシュートを打っていかないと難しいと感じた。ひとつひとつのプレーの精度を上げないと。ボランチのミスが多いとゲームが壊れてしまう」

・向慎一

「(左ワイドでの初先発。具体的な指示は)先週のトレーニングではポジションにこだわらず自由に。真ん中、右にも動き、FWに絡んで攻撃に出て行くようにと。(実際のプレーの感想は)後半、途中交代の前くらいのプレーが前半から出来ていれば・・・。前半はクロスを上げきれない、(ドリブルで)勝負できなくて、やりきれなかった。実際のゲームになると守備もしなければいけないので広く動くことは難しかった。でも、前半からもっともっと行ければよかった。(シュートは3本でしたが)もっとミドルを狙っていれば。ゴール前でも消極的に映るシーンがあった。次に生かしたい」

・上野優作

「1点は防ぎましたね。勝ちたかったです。ラストパスの精度のところが問題。途中まではよかったんですけどね。大事なところでのパスの精度が足りなかった。単調な部分もありましたね。真ん中に、バイタルエリアにワンクッションあればよかった。(相手のCBは強かった)ヘディングは強かったですね。マツも勝てなかったし、強かった。相手が引いていたのでラインの前で起点を作れたらよかった。(アウェーの成績は芳しくないが)悪いので流れを変えようと。立ち上がりは悪くないが、その勢いのまま点を取って攻めきる力強さが足りなかった。優勝を狙うためには1位でいたいし、昨年の王者(SAGAW SHIGA FC)には勝ちたい」

・落合正幸

「チャンスメイクで終わっている。シュートで終わっていない。こういうグラウンド状態(雨を含んでスリッピー)だから、遠目からでもシュートを打てば何かが起きる。局面で『やってやる。イニシアチブを握ってやる。ボールを持っている奴がやってやる』と思わないと。アタッキングエリアで遠慮していても仕方がない。ワシ君(鷲田雅一)とか守備で頑張ってくれていたので。(佐藤悠介不在での3戦を振り返って)3連勝したかったが、代わりの選手の底上げができた。ここでやらないと次はない。チャンスが何時回ってくるかわからない。危機感を持ってやれていたのはよかった。(カターレ富山の印象は)しっかり繋いできた。回された部分もあるが、声を出して守れていた。淡白にならずに0で抑えればチャンスは来る。(ボランチへのプレッシャーが厳しかったように映ったが)来てる、と思えば、周りの選手にはたけば問題ない。2、3人に囲まれてボールを持っていたら問題だが。一人にマークされたくらいでバタバタしていたらゲームにならない」

 

katare.JPG

・楚輪博監督(カターレ富山)

「2位のチームとの対戦。自分達の力がどれくらいか。占う意味で大事なゲームだった。一人ひとりが戦う。いいゲームを行うと伝えた。得点シーンがたくさんあったが、決めきれない。ピンチらしいピンチは2回くらい。相手のツインタワーに対応できた。DF面は合格点。得点力不足です。前期の残り4つでDFと攻撃面のバランスをとりたい。今日は緊迫したゲームだった。(守備陣で具体的に名を挙げるならば)両サイドはよかった。DFをやり、駆け上がれてもいた。金(明輝)は高さで負けなかった。濱野(勇気)を中心に4枚のDFはある程度、完璧にやれていた。(中盤はミスが目立ったが)パスミス、ボールを獲った後のミスが目立った。攻守のところですね。スタミナ豊富に、コンパクトにやれていたが、中盤は連係が合わなかった。FWは背中を向けてボールを受けるのではなく、常に前を向いて、ゴールを向いてやって欲しい。(栃木SCは)繋ぐイメージはなかった。スカウティングではバックラインから高いところへ蹴っていた。(柱谷監督は中盤をコントロールできたと言っていたが)中盤でゆっくり、しっかり繋いでくれた。自分達の前で、スペースがあるところで回させ時間を稼ぐ。思い通りのサッカーができた。構想通りに進んだ。ただ、勝ち切れないことが順位や今の結果に現れているのかな、と。(今季初めてメンバーを入れ換えなかったが)雰囲気がよかったし、テンションも高かった。連勝していたし、メンバーを信じた」

『乏しいバリエーション』@栃木SC通信

2008年5月26日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

ochi3.JPG攻撃回数はカターレ富山(以下、カターレ)と比べても劣っていたわけではなかった。右ワイドの高安亮介を起点にサイドアタックを仕掛けられていた。好機を演出できるカタチに持ち込めていたことは事実であるが、攻め切れたとの印象が希薄であるのは、やはりシュートで攻撃を完結させられなかったからだろう。柱谷幸一監督は「クロス、ラストパス、シュートの正確性とパワー不足」を原因に挙げた。攻撃を結べなかったことは小さくなかった。

多少アバウトなボールからでもフィニッシュにまで至ってしまう。これまで質量の隔たりとは無関係に対戦相手から与えられた脅威は、ゴールを強く意識した姿勢があったからに他ならない。翻って栃木SCにはシュートを打ち切れないことから怖さ、迫力、圧迫感が感じ取れなかった。ゴールを目指す意欲が著しく欠落していた。

こんなシーンがあった。深澤幸次の右クロスをファーサイドで待ち受けていたのは稲葉久人。ゴールを得るための選択肢はたんまりとあった。ダイレクトでヘディングシュートを放つ。一旦、胸でトラップしてから縦に突っかけて自らシュート、あるいはゴールライン深くまでえぐってからのセンタリング。Pボックス内ではエゴイスチックに振舞ってもいい。FWならば。稲葉が出した答えは、内側に位置していた松田正俊へのパスだった。間違いとは言い切れない。松田のシュートが決まっていれば賢明な判断と解釈されたことだろう。しかし、松田はもたついたことでシュートのタイミングを逸し、DFに阻止されてしまった。勝負しなかったことが裏目に出た一例である。

「ゴール前で消極的に映るシーンがあった」と振り返る向慎一は、「シュートが少なかった。もっとミドルを狙っていれば」と唇を噛んだ。鴨志田誉も同じような思いを抱いていた。「ボクやシン(向)がミドルを狙い、FWは多少強引にでも打つ必要がある」。そうすれば、シュート3本という不甲斐ない数字は残らず、勝点3を得られたかもしれないとの思いは強い。綺麗に打ってゴールを決めてやろう。そんな気持ちが大胆さとアグレッシブさを殺いだ。

キャプテンマークを巻いた落合正幸は言う。

「チャンスメイクで終わっている。シュートで終わっていない。スリッピーなグラウンドコンディションだからこそ、遠目からでも打てば何かが起こるかもしれない」

言葉は熱を帯び、鋭くなる。

「局面で『ボールを持っている選手がやってやる。イニシアチブを握ってやる』と思わないと。アタッキングエリアで遠慮していても仕方がない」

クロスを上げ切る。シュートを打ち切る。「やり切る」ことが出来なかったがために、焦燥感は次第に強まり、安易な方法に逃げてしまった。悪癖が露呈する。「狙ったわけではなく、苦し紛れに蹴り込んでしまう」(鴨志田)攻撃面の課題が。

「ツインタワーへ放り込まれた際のトレーニングをした」

そう話したのは、カターレのDFリーダー濱野勇気。2トップに照準を定め、前へとボールを入れてくることは想定済みだった。CBを組んだ金明輝と共に上野と松田に制空権を譲らなかった。栃木SCにとって前線へのボールの収まり具合が、好不調のバロメーターとなる。ストロングポイントを潰されてしまっては、思うようにサッカーを展開することは難しい。対策を練られた相手に対し、分かりきった攻撃を仕掛けることは無益であり、足枷としかならない。手詰まりと勝点の喪失は親密である。

一本調子と執着は紙一重の関係であるが、勝機が見出せないと判断したならば、状況に応じて別の手を打つべきだった。「真ん中に、バイタルエリアにワンクッションあればよかった。(2トップが)ラインの前で起点を作れていれば」と上野は悔い、「ボールを繋げていれば違う展開になっていた。カウンターや分厚い攻撃ができた」と、鴨志田はボールを走らせるべきだったと反省の弁。「闇雲に蹴り込んでいるから、FWにいいカタチでボールが渡らず、シュートが打てない」と続けた。

「繋いでボールを運んでから、DFラインをFWが押し込んで下げる。クロスを入れて、セカンドボールを拾っていく」

単調に前へボールを預けるだけではなく、ポゼッションしながら横方向の動きを取り入れ守備網を崩すパターンを柱谷監督は描いていた。が、ピッチに立った選手達は実行に移せなかった。トレーニング不足なのか、それとも着手できていないのか。

開幕から漂う攻撃面の閉塞感は、バリエーションの乏しさに起因している。ロングボールを放り込んでいくことを薄め、パスを回しながら打開を図っていく方向性を濃くすることが必要な時期に差し掛かっているのではないだろうか。スカウティングが成され、2順目ともなれば対戦相手も手の内を読んでくるだけに。

確たる型は存在する。それを変形、派生させる準備は整っているのだから、そろそろ次の段階へと強化を推進して行くべきである。引き出しを増やせないようでは、袋小路を彷徨いかねない。
 

戦評:対カターレ富山戦@栃木SC通信

2008年5月26日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

126.JPG記憶を辿ってみる。プロ生活を振り返ってみても出場停止、警告を受けた回数は数えるほどだという上野優作。

後半17分、イエローカードを提示される。

「僕自身、気を付ける。(カードを)もらわないように注意したい」

自省しながらも一方で、JFL2年目でも容易には拭い去れない審判の笛に対する違和感。「気を付けていても、もらってしまう」。パートナーを組む松田正俊も同様に戸惑いを隠せないという。昨年からカテゴリーをJFLに移すが、体に染み込んだJでの感覚は抜け切れていないそうだ。

大学リーグとの差異を感じたのは、ルーキーの斎藤雅也である。プレシーズンマッチで退場を宣告された。早々と「JFLの笛」の洗礼を受けた。今季、チーム全体として、基準の定まらないにジャッジに悩まされ、苛立っている感は否めない。これまで当然のように流されてきたプレーでファウルを取られ、自らのリズムを狂わされ、挙句の果てにカードまで頂戴してしまう。フラストレーションが溜まり、食い下がってしまうのも無理はないが、不要な抗議などで出場機会を失ってしまっては元も子もない。闘志は対戦相手に向けるべきである。

対カターレ富山(以下、カターレ)戦でも出場停止にリーチがかかっていた深澤幸次が、Pボックス内でドリブルを仕掛けたまではいいが、明らかに審判を欺く行為でシミュレーションを取られた。次節の出場が不可能となる。その他にも累積警告3枚で黄色信号が岡田佑樹、川鍋良祐、落合正幸と欠くことの出来ない選手に点滅している。向慎一の謹慎が今節解け、次戦は佐藤悠介と石舘靖樹が戻ってくるが、交代で主力がピッチ外へと追い遣られる事態は回避しなければならない。

「結局、最後に積もり積もって自分達の首を絞めることになる。注意しないと。チーム全体として意識していかなければならない」

上野は警鐘を鳴らす。

佐藤の3試合出場停止中に副産物として鴨志田誉の台頭、石舘が左ワイドで使える目処が立つなど底上げが図れた。1勝1敗1分けの五分と成績もまずまずである。しかし、タラレバになるが、例えば佐藤が継続的に出場していたならば勝点を4ではなく5もしくは6に伸ばせ、更に言えば9獲得できていたかもしれない。そう考えると今後の栃木SCにとって、怪我以上にファウルトラブルが順位の浮沈を左右する要素となるかもしれない。再度、フェアプレー精神の徹底を監督と選手には求めたい。

虎の子の1点を守り切りHonndaFCを退けた栃木SC。富山に乗り込み対ガイナーレ鳥取戦に続き、カターレとの「J2準加盟ダービー」に臨んだ。陣容はGK小針清允、DFは左から斎藤、鷲田雅一、川鍋、岡田、中盤はダブルボランチを落合と鴨志田が組み、左ワイドに向、右ワイドに高安亮介が配され、上野と松田が2トップに据えられた。

富山に拠点を置くアローズ北陸とYKK APの統合が発表されたのは、昨年9月のことだった。青天の霹靂とは、まさにこのことだろう。県サッカー協会主導で成された合併。スムーズに準加盟の権利を勝ち取り、初代監督にはYKKを率いていた楚輪博氏が就いた。昨季、優勝をさらった佐川急便東京と大阪の連合チーム(旧・佐川急便SC)に匹敵する戦力を有し優勝候補に挙がるも、ここまで12戦して5勝4敗3分けと中位に甘んじているのが現状である。メンバーを固定したのは栃木SC戦が今季初といったところに、「融合」を掲げるチームの模索と苦悩が透けて見える。

基本的な戦術に大差はなかった。2トップを軸にサイドから攻撃を繰り出す。前半の序盤、栃木SCは右の高安にボールを集める。カターレは長谷川満をターゲットにしながら松下和磨を背後に走らせた。拮抗した展開ながら幾分か優位に立っていた栃木SCであるが、左ワイドで初先発の向が機能不全に陥り、上野と松田へのボールの収まりが次第に悪くなるとペースが乱れる。長谷川がミドルを飛ばした30分あたりからカターレが流れを掴んだ。ボールを繋ぐ、または蹴る。使い分けの巧さで勝り、立て続けにゴールを脅かした。渡辺誠はCKのリバウンドから、松下は西野誠のロークロスからのヒールシュートに加えて、ロスタイムに朝日大輔のスルーパスから裏を突いた。シュートミスに救われ、ゴールライン上での上野のクリアにGK小針の捨て身のブロック。窮地を脱した栃木SCは、鴨志田のシュート1本に抑え込まれる。

0―0で迎えた後半。蓋をされていたサイドでの攻防で高安がイニシアチブを握れるようになる。次々と敵陣でFKを得るが、好機に結び付けられない。逆にハイボールから長谷川がフリックし、途中交代の石田英之に決定的なシュートを浴びた。が、GK小針が横っ飛びで弾き出す。難を逃れると深澤と横山聡を送り出して形勢を逆転しにかかる。だが、「流れは悪くなかった」と言うものの、「ポゼッションしていれば、落ち着いてゲームを運べたかもしれない。前へ急いでしまった」と高安。縦方向へばかりボールを動かしたことで、変化に乏しかった。尽く前線へ供給したボールを跳ね返される。29分には石田のバックヘッドから肝を冷やされる。驚異的な反応でGK小針がかき出すも、スタンドの大歓声に背中を押されたカターレの攻勢は続く。ゴール前で石田は危険な香りを漂わせた。

終盤に差し掛かると互いに中盤が間延びし、撃ち合いの様相が色濃くなる。圧を強めてきた相手の反動を利用してカウンターを打ち込みたかったが、しかし機会が巡ってくるも栃木SCは連携を欠いたことで自ら潰してしまう。勝点3を狙って送り込まれた稲葉久人は勝負所を見誤った。ゴールネットは揺れず。スコアレスでタイムアップとなった。

「アウェーの成績が悪いので流れを変えようと。立ち上がりは悪くなかったが、その勢いのまま点を取って攻め切る力強さが足りなかった」(上野)

アウェーでの連敗は2で止まるも、記録したシュート数はたったの3本。勝点1を分け合ったというより、辛くも手に入れたと表現する方が適切だろう。守備陣は奮闘するも、攻撃陣は沈黙したままだった。組し易い相手ではなかったが、お粗末なゲーム。それでも、柱谷幸一監督は前向きだ。

「失点0は大きい。悠介が戻ってくるので守備が安定していれば、攻撃面でパワーが出せる」

次節の相手は昨季の王者・SAGAWA SHIGA FCである。勝利をもぎ取り、拾った勝点1の価値を高めたい。 そして、勝ち切れなかった鬱憤を晴らすように果敢な、高揚感を得られるようなサッカーを披露して欲しい。

プレーバック:対カターレ富山戦(YKK AP版)@栃木SC通信

2008年5月24日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に入れ替わっているために参考にならない可能性大

秋田わか杉国体関東予選、後期第8節の対佐川急便SC戦の雷雨延期により、栃木SCは実戦から遠ざかってしまった。そのことに関して柱谷監督は「延期で疲労がとれた。どこに試合(佐川戦)が組み込まれるのかが問題」と、特段、試合間隔については気にしていなかった。

変則的な日程により後回しとなった後期第7節。「引き分けは許されない。トーナメントのような気持ちで臨んだ」(小原昇)対YKK AP(以下、YKK)戦の陣容はGK原裕晃、4バックの並びは左から片野寛理、山崎透、照井篤、高野修栄、中盤はボランチに堀田利明と米田兼一郎、左ワイドに小林成光、右ワイドに只木章広、2トップには上野優作と小原昇が起用された。

前節、横河武蔵野FCを5―1で蹂躙したYKKは、ただいま3位。そのうち2ゴールを挙げたDF濱野勇気は出場停止だったが、朝日大輔、牛鼻健、長谷川満のベテランアタッカー陣は健在。しっかりとスタメンに名を連ねた。

入りの10分は上々。左サイドの小林を軸にサイドから組み立てを図れた。が、Pボックス内のルーズボールを、FW猿田浩得にクロスバー直撃のシュートを浴びたあたりから、リズムに狂いが生じる。引っ掻き回したのは162cmと小柄な猿田だった。

「照井クンと山崎クンの高さをすり抜けたい。うちの高いトップ(長谷川)の間もすり抜けたい。ドリブルも得意なので間を突きたかった」 

猿田を先発させた意図をYKK楚輪博監督は、そう語った。バイタルエリアで小刻みに動き、マークが掴み難いポジショニングは絶妙だった。狙い通りの動きからチャンスメイクし、ゴールを脅かしもした。「14、はっきりしろ!!」。堀田の怒声である。捕らえきれず、アクセントをつけられていたことが理解できる。とにかく、元愛媛FCの14番は厄介だった。

攻守が切り替わる。前線に人数を割き、時には最後尾を2人にするリスクを冒す。ゴールを割るには十分な人数が揃うも、アイディアとオフ・ザ・ボールの動きが不足した。サイドにボールが入っても手詰まりに陥る。また、YKKのリトリートが速かったこともあるが、“各駅停車”のビルドアップが拙攻を重ねる原因に。横パス、バックパスが頻発。プレッシャーを受け、守備陣形が整っているところに苦し紛れの放り込み。壁に穴が開くはずもない。あまりにもナイーブなボール回しだった。

栃木SCは只木のクロスから小原が左足、YKKは星出悠のクロスから猿田がヘディング、と互いに好機は作るもゴールネットは揺らせなかった。

只木のクロスを口火に、小原のループシュート、影を潜めていた片野のオーバーラップ、と後半の立ち上がりからアグレッシブになった栃木SC。

「後半はボールが繋げるようになり、4―4―2の優位性が出せた」(栃木SC柱谷幸一監督)

サイドを有効活用し、ゴールを生んだ。高野の右クロスを中央で小原がダイビングヘッド。待ち焦がれたFWのゴールが決まった。それは、柱谷新体制となってから初めてのことであった。

先制点で付いた勢い。そのままの流れで追加点を奪う。またしても小原が。GK中川雄二とDFでもたついた間に只木と上野が襲い掛かる。「自分も行かなければ」と連動した小原に、DFは気が付かなかった。ボールを掻っ攫いGKとの1対1を難なく制し、ゴールに流し込んだ。

「FWが点を取っていない。チームとしてよかったのでは」という一方で、「正直、移籍してきてプレッシャーや責任を感じていた。点を取れたことで自信になり、ホッとした」。心地好い疲労を感じながら、小原は胸を撫で下ろした。責務を全うしたことで。

「2点取ったからよかったんじゃないですか」。柱谷監督は報道陣の笑いを誘ってから、「小原は補強で入り、結果を出したかったと思う。本人も我々にもよかった」と、一転して真剣に評価を口にした。愛弟子の活躍に顔はほころんでいた。

畳み掛けた栃木SC。とりわけ先制後、すぐさま手にした2点目は大きかった。2点のアドバンテージが得られれば、リーグ最少失点のDF陣が耐えきれるからである。猛攻に晒されるも、窮地は一度きり。FKからトリックプレイに引っ掛かりそうになっただけ。ここは、サイドネットに救われる。

ゴールは最良の薬だった。劣っていたモビリティでも引けをとらなくなる。人もボールも活発に動くようになる。前線からのフォアチェックが機能し、全体のプレスの掛かりも格段によくなった。堅守速攻に徹したことで、やりたいサッカーが明確になったことも小さくなかった。

前期の対戦では立て続けに失点、終盤に2点を返して辛くも追い付いた。それをそっくりそのままやり返される雰囲気を醸し出させない安定感があった。柱谷監督は「プレッシャーをかけられても、もう少し上手くかわし、前に来たら裏を使うなどできればよかった」と苦言を呈したが。それでもロスタイム2分をやり過ごし、勝利を収めたことで「3位の相手にホームで2点を取って、勝てたことは大きい」と勝ち点3の意味を述べた。

結果論になるが汚辱に塗れたロッソ熊本戦からの3週間は、栃木SCにとってメンタル面でプラスに作用したようだ。悪夢を払拭するには程よい期間ではなかったのだろうか。

敵将は言った。「前半は五分五分だったが、後半は完敗だった。(小原の1点目には)栃木のサポーター、現在の立場がシュートから感じられた。頭から突っ込んでいく、ダイビングヘッドからは気持ちが伝わってきた。私としては痛いのですが・・・」

続けて「1点取ってから、もの凄い声援だった。(ボクは)Jリーグを経験しているが、Jに近い声援とバックアップがあった。サポーターの迫力には完敗でした」

気迫のこもったプレイと大歓声に脱帽していた。素直に負けを認めるところは、敵将ながら好感が持てる。

さて、もうすぐ夏休みが終わる。それは学生だけではなく、少なからず栃木SCにも影響する。只木、高安亮介、山崎、片野など教員組が昼のトレーニングに参加できる回数が限られてしまうからである。調整を図るにしても限度がある。先の4人は国体メンバーでもある。プライオリティがどちらに置かれるかは判然としない。「こういう時に、お金をもらっているプロが奮起して9月以降、頑張って欲しい」。指揮官は控えに甘んじているプロ選手に檄を飛ばした。

1敗も許されない過酷な状況。乗り切るにはチームとしての総合力が問われる。そこには、メディアもサポーターもフロントも含まれる。突き付けられた現実は厳しいが、まだ昇格に向けての運は僅かながら残されている。例えばそれは今節、守備の要だった濱野が不在だったこと、試合後に御輿のように担ぎ上げられた心強いコールリーダーの復帰などからも伺える。

パッタリと止みそうだった追い風がまた、吹き始めた。

JFL後期第7節 栃木SC2―0YKK AP戦 @栃木県グリーンスタジアム 3633人

〈YKK AP〉GK中川雄二、DF堤健吾、川野毅、小田切道治、MF萩原洪拓(→石黒智久)、星出悠、黄学淳、牛鼻健(→景山健司)、朝日大輔、FW長谷川満、猿田浩得(→大西康平) ◆太字はカターレ富山所属◆

〈栃木SC〉交代:小林(→久保田勲)、只木(→高安)、上野(→山下芳輝)

 

『間隙を縫う』

YKK陣内に8人による1本のラインが引かれた。

栃木SCのマイボールになる。守から攻へと移行。その作業が非常に遅かった。上野優作と小原昇の2トップに加えて、両ワイドの只木章広と小林成光がゴール前に位置するも、守備ブロックを作らせる時間を与えたことで攻めあぐねた。YKKの4枚は栃木SCの4人に目を光らせていた。迅速な守備網の構築があったにしても、サイドにボールが入ってからが拙かった。そこから先がなかった。ふわりとした逃げのアーリークロスが供給されるも、あっさりと跳ね返された。

相手が3―5―2を採用すること、守備時に3―4―3の陣形を取ること、前からチェイシングしてくることは、事前のスカウティングで分かっていた。だから、今週のトレーニングでは4バックとダブルボランチで、プレスを掻い潜りながらボールを運ぶことを徹底した。

しかし、トレーニングと実戦は異なる。「FWとの距離が遠かった。クサビのパスを入れられず、バックパスをしてしまった」と高野修栄。思うに任せない。最後尾で上手くボールを回しながら、「引かれる前に速く攻めることに優先順位を置いた」攻撃はできなかった。

「ある程度やれた部分もあるが、やれなかった時にカウンターやチャンスを作られた。(ボールを運ぶ)イメージは持っている。相手の陣内に持ち込めもした。ただ、そこから先、チャンスを作れなかった」

ビルドアップに関して柱谷幸一監督は一定の評価をしつつも、攻勢に転じた時に単純にボールを蹴ってしまったことで不満も口にした。「待ち構えている相手にボールを入れても厳しい」。そこで、山崎透などに「繋いで食いついてきたらパスを出す。もっと繋げ」と指示した。後半開始8分に先制、13分に加点と連続ゴールがチームに勢いを付け、流れを変えたことは事実だが、単調なボールが減ったこともリズムを生んだ一因だった。恐れずにボールを相手ゴール方向へ持って行く。縦にパスを入れなければ、脅威とは成り得ない。

閉塞感が漂ってしまったサイドからの崩し。左サイドバックの片野寛理は「パススピードが遅く、互いの距離が近かった」ことを問題点として挙げた。改善するには意思疎通を図り、状況判断力を向上させ、サポート意識を高めることを強調した。2ゴールを叩き出した小原は「前半はチーム自体が悪かったが、FWの動き出しも悪かった。前線は、はっきりした動きが必要。そうすればボールが入る」と反省。そこで後半は「DF2枚がFW2人についていた。ボクが引けばどうなるか。上手くマークをぼかすことができた。引いたことで(小林)マサミツさんが内へ入り、皆もアグレッシブにできた」と、単に前に張り付いているだけではなく流動的に動くことで、全体を活性化させられたことを口にした。

5バック気味に守りを固めた相手を攻略する。容易ではないが、柱谷監督には具体的なビジョンがある。

「例えば(高野)修栄が高い位置でボールを持っても、3―5―2のワイドが対応したり、ボランチが寄せてくる。センターバックがずれてくることもあるが、そのずれた瞬間を上手く使う。修栄がボールを受けた時、只木や小林が斜めに走りボールを受けて起点になる。或いは小林が斜めに走ったところを使わないで、2トップにボールを入れてコンビネーションを駆使する」

ビルドアップ同様に選手間で、サイドからの切り崩しのイメージは共有されている。自分達がどうアクションすれば、相手がどのようなリアクションをしてくるのか。トレーニングでの確認事項には、常にそのことが組み込まれていた。反復することですり込みはできている。ただし、「イメージは掴んでいても、タイミングや技術やキックの精度が不足している」(柱谷監督)ことから、現段階では具現化が難しい状況にある。

4―2―4、時には2―4―4と前に厚みを持たせる。両サイドバックはオーバーラップを果敢に仕掛けることが期待されている。先ずは守備ありきのチームだけに、スロースターターのように映り、前半は力をセーブしているようにも見えるが、多少のリスクは覚悟の上で攻撃態勢を整えてはいる。それでも、ゴールがなかなか奪えないのは個々人の問題。技術と戦術理解度が柱谷監督の求めるレベルに達していない。

だが、指揮官は言う。

「JFLで3―5―2は特殊だったが、準備をしてやりたいことが出せた。いいトレーニングを積んで準備をして試合で出せれば自信になるし、トレーニングに対する集中力も上がる」

当然だが日々のトレーニングでできないことが、試合で発揮されるはずがない。攻撃のカタチは、守備組織を整備するよりも時間を要する。狙い通りにサイドから攻め立てるには、良質なトレーニングと時間が不可欠である。昇格の危機に瀕しているだけに時間的な制約はあるが、そこは学習能力を高めて補完するしかない。

“間隙を縫う”。自分達からアクションを起こし、相手を疲弊させ隙を突いてゴールを陥れる。白旗を揚げさせるくらいの逞しさが求められる。

幾分かまし、かな@ワンコインベッターの呟き

2008年5月23日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

曾孫にサンダルを買ってあげようとする婆ちゃん。

「どんなものがいいのかねえ」

悩んでいるところが素敵。

これからもたくさん婆ちゃんを悩ませておくれよ、姪っ子。

ワガママ娘なんだから。

 

☆toto☆

清水対磐田:2 大量失点後は・・・。

札幌対千葉:0 西部さんのコラム通りならば・・・。

大宮対大分:1 デニス・マルケスを拝みたい。

F東京対V東京:2 坊主が年相応。

横浜Fマリノス対新潟:1 ホームなので。

京都対神戸:2 京都も動くねえ。

柏対川崎:2 守備陣が不安。

名古屋対浦和:1 テッパン?

岐阜対C大阪:2 古橋復帰かあ。

愛媛対甲府:1 どうしたの甲斐の国は。

山形対熊本:1 高橋は図抜けてるね。上でも。

広島対草津:1 間違いないでしょ。

徳島対鳥栖:2 2が多いなあ、今回は。

☆minitoto☆

清水対磐田:1、札幌対千葉:2、大宮対大分:2、F東京対東京V:0、横浜Fマリノス対新潟:1

☆BIG☆

ありえそうな結果ではある。

『バガボンド 28巻』

2008年5月23日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:井上雄彦 満腹度:☆☆☆☆☆

作者の思いが作品に込められる、かあ。その時々の感情がダイレクトに作品に反映される。生じるムラ。機械では不可能な作業をしてこそ職人。武蔵と共に成長を遂げている井上氏の凄さに感嘆するしかない。巻末の短文、好きです。元気をもらいました。僕も、そう思う。

プレーバック:対カターレ富山戦(アローズ北陸版)@栃木SC通信

2008年5月23日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に入れ替わっているために参考にならない可能性大

一際、大きな拍手が送られた。選手紹介で堀田利明の名がアナウンスされた時に。観衆は知っていた。前節、FC京都1993の藤原敬二の79試合連続フルタイム出場の記録に並び、アローズ北陸戦で90分間ピッチに立ち続ければ、歴史に残る大記録が達成されることを。

心配された雨も降らず、蒸し暑い陽気の中、栃木市総合運動公園陸上競技場には過去最多となる3473人が足を運んだ。堀田の偉業と勝利を祝う舞台は整った。

辛勝したソニー仙台戦から入れ替わったのは吉田賢太郎のみ。代わりに横山聡が先発復帰し、シャドーの位置に収まった。その他のメンバーはGK原裕晃、4バックは左から高野修栄、谷池洋平、照井篤、北出勉、ダブルボランチに堀田、山田智也、左に石川裕之、右に小林成光、センターFWに山下芳輝が起用された。

“栃木SCキラー”北川佳男がロッソ熊本へ移籍するも、愛媛FCのJ2昇格の立役者、永冨裕也を獲得したアローズ北陸。主力メンバーは大幅に変わり、フォーメーションも4―4―2に変更されていた。

栃木SC5勝1分け、アローズ3勝3分けと無敗同士の対決となった一戦。左サイドバックの高野が果敢に前に出る。サイドで優位に立った栃木SCは、左を起点に攻撃を仕掛ける。オーバーラップから高野はシュートを放った。昨季2戦2敗と苦杯を舐めた相手に対して、入りは上々だった。

ところが、15分を過ぎると雲行きが怪しくなり始める。「入りは良かったが、イニシアチブを握られ、アローズのリズムで前半の中盤を支配された」と高橋監督。徐々に効果的だったサイドアタックは鳴りを潜め、対照的にアローズが今度は左サイドを軸に攻め立てた。じわりと圧を強める。ワンツーからPボックスに今井大悟が侵入、谷池と原の連係ミスから山本英之が詰め寄り、渡辺誠はループシュートとゴールに襲いかかる。GK原の好守で事無きを得るも、立て続けに好機を作られてしまった。

相手陣内でボールを奪うも、「ゴール前まで行くが崩すシーンがなかった」と山下が言った通り、横山聡、山田がゴールに迫るシーンもあったが、決定機にはならなかった。ボランチが厳しいマークにあい、ボールを散らせなかったことで拙攻を重ねることに。「相手に合わせてボールを蹴ってしまった。ビルドアップができていれば・・・」と堀田は嘆いた。その堀田。前半ロスタイムに左足に持ち替えてからミドルを打つも、シュートは僅かにクロスバーを越える。記録がかかった試合でのゴール。ドラマティックな展開を望んだ観衆からは大きな溜息が漏れた。

前半の終盤に山本の枠内を捕らえた反転シュートをGK原が弾き出して難を逃れ、後半に立て直しを図りたかった栃木SCであるが、横山聡が2枚目のイエローカードをもらい退場させられてしまう。「0―0で折り返して、後半勝負」(高橋監督)のプランが崩壊。この退場劇で平常心を欠くことに。

浮き足立ってしまい、アローズに押し込められる。「ひとり少ない中で、勝利にどう導くか」。考えた末に高橋監督は茅島史彦、永井健太と攻撃的なカードを切る。更に「違和感なく、信頼してDFを3枚にした」と4バックから3バックへと布陣の移行をもした。リスクを犯して攻撃重視にシフトする。しかし、数的有利のアローズに茅島、永井が使えるスペースを消去されてしまい、戸惑いを見せた3バックが安定感を保てなかったことから流れを変えられなかった。
 
打った手が効力を発揮しない悪循環。今井、石田のシュートは枠を反れ、命拾いするも、ついに耐えきれずに失点を喫する。CKの流れの中から警戒していた永冨にリバウンドを決められる。「クリアしてこぼれたところでラインが上がっているはずなのに、上がっていなかった。ひとり少ない時点でセットプレイから失点してはいけなかった。意思の疎通が足りなかった」と谷池は臍を噛んだ。
 
混乱していたところに失点が上乗せされたことで、敗色ムードは一気に高まる。だが、「うちは退場すると負けない。ネガティブにはならなかった」と最後まで諦めていなかった堀田の執念がゴールを引き寄せた。

インターセプトしたボールを山下へと繋ぎ、途中交代の西川がGKのファウルを誘い、PKを得る。これを「最初から狙っていた。思いきり蹴って外れたら仕方がない」と山下が左上段へ突き刺す。開幕戦のPK失敗があっただけに、「プレッシャーはあった」が数々の修羅場を潜り抜けてきただけのことはある。萎縮せずに右足を思いっきり振り抜くあたりは、経験の成せる技であり、ハートが強い証拠でもある。
 
土壇場での同点弾。スタンドは爆発した。逆転の機運は醸成され、盛り上がりは最高潮に達した。クイックスローから山下のポストプレイを利し、西川がフリーでシュート。決定的だったが、GKの正面を突いてしまう。その瞬間、テクニカルエリアで高橋監督は頭を抱えた。敗色が濃厚だった試合を引き分けに持ち込めたが、あとひと押しが足りなかった。引っくり返せずに、勝ち点2を取り損ない、首位を堅持することはできなかった。
 
勝利で新記録に華を添えたかった堀田は、懸命に足がつっても走りきった。同点ゴールの起点になりもした。体が悲鳴を上げても、勝利を追及したが、ほんの少し届かなかった。
 
ロスタイム4分が経過。終了の笛が鳴り響き、80試合フルタイム出場記録は達成された。こみ上げるものがあり、観客席を見た時には「ジーンときた」。肩の荷が下りたことで安堵の表情を浮かべるも、「今年はJに上がることが目標。それに貢献することが大事。ここで感動しないで、J2に上がり感動したい」と“鉄人”はすぐに気持ちを切り替えた。そして、「今日は引き分けてすいません。次のホームでは勝ちます」と勝利を約束した。

JFL前期第7節 栃木SC1―1アローズ北陸 @栃木市総合運動公園陸上競技場 観衆3473人

〈アローズ北陸〉GK藤川康司、DF谷田悠介、橋元圭一郎、柳沢宏太、高向隼人(→西野誠)、MF上園和明渡辺誠今井大悟松下和磨(→小林羊汰)、FW石田英之(→森本悠馬)、永冨裕也 ◆太字はカターレ富山所属選手◆

 

『我武者羅に』

特別、意識はしていなかったそうだ。「審判はフェアですから」。昨季、後期第11節、ホーム試合の出来事を問われた西川吉英は、さらりと応えた。
 
カウンターからスピードに乗った西川はドリブルで突進した。Pボックスの内側と外側の境目で倒される。絶好の位置でのファウル。あとはFK、あるいはPKの判断を主審が下すだけかに思われた。が、笛は鳴らない。そのままプレイは続行される。ボールを掻っ攫ったアローズ北陸は反転速攻を繰り出し、小林羊汰が決勝ゴールを叩き出した。

1―1の引き分けを善しとせず、あくまでも勝ち点3を手にするタメに、前に出たところを上手く逆手に取られた。見事な切れ味を見せた相手のカウンターを褒めるべきであるが、もしも、西川のドリブル突破がファウルと認定されていれば、勝利を掴めていた可能性もあった。過去を悔いても仕方がないが、忘れ難いワンシーンだった。
 
状況は酷似していた。スコアは0―1とリードされていたが、追いつき、追い越そうとする意識は、カウンターに沈んだ昨季の対戦時と変わらなかった。
 
試合終了間際、インターセプトした堀田利明から、ゴール前の山下芳輝へ縦パスが入る。山下のパスに鋭く反応したのは西川だった。背後へと抜け出す。果敢な飛び出しから窮地を救っていたGK藤川康司も前に出たが、西川の方が勝った。GK藤川はたまらずファウルを犯し、一発退場を宣告される。1年越しで西川はファールの判定を勝ち取った。獲得したPKを山下が豪快に蹴り込み、試合を振り出しに戻す。

「前に出るアグレッシブさがある。球際にも強い。最後にチャンスを作ってくれると信じていた」

ベンチにはエース吉田賢太郎も座っていたが、西川を起用した理由を高橋監督は、そう述べた。采配的中である。

ベンチから声がかかった際には0―0だった。高橋監督の元へと行った時には0―1になっていた。状況は暗転していたが、「なにがなんでもやってやろう」と心に強く誓う。後半28分、小林成光に代わり西川はピッチに立ち、「倒れないで自分でいきたかったが、シュートを打とうという気持ちがPKに繋がった」と決定的な仕事をした。「我武者羅に。自分のストロングポイントが出せた」。ロスタイムに絶好機をフイにし、勝利を収められなかったことから笑顔は見られなかったが、確かな充実感が伺えた。

サッカー人生を懸けてプロ契約を結んだ今季。トレーニングマッチの対鹿島アントラーズ戦、中央大学戦でゴールを決めた。リーグ戦開幕を前に結果を出したが、レギュラーの座を掴むには至らなかった。これまで7試合を消化して先発1、途中交代3とベンチを温める時間が長くなった。確約されていたポジションを失った。

腐ってしまってもおかしくはない。モチベーションを維持することは容易ではない。同ポジションの吉田賢太郎、横山聡は既にゴールを挙げており、焦りがないわけでもない。それでも、出場した試合ではアシストをマークするなど、必ず好機に絡んでいる。限られた時間の中で西川が期待に応えられているのは、「強い気持ちでやることしか考えていない。レギュラーでも控えでも変わらない」という確固たる信念があるからこそ。

ひとつしか用意されていない1.5列目の枠を3人で競い合う、ポジション争いは苛烈を極める。現在の序列を崩すことは容易いことではない。しかし、「チームもボクも1試合、1試合が勝負。機会があればアピールしたい」と西川は決して下を向くことない。むしろ、刺激的な環境で自分がどれだけ成長することができるのか、楽しもうとしているようにさえ映る。

厳しい生存競争に身を晒されたことで、西川はサッカー選手として一皮むけようとしている。吉田賢太郎も横山聡も安閑とはしていられないだろう。逆境を味わったものが、這い上がる折に発揮する力は尋常ではないからだ。

※対YKK AP戦は明日、アップします。

謎のチューリップ

2008年5月22日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

通勤途中に見かけるチューリップのお花畑。

栽培して売り出すのかと思っていたら、先日の台風後も放置プレー。

収穫はせず。

つまり、市場に出すつもりはないらしい。

凄まじい数のチューリップが咲き乱れているのに。

獲っちゃうと捕まっちまうし、かといって眺めているのもねえ。

なんなんだろう?あそこの畑は。

謎だ。

激しく謎だ。

 

エイジーニョのノンフィクションが気になる。

誰のこと書いたのか?

前回のテセは不発だったからなあ。

今回こそは。

期待してるぜ。

明日、買ってみよ。

CL ファイナル@チェルシー対マンチェスター・ユナイテッド

2008年5月22日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

チェルシーが狙ったビッグイヤーはゴールマウスに3度も行く手を阻まれたことで、マンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU)の元へ9季ぶりに帰還した。勝者となったC・ロナウド、敗者となったテリー。共に大粒の雨に打たれながら涙を流した。マンUはリーグタイトルとチャンピオンズリーグ(以下、CL)の2冠に輝き、最高のカタチで今季を締め括った。老将・ファーガソンは稚児のような笑みを浮かべ、歓喜に浴した。

モスクワでのCLファイナルの舞台に登ったのは、イングランドトップ4の内の2チームだった。ドログバを1トップに配したチェルシーは4-5-1(4-3-3)、C・ロナウドが左サイドに入ったマンUは4-4-2でスタートした。

壮絶な潰し合いがピッチの至る所で繰り広げられる。キックオフから一歩も引く気配を見せない赤と青。前半の半ばには中盤を司るスコールズとマケレレが接触し、スコールズが流血するほどの激しさ。譲らない、拮抗した展開を打ち破ったのはC・ロナウドだった。ブラウンが右から左足で上げたクロスをファーサイドでヘディングシュート。高打点からのシュートに名手・チェヒも成すすべなくボールを見送るしかなかった。前半27分、マンUが先制。均衡が破れたことでゲームは動き出す。A・コールのクロスをドログバが落としたところにバラックが飛び込むが、ここはGKファンデルサールが好守を披露。事なきを得たマンUはすぐさまカウンターを繰り出し、C・ロナウドのクロスをテベスが頭で合わせるもチェヒが足でストップ。クリアボールからキャリックが再びシュートを放つが、またしても俊敏な反応でチェヒが弾き出す。その後、マンUはショートカウンターからルーニーとテベスのコンビでゴールに迫るも追加点を手にできなかった。好機の数では圧倒するも、ロスタイムに突入して間もなく、チェルシーに振り出しに戻される。エッシェンのミドルシュートが2度DFにあたり、眼前に転がってきたボールをゴール前に詰めていたランパードがプッシュ。手間をかけず、つまりリスクを極力軽減しながら、しかし推進力を失わせずに前へ前へと突き進んだマンUがリズムを掌握した45分だっただけに、喫した失点は痛かった。

後半は一転してチェルシーのペース。鋭利なアタックからアタッキングサードにボールを運んだ。両サイドから攻め立て、ドログバにクロスを供給するも、マンUの2CBリオ・ファーディナンドとビディッチの集中力も高く、ゴールを割れない。32分、虚を突いてドログバが放ったミドルはポストに嫌われた。ポゼッションと運動量でマンUを凌駕し、効率的にサイドから崩しては、シュートを打ち込むが仕留めきれず。90分で決着はつかなかった。

延長戦も余勢を駆ってチェルシーがイニシアチブを握る。3分、左から組み立てA・コールのマイナスのボールを中央でバラックが落とし、Pボックス内のランパードが反転シュート。マンUの守備陣は完全に振られるも、シュートはクロスバーに弾かれてしまう。絶好機を逸す。劣勢の時間帯が続いたマンUだが、敵陣ゴール前でクリアボールを拾ったエブラが縦に仕掛け、折り返したボールから途中出場のギグスがシュートするも、テリーの懸命のクリアによりこちらも決勝点を得られない。延長後半にもみ合いの中で手を出したドログバが退場し、数的不利のチェルシーはPK戦に望みを託すも、初の栄冠を手中に収めることは叶わなかった。

雌雄が委ねられたPK戦。先行のマンUは3番手のC・ロナウドが策におぼれ、チェルシーはビッグイヤーに片手をかける。だが、雨の悪戯により5番手のテリーが足元を取られ、失敗したことで勝機を掴み損ねた。7番目のアネルカは完璧にコースを読みきられる。これまで6人全員が右側に蹴っていたにもかかわらず、アネルカは左を選択し、セーブされてしまう。

初となるイングランドのクラブ同士の激闘を制したのは、赤のマンU。若手とトレブル(3冠)の旨味を知るベテランが見事に調和し、欧州の頂点に返り咲いた。

チャンピオンズリーグ ファイナル チェルシー1(5-6)1マンチェスター・ユナイテッド @モスクワ

<チェルシー>GKチェヒ、DFエッシェン、カルバーリョ、テリー、A・コール、MFマケレレ(→ベレッチ)、ランパード、バラック、マルダ(→カルー)、J・コール(→アネルカ)、FWドルグバ

<マンチェスター・ユナイテッド>GKファンデルサール、DFエブラ、リオ・ファーディナンド、ビディッチ、ブラウン(→アンデルソン)、MFスコールズ(→ギグス)、キャリック、ハーグリーブス、C・ロナウド、FWルーニー(→ナニ)、テベス

飴、勝つ

2008年5月21日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

チェルシーで。

延長までもつれるでしょう。

確実に。

で、延長後半にCKからテリーのヘディングシュートが突き刺さり初の戴冠。

そんなシナリオでどうでしょう?

ナマで観たいなあ。

チックしょーーーーーーーーーーーーー。

 

フルーツポンチ好きです。

しずるよりも。

JALJALは問題外。

「古着屋さん」のセンスを疑う。

結構、応援してたのに。

フォト・ステーション@栃木SC通信

2008年5月21日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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 テッペンに立った時、こんなことしたい。

 

 

 

 

 

 

 

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凄まじいキャプテンシーを発揮。

拾いまくり、潰しまくり。

誰かのせいにしない。

佐藤悠介に負けず劣らず有言実行に感涙。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ど真ん中に居ると心強い。

ドリブル突進が見られるようになってきたことから、かなりコンディションが上がってきているのだろう。

TDK在籍時のパフォーマンスに近付いてきているだけに、爆発の予感が漂う。

上野優作とのセットプレー時の守備は頼もしい。

ほとんど2人で弾き返してるからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 田村仁崇のふてぶてしさに驚愕。

物怖じしないメンタリティは大きな武器になるだろう。

正確なフィード、好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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勝利の立役者は試合後も大忙し。

強気な発言に、こちらが冷や冷や。

でも、頼もしい。

間一髪セーフ@マンチェスター・ユナイテッド対バルセロナ

2008年5月21日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

ファイナルの地、モスクワへの切符を懸けマンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU)とバルセロナが、チャンピオンズリーグセミファイナル2legで激突した。

猛烈なプレスを掛け、奪ったボールをメッシに預けては、素早い攻守の切り替えからアウェーのバルセロナが攻勢に出る。切れ切れのメッシを軸にマンUゴールに襲い掛かるが、ラストパスが僅かにずれるなど好機を作り出せない。C・ロナウドを1トップに据えた4-5-1のマンUは守備に重きを置き、劣勢に回ることは覚悟の上だったことから猛攻に晒されても平然と跳ね返す。防戦一方のマンUだったがC・ロナウドが左サイドでボールを受けると、そのままドリブルで突っかけた。この進撃をザンブロッタが凌ぐも、クリアしたボールはスコールズの足元へと転がり、右足アウトにかけたミドルが突き刺さる。先手を取ったのはホームのマンU。バルセロナとしてはバイタルエリアを空けてしまったことでスコールズの進入を許してしまった。だが、ザンブロッタの懸命のクリアは咎められない。失点後にリズムを狂わせたバルセロナはメッシの孤軍奮闘ばかりが目に付く。ハーフライン付近からドリブルで持ち込み狙い済ましたシュートはGKファンデルサールに弾かれてしまう。リードしたマンUは中盤でのプレスが強まり、相手ゴール前で隙があるとみるや一気に詰め寄りミスを誘った。ボールを取りに行く位置が状況に応じて徹底されていたことでポゼッションで凌駕されても危機を招くことはなかった。バルセロナが得意とする数的優位を容易にこしらえさせもしなかった。

後半に入ってもPB内での守備の集中力は持続され、バルセロナがパスの精度を欠いたこともあり、セットした守備組織は崩れなかった。メッシがドリブルで持ち上がりトップにクサビをあててから裏に抜ける動きも、トップへのボールを入れさせなかったことで阻む。決定力のある攻撃を遮断し、ハードワークをこなしたテベスが逆にワンツーからゴールに迫るなど堅守速攻のプランは粛々と遂行された。イニエスタ、エトーを下げ、アンリにボージャンを投入して活性化を図ろうとするバルセロナだが、推進力が生まれない。マンUの執拗なボールへの寄せに本来のサッカーを展開させてもらえなかった。32分、CKからアンリがヘディングシュートを繰り出すもGKの手の中にすっぽりと収まってしまう。唯一の好機を逸し、命運は尽きた。スコアを1-1にすれば勝ちあがれたが、1点が遠かった。9季ぶりのファイナルへの思いが勝ったマンUは最後の最後まで綻びを見せることなく、バルセロナの攻撃を零封し、モスクワへと辿り着くことに成功した。

圧倒的なボール支配もゴールへと結び付かず、攻略が成らなかったバルセロナの攻撃にサイクルの終焉を見た。

チャンピオンズリーグ セミファイナル 2leg マンチェスター・ユナイテッド1-0バルセロナ @オールド・トラフォード

<マンチェスター・ユナイテッド>GKファンデルサール、DFエブラ(→シルベストル)、ファーディナンド、ブラウン、ハーグリーブス、MFスコールズ(→フレッチャー)、キャリック、パク・チソン、ナニ(→ギグス)、テベス、FW C・ロナウド

<バルセロナ>GKバルデス、DFアビダル、ミリート、プジョル、ザンブロッタ、MFトゥレ(→グジョンセン)、デコ、、シャビ、FWイニエスタ(→アンリ)、エトー(→ボージャン)、メッシ

21番の決断に思う

2008年5月20日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

坪井に続き、加地も代表引退を表明した。

正直、勿体ない。

坪井はサブに甘んじていたが、加地は物足りなさを感じさせながらも常に一定のパフォーマンスを披露し、何時しか不可欠な存在となっていた。

新世代の内田が攻守に隔たりがあるだけに、アベレージの高い加地は貴重な戦力。

予選を知る、経験値のある者が去ってしまうことは痛手である。

世代交代を実力で勝ち取ったわけではない内田は、鹿島の同僚である岩政が秋田からポジションを取ったわけではないように伸び悩むかもしれない。

大きな壁として立ちはだかるのもベテランの域に達した選手の使命だと思うのだが・・・。

 

話題は変わって『数字』。

なんじゃ、あの薄さ。

前回大会は肉厚すぎてもたれたくらいだったのに。

あれで1000円は高いよ。

中身に乏しかったらさすがに冷めるね。

まあ、長年、買い続けているから義務で買うけどさあ。

どんなことが起ころうとも。

嬉しいの一言@栃木SC通信

2008年5月20日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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鴨志田誉

「最初は緊張したが周りが声を掛けてくれた。2トップに近い位置でプレーすることを心掛けた。運動量が持ち味です。(サポーターの声援は)かなり力になりました。上位対決で勝点3を取れたのは大きい。次も勝点3を取りたい。(HondaFCの印象は)一人ひとりが上手い。パスを丁寧に繋ぐのでやり辛かったが集中してやれていた。(今日のプレーに点数をつけるとしたら)100%力を出せた。足を攣ってしまったので、それを差し引いて8割ですかね。勝てたことで本当に嬉しいの一言。(横河戦の敗戦からどのようなプレーをしようと思っていましたか)特にロングボールを蹴ってもセカンドボールを拾えていなかった。(拾ってから)2、3回連続して攻撃できたらと考えていた。拾えていたし、ドリブルをカットしてからカウンターに繋げられていた。(開幕から同期の向選手がスタメンだったが)シンが出ていて、自分はスタンドで見ていた。いつか活躍したい。その気持ちが今日は発揮できた。(栃木SCを選んだ理由は)Jを意識しているチームだからです。(セレクションを通過したのは鴨志田選手だけだそうですが)そうみたいですね。去年の8月13日かな?大学生を対象にしたセレクションがあると大学(神奈川大学)の監督に言われたので、『じゃあ、ボク受けます』と言いました。(栃木SCの雰囲気は)楽しくやるところと厳しくやるところのメリハリがある。(佐藤)悠介さんはピッチでは厳しいが、練習後は声を掛けてくれる。悠介さんが居ないから負けた、とは言われたくなかった」

・小針清允

「1-0で勝てたことは大きいですね。Hondaもいいサッカーをしていた。細かいパス、ダイレクトプレー、3人目の動きが特長。ひとつのボールに2人でいかない。人とボールを見るように話しました。ゲームの入り方も悪くはなかった。今日はカモ(鴨志田)が頑張って戦ってくれたことが周りに伝わり、チームとして結果が出せた。今日は大事なゲームだったが個人的にはルーキーで初めてのゲームは思い出に残る、大事なものになるので勝点3を(鴨志田に)プレゼントしたかった。それが出来て嬉しい。リーグ戦の連敗は痛い。結果を出せたことは大きい。今後も勝ち続けて首位に立ち、波に乗って突っ走りたい。(カウンターの意識が強いように感じられたが)両サイドが高い位置に上がってくると分かっていたので、そのスペースをボクがボールを取ったら突くことは意識しました。ゴールには繋がらなかったが相手の嫌なところをチームとして突けた。(前半、4度の決定機を阻止したが)相手にチャンスを作らせる以前に止めることが大切。シュートを止めるのはボクの仕事ですから。上手く対処できた。メンタルも、コンディションもいいですよ」

・石舘靖樹

「(柱谷幸一監督からの指示は)『動け』(笑)。サイドに張っていないで中央、右、ボランチまで下がる。とにかく動こう、と。(空中戦を制していました)意識はしていないがヘッドで負ける気はしないですね。今のところ。松さん(松田正俊)、上野さん(優作)が前に居るので、ボールがずれた時に自分が競り勝ってFWが拾うカタチは出来ている。(ゴールの感触は)前半に外していたので、相当嬉しかったですね。(Hondaの印象は)JFLでは勿体ないくらい上手いが、アウェーでも勝ちますよ」

・田村仁崇

「途中からの出場だったので、入り方は難しかった。最初は焦った。途中からは何時も通りのプレーができた。(Hondaは)繋ぎは上手いが怖さはなかった。これで波に乗り次につなげられれば。(45分の自己採点は)サイドチェンジを入れられればよかった。(高安)亮介さんを狙っていたが、タイミングが合わなかった。もっと増やしていければ前掛かりにいける。展開力を磨いて、繋ぎの部分でトップにグラウンダーのボールを入れたい。サイドバックに渡すと見せかけて入れる。トレーニングでは結構、やってます。(ハーフタイムで受けた指示は)2列目からの飛び出しのケアー。ワシさん(鷲田雅一)とコミュニケーションを取って2トップを潰す。(バイタルエリアを閉められていたが)カモさん(鴨志田誉)が精力的に動いていた。効いていたと思う」

※田村選手のコメントが抜け落ちていました。申し訳ありませんでした。

 

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・石橋眞和監督(HondaFC)

「我慢比べで先に先制され、ちょっと慌てました。リズムが悪いわけではなかった。危険になるとすればこういうカタチだろうな、というカタチで1失点した。フィニッシュに持っていったカタチが守備に重きを置かれ、カウンターを狙われたことで自分達のカタチでボールを運べず、フィニッシュに持ち込めなかった。ただ、内容は悪くはない。点を取れなかったことは次に生かさなければならない」

Q:後半4-3-3から中盤に厚みを加えるために、4-4-2に変更することは考えたか?

「そのまま出来るだけ前に起点を作りたかった。自分達が上手くいかなくなる時は相手のボランチのさばきで難しくなる、前の3人で上手く埋めようと今はやっている。相手のボランチに中盤を使われて展開されたとは思わない。糸数(昌太)の運動量も上がっていましたし。流動的に前3枚は代えずにやろう。山型、逆三角形にしてやっていこうと促している。4-4-2でボックスは考えていなかった」

Q:栃木SCの印象は?

「一言で言えばパワフル。前にポイントを作ろうとするところで行かせてくれない。両サイドから仕掛けて崩す。力強さがある」

Q:堀切(良輔)選手を下げたのは負傷か。それとも機能していなかったからか?

「アップダウンが厳しいポジション(右サイドバック)。少しスペースを与える機会が多かった。戻りを頑張れ。持ち味である攻撃ではどんどん行け。ゲームに入り込んでいたので冷静に頭を上げろ、と指示して後半は送り出しました。穴を長く引っ張りたくなかったので桶田(龍)を入れました。体力的にも上がっていたので」

検索されちゃう

2008年5月19日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

某mixiで同級生に相次いで見つかっとる。

こりゃ、異常事態だ。

なんとかせねば。

やっぱり出身校とかのコミュニティーに顔を出すのは拙いねえ。

簡単に足がつくから。

考えものだ。

ばれたからといってやましいことはないのだけれども。

なんかジモティーとは疎遠だから気恥ずかしいのよねー。

どしたもんだろう。

 

あぁ、宇都宮駅近くの沖縄料理屋さんに行きたいわ。

1回しか行ってないけど、気に入ってしまった。

今度はアルコールも是非、喉を通過させたい。

『ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女』

2008年5月19日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

主演:子供達 満腹度:☆☆

ロマンチストな男子は無条件で好きだろうねえ。ストーリー性が薄くても。冒険モノには惹かれちまうんだなあ。指輪物語も嫌いじゃなかったし。ハリーぽっちゃりは微妙だけど。まあ、スクリーンで観るほどのものではないので、テレビ放送されるまで第2章は待ちましょうか。

『ルーキーに勝点3を』@栃木SC通信

2008年5月19日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

kamo.JPG気負いは全く感じ取れなかった。ボランチに要求される仕事、例えばボールを奪う、パスを散らす、相手の攻撃を遅らせるなど、基本的な役割を卒なくこなしていたからである。それも高次元で。

浮き足立つことなく、試合にすんなりと入り込んでいるように見えた。ちょっとやそっとのことでは揺らぎそうもない外見に、ベテランが醸し出すような雰囲気を身に纏っていることが、そう感じさせるのかもしれない。妙な安心感さえ抱かせた。

が、実際の胸の内は異なったようだ。本人の言葉を借りれば、「最初は緊張した」と言う。無理もない。リーグが開幕してから11試合、1度もピッチに立つことはなかったのだから。巡ってきた出場機会、それも初先発がリーグ屈指の実力を有するHonndaFC(以下、ホンダ)戦、しかも連敗が許されない状況では、萎縮しない方がおかしい。

鴨志田誉は計り知れないプレッシャーに晒されながら、キックオフの笛を、プロデビュー戦を迎えた。

先発を言い渡されたのは、土曜日のセットプレーのトレーニング中だった。「ビックリした」ものの、「何時も通りのプレーをすれば通用する」と言い聞かせ、「何時も通り、何時も通り」と何度も心の中で反芻しては、昂ぶる気持ちを抑えた。

今季2敗目を喫した対横河武蔵野FC(以下、横河)戦(0―1)を省み、柱谷幸一監督は落合正幸のパートナーを久保田勲から鴨志田へとチェンジした。その意図を、こう語る。

「久保田とオチを並べるとポジションが後ろになる。攻撃に人数を割けない。鴨志田は前へ出られるし、ボールに絡める。運動量が多い」

好機をほとんどこしらえられなかった前節。同じ轍は踏めない。前線にボールを入れることで強味が発揮される、栃木SCの戦術によりマッチした人材を選出したことが窺える。

大抜擢された鴨志田。自身の持ち味は「運動量。判断を速くして、素早くパスを繋ぐこと」。

前半35分、マイボールになるや否や、一目散に3列目からゴール前へと駆け上がった。その様は爽快感たっぷり。機を見た大胆不敵な攻撃参加は、ゴール前の人手不足を解消した。また、トップに近い位置でプレーし、セカンドボールを拾うことをも心掛けた。横河戦で感じた物足りなさ。果敢に仕掛けることで補足した。繰り返された上下動。支えたのは、豊富な運動量だった。

ボールを受ける角度作りの巧さも生きる。スムーズに味方からボールを引き出した。託されたボールを時に丁寧に、時にリスクを冒してさばいた。「ホンダも切り替えが速いから負けないようにした」と、瞬時に使えるスペースを見出し、パスを供給。カウンターのスイッチとなる。前半38分にはGK小針清允からのフィードを受けると、前方に走り出していた石舘靖樹に正確なパスを送り届け、決定機を演出した。FKからのクイックリスタートでは高安亮介のドリブル突破を導いた。

高い守備能力も際立った。ショートパスを繋ぐ意識の高いホンダの攻撃に戸惑うも、徐々に順応すると粘着力のある守備でボールを掻っ攫った。攻撃の芽を摘み取った。

「ボゼッションは落ち着いていた。運動量も多く、守備にも入れた。非常にいい出来だった」

柱谷監督はパフォーマンスに目を細めた。

「カモが頑張ってくれたことが周りに伝わり、チームとして結果が残せたと思う」

最後尾からプレーを見詰めていたGK小針は、鴨志田の攻守における貢献度の高さを勝因のひとつに挙げた。続けて「ルーキーで初先発、思い出に残る大事な一戦。勝点3をプレゼントしたかった。それが出来て嬉しい」と、我がことのように喜んだ。

昨夏、催された大学生を対象にしたセレクション。唯一、潜り抜けたのが鴨志田だった。自ら切り開いたプロへの道。しかし、いきなり壁にぶち当たる。中核を成す落合の隣席に座ったのは、同期入団の向慎一だった。職人肌の守備と光る攻撃センスを披露したトレーニングマッチ。アピールも空しく、ベンチにも入れない日々が続いた。欠けている部分を修正しながら、ようやくベンチにまで漕ぎ着けたが、その2試合はいずれも敗戦。直接、関与したわけではないが、「責任を感じていた」。だからこそ、ホンダ戦の勝利が堪らなく嬉しかった。

「コーチからチャンスは絶対にくる、と言われていた。トレーニングを真面目にやれば(出番は)巡ってくる。準備をした甲斐がありました」

笑顔が弾けた。

今後は久保田、向との熾烈なポジション争いが待ち受けている。「競争は大事ですから」。さらりと言い切る鴨志田。スタンドからピッチを眺める、辛く侘しい状況に逆戻りする気はさらさらない。出るからには最初から。やや出遅れたぶんだけ、その思いは人一倍強い。
  

戦評:対HonndaFC戦@栃木SC通信

2008年5月19日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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柱谷幸一監督の指示は至ってシンプルだった。

「動け」

出場停止が解けない佐藤悠介に代わり、左ワイドに配されたのは石舘靖樹。元々はワイドでプレーさせることを考えていたが、佐藤の獲得に成功、シーズン前に負った怪我による出遅れが重なり、開幕から負担の少ないFWでの起用が続いた。2ゴールの結果を残すが、ここ数試合は鳴りを潜めていた。佐藤を欠き、松田正俊のコンディションが上向いたことで、「ここはひとつ使ってみるチャンス」と先発のお鉢が回ってきた。

感覚を重んじる石舘には、一言で事足りた。小難しい説明など不要。

「サイドに張ってばかりいないで中央、右、ボランチの位置まで下がる。とにかく動こう、と」

指揮官の言葉を石舘は、そう解釈した。上下左右に、骨惜しみなく動き回った。持ち場に囚われず、状況に応じた適切なポジションを取る。そのことが結果的に貴重な決勝弾として実を結んだ。カウンターが発動する際、石舘はゴールを狙える位置に構えていた。

「周りが読めないプレー。あいつの良さが出た。あいつらしいゴールだった」

愛弟子のアグレッシブで予測不能なプレーに、柱谷監督は珍しく相好を崩し、手放しで褒めちぎった。

「主導権を握られた。石舘選手に居られたことで運動量を強いられた」

HondaFC(以下、ホンダ)石橋眞和監督は、ストロングポイントのひとつである右サイドバックの堀切良輔を途中で下げた一因に、石舘の存在を挙げた。球際に加えて、空中戦でも絶対的な強さを発揮。サイドでの綱引きを制したことで、少しずつ堀切のスタミナを削り取り、ピッチ外へと追い遣った。昨季の対戦時、1ゴール1アシストと煮え湯を飲まされた相手を封じ込める。ゴールと同等、或いはそれ以上の価値を有する仕事を果たした。スタートからの起用に応え、勝率をグンと上げた。


前節、横河武蔵野FCとの決戦に敗れた栃木SC。連敗を回避するために若干メンバーを入れ替え、強豪のホンダ戦に挑んだ。スタメンはGK小針清允、4バックは左から斎藤雅也、鷲田雅一、川鍋良祐、岡田佑樹、中盤はダブルボランチに落合正幸と初先発の鴨志田誉、左ワイドに石舘、右ワイドに高安亮介、上野優作と松田が2トップを組んだ。

開幕戦の躓きなどに動じない。じわじわと勝点を積み重ね、当然のように上位へ顔を出してきたホンダ。4―3―3の布陣をしいた。

右から入ったボールを鈴木弘大がシュート。枠を反れるが開始1分と満たない時間に肝を冷やされる。5分にも再び鈴木にシュートを浴びる。この窮地を抜群の反射神経でGK小針が凌ぐと、サイドチェンジを利し、栃木SCは次第にサイドから圧力を強める。7分、石舘の左クロスから上野が右足を伸ばしてダイレクトで合わせた。

対するホンダは序盤から多用したショートパスでの打開を繰り返す。そこへドリブルからのシュートも織り交ぜ、果敢にゴールへと襲い掛かった。カットインから牧野泰直、CKのセカンドボールから増田勝文、ドリブル突破から堀切に鈴木と、数多の好機をこしらえる。枠内にきっちり飛ばすも、GK小針が立ちはだかった。尽く弾き出されてしまう。

ホンダのアタッキングサッカーに困惑するも、後手を踏んでいたわけではない栃木SCは、好守を連発したGK小針を起点にゴールに迫る。16分、自陣ゴール前からのFKを石舘が頭ですらし、反応した上野がスライディングシュート。GK中村元の伸ばした手先を通過し、ゴールへ吸い込まれるも判定はノーゴール(オフサイドか)。38分にGK小針から鴨志田と渡り、石舘が胸トラップから反転シュートも吹かしてしまう。逸機するものの攻守の切り替えは速く、ゴールへの道筋は明確に描かれていた。

後半頭に川鍋アウト。田村仁崇がDFラインに入る。「ボールへのアプローチ後、しっかり選手に付こう」とハーフタイムに確認した栃木SC。些かルーズだった人への寄せが強まる。素早いプレスで細かなパスを寸断。トップへのボールも遮断した。落合と鴨志田がバイタルエリアをしっかり閉め、「最初は焦った」という田村も落ち着き払ったプレーで攻撃を跳ね返した。

「ポゼッションしてくるが前に人数がかかっているぶん、全体のバランスがよくない」と読んでいた柱谷監督。ホンダの弱点をえぐった。カウンターから攻め入られ新田純也に絶好のクロスが供給される。しかし、新田が空振りすると逆にカウンターを打ち返す。前線に残っていた石舘はボールを受けると、そのままドリブルで持ち込み左足を一振り。豪快に突き刺した。「前半、外していたので、相当嬉しかった」と満面の笑みを浮かべた。後半14分、先手を得る。

流動性を失ったホンダは、栃木SCが構築した守備ブロックを前に手詰まりに陥る。攻め手が見出せない。それでも、粘っこさが身上だけあり、ロスタイムに右クロスから途中交代の早坂良太がヘディングシュートを放つ。が、ボールをとらえきれなかった。

スコアは動かず。1―0で逃げ切り、連敗は免れた。上に位置したホンダを一蹴し、ファジアーノ岡山が足踏みしたことで、4位から2位に浮上した。

佐藤不在で勝点3を獲得できたことは殊の外、大きかった。

「出られない選手が普段出ている選手以上のパフォーマンスをした。次に繋がる」

柱谷監督は鴨志田、石舘の他に高安と田村が期待に違わぬプレーをしてくれたことでボトムアップが図れた、と手応えを感じていた。主力が抜けたことでチームが揺らぐようでは、ゲームのクオリティが落ちるようでは、リーグ制覇は望めない。

求められるのはチーム戦術を理解し、遂行できる力の他に、個人として何をもたらすことができるのか、ということである。ホンダ戦で言えば、石舘は佐藤では難しい状況からゴールを決め、鴨志田は向慎一以上の活動量を見せ付けた。単に穴を埋めるという発想ではなく、他人が持っていない要素、特性でどれだけ勝負できるのかが重要である。個々の特長がチームに付け加えられれば、自ずと厚みは増していく。

JFL前期第12節 栃木SC1―0HonndaFC 観衆4786人 @栃木県グリーンスタジアム

〈栃木SC〉交代:川鍋(→田村)、高安(深澤幸次)、石舘(→久保田勲)

〈HonndaFC〉GK中村元、DF堀切良輔(→桶田龍)、安部裕之、石井雅之、牧野泰直、MF糸数昌太、柴田潤一郎、増田勝文(→吉村和鉱)、FW鵜飼宏長(→早坂良太)、新田純也、鈴木弘大
  

対HonndaFC戦@栃木SC通信

2008年5月18日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

前半:0-0。

後半:1-0。

ファイナルスコア:1-0。

得点者:石館靖樹(栃木SC)

痺れた。

順位:2位(勝点28)◆首位:横河武蔵野FC(勝点29)

※マッチデー読んで頂きありがとうございます。レポート&コラムは小休止後にアップいたします。お疲れ様でした。

試供品

2008年5月17日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

ドラッグストアで買い物をしたら試供品がついてきた。

「頭痛、生理痛」

そんな効能のある薬をもらっても、こちとらビンビンの男性ですから用途がない。

ノルマ?があるにしても、そりゃないわ。

もらったこっちが恥ずかしくなった。

選ぼうよ、渡す人を。

 

バレーの予選が苦しい。

見ているのが。

息が詰まりそうだ。

だから、チャンネルチェンジ。

初戦から崖っぷちムードは分かるが、あれじゃあ最後までもたないよ。

六本木もお台場も大差がなくなってきたなあ。

煽り過ぎでしょ。

『サウスポイント』

2008年5月17日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:よしもとばなな 満腹度:☆☆

分かるんだ、よく分かるんだけど魂の力に乏しいのかな。最後の最後で入り込めなかった。ハワイに行くしかないし、ちょっとした霊体験をしないと難しいかもね。この本に共鳴するのは。でも、男の方がロマンチストであることは納得。それを、気持ち悪いと表現するところは面白い。己が男性だけにその発想はなかった。一途な愛が気持ち悪いかあ・・・。どうしたらいいんだろう。

プレーバック:対HondaFC戦@栃木SC通信

2008年5月17日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に入れ替わっているために参考にならない可能性大

就任直後、柱谷幸一監督は、こんなことを言っていた。
 
「中断期間前までになんとかしたい」
 
国体、天皇杯が挟まれることで1ヶ月近くリーグ戦が休みとなる。JFLのひとつの特色である。それまでに、(就任時)8試合も勝利から見放されていたチームの立て直しを図り、劣悪な練習環境などの整備にも着手することで、戦える集団への改革を推し進めるプランを思い描いた。基礎的な部分の工事を済ませ、上位陣と五分の戦いを演じながら、再開後に対戦する昨シーズンの下位チームから確実に勝ち点3を手に入れられるようにする。最終的には昇格最低ラインである4位に滑り込む算段でいた。ターゲットは4位。目標をより鮮明にすることで足並みを揃えた。

雷雨延期により9月末に組み込まれた佐川急便SC戦を除いたこれまでの戦績は、3勝3敗1分け。ひとつの区切りと見定めていたホンダFCとの一戦は、勝てば勝ち点で並ぶが得失点差で上回り順位は逆転。加えて中断期間と合間の首位・佐川戦を気持ちよく迎えられるか否か、という精神的な要素も絡んだ大事な試合となった。会場は栃木県総合運動公園陸上競技場。公式戦が実施されたのは2003年の対FC京都1993戦以来のことだった。
 
一戦必勝。左サイドバックのファーストチョイスである片野寛理を累積警告で欠いた栃木SCの陣容はGK原裕晃、DFには左から高野修栄、山崎透、照井篤、横山寛真、中盤の形成はボランチに堀田利明と米田兼一郎、左に小林成光、右に只木章広、上野優作と小原昇が最前線に並んだ。
 
前年度覇者もフォーメーションは4―4―2。守備の核である安部裕之が不在も、前期の対戦では出場機会のなかったエース新田純也がスタメンに名を連ねた。
 
左から右へ、右から左へ。サイドチェンジを意識的に織り交ぜながら、右の只木を起点にした栃木SC。序盤の15分、リズムは悪くなかった。戦前から意図した通りサイドから攻められた。それは、ホンダFCにも言えることだった。サイドバックとサイドハーフの連係がスムーズであり、チームとしてサイドの使い方を熟知していることで、劣勢を跳ね除ける。中盤の攻防では一進一退だったが、時が経つに連れてサイドの利し方が抜群であることから優位性を発揮する。そして、必然的にゴールが生まれた。
 
前半21分、右サイドで柴田潤一郎が切り返し、上げたクロスを新田がヘディングシュート。きっちりとサイドネットに収めた。左利きの柴田が右に配されることは情報として入っていたという。左足を警戒するように、と指示も出ていたが、ケアしきれなかった。「うまく周囲と絡んで突破し易いカタチを作り、起点になれた。特長を発揮してくれた」とホンダFC・石橋眞和監督が高評価すれば、「キープ力、クロス、スピードなど相手のワイドの方が、レベルが高かった」と柱谷監督も絶賛した。
 
「連動してグループを作らないと厳しい」(只木)
 
「圧力は感じなかったが、出し手と受け手の動きができなかった」(横山寛)

失点の影響を隠しきれなかったのか中盤の構成力が落ちた栃木SCは、全体の噛み合いが悪くなる。互いのフィーリングにズレが生じた。パスが繋がらない。精密機械のようである米田にもミスが目立った。簡単にボールを失う。手探りの、苦し紛れのパスが通るはずがない。上野のポストプレイは不安定だった。ボールが前で収まらない。単純な放り込みに逃げた。

リズムの乱れをホンダFCは見逃さなかった。今度は左サイドを攻略。クロスのルーズボールを西望実が滑り込みながら突き刺した。

まさかの2失点。自分達のサッカーが展開出来ない。苛立ちが募り始め、生命線であるコレクティブな守備は崩壊した。プレスが緩んだ隙を突かれる。ロングレンジから糸数昌太が振り抜いた左足はゴールネットを揺さ振った。前半だけで今季初となる3点を献上。

「一時的に中盤を厚くして守備を固めることを選択してもよかったかもしれない。1失点で堪えていれば・・・。試合状況を読んでの対応力や修正力を磨かなければならない」

只木は趨勢を決した3失点目を激しく悔いた。

後半の頭に柱谷監督は2枚のカードを切った。一枚目の高安亮介には「縦への突破から躍動感をもたらすこと」を、2枚目の久保田勲には「3バック気味にして高いところでプレイさせる」狙い。この交代は奏効した。3点のアドバンテージがあるホンダFCのプレスが弱まったにしても。期待に違わず高安と久保田が働いたことで活性化される。

イニシアチブを完全に掌握した。そこまではよかったのだが、さすがはホンダFCである。綻びをすぐに修繕する。浅めのライン設定によりスペースを消去した。コンパクトにされたことで高安の勢いは止み、久保田はサイドに張り出すも肝心のボールが届かなかった。久保田、只木、小原がパス交換し、途中出場の山下芳輝が反転シュートを繰り出すも、枠を反れていった。前後半、唯一の決定機をも決められなかった。

せめて1点でも。一矢報いることすら叶わず、にわかに信じ難い大敗を喫した。記録したシュートは僅か2本だけだった。

「(後半ロスタイムの)山崎の退場シーンが今日の試合を象徴していた」

黙考した末に発した柱谷監督の言葉である。常套句である「アラート(用心深く、機敏な)」を多用し、試合を振り返る。言葉を詰まらせながら。

「ボールが遠くにあるのにアラートな状態ではないから反応できない。アバウトな縦へのボールをカバーできない。いい準備ができていればクリアできたはず。守備も、メンタル面もアラートな状態でできなかった。球際でも尽く競り負けてしまった。1対1で激しくいけなかった」

また、「大事な試合で100%の集中力で入れなかった」ことを敗因のひとつとして挙げ、「色々と条件が異なろうとも強いメンタリティを持ち、タフに戦えるようにならなければ」と付け加えた。

小原は言う。

「今日のことを引き摺らない。(大敗の)影響はないが攻撃的になった後半にゴールを取れなかったのは課題だった」

勝利を得られなかったことはもちろんのこと、それ以上に攻勢に転じてから1点も返せなかったことが痛かった。敗れても次の試合に希望を抱かせる材料がなにもなかったことは、今後へ向けて不安をより一層かきたてる。ライバル達が足踏みをしようとも。

吹き始めた追い風が向かい風に変わるほどの完敗。今シーズンのワーストゲームと言っても過言ではない内容と結果だった。人生もサッカーも容易に事は運ばない。

JFL後期第9節 栃木SC0―3ホンダFC @栃木県総合運動公園陸上競技場 観衆5588人

〈ホンダFC〉GK川口剛史、DF堀切良輔、河住一仁、石井雅之、桶田龍、MF柴田潤一郎(→田阪祐治)、西望実、糸数昌太、土屋貴啓(→増田勝文)、FW鈴木弘大、新田純也(→川島大樹)

<栃木SC>交代:高野修栄(→久保田勲)、小林成光(→高安亮介)、堀田利明(→山下芳輝)

 

『下準備』

事前準備を入念に行う。柱谷新体制となってから際立つ特徴のひとつである。顕著な例としてアウェイでの対FC岐阜戦(2―0)が挙げられるだろう。スカウティングと緻密な戦略が勝機を手繰った。現時点での今季ベストゲームだった。

対戦相手も無策ではない。当然ながら策をろうしてくる。今回はホンダFCの方が一枚上手だった。用意周到な対策が3ゴールを導き出し、浴びたシュートが2本の無失点と完璧な守備を披露するに至った。栃木SCにとっては手痛い、今季最低の試合となってしまった。成す術なし。手も足も出なかった。
 
ホンダFC・石橋眞和監督は攻守において2つのテーマを掲げ、今週のトレーニングに臨んだという。1つは「カウンターから失点するケースが多いことからボランチとサイドバックの仕事の修正」。もう1つは「攻撃面でシンプルにスペースでボールを受けること」。
 
攻撃に比重を置きがちだったボランチには、アンカー(舵取り)の役割がこなせる西望実と糸数昌太を配し、バランスを保つことを心掛けた。「中盤でイニシアチブを取られた。トップに入った後のセカンドボールを取られてしまった」と只木章広。守備ブロックを作り、DFとボランチが上手く挟み込んだ。それにより、「2トップを抑えないと後手に回る。あそこにボールを入れるのを先ずは抑え、次の展開を防ぐ」(石橋監督)ことが可能となった。

コレクティブな守備をされたことで、上野優作と小原昇の2トップは消去された。共に放ったシュート数は0。対峙した石井雅之と河住一仁の両センターバックは屈強であり、なおかつバイタルエリアに注意を払われたことで思うようにボールを引き出せなかった。トップにボールを預ける。基本的な作業を阻止された。思惑にはまる。
 
右サイドバック堀切良輔のオーバーラップが、どれほどの威力を持っているのか。アウェイの都田で嫌というほど思い知らされた記憶が蘇る。ゴールラインを割ろうかというギリギリのボールからクロスを上げ、ピタリと味方に合わせた時には思わず唸ってしまった。しかし、アグレッシブなだけに、持ち場を留守にしがちになる悪癖も。それは、左サイドバック桶田龍にも当てはまる。そこで、功罪入り混じる攻撃参加に、「徹底したつるべの動き」を求めた。立ち上がりは栃木SCに分があったサイドの攻防も、気が付けば何時の間にかホンダFCが制していた。ダイナミックさを逆手に取れたのは、僅かな時間だけだった。

柱谷監督は「2対1で崩せずに物足りなかった。両ワイドの選手が大胆に、恐がらないで自信を持って高い位置で勝負して欲しかった」と嘆いた。サイドバックとサイドハーフのコンビネーションでは、明らかに見劣りした。小林成光と高野修栄、只木と横山寛真の意思疎通が不十分だったにしても、キーポイントだったサイドの綱引きで負けてはいけなかった。3失点中2点がサイドを破られてから。数字が雄弁に物語っている。
 
リードを得てからホンダFCは堅守速攻に切り替える。なるほど、パスはアバウトであり、栃木SCの守り方も拙かったが、常にフリーになれるポジションを取っていたことは動かし難い事実。カウンターから何度か冷やりとさせられた。スペースを突く。ゴールを取られる前後でも、狙い通りの攻撃を許していた。
 
ホンダFC戦への下準備としては、栃木SCも栃木トヨタカップ決勝で出場したFW全員がゴールを決め、高安亮介、久保田勲、横山寛を試すなどシミュレーションはできていた。チーム状態は上向きであり、感触は悪くなかった。情報も手に入れ、抜かりもなかった。それでも、勝ち点3を掴めないということは、「相手が強くなってきているので、伸ばさなくてはならない部分がある」(只木)ということだろう。
良質なトレーニングを入れ、情報戦で勝り、試合でもイメージを実践できる力が必要とされてくる。個でも組織でも。

野球のスコアみたい?@ワンコインベッターの呟き

2008年5月16日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

俊輔、長谷部、松井かあ。

妥当な招集だろうね。

俊輔でタメを構築し、長谷部と松井の推進力でアタッキングサードにおける迫力不足を解消する。

うまくはまってくれればいいのだが。

中沢のパートナー探しは続いているようですね。

今度は井川かあ。

本職を据えないとねDFラインには。

☆toto☆

札幌対名古屋:2 そろそろ回復する時期でしょう。

浦和対G大阪:2 面白くしてもらわないと。

磐田対F東京:1 前田は辞退?

鹿島対柏:2 復帰も戦線には戻れず、かあ。

千葉対大分:1 監督交代効果持続。

京都対横浜Fマリノス:0 マイロードいいですなあ。若干、退屈ではあるが。

川崎対大宮:1 フロンタも勝ってくれないと面白くない。

東京V対清水:2 旅人効果は出るのか。

神戸対新潟:1 途中で外国人を獲れる。うらやましい。

徳島対熊本:2 意外と悩みどころ。

鳥栖対広島:1 ここも難しい。

C大阪対湘南:0 ここもねえ。

仙台対山形:2 今回はJ2の方が予想困難だね。

☆minitoto☆

京都対横浜Fマリノス:1、川崎対大宮:2、東京V対清水:1、神戸対新潟:2、徳島対熊本:1

☆BIG☆

野球のスコアみたいだ。それも投手戦。終わった・・・。

祖母ちゃんとカーネーション

2008年5月16日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

スターチェリー.jpg

祖母ちゃんを喜ばせようと花屋さんへ。

かなり遅いがカーネーションをプレゼントしようと覗いて見ると、全く目にしたことがない新種のカーネーションがあるじゃないですか。

その名も「スターチェリー」。

綺麗なんだ、これが(そのぶんだけお値段も・・・。やはり美しいものはお高いのですなあ)。

基本的にサプライズ好きで、定番を嫌うので即決。

鉢植え君、ごめんよ。

ビビットなピンクに祖母ちゃんの顔がほころんだ。

プレゼントはいいものですな。

心が洗われた。

プレーバック:対HondaFC戦@栃木SC通信

2008年5月16日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に入れ替わっているために参考にならない可能性大

いよいよ、か。期待は大きく膨れ上がった。前期第6節終了時、栃木SCは単独首位に立った。といっても、たった6試合を消化したに過ぎないのだが。にもかかわらず、今年はホンダに、分が悪い都田で勝てるのではないか。我々メディアも、一部のサポーターもそんな思いを抱いたのではないだろうか。悲願であった都田での勝利をJFLの卒業証書にしてJ2へ。淡い夢を抱いていた頃が懐かしい。あれから月日は流れ、栃木SCの情勢は暗転した。ホームで屈辱の3連敗。軽口を叩けるような状態に今はない。

首位・佐川急便SCとの差を縮めるどころか引き離され、組織としての成熟度の違いを見せ付けられた前節。爆発的な攻撃力を秘めた3―6―1は不発に終わった。迎えたアウェー、都田での対ホンダFC戦。「3と4の併用を考えている」と明言した高橋監督がチョイスしたのは4―5―1だった。一体、サイドアタックを特長とする佐川急便相手に敷いた3バックは、なんだったのか。あの敗戦は今後に意味をもたらすのか。試合前に疑問がむくむくと湧き上がった。

さて、栃木SCの陣容はGK原裕晃、4バックには左から高野修栄、山崎透、谷池洋平、北出勉、ボランチに堀田利明と小林成光、左に石川裕之、右に久保田勲、ワントップ山下芳輝の下には佐野智洋が据えられた。小林のボランチ、久保田のサイド起用は今季初の試みであり、加えて佐野も初先発の大抜擢。初めて尽くしだった。メンバーとポジションをいじることで、詰まっている循環を良好にしたい、との意図がひしひしと伝わってきた。
 
5勝4敗3分け。ホンダFCに大異変。誰もが目を疑う成績である。昨季の覇者は喘いでいた。新参者のFC岐阜を除けば、落とした勝ち点は全て下位チームばかりだった。特にホームゲームでは5戦して1勝しか挙げていない。また、対栃木SC戦で昨季2ゴール(ホームとアウェー)の2006年度JFL最優秀選手である新田純也はベンチスタート。中核を成していたDF向島満、FW鈴木滋は一戦を退いた。どん底の栃木SC、過去4敗2分けと大きく負け越しているが、ひょっとしたら。5月に入りめっきり萎んだ“期待という名の風船”を、少しばかり膨らますことが許される数字と要素があった。
 
開始4分、山下と石川が空けたスペースへと高野が飛び出した。オーバーラップからグラウンダーのボールを入れる。ファーサイドの久保田が詰めるもDFにブロックされた。フィニッシュに至らなかったが、アグレッシブな仕掛けだった。
 
高野の果敢な攻撃参加を契機に流れを掴みたかったが、ビルドアップのボールを狙われる。前線からのホンダのプレスは凄まじく、とりわけDFからボランチにボールが入るやいなや食い付いて来た。「ボランチの高めの位置」の小林は「中盤でパスを繋いでポゼッションを高める」目論みで起用されたが「即席だった」ことで餌食となる。低い位置から不要なドリブルをしては囲まれ、ボールを失い続けた。業を煮やした高橋監督からは「シンプルに(展開しろ)」との指示がDFとボランチに飛んだ。
 
執拗なチェイシングでリズムを生み出したホンダのカウンターが炸裂する。左サイドを駆け上がった桶田龍のクロスを増田勝文が合わせる。が、ここは間一髪で山崎がスライディングブロックで凌いだ。
 
攻撃では栃木SCの右サイド奥のスペースへサイドチェンジのボールを送る。守備では先ずボランチからのボール狩り。仕事がはっきりしていたホンダにイニシアチブが渡るのは必然であった。人もボールも活発に動き、右サイドバック堀切良輔は頻繁に前線へ顔を出した。柴田潤一郎は高い位置で堀田からボールを掻っ攫い鈴木弘大に繋ぎ決定機を演出した。GK原のファインセーブに阻止されるも、チーム戦術が遂行された象徴的なシーンだった。

面白いようにボールを回され、球際では競り負けていた栃木SCは堀田、石川、高野の3人で左サイドを攻略するも折り返しが弱く好機にならない。川島啓吾に攻撃の芽を摘まれ、中盤を支配されては劣勢に立たされる。それでも、山下の背中に目がついているのではないか、と思わせる芸術的ヒールパスに佐野が反応し、左からのセンタリングに石川が飛び込んだ。「とりあえず『決めないと』というより『打たないと』が先に来て、慌てた」と言うように、シュートは枠を外れる。「無理に当ててコントロールできなかった。枠に飛んでいれば、また違っていた」と絶好機を逃した石川は振り返った。

逸機し、またしてもゴール前でのミスから鈴木に枠内シュートを浴びるもGK原がキャッチ。逆にカウンターから久保田の右クロスを佐野がお手本のような叩きつけるヘディングシュートを放つがGK中村元が横っ飛び、CKの流れの中から北出もヘディングシュートするが浮かしてしまう。ゴールは割れなかったが、盛り返して45分を終える。

風上に立った後半。前半の余勢を駆って栃木SCは右からカットインした小林のミドルシュートを口火に、5本のシュートを打つ。試合前、コンセプトとして定めた「攻守における切り替えの速さ」を実行に移せたことが連続シュートの要因であった。

風下のホンダは浮き足立つことなく、ロングボールで背後を突く攻撃にスイッチしつつも、前からの圧は緩めなかった。堀田からボールを取ると柴田のスルーパスから鈴木、カウンターから鈴木が立て続けにゴールを脅かした。

若干、旗色は悪くなるも、立ち上がりの勢いは残っていた。トレーニングマッチの対筑波大学戦(8―0)でヒントを得た高橋監督は「FWもできるなと思った。迷いなく佐野と交代させた」と永井健太を主戦場のサイドではなく、シャドーに配した。「やり難い部分はあった」とは言うものの守備の負担が軽減された永井。持ち味である攻撃的な面が発揮される。「ゴールキックの時にわざと逆に位置していよう」と山下と打ち合わせし、「左から右へと大きく動くとフリーになれる」とのアドバイスを活かした。

久保田からパスを受けると右サイドを疾駆。ふわりとした「自分でもびっくりした」絶妙のクロスをファーサイドの石川に届ける。これを「ニアサイドで潰れようとしたが永井の顔が上がっていなくて、山下さんがニアで潰れてくれたのでファーへ逃げた。ボール、マーカー、GKが見えた」と石川は滞空時間の長いジャンプからヘディングシュートを突き刺した。先手を取る。永井が右へ流れたのは偶然ではなかった。裏打ちされた証拠があったのだ。

均衡が破れたことで試合は動く。軽い守備などで精彩を欠いた急造ボランチ小林を引っ込め茅島史彦を投入。この交代で左に茅島、石川が右に、久保田がボランチへ移動した。ホンダも増田と鵜飼宏長に代えて吉村和紘と川島大樹が入った。

吉村が左サイドをえぐり鋭いボールを供給すれば、永井も対抗して右サイドを突破してシュート、と互いのサイドは火花を散らした。活性化したサイドからゴールを得たのはホンダだった。前半とは打って変わりオーバーラップを控えていたのか、栃木SC陣内に侵入することのなかった堀切が突如、川島啓吾の裏へのパスに弾かれたように飛び出す。猛ダッシュでゴールラインギリギリのボールに追いつき、そのまま上げたクロスを川島大樹が頭で合わせて1―1とする。ラインを割ると踏んでいた栃木SCのマークは甘くなっていた。

同点とされるも、すぐさま突き放す。左サイド茅島からのグラウンダーのクロスを、永井がソフトタッチで落とし、山下がサイドネットに落ちついて蹴り込んだ。「ターンしてシュート」も選択肢とあった永井だが、より確実な山下にボールを譲ったことが奏効した。

失点直後にゴールが決まり、波に乗ったまま押し切りたかったところだが、ホンダの底力を見せ付けられることに。北出のサイドを何度も攻め立てられる。両足が攣っていた石川が下がり、フレッシュな片野寛理という手を打つも状況は改善されなかった。吉村を抑えきれない。猛攻にさらされ、青息吐息の栃木SCだったが、なんとか追加点を与えずにロスタイムまで漕ぎつけた。

だが、再三再四サイドを崩されていた吉村のCKから、走り込んできた堀切にゴールネットを揺らされてしまう。細心の注意を払っていたCKからマークのズレを突かれ、土壇場で振り出しに戻されてしまう。

「サイドを深いところまで何度もえぐられた。サイドハーフを代えても1対2と数的優位を作られ、背後を回られてはクロスを上げられた。あそこまで深い位置に入られ、使われるのは問題。リードしたら5分、10分、15分、残されていても相手にやられないようにしないと」

谷池は失点に至る前段階が拙かったことを指摘し、失点に関しては「自分のマークでなくともなんとかできなかったのか。周りに声をかけるとか。なんで最後にやられたのか・・・」と言葉を詰まらせた。

これまでも苦しめられてきた脅威の粘りにより都田での歴史的初勝利、そして勝ち点3は泡と消えた。上位3チームがいずれも勝利したことで勝ち点は、それぞれ2ずつ開いた。昇格ラインの4位に浮上したものの、他力で上がってしまったと表現する方が適切だろう。

「すいません」

高橋監督の第一声は謝罪の言葉だった。

「残念。JFLで上位を狙うならば(ドローは)よかった。我々は違う。J2準加盟クラブであり、Jへ行ける条件が揃っているのに勝負に勝てなかった。選手は一生懸命やってくれた。ボクの力が足りない」

振り絞るように喋るのが精一杯。

「本当にすいません。期待に沿えずに」

囲み取材の最後も勝ち点2を喪失したことを詫びた。土をつけられたFC岐阜、ロッソ熊本、佐川急便SC戦の試合後よりも、声のトーンは沈んでいた。それだけ、受けたショックが大きかったことが伺えた。

「ちょっと今日は切り替えられないです」

次に向けて気持ちを切り替えて、と取材陣に声を掛けられた谷池だが、首を縦に振ることなくロッカーへと引き上げていった。

JFL前期第13節 ホンダFC2―2栃木SC @ホンダ都田サッカー場 観衆728人

〈ホンダFC〉GK中村元、DF堀切良輔、安部裕之、石井雅之、桶田龍、MF川島啓吾(→土屋貴啓)、柴田潤一郎、糸数昌太、増田勝文(→吉村和紘)、FW鵜飼宏長(→川島大樹)、鈴木弘大

 

『勝ちパターンでも勝ち切れない』

ピッチに座り込んだ。両手で顔を覆いながら。ぴくりとも動かない。いや、動けなかったのだろう。俯いた表情からは悲壮感が漂っていた。目が腫れているようにも見えた。一旦、ロッカールームに引き上げ、再びクールダウンのためにピッチへと戻ってきても、高野修栄は同じ様に背中を丸め、胡座をかきながら数分前の出来事を思い起こしては後悔し、自責し、猛省していた。そこへチームメイトがひとり、またひとりと歩み寄る。高野を中心に輪ができた。ようやく、少し顔を上げてストレッチを行った。
 
昨季、天皇杯4回戦、対清水エスパルス戦(4―6の敗戦)を境に、栃木SCは残りのリーグ戦6試合を4勝2分けと無敗で締めた。その原動力となったのは、堅守を売りにした4バックだけではない。清水戦でブレークしその名を県民だけではなく全国に知らしめた永井健太であり、茅島史彦であった。彼等2人は“スーパーサブ”と呼ばれている。
 
以前、エース吉田賢太郎は、こんなことを話していた。
 
「途中交代は難しい。試合の流れがあるから。スーパーサブは特別な存在だと思う。重要な役割を担っている。状況が毎回違うのでスタメンよりも難しい」
 
先発が確約されていた昨季とは異なり、熾烈な競争下に身を置いている今季は途中出場も経験した吉田賢太郎。一発で形勢を逆転させるプレイをすることがいかに困難であるかを実感し、特異な人種に対して尊敬の念を抱きもした。
 
後半21分、永井イン。「紅白戦でもやっていなかった」1.5列目に配される。ポジションは不慣れでも、ボールに触ってしまえば、問題ない。何時の間にか右サイドに現れたと思ったら(この動きには裏付けがあるのだが後ほど)、先制点に結び付くクロスを供給して1アシスト。同点とされてから1分と経たない内に今度は山下芳輝直伝のポストプレイから、師匠・山下のゴールをお膳立てした。2アシスト目をマークした。Pボックス内の永井へロークロスを入れたのは、後半28分に送り出された左サイドの茅島だった。
 
試合を動かせること、変化をつけられることをものの見事に証明した。
 
永井のスピードと突進力、茅島の切れ味とテクニックを利してゴールを奪い、そのままリードを守り抜き、逃げ切ってしまう。昨季の終盤戦に構築された“勝ちパターン”である。

完璧にはまった。選手達は久方ぶりの勝利を体全体で表現し、遠路遥々、浜松まで駆けつけたサポーターと喜びを分かち合うはずだった。
 
ところが、である。「最後まで諦めないと警戒していたが、お家芸であるCKから取られた。悔しい」と唇を噛んだ高橋監督。ロスタイム、ホンダにCKから2―2の振り出しに戻されてしまう。勝ち点3は掌からするりと零れ落ちた。
 
勝ち切ることができなかった。喫した2失点に絡んだのは高野の対面の選手。ホンダの右サイドバック堀切良輔だった。1ゴール1アシスト。悔やんでも悔やみきれない。高野ひとりに非があるわけではないが責任を感じ、崩れ落ちるようにへたり込むのも無理はない。
 
一度は勝機を掴んだが、最終的に逸してしまった。“勝ちパターン”に持ち込んだはずだったのに。1分に満たないような、僅かな時間を堪えきれなかった。
 
結果がでない原因をDFリーダー谷池洋平は自己分析した。
 
「10試合以上やっているなかで『栃木のサッカーはこうだ』というものがない」。言い回しを替えて「土台に積み重ねがない。それがこういう結果(5月3日、対横河武蔵野FC戦での勝利から遠ざかっている)に繋がっている」とも言った。言葉が熱を帯びる。「勝ち切るサッカーとはどんなものなのか、と聞かれても・・・。カウンター主体なのか、ボールポゼッションを高めながら攻めるのか、守り切り勝つのか。見ている人にも説明が難しい。スタイルが確立していない」。
 
なるほど、勝利を呼び込めるカタチから2ゴールし、手が届きそうなところまでは持って行った。しかし、それを今季のメンバーが、チームが作り上げたものであるのか、ないのか。些細なところかもしれないが、その辺の意識が微妙に最後の最後で勝ち点3と1とを分けたのではないだろうか。突き詰めれば自分達のサッカーに自信を持ってやれているのか、いないのか、という一点に集約されるのだろうが。
 
「自分達のサッカーができれば負けない」とキャプテン北出勉は言う。では、自分達のサッカー、栃木SCが観衆をある程度まで魅了し、尚且つ結果までもが伴うサッカーとは。それは、例えば「相手に走り負けない」「気持ちで凌駕する」ということなのだろう。不可欠な要素である。忘れてはならない。

だが、再び谷池。「走る。頑張るのは当然。それ以外の連係など何が問題なのかを突き詰めないと」。開幕からの序盤戦は相手が相手だっただけに顕在化しなかったが、実力が拮抗、或いは優る相手と対戦したことで一気にボロが出た。

栃木SCのサッカーとは。やりたいことは明確である。理想もある。でも、見えない。見えてこないのが悲しいかな現状である。

※後期の回顧録は明日、アップします。



やるべきことは明確だった。

「山下さんがポストプレイをすることは、はっきりしていたので走った」

4-5-1の1.5列目に配された佐野智洋は真骨頂である豊富な運動量を武器に奔走した。中盤に下がってはボールを引き出し、山下芳輝が担うはずのポストプレイをこなしもした。サイドで詰まった味方のフォローにも駆けつけた。「ホンダの守備は切り替えが速い」と相手の特徴を熟知していたことで、負けまいとスピード勝負に打って出た。前半30分には中央から左サイドのスペースへ流れ決定的な折り返しのボールを石川裕之に届け、37分にはチームコンセプトである「攻から守。守から攻。切り替えの速さ」(高橋監督)を具現するカウンターから久保田勲の右クロスを頭で叩きつけた。惜しくもシュートはGKの好守に防がれるも、持ち味は発揮されていた。公式記録ではシュート1本となっているが、実際には後半も2本放っている。永井健太と交代するまでに打った3本は石川と並びチームトップだった。また、自陣の深いところまで戻って攻撃を阻止するなど守備でも貢献。「いい流れではない中で使ってくれた。『やってやる』との思いが強かった」。気持ちが、闘志が湧き出ていた。

那須スポーツパークでの今季初の紅白戦に佐野の姿はなかった。スタートから出遅れた。シーズン前に引いた風邪の影響は後々まで尾を引くことに。トレーニングマッチで実戦感覚を取り戻すことすらできなかった。昨季までエースナンバー9を背負い、ピッチに立ち続けた男はベンチ入りすら果たせない日々を過ごす。スタンドからの観戦が続いた。その間、チームはゴールデンウイーク突入と同時に不振に陥る。勝機に見放された。そこへ来て突然の先発起用。高橋監督曰く「筑波大学戦から体がキレていた。山下、横山聡とタイプが異なる。後ろへ抜けるタイミング、シュートを打つタイミングなど」を買っての今季初先発だった。面食らったのは栃木SC取材陣だけではなかった。主催のホンダFC側も予想だにしていない事態に戸惑ったのだろう。ゴール裏の先発メンバーが並ぶボードに“佐野”だけが手書きだった。色々な意味で”サプライズ”だった。

「(前半の)ヘディングとチャンスを生かせなかったことは反省点。点を取って勝ちたかった」と悔しさを滲ませた一方、「押し切られた部分もあったが上から見ていたよりもいいサッカーができた。ボールが繋がり、攻撃のカタチが作れた」と手応えを口にした。

個人としてもチームとしても結果を出すことは叶わなかったが、ファイティングスピリットを前面に押し出したプレイは胸を打ち、特長である“泥臭さ”はチームの起爆剤となっていた。献身的な姿勢に対する評価は揺らがない。山下とのコンビも良好であり、違和感は全くなかった。スマートなプレイをする傾向にあったところへ打ち込まれた佐野というクサビ。それは高橋監督からのメッセージだったのかもしれない。忘却の彼方に葬り去られそうになっていたものを思い出させるための。

本の匂い

2008年5月15日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

図書館はいいねえ。

今日は中学生?が職場体験に来ていたけど。

初々しくてよろしい。

図書館の方の目が届かないところでサボるのもよし。

健全です。

さてさて、本の匂いはいいものですね。

癒されるわ。

ついついたくさんの本をお借りしてしまう。

あの空間、何時間いても飽きない。

本屋もいいが、図書館もまた異なる趣があり好きです。

 

もっとボヤイテいかないとなあ。

本家のボヤキダイジェストを見てしまったからには。

旨味たっぷり

2008年5月15日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

久方ぶりに総合の試合を見て体の奥底から沸き立つものがあった。

ここ最近はストレスが蓄積し、茫漠とした思いが消えなかったが、かなりそれも晴れた。

青木真也対J.Z.カルバン戦のおかげである。

旨味たっぷりだった。

構図は単純でプライド対HERO’S。

これまでプライドの熱に浮かされてきただけに、ライバル団体の王者といえども実力は眉唾物と思っていたが、どうしてカルバンは強靭なメンタリティと柔軟な試合運びを披露する立派なファイターだった。そして、カルバンの実力をあますところなく引き出しのたが生粋のグラップラー青木だった。

とこかく足さばきが尋常ではない。猪木-アリ状態からのキックが的確かつ有効だった。十分に対策を練ってきたことが窺えた。グラウンドに迷いなき自信があるから自分のリズム、間合いで試合を押し進められた。勝因のひとつだろう。粘っこくカルバンに絡み付き、“こなきじじい”状態、つまりバックマウントからフェイスロックでじわりじわりと締め上げスタミナを奪い、下から常に三角締めを狙った。強烈なパウンドを殺すラバーガードも効果的だった。足を獲りに行った際、パウンドにかかと落としを食らい、危機を招くシーンもあったが、終始青木はイニシアチブを握った。2Rには得意とするカタチから完璧にカルバンの腕を伸ばす。一瞬、雌雄は決したかに思われたものの、さすがはカルバン。タップせず。窮地を脱するとすぐに鉄槌を振り下ろしてきた。末恐ろしい勝利への執念を見せるが、判定の結果0-3で青木に軍配が上がる。

互いの持ち味が発揮された好カード。2度も流れた試合だけに因縁めいたものを試合前には感じ取ったが、白黒はっきりした時には、そんなものはどこかに吹っ飛んでいた。極めることは出来なかった、泥臭かったが青木の強さは本物である。テーマ曲にウルフルズを選ぶあたりに、青木の人間性が表われている。

DREAM.2 青木真也3-0J.Z.カルバン

パベルは来季もユーべ。

2008年5月14日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

ユベントス所属のパベル・ネドベドが来季の契約を結んだようだ。

契約を延長したことで2009シーズンもピッチでネドベドを目にできるわけだが、噂の域を脱しないのが移籍交渉ではあるものの、日本のクラブも獲得を視野に入れていたといわれているだけに少々、残念ではある。

久々に大物を生で観戦できる機会を得られる、と密かに心躍らせていたので。

間近に迫ったユーロ2008の合宿には代表引退を発表していることから呼ばれてはいないようだ。

スウェーデン代表にラーションは復帰したが。

チェコのユニホームに身を包んで欲しいと思う一方で、そろそろ世代交代をしなければチェコも躍進は望めないだけに複雑だ。

本人はクラブでのプレーにプライオリティを置いていることから、おそらく復帰の可能性は低いだろう。

でも、見たい。

配置換え

2008年5月13日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

北のプロ野球チームが野茂英雄と接触しているとか。

ぼやき監督と野茂。

過日の江夏との関係が重なる。

スターター志向の野茂を回数限定のクローザーに転向させるのか。

日本球界復帰も視野に入れているとの報もあることから入団、配置転向の可能性は低くはないだろう。

もうヒトハナ咲かせるのだろうか。

それとも幕を引くのか。

去就は衆目を集める。

フォト・ステーション@栃木SC通信

2008年5月13日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

161.JPGホイッスルと同時にピッチに仰向けに。

その悔しさを次に生かせ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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100試合出場おめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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微笑ましい。羨ましい。その手の感触を忘れないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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非売品

2008年5月13日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

中沢が着ているボンバーTシャツは非売品らしい。

ちっ。

欲しい。

あんなに素敵に着こなされたら欲しくなっちゃうよ(アルシンド風味)。

播ちゃんのところは結構、御用達なのだけれど。

結構、高原×トニーのコラボTとかも持っていたりして。

早く販売してくれないかな。

限定になるだろうし、競争率高いからゲットは無理だろうけど。

あぁ、悲観的。

『フィッシュストーリー』

2008年5月13日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:伊坂幸太郎 満腹度:☆☆☆

新たなる挑戦かな、今作は。緩急はほとんどないのだけれど、平坦なところが肝だったりする。タイトルのフィッシュストーリーは伊坂節が炸裂してるけどねえ。個人的には「サクリファイス」が好きかな。4編納められているが、どれも続きが書けそうな余韻を残している。他の作品にちょいちょい顔を出してくるのかもしれないと、密かに睨んでいるが、さて。

『CHANGE』

2008年5月13日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

主演:木村拓哉 満腹度:☆☆

散々、引っ張った割には盛り上がりに欠けた初回だった。必死さが伝わってきてしまい痛々しかった。勧善懲悪を描くことが果たして今の木村拓哉に求められていることなのか。大いに疑問が残る。触りは善で徐々に金にまみれていく展開にチェンジするならば、話はまた別だが。そんな展開がエンディングからは透けて見えたのは気のせいか。キャスティングがいいだけにこけられないから大変だ。

『さくらん』

2008年5月12日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

主演:土屋アンナ 満腹度:空腹

赤を多用した監督の色遊び。耐え難い2時間の苦痛。菅野美穂の濡れ場だけが救い。愚作。

穴を感じさせないように戦わなければならない@栃木SC通信

2008年5月12日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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・高安亮介

「前半は失点以外はいい流れだった。失点してからも(やり方を)変えてはいけない。後半はほとんどボールに触れていない。ボールが(頭の)上を走っていた。こぼれ球を拾ってからサイドに繋いでいければと思ったが・・・。いい展開になり辛かった。攻撃が単調になってしまった。そこは問題だと思う。(失点は)カウンターからやられましたよね?相手も狙っていた。決めた選手は中盤から抜けてきた。自分が戻らないといけなかった。結局は個人で負けたのかなと思う」

・横山聡

「連携面は変わったことない。辛抱強く戦えたが、ゴールが遠かった。(高安選手に声を掛けていたが)相手の戻りが早いので早目にクロスを入れていいよ、と。DFの選手は頑張ってくれた。チャンスらしいチャンスが少なかった。そこを多くしないといけない。しっかり守ってくる相手に先制点を取られると苦しい戦いになる。引いてくる相手をこじ開ける攻撃力が必要。(次はHondaFC戦です)連敗は許されない。次はホームなので内容と結果を求めたい。(チャンスを作り出せなかった主因は)ロングボールを多用し過ぎた。それが悪いわけではないが、もう少しポゼッションしながら、前線でタメを作れればよかった。(横河の方がロングボールを使うことに長けていた)上手いというよりも裏に蹴って、こぼれ球を拾う、ミスを突いてきた。(ポゼッションできなかったのか。させてもらえなかったのか)ロングボールを使いながら臨機応変に、繋ぐところは繋ぐ。相手が来たら蹴る。来なかったら基本は繋ぐ。(キャプテン・佐藤悠介が不在で負けられないとの思いが強かったのでは)悠介さんが居なくて負けたんだと言われたくない。出られない人のぶんまでやろうと思っていた。でも、キャプテンで中心選手が居なかったのは大きかった。自分が今までよりも少しでも力を出すことで、穴を感じさせないように戦わなければならない」

・川鍋良祐

「一本でやられた。あの一本以外は危ない場面はなかった。一発でやれてしまった。全員がDFラインに入ってしまった。後ろの枚数は足りていたが、戻された時に(アタックに)行けなかった。むこうのシュートが素晴らしかった。サイドでキープされる回数はそれほどなかった。サイドのポケットに入られたのはあの1本だけだった」

・落合正幸

「前半は数多くチャンスを作れた。一本にやられた。一本にやられたと言っても、相手も試合運びで狙ってきただろうし、トータルで考えて辛抱強くやってきた。難い試合になることは分かっていただけに、結果が出なくて残念。(相手の失点数が少ないだけに先制点が大きかった)先制点を与えてしまったことで、それまでいいリズムでサッカーが出来ていただけに、失点したことで長いボールを蹴る時間が早くなってしまった。前半のようにしっかり繋いでサイドでチャンスメイクすることを徹底できればよかった。バタついて長いボール、長いボールで単調になった。カウンターを食らい易く、スペースを作ってしまった。冷静に厳しいところで受けられれば違う展開になっていた。リスクをかけて攻めてくる相手ではない。ロングボールを蹴って、ラインを下げる。互いに似たようなチーム同士の面白みのない試合。難い試合はものにしないと。(ボールをもっと散らせればよかった)前半みたいに人数を局面でかけて、味方がいる中で崩す。単調になると相手も対応し易い。高さはあるにはあるが・・・。セカンドボールを拾われて攻撃の機会を与えてしまった。全体にバランスよくやりたい。(相手に付き合ってしまった部分もある)後半は勝手に(展開が)悪くなっていった。代わった選手もやってくれたし、チャンスメイクもしてくれた。自分自身を休みが2日あるので見つめ直す。負けた後は凄く大事だし、だれがどうして欲しいという思いはあるかもしれないが、人の責任にしないで自分が何を出来るか。しっかり考えたい。(佐藤の出場停止は響いた)悠介さんは軸なのでチームとしては痛い。始まる前から結果を出そうという意気込みで入っている。(不在を)感じさせないように頑張っていた」

 

・依田博樹監督(横河武蔵野FC)

「先制点を取れたのが非常に大きかったです。後半は押し込まれる展開になるかなと予想していた。そこは受けてもう一発、一刺しカウンターで入れられればと。予想していた流れだった。最後までDFが耐えてくれたのが結果に繋がったと思います。後ろに引くなとは指示していない。基本的には前から、前から(追う)。前線に大きな選手が居たので長いボールを入れられて受けてしまう印象が私の中ではありました。(交代の意図に関して)攻撃を先ずは考えました。相手に蹴られる、ロングを入れられることは分かっていた。(前線に)DFもできる選手を入れ替えた。(試合後、かなり喜んでいたが)ここ2年、勝っていなかったということがひとつ。それと内容を度外視して結果が出ている。Jへ上がる目標があるわけではないので、上位をキープしなければモチベーションが続かない。山場は(ガイナーレ)鳥取戦、次は栃木と考えていたので一体感を持ってやろうというスタンスはありました。(戦術に関しては)スリッピーなのでシンプルにPボックスの横を突いていこうと話しました。1点目は起点になっていた。選手に話したことが実になった。(かなりスカウティングを綿密にやっていたようだが)栃木さんの試合を毎試合、見ていたのである程度のイメージはあった。ただ、選手が多く入れ替わっていたので違うチームなのかなと。スカウティングは意識せずに、自分達のサッカーをやろうと考えていた。(イメージと実際に対戦した印象は)後半の15分、20分はやりづらかった印象は受けました。それまで怖さはなかったです。時間がなくなるに連れて栃木さんのいいところがでた。高さ、スピードがやりづらかったです。(パワープレーに対しては守りやすかったのでは)1点を先行した後の、栃木さんのプレーとして予想してたのは高さ。高さ対策としてはDFを1枚入れて、蹴らせないように前から追わせた。あれはひとつの武器になっているので、あと5分あったら(結果は)違っていたのかなと私は思っています。(連戦でしたが選手を入れ替えることを考えたか)ターンオーバーもやってみたいと正直思いました。スタッフで議論もしたが、1試合1試合戦うことに重きを置いた。日頃のトレーニングの成果を発揮できるように、選手達を信じた。ゴールデンウイークはいつも夜にトレーニングをしていたが、今年は昼にトレーニングをした。対策といえばそれですかね」

『改良』@栃木SC通信

2008年5月11日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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佐藤悠介がピッチに立つことを許されなかった。後悔の行き着く先は結局、そこしかない。改めてその存在感、影響力の絶大さを痛感すると同時に、本人は3試合もチームを留守にすることになった軽率な行動を猛省しなければならないだろう。柱谷幸一監督が最も嫌うカタチでゲームから離れることは、キャプテンとして褒められた行いではないのだから。

実力が伯仲したチーム同士の対戦は、スコアが容易に動かない。予想されるのは僅差の展開。それだけに1点が持つ意味、重みは計り知れないものがあった。「先制点を取れたことが非常に大きかった」と横河武蔵野FCの依田博樹監督が振り返れば、「しっかり守る相手に先制点を取られると苦しい」と、横山聡は先手を奪われたことが小さくなかったと語った。

均衡を破るには絶対的な武器が物を言う。それが栃木SCにとっては、佐藤である。これまで競ったゲームを制してこられたのは守備陣の踏ん張りもあったが、セットプレー、もっと言えば佐藤の左足が要所で輝きを放ってきたからに他ならない。いずれも1―0で勝利した対FC刈谷戦然り、対ガイナーレ鳥取戦然り。だが、裏を返せば、佐藤の技術に依存してきたからこそ難局を乗り越えられたとも言える。辛勝に終わった対MIOびわこ草津戦後(4―3)、決勝ゴールとなるFKを突き刺した佐藤は警鐘を鳴らしている。

「いつもボクのセットプレーが出るわけではない」

突出した個へ頼ることが失速の原因になることを暗に示唆している。だからこそ、「0で抑えること。1―0で勝つこと」の重要性を説いた。無失点に封じることにプライオリティを置くべきだと。

佐藤不在の歪は随所で見受けられた。

先ずはCK。都合9本も獲得することになるが、高安亮介と久保田勲の両プレイスキッカーは質の高いボールを供給できなかった。「アバウトなボールでは(ゴールをこじ開けることは)難しい」「ボールの精度が悪い」と柱谷監督は嘆き節。昨季まで欠落していた技術、パワー、精度を全て兼ね備えているのが佐藤である。久保田の左足も悪くないが、パフォーマンス同様に波があり、比較対象にするのはあまりにも酷である。

苦境を打破できる、ゴールを取り切る力を持ち合わせていない。リードを許してしまったことで、焦燥に駆られたことは想像に難くない。前半はトップにボールを預ける、ポゼッションしながらサイドを生かす攻撃の使い分けが臨機応変に出来ていたが、失点を喫してからリズムは崩れた。後半は一辺倒になる。待ち構えている相手に対してロングボールを蹴り込むだけ。変化に乏しく、攻撃にタメがなかった。起点を生み出せなかったことで、逸る気持ちを抑えきれず、無闇にボールを譲り渡す羽目になる。彩を加えられる佐藤がピッチに居ない弊害が、流れの中でもくっきりと現れていた。

劣勢に回る。抱えきれない恐怖感と不安を互いに共有しあえれば、破綻を来たす確率はグッと下がる。そのためには、単純だが声を掛け合うことが求められる。佐藤が叫ぶ姿は、もう馴染みになっている。声がかすれているのは、風邪のせいだけではないだろう。前節、押し込められて耐え忍ぶ時間帯、佐藤は落合正幸が声を出して引っ張ってくれたことに感謝していた。サイドの自分が見られる範囲は限られる。浮き足立ってしまいそうな時、バイタルエリアを守るダブルボランチとCB2人にイニシアチブをとって欲しいと考えている。重圧を反発力に変換できる稀有な才能を有していても、許容範囲は必ずある。佐藤が見えない部分を他の選手が補えるようになることが理想であり、それが可能となれば個々の責任感と挽回する力は高まる。負担を軽減するためにも、要求に応えなければならないだろう。

対ホンダFC、カターレ富山戦と佐藤の欠場は続く。強豪との2戦は正念場であり、今後のリーグ戦を見据えた試金石となる。

「ここは乗り越えなければならない。乗り越えられれば選手層は厚くなる。チーム力がつく」(柱谷監督)

佐藤が出場せずとも勝利を、勝点を1でも得る。その自信が波及することで、チーム力は飛躍的に向上するに違いない。そのためには、一人ひとりがこれまで以上にハードワークをしなければならない。殻を破り、成長するには、図抜けた個からの脱却が絶対不可欠である。残り3分の1で決定的な仕事が出来るスペシャルな存在を生かす手もあるが、それでは結局のところ現状と一緒である。

佐藤を生かすシステムではなく、佐藤も生きるシステムへと改良を進めなければならない。

戦評:対横河武蔵野FC戦@栃木SC通信

2008年5月11日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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敗軍の将は言葉を並べるも悲しいかな、虚勢を張っているようにしか映らなかった。

「ゲーム内容は全く問題ない。決定機は数多くあった。そこを決めきれず、ワンチャンスを決められてしまい負けた。悲観する内容ではない」

攻守において「悪いところは何もない」とも言い切った。果たして、真意なのだろうか。懐疑的にならざるを得ない。

前半、サイドから攻め入り、Pボックス付近までボールを運べていたのは事実である。思い描いていた攻撃のカタチが作れていた。ただし、そこからのクロス、ラストパス、シュートの精度は低かった。相手にとって脅威でなければ、上手く対応されていたならば、例え崩す回数が多かったとしても意味はない。

サイド攻撃の軸となった高安亮介は言う。

「クロスを上げるも決定機になっていない。何もしていないと同じこと」

冷や汗をかかせることができなかったのだから、好機をこしらえられたとは言い難い。ゴールの気配が漂うプレーは皆無に等しかった。やはり、柱谷幸一監督のコメントは、強がりとしか受け取れない。

「後半の(残り)15分、20分はやりづらい印象を受けました。時間が少なくなるに連れて高さ、スピードにてこずった。それまで怖さはなかったです」

横河武蔵野FC(以下、横河)・依田博樹監督の総括である。こちらの方が的を射ており、正確に試合を分析している。つまり、ビハインドを背負い、スクランブル態勢に入るまでの時間帯、栃木SCの攻撃は迫力に乏しかったのである。「チャンスらしいチャンスはなかった」。横山聡も認めている。

千載一遇の好機を決めきれたか、否か。雌雄を決した一因ではあるが、要因ではないことは確かである。敗因はそれほど単純なものではなかった。

上位決戦を前に暗雲が垂れ込める。チーム最多の7ゴールをマーク、精神的支柱でもある佐藤悠介が3試合の出場停止を科される。審判への度重なる侮辱的行為が自らの首を絞めた。フェアプレーを重んじるチームにあり、許され難い大罪を犯してしまう。開幕から定位置を確保していた向慎一も欠いた栃木SCは、核となる選手不在の状況をどう乗り切るか。試練の時を迎えた。陣容はGK小針清允、4バックは左から斎藤雅也、鷲田雅一、川鍋良祐、岡田佑樹、ダブルボランチに落合正幸と久保田勲、左ワイドに深澤幸次、右ワイドには故障明けの高安、2トップには上野優作と横山聡と好調な二人が据えられた。

10試合を消化して失点は僅かに7とリーグ最小を誇る横河は、無敗でリーグ2位に付ける。勝点差1で追う3位の栃木SCは直接対決を制し、当面のライバルを上回り引き離す機会を逃すわけにはいかない。

奪ったボールを素早くトップへ入れる。試合開始前から落ちていた雨。スリッピーなコンディションを考慮した、互いの試合の進め方に差異はなかった。栃木SCは上野と横山聡へのボールの収まりが幾分か勝ったことで優位に立つ。ポゼッションを徐々に高め、右ワイドの高安を生かして圧を掛けた。これに対し横河はブロックを構築して跳ね返しては、セカンドボールを拾ってから鋭利なカウンターを繰り出した。高安と岡田の右からの攻略は効果的だったものの、クロスの質に乏しく26分に横山聡が放ったヘディングシュートは枠を外れた。

「シンプルにPボックスの横を突いていこう」

依田監督の策がはまった。39分、カウンターから左サイドに起点を設け、折り返したボールを中央から林俊介が豪快に叩き込んだ。帰陣するもゴール側に寄ってしまった栃木SCは、走り込んできた林を捕まえきれなかった。枚数が足りていただけに、サイドのポケットに侵入され、警戒していたカタチから失点を喫したことを川鍋は悔いた。

「長いボールを蹴る時間が早かった。前半のようにしっかり繋いでサイドからチャンスメイクする。失点したことでバタついた。長いボール、長いボールと単調になった」

後半をそう振り返ったのは落合。高安も同調し、ボールが頭を越えることが多々あったことで、スピードと突破力を生かせなかった。サイドからの侵略が困難となる。パスを回しながら、ロングボールを織り交ぜる発想を失う。

拙攻を重ね、活路を見出せない栃木SCは、横山聡と深澤に代えて石舘靖樹と松田正俊を投入。てこ入れを図る。早速、FKから松田が競り落としたボールを川鍋がボレーシュート、石舘が左からカットインして右足でシュートを打つ。立て続けにゴールに迫るも、勢いは持続しなかった。パタリと止む。逆に林にあわやのループシュートを浴びてしまう。クロスバーに救われ難を逃れると、稲葉久人を送り込む。前に攻撃的な選手を揃えるが、戻りの早い横河にカウンターの芽を摘まれ、中央を固められたことで手詰まりに陥った。35分、稲葉がGK金子芳裕に詰め寄る。慌ててクリアしたボールから松田がゴールを狙うも、GK正面に飛んでしまう。同点機を逸する。万事休す。

その後、リスクを負ってパワープレーに移行するも、サイドに叩いたボールが供給されるまでに時間を要し、横河もDFを4枚から5枚に増やしたことで水泡に帰す。依田監督は高さ対策を十分に練っていたことに加えて、2年間も勝てなかったことが高いモチベーションに繋がり一体感が生じ、例年はゴールデンウイーク中も通常通り夜に行われるトレーニングを昼に変更したことが奏功したと話した。

アウェー2連敗。連続ゴールは10試合でストップ。縮めるはずの勝点は4に拡がってしまった。「脱・佐藤」は成し得なかった。

「自分自身を見詰め直す。誰かに『こうして欲しい』と思うよりも、何が出来るのかをしっかり自分で考える」(落合)

次戦は門番・ホンダFCとの大一番が控えている。個々が強い危機感を持って臨まなければ、再び涙を呑むことは必至。佐藤と向が抜けたことに動じるのではなく、ポジションを奪う絶好機と捉えるポジティブで野心に満ちた思いをピッチで表現しなければらならない。

気持ちで負けることは栃木SCに在籍している以上、免除されない。

JFL前期第11節 横河武蔵野FC0―1栃木SC 観衆883人 @武蔵野市立武蔵野陸上競技場

〈横河武蔵野FC〉GK金子芳裕、DF金守貴紀、小山大樹、石川清司、MF林俊介、太田康介、安藤利典、池上寿之(→岡正道)、FW高橋周大(→立花由貴)、金子剛(→加藤正樹)

〈栃木SC〉横山聡(→松田)、深澤(→石舘)、高安(→稲葉)
  

対横河武蔵野FC戦@栃木SC通信

2008年5月10日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

前半:1-0。

後半:0-0。

ファイナルスコア:1-0。

得点者:林俊介(横河武蔵野FC)

暫定順位:3位(勝点25)◆暫定首位:横河武蔵野FC(勝点29)

いいところなく終了。

※ドッと疲れました。レポート&コラムはマイペースでアップしていきます。お疲れ様でした。

ファンタジーサッカーも気になる@ワンコインベッターの呟き

2008年5月 9日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

BIGの4等が当たったようだ。

某店長が。

羨ましいぞ。

ここまでの獲得金額をあっさりと抜かれた。

一口じゃ駄目かね。

☆toto☆

川崎対浦和:1 願いを込めて。

大分対東京V:1 なにげにディエゴがゴール決めてる。

F東京対柏:1 はしごはできない。

新潟対磐田:2 ジウシーニョが既婚だった。名鑑より。

名古屋対神戸:0 まだ勢いは戻らず。

大宮対札幌:1 チェンジしたスタが見たい。

千葉対京都:1 監督交代の特効薬が効くか。

清水対鹿島:2 逆もあるねえ。

G大阪対横浜Fマリノス:1 ファンタジーの時に限ってアウェーって。

熊本対岐阜:0 昨季までの好カード。

山形対水戸:1 テッパン?

草津対C大阪:2 あの絵はないっしょ。

湘南対鳥栖:2 練習2日目でダウンかあ。香港マフィアみたいな髪型だった。

☆minitoto☆

大宮対札幌:0、千葉対京都:2、清水対鹿島:1、G大阪対横浜Fマリノス:2、熊本対岐阜:1

☆BIG☆

既に諦めモード。

プレーバックおまけ:TM対横河武蔵野FC戦@栃木SC通信

2008年5月 9日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

開幕を待ちきれないサポーターがスタジアムに集った。その数、およそ450人。2、3年前の状況を知るものには信じ難い数字である。ホーム、アウェーを問わずに駆け付けるサポーター数人が寒さに耐えながら、来るべきシーズンに思いを巡らせて静かに選手の様子をチェックする。それが、これまでシーズン前の当たり前の光景だったからである。“異常”なまでの観衆の数からは、栃木SCの認知度が高まり(サッカー熱の高い足利という土地柄も影響しているのだろうが)、注目度がより一層増したことが伺え、加えて「今年こそJへ」という期待感も伝わってきた。千葉キャンプで3試合、昨日はJ1の横浜Fマリノスとトレーニングマッチ(TM)を行ったが、全てがアウェーゲームだった。つまり、対横河武蔵野FC戦が今年初めての地元でのTMであり、新チームのお披露目となった。「たくさん見に来てくれたのでゴールを見せたかったが、残念だった」と柱谷幸一監督。ゴールを奪っての勝利を早速、届けたかったが、思うに任せなかった。

前日からほぼ総入れ替えの栃木SCは、サテライトの選手が大半を占めた。スタメンはGK武田博行、4バックは左から入江利和、山崎透、川鍋良祐、赤井秀行、中盤はボランチに久保田勲と鴨志田誉、左ワイドに深澤幸次、右に高安亮介が配され、稲葉久人と坂本勇一が2トップで起用された。交代は以下の通り。武田→柴崎邦博(後半13分)、稲葉→石舘靖樹(同)、高安→小林成光、深澤→佐藤悠介、鴨志田→向慎一(後半32分)。

「多少ピッチが緩く、風も強かったので中盤でつけるパス、奪ってからの最初のパスでミスが起き、2トップに(ボールが)収まらなかった」(柱谷監督)

核と目されている選手はベンチに控えた。相手はJFLに属する横河。アピールするには十分な時間と機会を与えられた。しかし、好機をものにできなかった。立ち上がりに何度か素早い攻守の切り替えからゴールに迫るも、次第にトーンダウンしてしまう。選手間の距離が遠いためにボールが繋がらない。前線でボールを収められないから飛び出しやサポートに行けない。ボランチからの配球も少なかった。リズムが乱れた原因である。「ボールをつけてもらってからさばくことが全然できていない。できるように徹底しないと」。久保田は組み立てを図れなかったことを悔やみ、「自分の準備不足です。イメージは出来ていても、頭が追い付かない」と反省ばかりが口をついた。横河のひとつの特長であるロングボール攻撃には一度、冷や汗をかかされてから川鍋を中心に修正ができたものの、守から攻へと移行する際に中盤で何度も引っかかる攻撃面の微修正はきかなかった。効果的だったカウンターも鳴りを潜め、時間と手間が掛かってしまう。DFラインからトップにロングフィードが入り、右の高安がドリブルで仕掛け、上げたクロスをファーサイドで稲葉が頭で合わせた絶好機も、GKに阻止されてしまった。

アタッキングサードにボールを運べているのに勝負しないで逃げてしまう。ボールは中盤から最終ラインまで下がり、結局は苦し紛れのロングボールを蹴っては拾われてばかり。その繰り返しに不満を抱いた柱谷監督からハーフタイムに指示が出る。

「アタッキングサードに入ったらクロスを上げ、トップにつけてから3列目が入っていく。ゴールに直結するプレーをしないと点は取れない。思いっきりボールを入れて行こう」

相手のDFラインに張り付いていた2トップが機転を利かせた動きをするようになり、全体の運動量が上がるとボールの循環も改善された。2度も招いてしまった窮地を辛うて脱し、FWとして石舘が投入されてからは前にボールが入り始める。起点が構築されたことで流れを手繰った。その石舘が好機を演出する。右から出したパスを中央の深澤がスルーし、後方から走り込んだ鴨志田が左からシュートを放つ。DFを完全に釣った連動したカタチからのフィニッシュだったが、間一髪でカバーされ逸機してしまう。その後もショートCKから深澤とパス交換した久保田が突っかけ、Pボックスに侵入。フリーで右足を振り抜くが精度を欠いた。枠を大きく外れる。前後半90分でゴールネットを揺らすことは叶わなかった。

「勝ちたかった。90分のチャンスをもらえたのでアピールできれば・・・」

消化不良に終わった試合をそう振り返った深澤。歯がゆさはスタメンに名を連ねた選手全員に共通する思いだろう。

スコアレスの結果よりも個々のプレーに対してフラストレーションを感じながら、柱谷監督は90分近く選手がプレーできたこと、状態の悪いピッチでプレーできたことの2点を収穫とした。前線に怪我人が多いことで攻撃面のトレーニングを積めない点はマイナスだが、守備は計算が立ち、日程も順調にこなせていることから現段階では「イメージ通り」と語った。

トレーニングマッチ 栃木SC0(0-0、0-0)横河武蔵野FC @足利市

<横河武蔵野FC>GK金子芳裕、DF小山大樹、瀬田達弘(→熊谷寛)、大澤雄樹(→西口広海)、片山育男、MF太田康介、中島健太、遠藤真仁(→常盤亮介)、野木健司(→柳沢晶)、FW長沼圭一(→岡正道)、高橋周大

 

『俯瞰』

横浜Fマリノス、横河武蔵野FCとの連戦で、栃木SCが記録したゴール数は0だった。松田正俊など攻撃的なポジションの負傷者が相次ぎ、駒数が不足。必然的に守備に軸足を置いたトレーニングを行わざるを得なかった。その点を考慮すれば、ゴールを割ることができなかったのは致し方のない部分がある。3人目の動き、サイドバックとの絡みなど相手を困惑させ、攻め落とすコンビネーションは不十分であり、セットプレーの確認もしていない。ゴールを奪うための道筋がしっかりと描かれておらず、整備されていないのが現状である。それでも、柔軟な発想を持ち、「優位性」を生かせていれば活路を見出すことができた、と柱谷幸一監督は考えている。

横浜は3-5-2の布陣を敷いた。栃木SCは4-4-2。優勢に試合を押し進めるには、いくつかポイントが存在する。

「3-5-2の相手ではサイドバックが起点になり易い」(柱谷監督)

相手のサイドは1枚、こちらはワイドとサイドバックの2枚。自ずと数的優位が出来上がっている。使わない手はない。堅守を誇る横浜。中央からの攻略は難儀な作業である。それならば、サイドに起点を設ければいい。数少ないながらも左サイドを担った斉藤雅也と佐藤悠介は好機を生み出せた。一方で右の赤井秀行と小林成光は機能不全に陥った。比較的プレッシャーを受けずにボールを持てるはずの赤井。味方にマークが付いているにもかかわらず、回ってきたボールをすぐさま前方に出していた。誘き出してからパスを入れる。ドリブルで持ち上がって注意を引き付け、味方のマークを剥がしてからボールをつける。選択肢はたくさん用意されていたが、前へ前へと気持ちばかりがはやる。思考は停止し、相手に対処が容易なプレーに終始してしまった。せめぎ合いの中で「優位性」を発揮するはずのポジションが、逆に付け狙われ、ウイークポイントに成り下がってしまった。

4-4-2でがっちり組み合った横河戦。2トップがボールを収められれば、ワイドを利したサイドアタック、3列目からの追い越しが可能となったのだが、先発起用された稲葉久人と坂本勇一の2トップは前に張り付いてしまったことで、ボールの循環を詰まらせた。拙攻を繰り返した要因である。幾分か後半は改善されたものの、せっかく高さと速さに長ける2枚を配したのに、その「優位性」を損なわせてしまった。

「いい物を持っているが(自分の武器の)使い方(が理解できいない)。FWはボールを持っている味方、自分、パートナーと相手の関係を見てから動かなければならない。2人はボールを持っている味方と自分しか見えていない。FWですから結果的にゴールを取れていないのだから、評価として〇ではない」

柱谷監督はバッサリと切り捨てた。平面でのイメージしか持てていないから、俯瞰して刻々と変化する状況を把握できていない。自分がどこで受けたいのか。そればかりに固執するのではく、味方の動きを敏感に察知し、対峙するマーカーのポジション移動までにも気を配り、小刻みに位置取りを修正していく。コンパクトな現代サッカーでは個で局面を打開できる選手は数えるほど。いかに周囲と連動してシュート機会を作り出せるかが肝である。

経験と実績で勝る上野優作と松田が戦列に復帰してくれば、出場機会は激減する坂本と稲葉。生き残るために与えられたチャンスは多くはない。「ここ2、3試合が勝負だからな」と柱谷監督には言われている。重圧に蝕まれたのか、結果を求めるあまり、裏を付くことばかりに目がいってしまった。例えば一人が高い位置に張り出してDFラインを下げることで味方にバイタルエリアを提供する。例えば中盤に下りてきてマーカーを引っ張り出してくればギャップを生み出せる。横並びの関係ではなく、上下の縦関係を築けるように動けていれば、相手のラインを崩すことは不可能ではなかったはず。現に途中交代した石舘靖樹は柔軟にポジションを変化させることで、停滞していた流れを一気に好転させた。ポテンシャルに疑いはないが、基本的な部分の底上げが成されなければ横山聡、松田、上野を追い越せない。柱谷監督は稲葉、坂本の才能を伸ばし、戦力として使えるようにするために、録画したビデオを教材に広い視野を確保できるイメージを植え付け、トレーニングを課していく心積もりでいる。

横浜戦ではサイド、横河戦では2トップを上手く活用できなかったことが、無得点に繋がった。結果と内容に気を揉んでしまわないといえば嘘になる。しかし、開幕まで1ヶ月を切った時期に完璧にチームが仕上がっているよりは、顕在化した課題をひとつずつクリアしていく方が照準を合わせるには適している。まだ、騒ぎ立てるには時期尚早。じっくりとチームが出来上がる過程を静観したい。どんなシチュエーション、相手であろうとも「優位性」を保持できる逞しさを兼備できるようになることを願いながら。

 

『追試』

心中穏やかなはずがない。

横浜Fマリノスとのトレーニングマッチ。右サイドバックとして90分フル出場するはずが、赤井秀行は前半45分で引っ込められてしまう。周囲との良好な関係性を築けなかったことで、持ち場を荒らされ、全ての失点に絡んでしまった。交代出場したのは右ワイドが本職である高安亮介。その高安は身上であるスピードを生かしてタッチライン沿いを疾駆、守備では1対1の強さを発揮してアピールに成功する。柱谷幸一監督に「最大の収穫」と言わしめたほどの出来だった。

プライドは傷ついた。赤井は胸中を吐露する。「ショックでした」。

2試合続けての低調なパフォーマンスは許されない。高安に取って代わられる事態は回避しなければならない。柱谷監督から追試を言い渡された赤井。スタートから右サイドバックとして対横河武蔵野FC戦に臨んだ。

「前半はワイドと連携が図れず、今ひとつ。後半はできた」

前半13分。思い切って前に出るもクロスを供給するには至らない。その後、ビルドアップがスムーズにいかなかったこと、2トップにボールが入らなかったことで、オーバーラップを仕掛けるタイミングを見出せなかった。ただ、苦渋を舐めさせられた横浜戦とは打って変わり、レベルの違いこそあれ守備は安定していた。

「守備からしっかり入る。先ずは目の前の相手にやられない。マリノスは3-5-2のワイドが中途半端で捕まえ難かった。(横河は)4-4-2でのマッチアップだったので、整理して入れていた」(柱谷監督)

拙さが露呈した守備に関しては合格点をもらえた。破綻をきたすことはなく、一安心といったところだろうか。

しっかりと持ち場を守ることにプライオリティを置いた。それ以外にも試合前、心に決めていたことがあった。

「(横浜戦では)攻撃ができなかったので、攻撃の意識を高めた」

守備的と評される赤井だが、本人は攻め上がることも持ち味のひとつであると語る。横浜戦ではボールが回ってきたら兎に角、前にパスを出した。パートナーを組んだ小林成光とプレーで重なる部分があることが一因だそうだ。闇雲にパスを出しているだけでは味気ないし、敵にインターセプトを狙われる確率が高い。なにより、怖さがない。そこで一工夫、加えたという。

「ドリブルを入れたり、トラップしてから前へ(ボールを)入れたり、内側に切れ込んだ」

後半、チームがリズムを掴み始めると、赤井が敵陣に侵入する回数も比例するように増えた。一本調子だった攻撃に彩をもたらす。後半8分、外側から内へとカットイン。大胆にもドリブルでゴール前にまで顔を出した。プレーの選択肢と幅が広がった。

「昨日よりは上がることができたし、ボールにも絡めた」

攻撃でもある程度の手応えを得た。感触は悪くない。しかし、「相手のプレッシャーに慌ててしまう。最後のDFの仕方が悪い」と詰めるべき点もある。

岡田佑樹、高安とのポジション争いは熾烈だが、むしろ大歓迎だという。競い合える環境に身を置くことで自己を磨けるからだ。

「岡田さんも高安さんもスピードがあるが、自分もタイプは似ている。スピードとDFの1対1で負けないようにしたい」

自身の特長を武器に定位置を掴み取る。怪我から岡田が復帰しても、高安が存在感を示そうとも、易々とスタメンの座を譲るきは更々ない。

プレーバック:対横河武蔵野FC戦@栃木SC通信

2008年5月 9日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に入れ替わっているために参考にならない可能性大

岐阜は長良川競技場。米田兼一郎、片野寛理の2ゴールを守り切った栃木SCは、12試合ぶりの勝利を挙げた。と同時にそれは、柱谷新体制となってからの初勝利でもあった。5月3日の対横河武蔵野FC(以下、横河)戦以降、見放されていた勝ち星を手に入れた。

ひとつの勝利が悪しき流れを断ち切った。肩の荷が下りたことで安心感が芽生え、気が緩むのも致し方がないこと。久方ぶりの勝利をじっくりと味わっていたい。その気持ちは痛いほどに理解できるが、いつまでも余韻に浸っているわけにもいかない。戦いは続くのだから。

指揮官はトレーニングで感じ取っていた。「安心したことで強いチームになった気になっていた」と。チームに蔓延していた心の隙を見抜いていたのだ。 そこで、「次の横河戦で勝たないと岐阜戦の勝利は意味がなくなる。絶対に引き分けではいけない。勝たないといけない」とネジを締め直した。すると、選手達の口から「引き分けは負けに等しい」という言葉が聞かれるようになったという。

気持ちの引き締め、入れ替えに成功。アルテ高崎戦以来3ヶ月以上、遠ざかっているホームゲームでの必勝態勢が整った。連勝を狙う栃木SCの陣容はGK原裕晃、DFは片野寛理、山崎透、照井篤、高野修栄、中盤はボランチに堀田利明と米田兼一郎、左に小林成光、右に只木章広、2トップは上野優作と山下芳輝が組んだ。サッカーのセオリーに則る。前節からメンバーをいじらなかった。

後期に入り4戦4勝と負け知らず。ただいま、3位につける横河。好調を維持しているがDF瀬田達弘は出場停止、エース村山浩史も怪我によりサブに回った。攻守の要を欠いた。

「互いにコンパクトにやっていたので動きが少なかった」と、前半を振り返った柱谷監督。4―4―2同士(横河は4―5―1に近かったが)が、正面からがっぷり四つに組んだことで、膠着した時間が続いた。全体が圧縮されたことで、使えるスペースは限られてしまう。

序盤こそここ数試合、入りがスムーズな栃木SCが米田のミドルシュート、山崎がCKからゴールを脅かすが、ゴールは割れない。逸機するとラインを高く設定し、最後尾に4人を残した横河の守備に対して手詰まりに陥る。「目の前で回されていたので恐くなかった」と山崎が言うように守備は強固だったものの、攻撃では精彩を欠いた。

横河は得意とするロングボールに、前線からの素早いチェックを敢行。活路を見出そうとするも、4バックと中盤の4人が形成する栃木SCの2ラインを破れなかった。

横河はカウンターから池上寿之の右クロスをファーサイドで中島健太がダイビングヘッド、栃木SCはFKのこぼれ球から只木がボレーシュートを放つも、両チームとも終盤の好機を生かせなかった。

後半の頭、山下アウト。火曜日に京都サンガFCから合流したばかりの小原昇を投入する。その小原。いきなり度肝を抜くキックオフゴールを狙う。「(上野)優作さんと話をして、GKが前に出ていたので・・・自分の意気込み、自分(の気持ち)を持ち上げるために」打ったと意図を述べた。

残念ながら枠を外れるも、インパクトに残る栃木デビューを飾った小原。「前半、スペースに抜ける人が少なかった。裏に抜ければDFラインは引く。そうすればもう一人のFWがバイタルエリアを使える」と考え、果敢に背後へと飛び出す。動き出しは抜群だったが、肝心のシュートが決まらない。1、16分と絶好機を迎えるが、ゴールネットを揺らせなかった。しかし、フレッシュな小原の、アグレッシブな動きに触発されるようにチームは活性化された。前半は上野をターゲットにしていたが、一転して裏へのボールが増加する。ゴールへの意欲も高まった。

流れを引き寄せたところでゴールを得たかったのだが、自陣での緩慢なミスに加えて、足が止まったことでリズムを明け渡すことに。出足が鋭く、意外なほどにショートパスを繋ぎながら、ピッチを幅広く利した横河の攻撃に後手を踏む。更に「ルーズボールを拾えなかった。FWと中盤の距離が空いてしまった。中盤がDFラインに吸収された」(米田)ことで、状況は悪化した。

劣勢に立たされ、攻め手を見出せなかったが、途中交代の横山聡が猪突猛進。GKへのバックパスに食らいついた。フィニッシュには至らなかったが幾分か流れを呼び込み、GK原も枠内を捕らえたシュートを弾き出す。貪欲な姿勢と、好守がゴールを生んだ。

横山聡の右クロスにファーサイドで只木が詰めようとするも、マーカーの池上も踏ん張る。押し込めなかったボールは再び右サイドへと跳ね返り、ゴールラインを割りかけた。そこへ、突如として現れたのが米田だった。頭でプッシュ。先制点にして、決勝点を叩き出す。米田は2試合連続のゴール。「米田はストライカーっぽくなってきた」。試合後、関係者と談笑していた柱谷監督が本人に聞こえるように話す。それを聞いた米田は、照れ臭そうだった。「後半は盛り返したが、選手交代でいい流れを作られ失点に繋がった」と敵将・依田博樹監督は臍を噛んだ。

三度、巡ってきた好機を小原が逃し、左サイドを崩されてあわや失点のシーンを演出され、先制点の切っ掛けとなった深沢幸次(途中出場)の大流血騒動と、試合が終了するまでは慌しかった。それでも、ロスタイム3分を上手くやり過ごし、栃木SCがやっとこグリーンスタジアムで勝利を掴んだ。

バックスタンド、サポーターの目の前、メインスタンドと3箇所で数珠つなぎとなった選手とスタッフは万歳三唱。喜びを皆で分かち合った。スタンドで振られた内輪や掲げられたタオルマフラーは、打ち上げ花火のように綺麗で、これでもかというほどに黄色かった。

「非常に組織化され、リスク管理ができていることから、難しいゲームになることは予想していた」試合は、柱谷監督の言葉通り困難なものとなったが、接戦をものにしたことは小さくない。 「(横河との勝ち点が勝敗により)11か5か。その違いは大きい」(柱谷監督)からだ。 岐阜、横河と立て続けに上位陣を食した。これで次に控えるトップ2のロッソ熊本、佐川急便SC戦に万全の状態で挑める。

空中戦を尽く制した山崎は力強く語った。

「力のあるチームを抑えたことは自信になる。ゼロにこだわっていきたい。今日みたいな展開に持ち込めれば、勝てる」

JFL後期第5節 栃木SC1―0横河武蔵野FC @グリーンスタジアム 観衆3650人

〈横河武蔵野FC〉GK金子芳裕、DF大澤雄樹、立花由貴(→石川清司)、太田康介、小山大樹、MF中島健太、尹星二、野木健司、池上寿之(→村山浩史)、原島喬、FW大多和卓(→本多剛)

 

『二面性と柔軟性』

 

栃木SCは前後半で2つの顔を見せた。
 
4バックとフラットな中盤の4人が構築した2ラインに、FWが加勢することで守備ブロックをより頑強なものとする。間に入ってくる選手を挟み込み、奪ったボールは2トップの上野優作か山下芳輝の足元へ。懐の深いポストプレイからのリターンパスを足掛りに両サイドから攻め崩す。この前半45分間の試合運びに対して、横河武蔵野FC(以下、横河)・依田博樹監督はこんな印象を述べている。
 
「ポストプレイ中心のサッカーは(守る側としては)やり易かった。スピーディなサッカーが前半は見られなかった」
 
栃木SC同様に4バックを敷いた横河も、「先制点を与えないことを大前提に」守備から試合に入った。浅いライン設定、前線からの執拗なチェイシングと、全体をコンパクトにした守備戦術は機能した。攻めあぐねるのも無理はない。また、スピードを武器に攻める駒を揃えたわけではないことから、推進力に欠けるのはある程度、織り込み済みだったとも言える。
 
決して組し易い相手ではないことを分かっていながら、柱谷監督は不満を感じてもいた。

「2トップが下りたところでボールを取られていた。前にボールが収まらないと2トップの優位性が生かされない。『後半はもっと裏にボールを入れろ』と指示した」

修正を施す。上野と山下をターゲットに攻撃を組み立てることから、DFラインの背後を突くことに方向転換を図る。そのゲームプランを実行するために送り込まれたのが、後半のスタートから登場した小原昇であり、横山聡、深沢幸次の交代選手だった。

「オフ・ザ・ボールの動き方が持ち味」

小原は自身が語る特長を遺憾なく発揮した。代わり端、上野の落としたボールから絶好の得点機を逸しても、気にする素振りなど見せない。例え実らずとも繰り返し繰り返し、旺盛に背後のスペースを伺い、味方からボールを引き出した。

それは、相棒の横山聡も一緒だった。「小原の加入が、いい刺激になっている」と指揮官が話した通り、愚直にボールを追う。「平均的には物足りないが、突破力とシュートは相手を破る武器になる」と評された深沢は、前を向いて仕掛けた。小原の投入で風向きを変え、深沢がドリブルで突っかけ、繋いだボールから横山聡がロークロスを入れたことで、米田兼一郎の決勝ゴールが生まれた。狙った通りのカタチからゴールをこじ開ける。

前半の試合内容ではゴールを奪えない、と読んだ柱谷監督の英断は奏効した。試合の流れと相手の出方を読み切り、柔軟な対応を見せた。2トップをそっくり取り替えるという発想は、これまでにないものだった。修羅場を潜り抜けて来ただけのことはある。

0―1と惜敗した依田監督は言う。

「後半の方が嫌な戦い方をされた。栃木の勢いのあるサッカースタイルはやり難い」

表現こそ違うが開幕戦を戦ったFC琉球の吉沢英生監督も、同じ趣旨のコメントを残している。その他のチームの監督が口にし、警戒するのは大概が“スピード”である。主力と監督が変わっても、すり込まれている栃木SCのイメージとは、やはり縦方向へのスピードであり、アグレッシブさ、走り回ることなのだろう。安定感のあるサッカーよりも対戦相手にとって脅威なのは、スピードに乗った選手が次々と背後を突いてくる攻撃なのだ。

そのあたりのことを踏まえながら、柱谷監督は今後の展望を語った。

「堀田(利明)と只木(章広)がメッチン(米田)とゲームを作る。勝負所で2トップ、ワイドを入れ替えていきたい」

FWのファーストチョイスは上野、ボランチの軸は米田、最終ラインは4枚、2ラインによる堅牢な守備ブロック。失点を許さない手堅いサッカーにプライオリティが置かれることに変わりはない。負けが許されない状況なのだから。だが、思考を停止することはない。横山聡、吉田賢太郎、小原昇のFW陣、深沢幸次、本田洋一郎、金子剛などスピード系の若い選手を絡めることで、サッカーに幅を持たせていく腹積もりでいる。

相手の攻撃を跳ね返しながら機を伺う安定した守備ありきの組織的なサッカーと、リスクを冒しながら果敢にゴールを目指すサッカー。この二面性をケース・バイ・ケースで使い分けられれば、勝ち切れるチームに変貌することは不可能ではない。

僅か5試合の実戦で自分のカラーを打ち出し、結果を出した柱谷監督。改革は加速度的に押し進められている。

『WORST20巻』

2008年5月 9日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:高橋ヒロシ 満腹度:☆☆☆

珍しく疾走感に欠けた。最終局面に向けた静けさなんだろうなあ。これは狙いでしょう。いよいよ、かあ。天地の闇が意外と深かったことにビックリ。人間臭い一面も持っていたんだねー。単なるヤンキー漫画ではないところが今回は色濃いかな。終わっちまうと思うと寂しいわ。まだ、転がるかもしれないけど、転がすには相当の力が必要だわね。

プレーバック:対横河武蔵野FC戦@栃木SC通信

2008年5月 8日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に入れ替わっているために参考にならない可能性大

前節、栃木SCはFC岐阜に、横河武蔵野FC(横河)はアローズ北陸に敗れたことで、ともに無敗記録はストップした。1敗同士、昨季前期9節で対戦した両者は、偶然なのか必然なのか、今季も前期9節で激突することになった。

これまでの対戦成績は8勝3敗2分けと栃木SCが圧倒している。

「連敗はできない。勝たないと上位に離される」(高橋監督)一戦。栃木SCは横山聡と吉田賢太郎を初めて組ませた。その他のメンバーはGK原裕晃、4バックは左から高野修栄、谷池洋平、山崎透、北出勉、中盤はダブルボランチに山田智也、堀田利明、左に石川裕之、右に高秀賢史を起用した。センターFWの位置を不動のもとしていた山下芳輝、右サイドの小林成光には休養が与えられた。北出、山田、石川が先発に戻り、山崎は今季初出場初先発となった。

エース小林陽介を筆頭に主力が抜けた横河武蔵野FCであるが、前期8節終了時点で栃木SCと勝ち点17で並びながらも、得失点で1上回り4位につけた。失点3という数字が戦力ダウンをしたと囁かれながらも、上位に顔を出している一因であることが伺える。先のトレーニングマッチでも守備の安定感は抜群であった。

序盤から積極的だったのは栃木SCだった。前から圧を掛ける。DFラインに、ボランチに。横河が得意とするロングボールの出所を潰し、封じ込めた。相手の長所を消し去る。この作戦は奏効した。

しつこいほどに追い立てられたことで横河はリズムを作り出せない。対照的に栃木SCはスピード勝負。「スピードの槍」横山聡、高秀が持ち味を発揮した。高秀が獲得したCKからはゴールを脅かしもした。チームの勢いが背中を後押ししたのか、キャプテン北出が堀田の横パスを受けると右足を一振り。ロングレンジから先制弾を突き刺した。一瞬の出来事に大挙して武蔵野市立武蔵野陸上競技場まで駆けつけた栃木SCサポーターも取材陣も、何が起こったのか把握するのに時間を要した。それだけ、意外性のあるゴールだった。「自分はゴールを決める選手ではない」と言いながら、「相手4バックが上がらないと聞いていた。立ち上がりからアグレッシブに打とう」とは心に決めていた。そんな北出の果敢な姿勢が実を結んだ。ちなみに北出は移籍後、嬉しい初ゴールとなった。

守備では2トップに連動するように周囲もプレスを掛け続け、攻撃では高秀を軸に裏を突く狙いが定まっていた。高野、山崎が危険なエリアでミスを犯した以外、前半はほぼパーフェクトな試合運びをした。惜しむらくはCKのリバウンドを高秀が左足で放った強シュート。ジャストミートしたが枠を外れた。本人も手応えがあったのだろう。悔しさを露にしていた。「あとは決めるだけです」。下を向いてポツリ。
 
ビハインドを背負っていた横河はスイッチを切り替えて後半に臨んできた。村山浩史が立て続けにゴールに迫った。流れを持って行かれそうになる可能性もあった時間帯、横山聡の追加点が生まれる。「DFは前に強いが裏にスペースが空くと分かっていた。狙い通り」。堀田のスルーパスに抜け出し、GKとの1対1では一旦はシュートを足に当ててしまうも、運良くルーズボールは横山聡の頭上に。ヘディングで難なく押し込んだ。 ゴール後に披露したパフォーマンスは自称“ゴリダンス(ゴリと呼ばれていることから)”。「これからゴールを重ねることで浸透させたい」と満面の笑みを浮かべながら冗談とも本気ともつかないコメントを残した。
 
リードを広げたことで、横河は意気消沈するかに思われたが、聖地・武蔵野陸上での今季初ゲーム(マッチデイより)は落とせないと、愚直なまでに自分達のスタイル――ロングボール主体の攻撃――を貫き通す。大多和卓がPボックス内でポスト直撃のシュートに反転シュート、瀬田達弘がCKからフリーでヘディングと、好機を作り出しゴールに襲いかかった。肝を冷された栃木SCは高秀が2本シュートを放つが決定力を欠く。

小刻みなステップからのドリブルで存在感を示し、栃木SCにとって最大の脅威であった大多和。後半17分に2枚目のカードをもらいピッチを去る。煩わしかった選手が抜け、数的優位になり、留めを刺したかったところだが、「退場者を出してもモビリティ(機動力)が上がりマークが掴まえ難くなることもある」(吉田賢太郎)と言う通り、一歩も引く気配のない横河に押し込められる。11対10になってから劣勢に回った原因を「やりたいことがちぐはぐだった。蹴ってきたからセカンドボールを拾うのに全体が下がった」と北出は分析した。ゴール前での対応が多くなる。

2点差をつけられても、数的不利になっても、自分達が築き上げてきたサッカーを継続させる。その気迫と執念に気圧された部分があったことは否めない。凄味さえ感じさせた横河。やりきる姿勢には脱帽である。

茅島史彦、西川吉英と交代カードを切り、悪しき流れを好転させ3点目を狙ったが、結局ゴールを割ることは叶わなかった。カウンターの機会が巡ってきてもスピードに乗りきれなかった感のあった吉田賢太郎。スタンドから何度もコールを投げかけられたが「残り20分あたりから両足がつっていた」ことで「サポーターの声援にも苦笑い」でこたえるしかなかったそうだ。期待されたゴールを決められなかったことで「自分でも残念だった」と唇を噛んだ。

「欲を言えば3、4点取れた。つめの甘さが課題」(高橋監督)。それでも、2―0と0に抑え、勝ち点3を確実に手にした。「ひとり一人がもう一回、優勝するには何をしたらいいのか考えた。敗戦から学ばないと。あれ(FC岐阜戦の負け)が『絶対に勝つ』という気持ちに繋がった」と北出。昇格するためには許されない連敗を、勝利への意欲、ひたむきに走り回るという原点に立ち返ることで食い止めた。

JFL前期第9節 横河武蔵野FC0―2栃木SC @武蔵野市立武蔵野陸上競技場 観衆1405人

〈横河武蔵野FC〉GK大石和夫、DF石川清司、瀬田達弘、太田康介、小山大樹(→片山育男)、MF本多剛(→中島健太)、池上寿之、原島喬、野木健司(→長沼圭一)、FW大多和卓、村山浩史

 

『徹底的に』

意思統一は図られていた。

出場停止明けの横山聡が、先発復帰した吉田賢太郎が、前線から激しくボールを追い回す。執拗にチェックされたことで横河武蔵野FC(横河)は、DFラインからロングボールを供給することが難しくなった。横山聡と吉田賢太郎の2トップは止まらない。苦し紛れにDFがボランチへと繋いだボールへも鋭く反応した。前にボールを運べない横河は、バックパスに横パスと、逃げるシーンが目立った。

「守備は下手ですけど、一生懸命に走ろう。DFラインとFWのラインが間延びしないように、2人で前線から追ってやろう」と吉田賢太郎が話せば、相棒の横山聡も「ロングボールを蹴らせないように、(吉田)賢太郎と自分でプレスをかけられた。コースを限定できた」と、してやったりだった。

相手の配球元を無力にする。その意味は事の外、大きかった。

遡ること約2ヶ月前。栃木SCは千葉合宿の総仕上げとして横河とトレーニングマッチを行った。日立栃木(関東1部リーグ所属)を皮切りに、ジェフ千葉、鹿島のJ1勢との対戦で勝利し、これまでの成果を確認するために同一リーグのチームと一戦交えた。結果(主力組主体)は1―1のドローだったが、内容は目も当てられない、惨憺たるものだった。終始、押し込まれた要因は明らかだった。ロングボール戦術にはまってしまったのだ。背後から次々とロングボールを蹴り込まれ、DFラインは辛うじて跳ね返すもセカンドボールを拾えずに、ズルズルとラインは後退し、面白いように両サイドから崩された。「サッカーになっていないよ」。高橋監督は顔を赤らめて憤慨した。「横河は例年、仕上がりが早い」(高橋監督)とはいえ、シーズン前に苦い経験をした。

全く自分達のサッカーができていない様子を、惨状をベンチから眺めていたのが横山聡だった。ラスト15分の出場に留まった横山聡は、「トレーニングマッチで後ろからロングボールを蹴られて、セカンドを拾われ、イニシアチブを握られたので、キッカーへのプレッシャー」を意識した。その成果は如実に現れた。横河の出鼻を挫き、前半思うようなサッカーをさせなかった。過去の蹉跌を繰り返すことなく、学習能力の高さを証明した。

それは、DF陣とボランチにも当てはまった。

両手を叩き叫ぶ。「セカンド」。ボランチの山田智也は何度も何度も耳にタコができるくらい言って聞かせた。味方にセカンドボールの重要性をすり込んだ。洗脳したと置き換えてもいいほどだ。“あの日”のピッチに山田も立っていた。痛い目にあっていたひとりだった。同じ轍は踏まない。気迫がみなぎっていた。

眼前でクロスから同点となるヘディングシュートを叩き込まれた山崎透は言う。

「ロングボールしかないと言われていたので対応できた。走ってギリギリで跳ね返せた。持ち味である高さを出せた」

右サイドバックとして、対面の選手に四苦八苦した北出勉は語った。

「監督を抜きにして選手達でミーティングを行い、DFラインとボランチでセカンドをいかに拾えるかを話し合った。堀田(利明)さんと山田が(セカンドボールを)拾い、うまく散らしてくれた」

煮え湯を飲まされた選手達は監督から指示されただけではなく、自主的に考え、相手の戦略を予想した上で、見事なまでに対応策を練り上げ、実行に移した。90分を通して無失点という結果を残し、前回は勢いに屈した前半をシュート2本に抑え込みもした。

横山聡と吉田賢太郎の2トップ、北出が入った4バック、山田と堀田のダブルボランチ。いずれも、頭にあったキーワードは「徹底的に」だった。前線は骨惜しみないボールへの寄せ、ボランチはセカンドボールを拾う、守備陣はロングボールを弾き返す。初黒星後の大事な一戦。連敗が許されない状況に追い込まれたことで結束力が生まれ、頑固なまでに自らのゲームプランを最後まで押し通せた。この1勝は単なる1勝では収まらない価値あるものとなった。

※後期の回顧録は明日、アップします。

うちの今の力なのかな、@栃木SC通信

2008年5月 8日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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・横山聡

「ゴールが出来たのはよかったです。(ニューゴリダンスは)ぺヤングボーズです。そのへんは深く訊かないでください(笑)。SEAMOがライブで『ぺヤングビート』を踊っているのを小針(清允)さんと一緒に見ていて、『これやっちゃえば』と言われたので、『やります』と。別に大した意味はないですけど・・・『新しいの、新しいの』と言われていたので。(得点シーンについて)シン(向慎一)が1対1になった時に横にいたので、横に出してもらって押し込むことも、こぼれ球も考えていた。あそこにいることが大事なので。(同点後、ミスをした川鍋選手に声を掛けていましたが)『イーブン。別に気にする必要はない。思いっきりやれ』と。声を掛けなくても本人が分かっていたと思います。(振り返って)4-2で終われた試合だった。セットプレーから2本もやられた。最近はセットプレーからの失点が多い。修正できる部分だと思う。(攻撃面は流通経済戦の反省が生きているように思えるが)ボクも(上野)優作さんもPボックス内で勝負できている。ゴール前に居ることが一番いい。中盤からのボールを信じて入っている。信頼関係がいい方向に向かっている。(次の横河武蔵野FC戦から厳しい戦いが続きます)去年はこの時期からガタガタになってしまった。うちの持ち味は手堅く守り少ないチャンスを決める。失点を少なくする。もう一度、自分達のカタチを見直し、取り戻し、次の試合に臨みたい」

・上野優作

「今日はもうちょっとすっきり勝ちたかったですね。1点目は(佐藤)悠介からいいボールがきた。2点目はラッキーな部分もありましたね。GKが目測を誤った。先に失点していたので追いつけてよかったです。後半は落ち着いてやれたのではないかな、と思います。(浮き足立った原因は)セットプレーですよね。CKで失点をした。もう1回、あと3日あるので修正したいですね。(攻撃はだいぶよくなってきているが)攻撃に人数がかかっている時は守備が難しくなるじゃないですか。それまでは守備に人数をかけていて攻撃が課題だった。修正してバランスよく出来るようにすればチーム力はアップする。これはJFLだろうが、Jだろうが永遠の課題。リスクをどこで負うか、リスクマネジメントをどうするか。もう少し上手く試合を運べればいいなとは思いますけど。県総合ではそれがある程度できましたけど、今日はバタバタしてしまった。一人ひとりの最終的には集中力が問題。セットプレーも切り替えなんですよね。CKでも息を止めず、休まずにやりきる。常に90分間、戦えるようになるとまた変わってくる。今後J2、J1でやっていくと、そこが突けるところだし、そこを突いてくる。上手いチームは狙ってくる。(アラートな状態は)難しいが、いい選手は戦えている。そこがまだ足りないのかな。点を取らなくてもすっきり勝ちたかったですね。長いリーグで繋がらないじゃないですか。しっかりしたカタチで勝たないと。日程が詰まっている時は特に。すっきり勝ちたかったですね」

・深澤幸次

「中へ中への意識が強く、ワイドと中の使い分けができていたらゲームが落ち着いた。柱さんからもワイドで受けて、左足を生かしてクサビを入れるようにと。左足のやり易さを生かし切る。駆け引きが出来るようにしたい。(平均的にいいプレーをしていたとの評価に関しては)平均以上のプレーをしないと駄目ですね」

・斎藤雅也

「相手は裏一本しかなかった。オーバーラップを仕掛けようと。クロスの精度は低かった。(失点シーンは裏を取られてしまったが)分かっていながらやられるのは、シビアにやっていかなければならない。(アーリークロスが多いように見受けられるが)トップの選手が早目に中に入るので、えぐるよりも早目に入れたほうがいいのかなと」

・佐藤悠介

「納得はしていない。毎試合、毎試合4点取れるわけじゃない。理想は0で抑えること。1-0で勝つ。いつもボクのセットプレーが決まるわけじゃない。まだまだ、ですよね。難しいゲームがこれからどんどん増えてくる。上に勝たないと順位が上がらない。(振り返って)前半は点を取られてからの20分は上手く試合を運べていた。でも90分を通してオーガナイズするのは無理ですから。悪い時間帯をいかに少なくするかだと思う。強いチーム、勝てないチームでやってきたが、そこは本当に難しい。ラグビーはフロックがないと言われるじゃないですか。でも、サッカーは何が起こるか分からない。力関係は関係ない。そこが楽しさだと思いますけど。今日も4-1で勝てた。5、6点取れた。それが出来ないのは、うちの今の力なのかな、とは思いますけど」

『精神的なタフさ』@栃木SC通信

2008年5月 7日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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初黒星を喫した流通経済大学戦(1―2)、腰が引けたプレーの反省を生かしたのが、ジェフリザーブズ(以下、ジェフ)戦だった。攻撃力の向上を図るために、2トップに絡む動き、タッチ数の少ないプレー、サポート意識を入念に確認したことで連動性が生じた。アグレッシブにゴールへ向かった結果として、4ゴールを奪うことになる。浮き彫りになった課題に対して、意欲的に取り組んだトレーニングがゴールラッシュに繋がった。勝点3の喪失を無駄にしなかった。

真摯に、集中してトレーニングに臨んだことが、成果として表れたことに柱谷幸一監督は頬を緩めた。他方で、釘も刺していた。

 

「それだけ(攻撃に重きを置くこと)をやるとドリブル、1対1の対応が出来なくなる。上手くトレーニングを組まなければならない」

攻守がアンバランスに、いずれか一方に偏ることがないように、比重を考える。さじ加減は慎重を要する作業であることを強調した。

 

憂慮した事態が起こる。中2日でのMIOびわこ草津(以下、ミーオ)戦。前節からの攻撃的な姿勢は失われず、だからこそ2試合続けて4ゴールを得ることができた。だが、今季ワーストとなる3ゴールを与えることにもなる。

 

上野優作は言う。

「修正した結果が出ている。トレーニングがそのままゲームに反映されている」

これまでは守備に軸足を置いていたことから、攻撃における迫力不足は否めなかった。一転して攻撃に人数を割いたことでダイナミズムを手にし、好機もたくさんこしらえることが可能となったが、引き換えに背後が手薄になるリスクを背負うことにもなった。意識が攻撃に傾斜したがために、守備への配慮は希薄となる。流通経済戦の失点は2つともセットプレーから許したもの。ミーオ戦の3つの内2つはFK、CKとセットプレーからまたしても取られたものだった。ジェフ戦は危機を招くも無失点に抑え込んだ。継続性を発揮しなければならない状況での大量失点は痛恨だった。

「少し出来ない所を修正するとよくなるが、違う所ができなくなる。積み上げていかないとチームは強くならない」(柱谷監督)

水漏れ箇所を見つけ、早急に修理する。その場所は一時的に塞がるも、しばらくすると再び同じ場所から水が滴り落ちてしまう。同じことを繰り返していてはチームとしての成長は望めない。段階的にステップを踏んでいくことは困難を極める。頭打ちになるのは時間の問題である。積み重ねてきたブロックを自ら崩すことほど無益なことはない。

柱谷監督は自身がトレーニングメニューを熟慮する必要性を感じながら、選手たちにも要望する。

「技術は落ちないし、損なわれない。(今まで出来ていたことが)上手く出来ないのは意識が入っていないから。もっと精神的にタフになって欲しい」


元々、出来ていたこと、例えば守備に関する約束事がゼロに戻ってしまうのは、技術面に起因するのではなく、精神面が脆弱だから。

「自分達で出来ることはやらなければならない」と痛感しているのは、キャプテンの佐藤悠介。ベンチからの指示が届かない場合も出てくる。戦うのは、状況に応じたプレーを選択するのは、ピッチに立っている選手たちである。言われたことだけできる。それでは、幅が広がらないし、応用が利かない。個人としての先も見えてしまう。

求められるのは自主性、自発的な行動である。改善された攻撃面が象徴的なように、アクションを自ら起こしていかなければならない。活路は己で見出すしかない。

 

流通経済戦での消極性を教材に攻撃の微調整を施せた経験があることは幸いである。ミーオ戦で3失点と高い授業料を払ったことで守備面の調整を行えるはずだから。横河武蔵野FC戦から続く昨季の上位陣との潰し合いを前にウミがでたことをポジティブに捉えたい。

戦評:対MIOびわこ草津戦@栃木SC通信

2008年5月 7日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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2試合続けての4ゴール。意識的に取り組み始めた攻撃的なスタイルが、前傾姿勢が結果として実を結んでいる。「前節から前掛かりに行こうと。その効果が出ている」。柱谷幸一監督は攻撃面に関して手応えを口にする一方で、満ち足りない思いをストレートに表現した。

「4点を取ったことは評価してもいいが、ルーズなゲームは好きではない」

苦言を呈したのはゲーム展開だった。先制パンチを食らうも4発を打ち返し、相手に致命傷を負わせる。雌雄は大方、決したかに思われたが、1点を返されると途端に浮き足立つ。退場者を出すと更に錯乱し、もう1点を献上してしまう。リードはみるみる縮まる。4―3で逃げ切ることは出来たが、安定感を欠いた「粗雑なゲーム」となってしまった。

沈着冷静に試合を押し進められなかった要素はふんだんにあった。刺すような強い日差し、過密日程、大勝した後のゲーム、など。しかし、柱谷監督が感じ取った不甲斐なさの原因は、先に挙げたことに起因する気の緩みではなく、「研ぎ澄まされた神経」、つまりアラートな(機敏な。警戒心の強い)状態を保持できなかったことにある。

「(相手が)ボールを持っている時に足が揃っている。いつでも動ける状態にない。足が速い、遅いではなく、メンタル的な部分の問題」

喫した3失点、全てに該当するのが準備不足である。危機感、張り詰めた緊張感を身に纏いプレーしていれば、対応は困難ではなかった、と考えている。「難しいが」と前置きし、上野優作も「90分、戦い続ける」ことの重要性を説き、それが欠如していると指摘した。レベルが上がれば一瞬、集中力が途切れた所を付け狙われる。判断力以前に状況把握能力を養わなければ、強靭な精神力を身に付けなれば、チーム力はアップせず、次のステージへと進めない。勝者になるためには、様々な要素が求められる。

栃木SCは連敗を逃れ、4―0とジェフリザーブズを退けた。余勢を駆ってホームで2連勝を飾りたいところ。2トップに上野と横山聡、左ワイドに佐藤悠介、右ワイドに深澤幸次、中盤の底に落合正幸と向慎一、4バックは左から斎藤雅也、鷲田雅一、川鍋良祐、岡田佑樹、GK小針清允の布陣。

JFL初参戦のMIOびわこ草津(以下、ミーオ)。昇格の立役者である戸塚哲也前監督(現・FC町田ゼルビア)に代わり平岡直起氏が就任。「人とボールが動くサッカー」を標榜し、中位に位置している。フォーメーションは4―4―2。

「最初の15分はロングボール主体に」(平岡監督)。ミーオの思惑にはまる。右サイド裏のスペースへ抜け出た幸山聡太がグラウンダーのクロスを供給。これを川鍋がクリアに戸惑う間に背後からアランに突っつかれ、ゴールを許す。前半1分の出来事だった。

「試合に入り込む前の失点。リセットできる」

先手を奪われるも佐藤の言葉通り、4分にGK田中剛の正面を突くも深澤が放ったダイビングヘッドを口火に反撃開始。右サイドの岡田を軸に攻め立てる。その岡田が獲得したCKから同点弾が生まれる。倒れ込みながら上野が頭で合わせてネットを揺らす。ミスをした川鍋のニアサイドにDFを釣る動きは効果的だった。失いかけた自信を隠れた好プレーで取り戻し、タイトなマークで尽く2トップを潰した。

両チームともコンパクトに、スペースを付き合うも、試合を振り出しに戻した栃木SCに流れは傾く。トップに引っ張られるように、2列目、3列目の選手が次々とゴール前に顔を出す。リスクを冒したことが奏功し、逆転弾が生まれる。佐藤のスルーパスに向が飛び出しシュート。GKの好守に阻止されるも、弾かれたボールは横山聡の元へと転がり、左足で冷静に沈める。ゴール後のお約束、進化したゴリダンスの余韻が冷めやらぬ内に、3点目が決まる。FKから鷲田がゴール前に放り込んだボールを上野が頭に当てると、ボールは目測を誤ったGKを越えて無人のゴールへと吸い込まれた。

前半終了間際、冨田晋矢にクロスバー直撃のFKでゴールを脅かされたものの、お返しとばかりに後半8分、佐藤が左足一閃。Pボックス外、やや右よりの位置からFKを直接突き刺した。怒涛の4連続ゴールで勝点3は確約されたはずだったが、FKからゴール前の混戦を浦島貴大に制されると雲行きが怪しくなる。向が“不可解な”一発レッドで追い出された5分後、今度はCKを完璧に石澤典明に叩き込まれる。差は僅かに1点。

「自分達で(ゲームを)難しくした」

落合正幸は堅守速攻のゲームプランが積極性を殺ぎ、それゆえにゴールへの推進力が失われ手綱を明け渡した、と話した。数的不利に陥るも中盤とDFラインが綺麗な2ラインを形成し、守り切る策は崩壊した。途中交代の石舘靖樹がスピードに突進力と前線で奮闘するも、攻撃的なカードを切ったミーオの圧は退場者を出しても弱まらない。ポゼッションで凌駕され、押し込められる。タイムアップまでに3度も決定機を作られた。だが、絶体絶命の危機をGK小針の俊敏な反応と、内林広高のシュート精度の低さに救われる。辛うじて勝利を手にした幕切れに後味の悪さだけが残った。

「勝ててよかった。それだけ。JFLで優勝するなど口に出来ない」

口を衝いて出るのは反省の弁ばかりだった。柱谷監督は横川武蔵野FCとの上位決戦を前に、「反省し、『強いチームとはどういうチームか』を考えたい」と、限られた時間の中で選手と膝を突き合わせて話し合う必要性を訴えた。

「手堅く守り少ないチャンスを決める。もう一度、自分達の形を取り戻す」

横山聡は原点を見詰め直すべきだと、既にひとつの答えを提示している。

3日後、どのような解答が出されるのだろうか。

JFL前期第10節 栃木SC4―3MIOびわこ草津 @栃木県グリーンスタジアム 観衆4317人

〈栃木SC〉交代:上野(→石舘)、横山聡(→久保田勲)、佐藤(→田村仁崇)

〈MIOびわこ草津〉GK田中剛、DF浦島貴大(→木島徹也)、田尾知己、石沢典明、大瀧直也、MF金東秀、若林令緒、冨田晋矢、壽建志(→内林広高)、幸山聡太(→山本正男)、アラン
 
  

対MIOびわこ草津戦@栃木SC通信

2008年5月 6日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

前半:3-1。

後半:1-2。

ファイナルスコア:4-3。

得点者:上野優作×2、横山聡、佐藤悠介(栃木SC)、アラン、浦島貴大、石澤典明(MIOびわこ草津)

順位:3位(勝点25)◆首位:ファジアーノ岡山(勝点26)

辛うじて勝ち点3。

※マッチデー読んで頂きありがとうございます。レポート&コラムは小休止後にアップします。お疲れ様でした。

『めがね』

2008年5月 5日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

主演:小林聡美 満腹度:☆☆

ゆる~い、不思議な感覚に襲われる映画かな。メルシー体操はやりたいね。タイトルのめがねが肝なんだなあ。こういう世界観が現代では受け入れられやすいんだろうなあ。決め手に欠くところが狙いだろうね。おそらく。

フォト・ステーション@栃木SC通信

2008年5月 5日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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景色の異なる右でどれだけアピールできるか。かつ目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

226.JPG栃木ではGWを「ゴールデンウイーク」ではなく、「ゴリウイーク」というらしい。覚醒したら止まらない。ゴールを荒稼ぎ?松田正俊の動きも戻ってきたし、厚みが出てきたか?上野優作がニアで潰れたプレーは玄人好みだった。

 

 

 

 

 

 

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笑顔が多かった。子供達の。微笑ましい。訴え続けてきた交流の場が増えた。これ、プロビンチャには不可欠な要素。

 

 

 

 

 

プレーバック:対MIOびわこ草津戦@栃木SC通信

2008年5月 5日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に入れ替わっているために参考にならない可能性大

第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会1回戦を免除された栃木SC(栃木県代表)。その1回戦でちょっとしたインパクトを残したのがツエ―ゲン金沢(石川県代表)である。ただいまJFL2位、J2昇格がいよいよ現実味を帯びてきたロッソ熊本(熊本県代表)を延長の末に破った。勢いは止まらず2回戦ではロッソ(現・ロアッソ熊本)と同じくJFL所属のFC刈谷(愛知県代表)をも食した。北信越リーグは海外リーグに照らし合わせれば4部相当。そのチームが3部に当たるJFL勢を立て続けに撃破した。スーパーバイザーを務める宮沢ミシェル氏の知名度が勝っていたツエーゲンだが、若干ながら見方が変わったのではないだろうか。

ジャイアントキリングなる言葉が天皇杯では見受けられるが、それはJチームを下した際に用いられることが多い。「打倒J」。J1、2計30チーム以外の合言葉は同じである。

だが、些か趣の異なるチームもある。今大会のパンフレットには「アマチュアから見た天皇杯」なる特集が設けられている。栃木SC、流通経済大学(大学枠)と共に紹介されているのがFCセントラル中国(島根県代表)。4年連続4回目の出場となるが、過去3回はいずれもJFL勢の前に涙を呑んだ。当面の目標である中国リーグからの脱却、JFL昇格を果たすために「打倒J」ではなく、「打倒JFL」を成し遂げることが悲願となっている。背伸びをすることなく、自分達の現在地を確かめ、JFL越えを達することで、地域リーグ決勝大会に弾みをつける。

チームの色が異なれば、掲げる目標もまた様々。天皇杯の醍醐味であり、特徴でもある。巨大な敵はJチームだけではないのだ。

ロッソが負けたニュースバリューは大きかったが、幾分かは劣るものの近大附属和歌山高校(和歌山県代表)勝利の報も驚きを伴い伝えられた。苦杯を舐めたのは、なんとFCセントラル。思惑通りに事は運ばなかったようだ。

「若いチーム。経験がない。一人ひとりのポテンシャルは高いものがある」

自らが率いるチームをそう分析したのは、三重県代表の四日市大学を退け勝ち上がったFC Mi‐OびわこKusatsu(滋賀県代表)(FC Mi‐O)監督に就任したばかりの戸塚哲也監督(前FC岐阜監督)。勝利を放棄したわけではないが、テーマは「カテゴリーが上の相手と、どのように戦っていくのか」にあった。先発の平均年齢が24歳と低く、右サイドバック浦島貴大は19歳。全員がアマチュアであり、仕事をしながら夜にトレーニングを行っている。昔日の栃木SCと瓜二つ。これからのチームであることが伺える。見据えるのは全社と略される全国社会人サッカー選手権での優勝、そして地域リーグ決勝大会での躍進。前身が廃部となった佐川急便京都のFC Mi‐O(現・MIOびわこ草津)もまた、着実なステップアップを視野に入れ、強化を押し進めている。

対戦相手が長期的なプランを思い描いているとはいえ、一発勝負のトーナメントでは何が起こるか予測不能。

「カテゴリーが下だから受けに回ろうとは思わなかった。自分達のゲームをやろう、と伝えました」

栃木SC柱谷幸一監督は緩みがちな手綱を引き締めた。陣容はGK原裕晃、DFには左から片野寛理、谷池洋平、照井篤、高野修栄、ボランチに堀田利明と米田兼一郎、左に小林成光、右に只木章広が中盤を構成、2トップは上野優作と横山聡が務めた。

「いつもチャンスをもらっているが結果を出せなかった。このチャンスを逃したら後がない」

悲壮な決意で試合に臨んだという胸の内を明かしたのは横山聡。水際に立たされた横山聡は、開始4分にFKからヘディングシュートを突き刺す。先手を取ったことで波に乗った栃木SCは「堅かった。雰囲気に呑まれた」(戸塚監督) FC Mi‐Oを押し込む。2トップが背後を突き、両サイドバックは旺盛な攻撃参加を披露。相手に攻める暇すら与えない。

ワンサイドゲームの様相が濃くなり始めた時だった。照井が最終ラインで信じ難いプレゼントパス。警戒していた冨田晋矢にドリブルからゴールネットを揺らされる。失点直後にも横パスを狙いすまされ、再び冨田にシュートを打たれる。が、GK原の好守とポストで命拾い。

「1―1で慌てる必要はなかったが気持ちの面で落ち込み、ネガティブになってしまった」(堀田)

前半の終盤に只木の惜しいシュートがあったものの、悪い流れは後半まで尾を引いた。ゴールで自信を掴み、緊張感から解放されたFC Mi‐Oがイニシアチブを握る。セカンドボールを拾えず劣勢の栃木SCだったが、深沢幸次の投入で形勢を変えた。上野が頭で落したフィフティ・フィフティのボールを深沢が競り合い、マイボールに。慎重に左から折り返したボールを横山聡が流し込んだ。

しかし、リードするが試合を殺せない。

「奪ったボールを速く攻撃に繋げる。カウンターの機会を逃さないようにしよう」

戸塚監督が志向するサッカーを体現したFC Mi‐Oに、何度も攻め入られゴールを脅かされる。オフサイドの判定に救われ、安部雄二郎のシュートはGKの正面に飛び、ロスタイムに壽健志がドリブルから放ったシュートは僅かに枠を反れていったが、柱谷監督曰く「スリリングな展開」を招いた。勝利を手にし、3回戦に駒を進めるも、心臓に悪い時間帯が続き過ぎた。

「内容は悪くなかった」と口々に監督、選手は語るが、失点を喫した後、追加点を挙げてからの試合運びは拙かった。改善の余地があるのは火を見るよりも明らかである。0―3と粉砕されたホンダFC戦と比すれば、内容は向上したのだろうが、それも限られた時間のみ。首位・佐川急便SCとの大一番を前に不安が募る。

勝ちゲームのコラムを悲観的に締めるのは好ましくないので、最後にアビスパ福岡戦へ向けての柱谷監督の抱負を。

「最初の20分の内容を継続させたい。守って勝つだけではなく、いいポゼッション、いい守備、いい攻撃、ボールが繋がるなど、内容もいいチームと言われるようにしたい。結果だけではなく内容も求めたい」

東京ヴェルディ1969を沈めた感動と興奮を凌駕するのは容易ではない。リアリズムに徹すれば勝率は上がるが、それでは昨年以上の感情の揺さ振りを提供できない。指揮官は分かっている。だからこそ、ある程度のリスクを背負うことを承知で戦う腹積もりでいる。

第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦 栃木SC2―1FC Mi‐OびわこKusatsu @栃木県グリーンスタジアム 観衆1034人

〈FC Mi‐OびわこKusatsu〉GK田中剛、DF根岸誠貴、田尻知己(→波夛野寛)、石澤典明、浦島貴大(→桝田雄太郎)、MF金東秀、劉敏哲(→内林広高)、若林玲緒、壽健志、FW冨田晋矢、安部雄二郎

〈栃木SC〉交代:小林(→深沢)、上野(→山下芳輝)、米田(→久保田勲)

 

『恐れず、前へ』

木っ端微塵に打ち砕かれたホンダFC戦での記者会見。柱谷幸一監督は敗因を幾つか挙げた。いつもと違うスタジアム、食事の時間、集合場所、暑さなど。些細な事だが、選手が普段とは異なる条件、状況下にアジャストできなかった点を強調。そして、「どんな条件であろうともタフに戦えなければならない」と要求した。
 
屈辱的な敗戦から2週間が経った。精神的な部分での成長は少しでも見られたのか。否。残念ながらナイーブな一面を晒してしまった。

前半4分に先制するが、34分に凡ミスから失点を許す。幸先よくゴールを得るも、躓いた途端に浮き足立ってしまった。「1―1にされたが時間帯も早く、(押し込んでいた時間と)同じ内容で進められれば勝てると思っていた」柱谷監督の思惑とは逆に、選手は動揺の色を隠せなかった。押し込んでいた時間帯のパフォーマンスを取り戻せない。後手に回る。ハーフタイムに「もう一度、いいゲームをやろう。集中力を高めよう」と送り出したが、FC Mi‐OびわこKusatsu(FC Mi‐O)が積極的に前へ出て来たことで押し込められる。選手交代が奏効し、深沢幸次がゴールに絡む活躍をして勝利するも、「メンタル面を強くしなければ・・・」と指揮官は歯切れが悪かった。

「サッカーはミスが起きる。その後になにができるのか。(攻勢だった状況と)同じ内容でプレイできることが大事。ミスをしても死ぬわけじゃないんだから」
 
チームにリカバリー能力が欠如していることを指摘した。
 
さらに、失点の切っ掛けを作った照井篤を引き合いに出し、メンタル面に関して言及した。

「(失点で)テルは自信をなくした。それまでは、中盤に(ボールを)つけたり、いいパスもあり、『テルは上手くなったなぁ』と思っていたが、1本のミスでパスが出せなくなった。恐がってしまった」
 
責任感が強く、真面目である性格が災いしたようだ。「ボクのようにちゃらんぽらんで『勝てるだろう』と思えない。メンタルの部分で弱さがある」と付け加えた。

脆さはチーム全体に該当する。安定感が売りのスタイルは、大崩はしないが、一方で大爆発も期待できない。FC Mi‐O戸塚哲也監督の言葉を借りれば「やりたいサッカーが想像できる。恐くない。オーソドックス」ということになる。表現こそ違うがホンダFC石橋眞和監督も同様のコメントを残している。打たれたら打ち返す。対戦相手が嫌がる威圧感は損なわれ、逞しさも喪失した。バランス感覚にプライオリティを置いたことで。それが、良くも悪くも今年の栃木SCの特徴である。
 
3―6―1ではなく、4―4―2だから。一理ある。フォーメーションがメンタルに及ぼす影響は小さくない。4バックから3バックに変更することでスイッチが入った試合もあったのだから。
 
しかし、根本的な問題は別にあるように思える。控え目に、大人しくなってしまったのは、戦術に縛られてしまっているから、とも言える。
 
堀田利明は、こんなことを言っている。

「背後を狙えたのはよかったが、ポストプレイのサポートが薄かった。もう少し中の厚みを出し、クロスボールに合わなくてもセカンドボールを拾ったり、プレスをかけて相手に楽にボールを蹴らせないなどできたはず。恐がることなく前へ出てもいい」
 
バランスを重視するあまり、攻守交代で躊躇いが見受けられるケースがある。ワイドやサイドバックがいい状態でボールを持っても、待ち受けているのが2トップだけ、もしくは多くて3人と数的優位に持ち込めない。精度の高いボールが供給されるならば話は別だが、多くは望めない。となると、人数を割くしかない。リスクを覚悟してでも。
 
どうしても感じてしまうひ弱さ、メンタル面での脆弱さは、恐れずに前へ出ていくアグレッシブな姿勢が鳴りを潜めてしまっていることが一因なのではないだろうか。柱谷監督が及第点を付けた前半20分までは、グイグイ横山聡が攻撃を引っ張っていた。触発されるように全員が伸び伸びと大胆なサッカーを展開していた。
 
ミスをしても、必ず挽回してやる。それくらいの揺るぎ無い芯の強さが欲しい。積極的なミスはむしろ柱谷監督も大歓迎なのではないだろうか。腰が引けて逃げのプレイに終始するくらいならば。
 
攻撃は最大の防御。どんな相手でも向かってこられたら脅威を抱き、後退りをしてしまう。無闇矢鱈に前へ行け、とは言わないが、前方への意識を強めても大怪我はなしない。果敢な守備ができるのだから、攻撃も不可能ではない。

恐れず、前へ。

入っちゃった@栃木SC通信

2008年5月 5日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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・岡田佑樹

「やっとアシストができて気持ちよくプレーが出来ましたね。やりたかったカタチが流動的に出来た。(守備では)危ない場面もあったので、もっともっとよく出来るようにしたい。(前回の悔しさを)晴らせましたね。前に行けたこと、アクションを起こし、イニシアチブを握れたことが大きかった。

(先制点のアシストは)DFが(スペースを)空けておいてくれた。ドリブルを警戒していたと思う。クロスは上げ易かったですね。1本目は(上野)優作さんもニアにいたので、あのへんに、という感じで。2本目は横さん(横山聡)を狙って、ばっちりでした。(流通経済大学戦でも好調でした。それを継続できたことが大きかった)前回、攻撃的に行ったことで警戒してスペースが空いたと思う。いつでも全力でプレーすれば、次に繋がる。これを継続していきたいですね。

熱かったですね今日は。(スタミナ面は)まだ大丈夫、かな。もうちょっと熱くなると厳しいかもしれないけれど。去年まで札幌にいたので(暑さには)ビビッている部分もありますが、夏場もパフォーマンスが落ちないようにしたいですね」

・深澤幸次

「(相手の監督から称賛されていましたが)そんなことないです。結果が出ただけですね。その他は全然、駄目です。右という状況だったので、いつもは左じゃないですか。もうちょっとバリエーション、右でも出来ることを証明したかったが、景色が違って難しい部分もあった。(ゴールを決めたことで)アピールは出来たと思います」

・横山聡

「チャンスをもらえた。結果を出したい。初ゴールよりもラストチャンスといった思いが強かった。ゴールを決めないといい選手が多いので。出場した時にどれだけ結果が出せるか。自分の仕事は点を取ること。内容よりも点を取りたい。前回、消極的だったのでボールを獲ったら裏を狙おうと(意識した)。そういうプレーができればチームに勢いが出る」

・川鍋良祐

「先制点が早く決まったことで気持ち的に楽になりましたね。(ゴールの場面は)ベンチから行くな、とは言われなかった。点を取りに行こうと。(感触は残っている)入っちゃった、という感じですね。マツさん(松田正俊)についていたDFをブロックしたら、たまたま・・・」

『安心感』@栃木SC通信

2008年5月 4日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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でんと構える。中盤の底に。DFラインの前に。

重心がぶれることなく、バランスを保てていれば、望むような展開に持ち込むことは困難ではない。落合正幸の復帰によりチーム全体のパフォーマンスは向上し、多少のリスクは覚悟の上でゴールを目指すことが可能となった。

自分の持ち場を離れても、穴埋めをしてくれるはず。後ろに落合が控えていてくれることから生じる安心感は、少々臆病になっていた攻撃陣の背中を押した。上野優作と横山聡の2トップは意欲的にゴールを狙い、佐藤悠介と向慎一、そして深澤幸次は盛んに上下動を繰り返し、FWにより近い位置でプレーすることができた。都合4つのゴールが誕生することになるが、その背景には機転を利かせ、引き立て役に徹した落合が居たことを忘れてはならない。影響力は甚大である。

「チーム全体が安定しましたね。落ち着いて試合を運べていた。(ボールを)跳ね返すだけではなく、シン(向慎一)のよさも引き出した。周りが活きる。オチは必要な選手」

落合の存在感の大きさを、柱谷幸一監督はそう口にした。

対流通経済大学戦、1―2の敗戦の一因に挙がったのが、落合の不在だった。対ソニー仙台FC戦で負った右足の痛みは癒えることなく、欠場を余儀なくされた。

「中盤のDFの力強さが足りなかった」(柱谷監督)

フレッシュな選手の勢いを止める術を、経験の浅い向と久保田勲のダブルボランチは持ち合わせていなかった。良好な関係を築けず、DFラインとの連携も覚束なかったことで、バイタルエリアを起点に攻撃を組み立てられてしまう。前線から中盤へ下りて来たFWを捕まえて潰すのはボランチなのか、それともCBなのか。問題は解決しないままタイムアップを迎えた。

「試合に出るからには怪我を言い訳にはしたくない。(チームメートに)失礼のないように強い気持ちで臨んだ」

万全のコンディションではなかったかもしれない。しかし、ピッチに立つ以上は責任感を持ち、故障を抱えていても与えられた役割はこなす。パスコースを消す。打ち込まれたクサビをさばかれないようにCBと呼吸を合わせながら挟み込む。空中戦で引けを取らない。強くボールを跳ね返す。基本的な仕事を落合は卒なくこなした。

「高さがあり、守備的なので凄く楽ですね。DFだけでは対応しきれないところを、前で潰してくれる」

縦の関係にある川鍋良祐は、落合が目の前に居てくれることで守り易い、と証言している。

球際では絶対に負けない。局面での強さと狡猾さも際立った。

こんなシーンがあった。左サイドからのクロスをGK小針清允が弾いた。ルーズボールに群がる両チームの選手達。逸早くボールを確保し、体を入れることで相手をブロック。ファールを誘ったのが落合だった。2次攻撃の芽を摘んだ。「ボールを隠す」プレーは秀逸である。後半、劣勢に陥った際も、相手の勢いを殺ぎ、形勢を変えるべく、意図的にファールをもらっては時間を稼いだ。 人目を引くことはない。だが、地味に映るプレーの積み重ねが、ゆっくりと手綱を引いているのである。身を粉にして職務を全うする献身的な姿勢は尊く、個性的な選手が共存するチームには不可欠である。

その存在価値は小針、佐藤に匹敵する。柱谷監督が「チームの背骨」と位置付けたことも頷ける。 

戦評:対ジェフリザーブズ戦@栃木SC通信

2008年5月 3日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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試合序盤、悪質なファールにより小林成光は左膝を痛める。ピッチに戻ることは困難なほどの状態だった。柱谷幸一監督の頭の中には選択肢が2つ用意されていた。ひとつはボランチの向慎一を右ワイドに回し、代わりに久保田勲を投入する。もうひとつは小林のポジションへ、そのまま深澤幸次を入れる。指揮官が選んだのは後者だった。中盤の守備が安定したいたことが、攻撃的な深澤を送り出す決め手となった。結果として、この交代が奏功する。

「深澤選手が交代で入ってから嫌だな、と。中盤とDFラインの間でセカンドボールを拾われ、流れを持っていかれてしまった。両チームを通じて一番のストロングポイントになっていた」

ジェフリザーブズ・越後和男監督は賛辞を惜しまなかった。敵将から最大級の褒め言葉をもらった深澤。突然のアクシデントにより巡ってきた機会にも動じる様子はなく、すんなりと試合に溶け込めた。交代の時間帯がアップからそれほど経っておらず体が温まっていたこと、「もしかしたら行くかも」と心の準備が出来ていたことが小さくなかった。

「中でプレーしろ。守備の時だけ右に戻ればいいから」と柱谷監督から指示を受けた深澤は、ボールに噛み付いた。果敢な姿勢が推進力を働かせることに拍車を掛ける。「FWの近くでプレーすればゴールを取れる。それを意識しました」。緻密なスカウティングが実を結んだ。追加点となるゴールを叩き込む。「狙い通り?そうですね」。深澤は照れ笑いを浮かべた。

怪我の功名。傷を負った小林には気の毒だが、深澤は相手にとって厄介な存在となり、勝利に一役買う。この日のテーマであった「アグレッシブさ」を見事に体現した。

敗戦の傷跡は残った。週明け、重い空気が漂ったという。しかし、日が経つに連れて、徐々にモチベーションは回復し、集中したトレーニングを積むことができ、気持ちの切り替えが図れた。攻撃面では連動性、決めきる力。守備面ではセットプレーへの対応。浮き彫りになった課題が明確だったからこそ、次のゲームへ向けて整理ができ、万全の準備が行えた。連敗は避けたい栃木SCの布陣は、GK小針清允、DFは左から斎藤雅也、鷲田雅一、川鍋良祐、岡田佑樹、ダブルボランチに向と落合正幸、左ワイドに佐藤悠介、右ワイドに小林の中盤、2トップは上野優作と横山聡でスタートした。

苦杯を舐めた流通経済大学に負けず劣らず、ジェフのスタメンも平均年齢が低かった。10代の選手が4人も名を連ね、控えの金井涼太に至っては15歳。2戦続けて若さに押し切られるわけにはいかない。

開始3分、ジェフのFKを跳ね返すとカウンターが発動する。向から横山聡へとスムーズにボールが渡った。これを足掛かりに、栃木SCは前傾姿勢をとる。2トップは背後から上手くボールを誘引し、向は積極的な攻撃参加を繰り返す。クロスに対するPボックス内の人数も揃っていた。リスクを背負うことを覚悟して前に出た。

小林が足を痛めて早々に退場するも大勢に影響はなく、14分に岡田の右クロスから横山聡がダイビングヘッドを突き刺す。ついに、待望のゴリダンスを披露する時がやってきた。陽気な一面を見せた一方で、横山聡は焦りやプレッシャーを感じたことを吐露した。「ラストチャンスという思いがあった」。悲壮感が今季初ゴールを引き寄せた。

前節、不足していたゴールへの意識が先制点を呼び込んだ。守備陣も反省を生かす。ラインを高めに保ち、全体を圧縮する。「クサビを潰せた。足元のボールを跳ね返せたことで、自分達のリズムに持っていけた」とは川鍋。ショートパスを軸にしたジェフに思うような攻撃をさせなかった。窮地はカットインから朴宗眞にシュートを打たれたシーンのみ。

先手を取り、一息ついた栃木SCだが、上野と横山聡がゴールに襲い掛かり、40分に追加点を奪う。佐藤のクサビを受けた上野がスルーパスを通す。反応したのは深澤。GK瀧本雄太を交わし、無人のゴールへ流し込んだ。その後、向のロングシュートが枠を捕らえるも、GKとクロスバーに阻まれる。決定的な3点目を得られなかったが、イニシアチブを握り続けたまま45分を折り返す。

後半頭から圧を強めるジェフに対し、耐え凌ぐ時間帯が続く。高田健吾のロングシュート、乾達朗の至近距離からのシュートに肝を冷やされるも、GK小針が決死のセーブで難を逃れた。

「決めるべきところで決めきれなかった」

越後監督は2つの絶好機を逸したことに触れ、決まっていれば状況は変わっていたかもしれない、と嘆いた。

打ち止めのジェフと交代するように、今度は栃木SCが攻勢に回る。佐藤のシュートをお膳立てし、自らはジャンピングボレーを放つなど向の機動力は落ちなかった。対流通経済戦、不本意な途中交代がプラスに作用した。リードを保持していても守りに入らなかった栃木SCは、39分に再び岡田と横山聡のコンビでゴールネットを揺らし、CKを川鍋が頭でねじ込みゴールショーを締め括った。個々に芽生えた危機感が望外の4ゴールを生み出し、勝点3を掴み取った。

「1敗した後の1勝は大きいが、34分の1に過ぎない。何も達成していない。次が大事」

結果に内容が初めて伴った今季のベストゲームにも、落合は安堵することはなかった。むしろ、経験則から快勝後の次のゲームは「だらける」可能性があることを指摘し、気を引き締めて臨むべきだと説いた。

慢心や驕りが入り込む余地はない。

JFL前期第9節 栃木SC4―0ジェフリザーブズ 観衆4102人 @栃木県総合運動公園陸上競技場

〈栃木SC〉小林(→深澤)、上野(→松田正俊)佐藤(→久保田勲)

〈ジェフリザーブズ〉GK瀧本雄太、DF山中誠晃、田中淳也、川上典洋、鳥養祐矢、MF宇野勇気、高田健吾、蓮沼剛、乾達朗、FW朴宗眞、熊谷智哉

『熱球』

2008年5月 3日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:重松清 満腹度:☆☆☆☆

ありふれた日常も、甲子園という使い古された言葉も、重松氏のフィルターを通ると新鮮に映るから唸るしかない。一流のシェフのアイディアは独創的ではないが、見事に他と異なる味付けをしてくれる。「逃げる」から「戻れる」。このキーワード、どっかで使わせていただきます。重松氏の作品を読むと心がほっこりするから、またいいんだ。病んだ身には。

雨が起こすかもいれない番狂わせ@ワンコインベッターの呟き

2008年5月 2日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

雨か。

面倒くさいなあ。

カッパ着ると蒸れるし・・・。

この季節の雨は眺めるだけならいいが、対峙すると厄介だ。

☆toto☆

京都対札幌:1 失速気味?

大分対新潟:1 監督がいいんだろうねえ。

大宮対F東京:0 改革はスムーズ?

名古屋対G大阪:2 そろそろ、でしょ?

東京V対横浜Fマリノス:1 アウェーの相性が悪いらしいので。

千葉対柏:1 サッカーは悪くないのよ。あとは勝利だけ。

清水対磐田:1 磐田の方が決定力があるけどねえ。

川崎対鹿島:1 おつかれちゃん。

神戸対浦和:2 1にしたいけど・・・。

岐阜対愛媛:0 下では点取れなかったのに。どうした?

鳥栖対水戸:1 テッパン?

C大阪対徳島:1 勘。まあ、大概がそうだけど。

広島対山形:1 好ゲームになりそうな予感。

☆minitoto☆

千葉対柏:0、清水対磐田:2、川崎対鹿島:2、神戸対浦和:1、岐阜対愛媛:2

☆BIG☆

こりゃ、駄目だ。沖縄の遠征費は難しいね。

総括、意気込み@栃木SC通信

2008年5月 2日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

序盤戦の総括、そしてホームゲーム2試合を含む3連戦に向けた意気込み。現状に関して柱谷幸一監督に話を聞いた。

Q:総括するには消化試合数(8節終了)が少ないですが、これまでリーグ戦を戦っての印象を聞かせてください。

「簡単に勝てる相手はいない。楽なゲームはないと思っていた。実際に対戦してみても、どこと対戦しても難しかった。ここまでは、ある程度メンバーを固定してやってきた。その中でも怪我人が出た時に、(控えの選手が)いいプレーが出来るようにトレーニング、トレーニングマッチを組んできているので準備は出来ている。苦しい状況でも28人全員で乗り切る。次は3連戦なのでメンバー構成を考えたい。こういう時のために28人の選手がいる。3連戦を乗り切りたい」

Q:ここまで攻守における評価をお願いします。

「守備は安定して全員が共通理解を持ってやれている。攻撃はバランスよく相手が守ってきた時には誰かが個の力で打開しないと(ゴールが割れない)。型に嵌ったカタチでは破ることが出来ない。(対流通経済大学戦で)岡田(佑樹)が見せたようなドリブルでの仕掛けが必要。個の力が求められてくる。守備は大崩れすることはない」

Q:松田選手、横山選手には強くゴールを求めると。

「FWだけではなく、ボランチも守備やゲームを作るだけではなく、どちらか一人はFWを追い越す。Pボックス内で、流れの中で点を取る。決定的な仕事をしないと。現代サッカーでは中盤が攻撃的に点を取らなければならない。中盤の選手には点を取ることを求めたい」

プレーバック:対ジェフリザーブズ戦@栃木SC通信

2008年5月 2日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に入れ替わっているために参考にならない可能性大

今季、リーグ戦に国体予選と本選(栃木SCはアマチュアが主体)を含めればジェフリザーブズ(以下、ジェフ)と顔を合わせるのは、今回で4度目である。些か倦んだ気持ちを抱かずにはいられない対戦は、3戦して1勝1敗1分けとイーブン。決着の時、来る。

ウォーミングアップでのことだった。高安亮介のクロスがGK原裕晃の後頭部を直撃。幸い大事には至らなかったが、試合前に一抹の不安を覚えた。
ほろ苦い記憶が甦る。開幕1、2戦を勝利で飾った栃木SCであるが、3節で早くも躓いた。その相手がスタメンの平均年齢が22歳以下のジェフだった。恐れを知らない若さに抗いきれず開始4分に失点。辛くも1―1のドローに持ち込み、その後は3連勝するも、立ち上がりの不安定さは暫く付き纏い、離れようとはしなかった。

およそ関東とは思えない、千葉は東総での決戦。栃木SCの布陣はGK原、4バックには左から石川裕之、山崎透、谷池洋平、片野寛理、中盤の構成はダブルボランチに米田兼一郎と久保田勲、右ワイドに高安、左ワイドに小林成光が配され、ここ数試合でゴール量産中の横山聡と2トップを組んだのは上野優作だった。

ジェフもフォーメーションはオーソドックスな4―4―2を選択した。18歳が2人、スタートから起用された。
 
山崎をターゲットに良質なボールが供給されたにもかかわらず、CKからの先制機を逸すると、前期の悪夢が再現されそうな展開、つまりジェフの時間帯に突入する。引いてきたFWのマーキングが曖昧だったことで起点を設けられ、自陣での緩慢なミスも手伝い、立て続けに3度もゴールを脅かされる。アップでのアクシデントなど物ともしないGK原の冷静な対応で難を逃れるが、たっぷりと冷や汗をかかされた。FWが両センターバックの間のスペースへと上手く潜り込み、Pボックス手前でのショートパスは工夫が凝らされていた。窮地を脱しても依然としてイニシアチブを渡さないジェフに後手を踏む。

しかし、曇天からシャワーのような雨が降り始めた時だった。雨音は反撃の調べとなる。

「入江(作新学院大学卒)の特長は知っていた。左足からのボールの精度は高い。自分が仕掛ければ入江(利和)は前に出られない。意識的に背後でボールをもらうようにした」
 
火花散るサイドでの攻防を高安が制する。鋭いフェイントを入れてから縦に抜けた。対面の入江はファウルで止めるしか他に手はなかった。カードが提示される。獲得したFKは好機には繋がらなかったが、形勢を変えるには十分であり、なにより要注意人物を黙らせたことは小さくなかった。

抑止力を働かせ、リズムを生んだ果敢な突破は、横山聡の先制弾の契機となるCKをもたらしもした。久保田が蹴りこんだニアサイドのボールに飛び込み、混戦から捻じ込んだ。好調を維持している泥臭い2試合連続ゴールにより、リードして45分を締め括る。
 
クロスのクリアをバックパスと判断され、後半の開始早々に間接FKを献上したジェフ。Pボックス内での危機を逃れると、再びスペースを効率よく使い出す。高安のスタミナが切れ始めると見るや、入江がオーバーラップ。攻撃に厚みを加える。更にテンポのいいパスワークで翻弄。栃木SCは劣勢に立たされる。が、フィニッシュには持ち込ませない。ミドルシュートは許しても、決定機は作らせなかった。

「しんどくなったところで聡がゴールを取ってくれたことで助かった」
 
好守を連発した守護神・原が感謝したのは、後半18分の追加点。左サイド、ゴールラインを割るか割らないか。ギリギリのところから上野がクロスを入れる。ふわりとしたボールを横山聡は難易度の高いバイシクルシュートでネットを揺らした。ど派手なゴールとは対照的に本人は「当てるのが精一杯」と謙遜し、「体の切れは関係ない。結果を出さないと・・・与えられたチャンスをものにするだけです」。常に断崖に身を置いていることが好結果を導き出していることを強調した。

「ホームの2試合と比べるとアグレッシブさはなかったが、バランスはよかった。(相手は)ポゼッションが上手く、3人目の動きをしてきたが、守備に入れた」(柱谷幸一監督)

ビハインドを取り戻すためにジェフは3トップにして圧を強めるが、栃木SCも前節2―0から2―2とされた轍を踏むまいと、引いてブロックを形成。コンパクトに保たれた守備網は破綻することなく、高い集中力を維持し、零封に成功した。勝ち点を伸ばし、上位陣が足踏みしたことで「数字の上での昇格の可能性」は消滅しなかった。
 
サポーターからの「幸一コール」に「嬉しいですねえ」と相好を崩した柱谷監督は、「おそらく多くの人が来てくれると思っていた。帰り道(での気分)が暗くならないように、明るくなるようにやろう」と決めたミッションを遂行できたことに安堵と喜びを感じていた。ただし、デリケートな問題、続投か否かに話題が及ぶと一転して表情は引き締まった。先週と同様に言葉を慎重に選びながら語った。

「J2かJFLか。決まらないと体制が整えられない。結果が出てから社長と話し合う」と言いながらも、「短期的なもの、3年後、5年後にこうしたい、という細かな部分を詰めていきたい」と続投の意思が固いことを改めて口にした。
 
来季も柱谷監督が指揮を執る確率は低くない。それは、就任時からノリシロのある大学生を補強、良質なトレーニングを課して鍛えあげるプランを掲げたことに対して、フロントが活発かつ迅速な動きで応えていることが裏付けている。柱谷体制の継続決定は、中長期的な展望での強化が推し進められることを意味する。

JFL後期第14節 ジェフリザーブズ0―2栃木SC 観衆304人 @千葉県総合スポーツセンター東総運動場

〈ジェフリザーブズ〉GK瀧本雄太、DF松本憲、宇野勇気、高田健吾、入江利和(→竹田忠嗣)、MF小沼純矢、野沢健一(→野沢和良)、鳥養祐也、蓮沼剛(→金沢亮)、FW河野将吾、堀川恭平

〈栃木SC〉交代:高安(→只木章広)、小林(→深澤幸次)、上野(→山下芳輝)

 

『早急な綻びの修繕は近い未来への期待』

相手に長くボールを持たれ、アプローチが遅れたことで焦りが生まれてしまう。横パス、オフサイドトラップのミスから危機を招き、かかなくてもいい汗をかく。無理に飛び込んではかわされ背後を取られた。共通するのは判断の悪さ、である。細かな部分に改善の余地を残すも、「全体のバランスはよかった。前からプレッシャーを掛ける、引いてブロックを作り守る。使い分けができていた」と、柱谷幸一監督が及第点を与えたのは修正能力だった。
 
前節の後期第13節、対ガイナーレ鳥取(以下、鳥取)戦は前半に手にした2点のリードを死守できず、追い付かれ手痛いドローに終わった。勝ち点2の喪失により、今季に終止符が打たれた。アドバンテージを有しながらも、逃げ切れなかった要因として共通理解が図られていなかったことが挙げられる。前線と中盤、最終ラインには意識のズレがあった。3点目を取りに行くのか、それとも守りに入るのか。チームとしてのゲームプランは漠然としていた。戸惑いを隠せない、手探りの状態では勝ち点3を掴めるはずがなかった。ゲーム運びの稚拙さが浮き彫りとなる。
 
前半42分、後半17分と横山聡が連続ゴール。2―0とジェフリザーブズ(以下、ジェフ)を突き放した。奇しくも状況は先週と酷似する。問題は残された時間の進め方である。再び蹉跌を来たすのか。それとも――

「点を取りに行くよりも、取られないように。しっかり守ろうと(確認した)」(久保田勲)

意思の統一は、なされていた。全体を圧縮し、網を張り巡らせる。DFラインと中盤が2本のラインを構築し、FWもやや引いた位置から守備を開始した。2トップの一角である上野優作に至っては自陣の深いところまで戻り、相手を追っ掛け回した。強固な守備ブロックは崩壊することなく、最後までその強度とバランスを保持し続けた。
 
犯してしまったミスをいかに早い段階で取り返すことができるか。繰り返し同じ過ちを起こさないリカバリー能力が問われたが、選手たちは無失点に抑え込んだことで答えを出したといえる。好機すら許さずに耐え凌いだことは、特筆に価する。

「(先週のことに関して)週明け、ミーティングでも話し合った。そういう状況(2点リードした後)でも考えてやれていた。相手がシステムを変更してきても、自分たちで対応できていた。その力は大事」(柱谷監督)
 
少し時間を遡る。前期の対戦時、ジェフリザーブズ(以下、ジェフ)につけられた傷の治癒には思いの外、時間を要した。ハイプレッシャーをいなしきれずに早々と失ったゴールは、栃木SCを臆病にさせる。立ち上がりの拙さを克服する作業は容易ではなかった。暫く尾を引くこととなる。

献身的な姿勢を貫いた上野優作は言う。

「2点リードを追い付かれた前回の反省が生かされていた。前に行くのか、後ろに引くのか。はっきりできた。トレーニングの成果が出せたと思う」

常々、柱谷監督が口にする「しっかりと目の前の試合に向けてトレーニングを入れ、100%の準備をする」ことで、鳥取戦の宿題を無事に消化することができた。柱谷体制となってからの長所が試合に反映された。
 
一戦必勝の思いは強まり、だからこそメンタルは高いレベルで安定し、フィジカルは幾分か不足するも、ケース・バイ・ケースでのチーム、個人の対応力は痛みを伴った経験を経たことで向上した。攻守における「もう少し」の部分は、実戦を通じて次第に埋まりつつある。冒頭に記したディテールを詰め、継続的に振り幅の少ないパフォーマンスを持続できれば、上位を狙える強いチームへと変貌を遂げられるに違いない。

課題を先々まで持ち越すことなく、すぐに克服できたことは大きな収穫だった。早急な綻びの修繕は、近い未来への期待を膨らませるに足るものだった。

夜道でカニ歩き

2008年5月 1日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

おっさんが犬を連れて(連れられて)散歩しているのと思ったが、それにしては不信な動き。

距離が近付いて驚いた。

坊主のチュウボウが木製バットをもってバントの練習をしとった。

それも実戦を想定してのシャドーバント。

しかもカニ歩きで。

夜道でバット。

ちょっとゾッとするシチュエーション。

いくら坊主がファニーフェイスだったとしても。

自然とチャリを漕ぐ速度が速まったさあ。

外灯を頼りにバント練習は止めようね。

こっちの心臓に悪いから。

 

審判問題、真実は。

金を積まれたとしても就きたく職業№1だよね。

あのプレッシャーに耐えるメンタルは持ち合わせていない。

ある種、逸脱してるよね。

敬意を込めて。

プレーバック:対ジェフリザーブズ戦@栃木SC通信

2008年5月 1日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

※メンバーが大幅に入れ替わっているために参考にならない可能性大

否が応でも気になる。ホーム第2戦目の観客動員数のことである。1万2539人を呑み込んだ開幕戦。どれだけの人が再び、栃木SCの試合を観戦するためにスタジアムまで足を運んでくれるのか。昨季は6153人が前期3節のホーム試合で1613人と約4分の1に減少した。

朝から雨が降り注ぐ悪天候に加えて、日程が詰まっていたために「女性、高校生以下無料」のイベント告知は遅れた。幸運にも雨は上がる。メインスタンドはそれなりに埋まったが、バックスタンドとゴール裏の人影はまばらだった。場内アナウンスによれば観衆は2648人。先週の約5分の1になった。J昇格規定のひとつである「3000人」には届かなかった。無料チケットの絶大なるパワー、人を集めることは容易ではない、ということを改めて痛感させられた。

アウェーの対FC刈谷戦。山田智也と吉田賢太郎のゴールで2―0と勝ち点3を持ち帰って来た。3連勝を狙い臨んだジェフリザーブズ(ジェフ)戦。並びはGK原裕晃、4バックに左から高野修栄、谷池洋平、照井篤、北出勉、ボランチに堀田利明と久保田勲、左に石川裕之、右に小林成光、シャドーに横山聡、ワントップに山下芳輝の4―5―1。開幕戦とスタメン11人は変わらず。遠征組をミックスさせることはなかった。

スメタンの平均年齢が22歳以下と若いジェフは、中盤をボックス型にしたオーソドックスな4―4―2だった。

「入りの10分が悪かった」。小林が振り返ったように栃木SCは防戦一方だった。宇野勇気のミドルシュートを皮切りに、ジェフに攻めたてられる。「左サイドを積極的に使うのがうちのスタイル」という越後監督の言葉通り、蓮沼剛と入江利和のコンビでサイドの主導権を握る。前掛かりに来られたことで栃木SCは全体が引いてしまう。ジェフはタッチ数の少ないパスで組み立てを図る。バイタルエリアを使用し、ボランチがクサビを打ち込み、ワンクッション挟んでからサイドに展開。両サイドからクロスを上げた。

栃木SCはこの攻撃に耐えきれなかった。破綻する。入江が入れたアーリークロスから蓮沼にダイビングヘッドを突き刺された。「地元だから期するところがあり、いい仕事をした」(越後監督)と称賛された入江(作新大卒)。昨シーズンの開幕前、栃木SCの練習生としてテストマッチに出場していた。思わぬところで恩返しをされてしまった。

失点後に立て直したかった栃木SCだが、ジェフの勢いをいなしきれず、しばらく手を焼くことに。特にアシストを記録した入江から供給される高精度のクロスに苦しめられる。

「起点になれるところがなかった」と堀田がいうように、両サイドと山下にボールが収まらなかった。攻撃のカタチを見出せない。それでも、セットプレイから照井が枠をかすめる惜しいヘディングシュート、小林もヘディングシュートにボレーシュート、とゴールに迫る。照井のボール処理ミスを堀川恭平に突かれそうになるも、GK原が粘着力のある守備でカバーした。難を逃れ、横山聡に立て続けに好機が訪れるも、ジェフのGK瀧本雄太が魅せる。18歳は好守を披露し、ゴールを割らせなかった。

0―1とリードされて迎えた後半。カウンターから横山聡、山下がゴールに襲い掛かるも、ネットは揺らせなかった。しかし、「堀田のボールが良かったからリスタートから取れる予感はした」と高橋監督。CKから照井が基本に忠実な叩きつけるヘディングシュートで試合を振り出しに戻す。照井は栃木SCに移籍後、嬉しい初ゴールとなった。「空中戦で勝負できればと思っていたが、逆にやられてしまった」。敵将は悔しさを滲ませていた。

同点ゴールで波に乗った。久保田の直接FK、相手ゴールキックミスから山下がドリブルシュート、堀田が抑えの効いたミドルシュートを放つ。が、クロスバーに嫌われる、シュート角度が厳しかった、パンチングされてしまうなど、ゴールは遠かった。サイド攻略からゴールを陥れるために吉見康之を途中投入するも機能しなかった。思惑通りに事は運ばない。ジェフの足が止まり、自分達の時間帯に持ち込んだものの、あとひと押しが足りなかった。スコアを1―1から動かせず痛恨のドロー。勝ち点2を取り逃がした。

JFL前期3節 栃木SC1―1ジェフリザーブズ @グリスタ 観衆2648人

〈ジェフリーザーブズ〉GK瀧本雄太、DF野沢健一、川上典洋、竹田忠嗣、入江利和、MF小沼純矢、宇野勇気、河野太郎(→野沢和良)、蓮沼剛、FW堀川恭平(→鳥養祐矢)、渡邉健雄

 

『最初の10分と吉見と厚み』

開始間もなく相手にオープニングシュートを許したまでは開幕戦と同じ。しかし、そこからの展開が異なった。

FC琉球戦では左サイドの石川裕之と高野修栄、右サイドの小林成光と北出勉の両サイドを軸にアグレッシブに仕掛けた。サイドアタックを繰り返し、優勢に試合を運ぶ。そのままの良い流れの中で先制点を奪い、反撃を跳ね返し、逃げ切った。

立ち上がりから前に出られたこと、山下芳輝のポストプレイに固執せずにサイドを有効利用できたこと。果敢な姿勢と柔軟な発想が勝機をたぐりよせた。

一方、ジェフリザーブズ(ジェフ)戦。左サイドに起点を設けられ勢いに飲み込まれてしまう。圧力に抗いきれず、2試合連続無失点記録が途絶える。キックオフの笛が吹かれてから僅か4分の出来事だった。

「入りの10分。相手が猛烈な勢いで攻め込んできた。それに対応できなかった。20分くらいイニシアチブを握られてしまった」(高橋監督)

DFラインとボランチが押し下げられたことで、いいように中盤でボールを回され、サイドチェンジも織り交ぜられた。圧倒的な劣勢に立たされる。「(地域を挽回するために)高い位置にボールを蹴り込んだり、(タッチラインに)ボールを切ったりする」(堀田)メリハリが必要だったが、守から攻への切り替え時に中途半端な場面が目に付いた。繋ぐのか、それともクリアするのか。曖昧だった。

先手を取る。本来は栃木SCがすべきことをジェフにやられてしまった前半の10分間だった。「流れが悪いと全員が感じ取れていれば・・・」。堀田は唇を噛んだ。

時間を少し巻き戻したい。横河武蔵野FCとのテストマッチ。結果は1―1のドローだったのだが、内容では完敗だった。ロングボールを多用され、サイドからの侵略を許し、DFラインはゴール前に釘付けにされた。状況はジェフ戦と似ている。「相手のやり方に気づくようにすべきだった」。キャプテンの北出は“対応力”の乏しさを反省材料に挙げていた。表現こそ違うが要旨は堀田と一緒である。

シーズン前に得た教訓をリーグ戦で活かさなければならなかったのだが、思うに任せなかった。自分達のリズムではない時間帯をいかにして乗り切るのか。試合の中での修正能力を磨かなければならない。

「交代カードを切るのは難しかった。山下、横山(聡)は体力が落ちているわけではなかった。吉見(康之)を投入して勝ちきるつもりだった」。手元に2枚も残さていた交代カードをなぜ切らなかったのか。問われた高橋監督の応えだ。

1点ビハインドの後半16分。石川アウト、吉見イン。直後、セットプレイから同点弾が生まれた。形勢は引っくり返る。栃木SCの上げ潮ムード。都合3度もジェフゴールを脅かした。一気に押しきれる、逆転弾が決まる空気は醸成されていた。だが、観衆が沸いたのはロスタイムに獲得したCKのシーンだけだった。手綱を手元へと引き寄せたはいいが、ラスト20分、好機を作り出せなかった。

追加点を取れなかった一因は、吉見を使い切れなかったことにある。「山下にクサビを入れてからサイドにはたけば吉見が生きる。1対1の勝負ができる環境を整えなければ」と堀田。開幕戦でも途中から登場した吉見であるが、爆発的なスピード、強烈なパンチ力のあるシュートを披露する機会には恵まれなかった。吉見の持ち味が引き出されるのに絶対不可欠なスペースを構築する共通意識が、チームに浸透していないからだ。手っ取り早いのは右サイドに相手を寄せて、吉見の主戦場である左サイドのスペースを空けてからサイドチェンジすることだが、これすらも満足にできていないのが実状である。吉見と他の選手の考えをすり合わせなければならない。でなければ、せっかくのジョーカーが宝の持ち腐れとなる。

また、「山下と横山(聡)に任せればゴールを取れると思っている。(人数をかけて)ゴール前に迫れれば良かった」と高橋監督は悔やんだ。同様の意見を山下も述べていた。つまり、全体が押し上げ、単発で攻撃を終わらせることなく、波状攻撃を行うことが大切である、ということだ。シュートは2桁16本も打っているのに1点しか奪えなかったのは、攻撃に厚みがなかったからでもある。

ジョーカーの効果を最大限に発揮させ、能力のある前線の2人だけに依存することなく個々人のゴールへの意識を高めなければ「勝ちきれない試合。負けに等しいドロー」は減らない。

最初の入り方、留めの刺し方を再考することが求められる。

※後期の回顧録は明日、アップします。