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間一髪セーフ@マンチェスター・ユナイテッド対バルセロナ

2008年5月21日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

ファイナルの地、モスクワへの切符を懸けマンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU)とバルセロナが、チャンピオンズリーグセミファイナル2legで激突した。

猛烈なプレスを掛け、奪ったボールをメッシに預けては、素早い攻守の切り替えからアウェーのバルセロナが攻勢に出る。切れ切れのメッシを軸にマンUゴールに襲い掛かるが、ラストパスが僅かにずれるなど好機を作り出せない。C・ロナウドを1トップに据えた4-5-1のマンUは守備に重きを置き、劣勢に回ることは覚悟の上だったことから猛攻に晒されても平然と跳ね返す。防戦一方のマンUだったがC・ロナウドが左サイドでボールを受けると、そのままドリブルで突っかけた。この進撃をザンブロッタが凌ぐも、クリアしたボールはスコールズの足元へと転がり、右足アウトにかけたミドルが突き刺さる。先手を取ったのはホームのマンU。バルセロナとしてはバイタルエリアを空けてしまったことでスコールズの進入を許してしまった。だが、ザンブロッタの懸命のクリアは咎められない。失点後にリズムを狂わせたバルセロナはメッシの孤軍奮闘ばかりが目に付く。ハーフライン付近からドリブルで持ち込み狙い済ましたシュートはGKファンデルサールに弾かれてしまう。リードしたマンUは中盤でのプレスが強まり、相手ゴール前で隙があるとみるや一気に詰め寄りミスを誘った。ボールを取りに行く位置が状況に応じて徹底されていたことでポゼッションで凌駕されても危機を招くことはなかった。バルセロナが得意とする数的優位を容易にこしらえさせもしなかった。

後半に入ってもPB内での守備の集中力は持続され、バルセロナがパスの精度を欠いたこともあり、セットした守備組織は崩れなかった。メッシがドリブルで持ち上がりトップにクサビをあててから裏に抜ける動きも、トップへのボールを入れさせなかったことで阻む。決定力のある攻撃を遮断し、ハードワークをこなしたテベスが逆にワンツーからゴールに迫るなど堅守速攻のプランは粛々と遂行された。イニエスタ、エトーを下げ、アンリにボージャンを投入して活性化を図ろうとするバルセロナだが、推進力が生まれない。マンUの執拗なボールへの寄せに本来のサッカーを展開させてもらえなかった。32分、CKからアンリがヘディングシュートを繰り出すもGKの手の中にすっぽりと収まってしまう。唯一の好機を逸し、命運は尽きた。スコアを1-1にすれば勝ちあがれたが、1点が遠かった。9季ぶりのファイナルへの思いが勝ったマンUは最後の最後まで綻びを見せることなく、バルセロナの攻撃を零封し、モスクワへと辿り着くことに成功した。

圧倒的なボール支配もゴールへと結び付かず、攻略が成らなかったバルセロナの攻撃にサイクルの終焉を見た。

チャンピオンズリーグ セミファイナル 2leg マンチェスター・ユナイテッド1-0バルセロナ @オールド・トラフォード

<マンチェスター・ユナイテッド>GKファンデルサール、DFエブラ(→シルベストル)、ファーディナンド、ブラウン、ハーグリーブス、MFスコールズ(→フレッチャー)、キャリック、パク・チソン、ナニ(→ギグス)、テベス、FW C・ロナウド

<バルセロナ>GKバルデス、DFアビダル、ミリート、プジョル、ザンブロッタ、MFトゥレ(→グジョンセン)、デコ、、シャビ、FWイニエスタ(→アンリ)、エトー(→ボージャン)、メッシ

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