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『実り多き遠征』@栃木SC通信
2008年6月30日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
戦評:対FC琉球戦@栃木SC通信
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短評:対FC琉球戦@栃木SC通信
2008年6月30日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
気温32度では望むべきサッカーなど展開できない。栃木SCはリアリズムに徹する。つまり、スタミナを削がれるような動きを避けたのである。フォアチェックは行わず、ラインを後退させ、FC琉球の攻撃に備えた。傍目には劣勢に映り、現に山下芳輝のポストプレーからフィニッシュに繋げられる。だが、混乱するには至らなかった。シュートを打たれ過ぎはしたが、それも織り込み済みだったからである。さすがに終盤に枠内シュートを浴びた際には肝を冷やしたが、ゴールマウスにはGK小針清允がいた。いつもながらの俊敏な反応で弾き出す。
CKから上野優作の惜しいヘディングに、石舘靖樹の果敢なミドル2本に終わった前半から一転、栃木SCは圧力を強め、琉球を押し込める。後半から意識的に使い始めたサイドチェンジがゴールの呼び水となった。右から中央の落合を経由したボールは左の佐藤まで届く。ニアを狙った高精度のクロスに頭で合わせたのは、途中投入の稲葉久人だった。値千金の決勝弾を、際どいシーンを作られはしたが、維持された高い集中力で耐え凌ぐ。
ポゼッションに未練を残しつつも、柱谷幸一監督は「この暑さの中では、内容は責められない。攻守によくやってくれた」と、全員で勝ち取った勝利を称えた。
※お疲れ様でした。先程、帰宅しました。疲労と肌のかゆさが半端ない。今日はレポート&コラムは無理ですので明日、順次アップします。勝ってよかった。
ロシア対オランダ、ロシア対スペイン@EURO2本
2008年6月28日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
死のグループリーグを破竹3連勝で勝ち抜いたオランダは、120分間もち味を発揮できぬままロシアに屠られた。
互いに慎重なロシアとオランダであったが、立ち上がりから優勢に試合を進めたのはロシアだった。ジルコフ、パブリチェンコのシュートがゴールを襲う。それでも、あくまでも無理をしないオランダ。1トップのファンニステルローイは抜群のキープ力でボールを収めるが、サポートする選手との距離が遠いため好機に結び付かない。アルシャービンのシャープなカウンターが炸裂すると、これを皮切りにフィニッシュまで至る回数が増えたロシア。シュートを打ち続けゴールに迫る。ファンニステルローイの個人技に、相手のパスミスからファンデルファールトがシュートを放つもGKアキンフェエフの正面を突く。両者とも決定機は作るも、決め手を欠いたまま45分が過ぎた。
後半頭にカイトを下げてファンペルシを投入し、てこ入れを図ろうとしたオランダであるが、中盤でボールが引っ掛かるシーンが目に付き、ポゼッションができない。サイドからの攻略も困難となる。流れを掴みきれず、アルシャービンにポストをなめる直接FKを食らう。窮地を脱しするも、左サイドを完璧に崩され最後はパブリチェンコに左足で押し込まれた。しっかりボールを繋ぎ、豊富なスタミナで試合を支配したロシアは、Pボックス内に人数を割く保険をかけながら、好機と踏んだら今度は攻撃に人数をかける切り替えが奏功した。辛うじて危機をGKファンデルサールの好守で凌いだオランダは、FKからファンニステルローイが渾身のダイビングヘッドで同点に追い付く。序盤から精度の高いボールを供給していたセットプレーで、ようやくゴールを割る。90分で雌雄は決せず。
延長戦に突入してもロシア優位は変わらなかった。アルシャービンとパブリチェンコがオランダを陥落させようと試みる。ついに延長後半、オランダは力尽きた。途中交代のトルビンスキー、アルシャービンに連続ゴールを許し、グループリーグの快進撃を持続できずに準々決勝で散った。勝利を得たロシアはショートパス主体の攻撃的なスタイルと無尽蔵のスタミナで優勝候補の一角を破った。名将ヒディンクに鍛え上げられた選手達は逞しく、勇敢だった。
ユーロ2008 準々決勝 ロシア3-1オランダ @バーゼル
<ロシア>GKアキンフェエフ、DFジルコフ、コロディン、イグナシェビッチ、アニュコフ、MFセマク、サエンコ(→トルビンスキー)、セムショフ(→ビリャレトディノフ)、ジリヤノフ、FWアルシャービン、パブリチェンコ(→シチェフ)
<オランダ>GKファンデルサール、DFファンブロンクホルスト、オーイエル、マタイセン、ブラルーズ(→ヘイティンハ)、MFエンゲラール(→アフェライ)、デヨング、スナイデル、ファンデルファールト、カイト(→ファンペルシ)、FWファンニステルローイ
自分達のサッカー、つまりボールを支配することを貫き通したスペインが、不気味な存在感を放っていたロシアを蹂躙した。
オランダにリズムを作らせなかったロシアの勇猛果敢さは鳴りを潜める。序盤からスペインに押し込められ、F・トーレスとビジャの2トップにシュートを許し、サイドをセルヒオ・ラモスに制圧された。荒削りながらゴールを奪える位置に顔を出すパブリチェンコにシュートを打たれ、グループリーグでロシアから3ゴールを挙げたビジャが負傷退場しても、スペインは動じる気配を見せなかった。ゴールこそマークできなかったが、前半はスペインのものだった。
カウンターを効率よく繰り出せないのはアルシャービンが徹底マークされたから。ボールタッチ数は数えるほどだった。覇気に乏しいロシアとは対照的にスペインは後半5分にイニエスタのロークロスに走りこんだシャビがダイレクトでネットを揺らす。ゴールを得たことでパス回しが更に冴え渡る。ロシアも前に出ようとするが細かなミスとスペインの守備に阻まれてしまう。リードは僅かに1点。F・トーレスの出来は悪くなかったが、アラゴネス監督は大胆な交代に打って出る。グイサとシャビ・アロンソを立て続けに送り出したのだ(F・トーレスとシャビが下がる)。一歩間違えればリズムを崩しかねない交代策だが、これが見事にはまる。ビジャの代わりにピッチに立ったセスクからの背後へのパスに飛び出したのはグイサ。冷静にGKの頭越しにシュートを収める。横に揺さぶられ反撃の糸口すら見出せなかったロシアは、リスクを冒して前に出ようとしたところ、裏を使われ決定的な3点目をシルバに蹴りこまれる。一矢報いようと交代出場したシチェフがFKに頭から飛び込むもGKカシージャスの正面。グループリーグ同様にスペインに大敗を喫した。ヒディンクとロシアの躍進はスペインにより終止符を打たれた。
ユーロ2008 準決勝 ロシア0-3スペイン @ウィーン
<ロシア>GKアキンフェエフ、DFジルコフ、V・ベルズツキー、イグナシェビッチ、アニュコフ、MFセマク、サエンコ(→シチェフ)、セムショフ(→ビリャレトディノフ)、ジリヤノフ、FWアルシャービン、パブリチェンコ
<スペイン>GKカシージャス、DFカプテビラ、プジョル、マルチェナ、セルヒオ・ラモス、MFセナ、シャビ(→シャビ・アロンソ)、シルバ、イニエスタ、FWビジャ(→セスク)、F・トーレス(→グイサ)
プレーバック:対FC琉球戦@栃木SC通信
2008年6月28日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
腹の底から野太い声で『県民の歌』を高らかに歌い上げる。ゴール裏に陣取ったサポーターを中心にした声がスタジアムに響き渡れば、それは少なくない栃木県民にとってサッカーの幕開けを意味する。
3月16日。第10回日本フットボールリーグ(JFL)開幕。栃木SCと柱谷幸一監督のJFL初制覇、その先にある「J2昇格」へ向けた再チャレンジも同時に始まった。
「今年はタダ券を配ってないからねえ。最低でも5000人は入ってくれれば……」
新井賢太郎社長の表情は渋い。開門前、入場ゲートに長蛇の列は出来ていなかった。昨季の開幕戦は1万人以上を動員したが、その時の勢いと活気に乏しい。客足の鈍さが耳に届いていたのかもしれない。 あるいは、目の当たりにしたのかも。
11時10分、開門。滑らかに入場が行われる。淡かったメインスタンドの黄色は徐々に濃度を増すも、津波のように人が押し寄せた昨季を体験したものからすれば、物足りなく、寂しくもあった。
最終的に6338人が足を運んだことになる開幕戦。昨季と比べると半減したことになる。配布された無料チケット5万枚が有する破壊力を思い知る。一方で、リピーターを増やし、アップダウンが少なくなることこそ、安定した収入に繋がると、新井社長と柱谷監督は観客動員に対して同じ見解を示している。昨季を上回る入場者数を記録できなかったことへの悔しさがないといったら嘘になるが、負け惜しみを言っているわけでもない。瞬間的に大人数を集めるよりも、継続的な動員を。今季の、先を見据えたクラブとしてのスタンスが感じ取れる。
コンスタントにスタジアムに足を向けてもらうためには、魅力的で強いチームであることが、諸条件の中で優先される項目であることは言をまたない。
「勝ちたい。勝って勢いに乗りたい」
オフシーズンから入念な下準備を行ってきた柱谷監督が幸先のよいスタートを切るために、白星を強く欲する気持ちが滲む。
栃木SCの陣容はGK小針清允、4バックは左から斎藤雅也、鷲田雅一、川鍋良祐、岡田佑樹、中盤は底に落合正幸と向慎一、左に佐藤悠介、右に小林成光が配され、上野優作と松田正俊が2トップを組んだ。
元日本代表フィリップ・トゥルシエ氏が総監督に就任し、カズこと三浦和良の親類も入団するなどニュースバリューが一気に高まったFC琉球とは、3季連続して開幕戦で顔を合わせることとなった。身内の不幸によりトゥルシエ氏は緊急帰国するも、昨季までグリーンスタジアムで喝采を浴びていた山下芳輝がスタメンに名を連ねる。敵役として戻ってきた。フォーメーションはトゥルシエ仕込の3―5―2。
「10分、15分、地に足が着いていないプレーが多かった」(柱谷監督)
心地よくブーイングを浴びる山下に起点を設けられてしまう。オープニングシュートは山下のポストプレーから白尾秀人が放ったもの。その後もあっさりと背後を取られる、サイドを攻略されるなど、連続してシュートを打たれてしまう。バイタルエリアを利した琉球の攻撃に躊躇いや迷いはなかった。
足に鉛を付けたように栃木SCの動きは重かった。「今日は硬くなるから。自分自身にプレッシャーをかけた部分があるかもしれない」と上野は低調なパフォーマンスを分析した。アップから立ち上がりの拙さが予想される兆しはあったものの、修正を施すまでに多大な時間を要するとは思いもしなかった。佐藤が下がり気味にポジションを取りながら、試合を落ち着けようとするも思うに任せなかった。 叫びながらプレスの掛け方に関して「メリハリをつけるように」と指示を出すも、調整が図れない。
19分、山下のスルーパスから白尾に決定的なシュートを、そのリバウンドを出し手の山下が再びシュート。絶体絶命の窮地をGK小針が救うも、「先に1点を取られたら、どっちに転ぶか分からないゲーム内容だった」と佐藤が振り返る通り、このゲームの大きな山場だった。凌ぎ切ったことは小さくなかった。
ピッチを幅広く使い、ポゼッションしながら緩急をつけて攻め入るのもひとつの手だったが、栃木SCは自分達の優位性を生かした。それは上野と松田の高さである。敢えてロングボールを多用した。そこには、パスを繋いで食い付かれ、カウンターを浴びるリスクを回避したいとの思惑、トップにボールをあててからセカンドボールを拾う方が選手個々の特性を生かせるとの公算があったからだ。目論み通り、先制点を得る。小林のアーリークロスを上野が胸で落とし、佐藤が間髪入れずに左足一閃。ゴールネットを揺さぶったのは26分のことだった。
向は言う。
「先制点が大きかった。いいカタチで取れたし、取ったのが精神的支柱である悠介さんだったので盛り上がった。スタンドも僕等も。いくぞ、という感じになれた」
ゴールにより栃木SCはようやく覚醒する。ボランチを横並びから縦関係に変えたことで守備を安定させ、プレスの掛かりが格段に向上し、球際での激しさが見られるようになる。カウンターも効率よく打てるようになり、松田がボレーシュート(GKライス・エンポリに弾かれる)、鷲田がCKからクロスバー直撃のヘディングシュートでゴールを脅かした。
前半の終盤に持ち直した栃木SCたったが、ハーフタイムを挟むと、またしても消極的になってしまう。受けるに回るシーンが目に付いた。相手のシュート精度が低かったから助かったものの、フィニッシュで攻撃を終わらせてしまったことは反省すべき点だろう。
「ゲームがイーブンな内容の時は決定力のある選手がいたチームが有利、勝ちを持って来られる、とつくづく感じました」
イニシアチブを掴みきれないゲームを決定付けたのは、補強により手に入れた松田と佐藤だった。決定力とは個の力と置換できるだろう。不足していたものを補った甲斐があったと柱谷監督は再認識させられた。
一旦、CKは弾き返されるも佐藤が左から供給したクロスを松田が頭で沈めて2点目を獲得。さらに途中投入の横山聡がドリブル突破からもぎ取ったFKを佐藤が直接、蹴り込んで勝負あり。佐藤は豪語した。「あの距離(Pボックスのすぐ外)から僕に蹴らせたら、だいたい入る」。
リードを広げ、相手のセンターバックのエメ・ラヴィが退場したことで数的優位に立った栃木SCだが、ピリッとしない。GK小針の好守、斎藤の懸命のカバーリングで難を逃れるも、41分に不要な失点を喫した。ドリブルを仕掛けてきた澤口雅彦を止めきれず。突っかけられて最後は高松健太郎にプッシュされてしまう。3―1で開幕戦を勝利で飾るも、後味は悪かった。
琉球に退場者を出してからゴールを重ねられなかったこと、無駄な失点を許したことを反省材料に挙げながらも、柱谷監督は「開幕戦を勝てたことでチームとして目指している方向が間違っていないと思えるのが大きい」と、勝点3の意義を語り、内容が伴ってくれば自信を深めていける1勝、と付け加えた。
木曜日にはFC刈谷戦、中2日で三菱水島FC戦を控える栃木SC。週明けのコンディションにもよるが、「今日出ていない選手もいいパフォーマンスをしている。フレッシュな選手を使ってみてもいい」と、柱谷監督はローテーションを用いることを暗に示唆した。怪我を負っている選手には無理をさせないつもりだ。
JFL前期第1節 栃木SC3―1FC琉球 @栃木県グリーンスタジアム 観衆6338人
〈栃木SC〉交代:上野(→横山)、松田(→石舘靖樹)、向(→久保田勲)
〈FC琉球〉GKライス・エンポリ、DF三好拓児、エメ・ラヴィ、久保篤史(→栗田泰次郎)、澤口雅彦、當間正人(→納谷伊織)、高松健太郎、杉山洋一郎、林田光佑、FW山下芳輝、白尾秀人(→白井博幸)
『でかい口、叩いて出した結果』
畳み掛けるように、言葉を並べていく。ストレートな物言いは誤解を数多く生み、同時にサポーターの心を鷲掴みにしてきたことが容易に想像できる。
2ゴール1アシスト。チームの全ゴールに佐藤悠介は絡んだ。手垢の付いた表現になることを許してもらえるならば、役者が違う、ということに尽きる。
「開幕戦をホームで勝てたことが一番」とは言ったが、キャプテンとしてチームを勝利に導くことが出来た、などとは口にしない。優等生発言を控える代わり、「とにかく自分の中で大事なゲームだった」と言い切った。
代表クラスの選手でもガチガチに緊張する「特別な思いがある」開幕戦。プロ生活13年目を迎える佐藤も例外ではなかった。ウォーミングアップから体に違和感を抱いた。経験があるとはいえ、纏わり付く独特の緊張感から逃れることは不可避。「僕自身、硬かった」と偽らざる本音を吐露しつつ、それでも向慎一、斎藤雅也、川鍋良祐らの若手には「思いっ切りやれ」とアドヴァイスをした。特別な試合に襲ってくる恐怖は己で乗り越えるより他に手はないからだ。壁を打破してこそプレーヤーとして一段、高みに行ける。実体験に裏打ちされた言葉には重みがあり、実行に移してしまうのだから、キャプテンシーとカリスマ性はより増していく。
「栃木SCに来た経緯もあり、いろんな思いがある。いろんな人達に『なんでJFLなんだ』と言われた。ここに来たことが間違いじゃなかったと証明したかった」
佐藤はチームの勝利と同等、いやそれ以上に自己証明をしなければならなかった。新入団記者会見では、最もプレッシャーを感じていると述べ、一方で期待感もあると話している。下した決断が、栃木SCに入団したことが、正しかったと周囲に思わせるには結果を残すしかない。それもスタートから、目に見えるカタチの。「とにかく自分が結果を出して勝ちたかった」。強い決意を胸に、試合に臨んだ。
前半の半ばまで思うように試合をコントロールできない、ナーバスな時間帯が続いた。ストレスの溜まる状況を、しかし佐藤の左足が一変させる。「蹴った瞬間に入った」と確信したボレーシュートは綺麗にゴールへ吸い込まれた。歓喜の輪の中心には佐藤がいた。チーム2点目となるお膳立てをした後は、一転してクールに振舞う。自信を持って蹴りこんだFKはゴールに突き刺さり、雌雄を決した。今度は感情を露に。恍惚の瞬間をサポーターと共有した。
敵将、ジャン・ポール・ラビエ監督は「経験」の有無を敗因に挙げ、「栃木の左の方がプッシュが効いていた」と付け加えた。印象に残った選手の具体名こそ伏せたが、佐藤を指していることは想像に難くない。
「自分でいろんな人に証明しないといけなかったので、貪欲に結果が出せた。初めて僕のプレーを見てくれた人は、佐藤悠介のプレーがよく分かったと思う。皆さんにでかい口を叩いて結果を出せてよかった」
よどみなく続ける。
「自分の代理人やサッカー関係者が見に来ていた。『このチームに来てよかったね』と話してもらえた。凄く大事なゲームで点をとれたのは非常に誇れる」
押し潰されそうな負荷を自らにかし、跳ね除け、存在価値を認めさせた。強靭なメンタルを兼備したプロフェッショナルである。
「プロ化して、責任を背負ってやっている。キャプテンとして先頭に立ち責任を持ってやっていきたい」
サッカーで碌を食む自覚と覚悟がひしひしと伝わってくる。
柱谷幸一監督がリーダーに指名したことが頷ける、非の打ち所がないパフォーマンスを披露した。
メッチンの連発に期待@ワンコインベッターの呟き
2008年6月27日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
スペインが行っちまったよ。
完勝だったね。
参りました。
ドイツ対スペインかあ。
敢えて予想はせず。
外すのが怖すぎる。
といいながらtoto予想。
☆toto☆
大宮対東京V:2 もう期待を裏切らないで。
清水対京都:1 アグレッシブな補強だね。
柏対浦和:2 高原復活?
横浜Fマリノス対磐田:1 ホームだから大丈夫でしょう。
名古屋対鹿島:0 復帰だっけ?中田は。
新潟対川崎:1 苦手意識。
大分対神戸:1 召集拒否?
F東京対千葉:2 巻、泣かせてくれ。
G大阪対札幌:1 テッパン。
愛媛対福岡:0 なんとなく。
水戸対仙台:2 意外と下にした杜の都。
熊本対C大阪:2 順当に。
徳島対岐阜:1 メッチン連発か?
☆minitoto☆
大宮対東京V:1、清水対京都:0、柏対浦和:1、横浜Fマリノス対磐田:2、名古屋対鹿島:2
☆BIG☆
再開後の予想としては悪くないかな。
あめとーーーーーーーーーーーーーく
2008年6月26日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
雨の日にあめにちなんだ“とーーーーーーーーーーーーーく”を。
朝刊のファッションコーナーが傘特集だった。
チープな傘しか手にしたことがないから漠然と読んでいたが、面白かったね。
京都と外国人デザイナーのコラボ作品は秀逸。
デザイン性に優れているだけではなく、機能性も高いときたもんだ。
風速100mでも対応可能ときたもんだ。
あれなら2万払ってもいいかもね。
かなり惚れた。
傘でも他との差別化を図る。
いい試みじゃないですか。
コンビニ傘から脱却したいですな。
遠征先では雨のため、ビニール傘が増えて仕方がない今日この頃。
また、次回
2008年6月25日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
余計な出費に『またたびサッカー』は敗れた。
チャリさえパンクしなければ我が手元に今頃はあるはずなのに。
残念。
てか、欲していた『RUN』が置いてないってどういうこと?
品揃え悪いぞ。
結構なスペース取ってる割には。
スポーツ本が充実していない本屋は駄目です。
書店員のクオリティがばれてしまう、とは言い過ぎか。
フォト・ステーション@栃木SC通信
2008年6月25日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
PK失敗も、それ以上に難易度の高いミドルを叩き込み、結局は3ゴール全てに絡んだ。
「何もない」
憮然とした表情で会場を去る。
これまで尖った選手が少なかった栃木SCに佐藤悠介の強烈な個性は必要不可欠。
やんちゃ坊主を上手く使いこなす。
指揮官の手腕の見せ所である。
今季も前期は3ゴール(昨季は2ゴール)と鳴りを潜めた横山聡。
ゴール以外での貢献度は高かったが、望まれるのはやはり可視的なもの。
後期の山場で、こちらも不発の松田正俊とともに前線をリードして欲しい。
前半4分、鷲田雅一の背後へのボールに鋭く反応。DFラインの裏を突いた鴨志田誉。シュートは惜しくも枠を外れるが、チームとして狙っていたカタチから好機を作り出す。ゴールへの意欲は日々、高まっているようだ。
ゴールを奪えるようになるも、高安の自己評価は常に厳しい。
ストイックな姿勢がポテンシャルを引き出すことは明白。
アルテ高崎戦ではサイドでの勝負が目立ったが、ファジアーノ岡山戦では内側に入り込んでのヘディングシュートも果敢に狙っていた。
引き出しは確実に増えている。
つまり、相手の警戒レベルは上がっているといえる。
ファイトできる選手。
落合正幸不在の中盤は想像できない。
プレーに波がなく、指揮官の信頼も厚い。
重馬場に強いのは深澤幸次だけではない。
勝利にも笑顔なし。
ここ数試合の失点数が気になる。
後期開幕戦は完封勝利でスタートしたい。
カキ氷
2008年6月24日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
宇治抹茶カキ氷が食いたい。
8月には滋賀遠征があるんだよねー。
前泊はもちろん京都。
食えるかな?
でも、胃腸が弱いのよ。
試合当日にケツを抑えているわけにはいかんからね。
ほどほどに半分くらい食って、後は友人に託そうかな。
花火と水着と浴衣にカキ氷の季節でやんすな。
溶けないように気をつけよう。
プロ野球が観たいっす、ノムさん。
プレーバック:1年の時を経て@栃木SC通信
2008年6月24日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
※会見は2007年6月24日に行われました。
・柱谷監督就任会見
「先程、事務所の方で契約書にサインをしてきました。7月1日から正式に栃木SCの監督に就任することになりました。オファーを頂いた社長、会社に感謝したい。栃木の現状は厳しい。簡単な仕事ではないが今シーズン終了後に4位以内に入り、J2へ上がれるように頑張りたい」
――オファーを受けた時の感想。厳しい状況で就任を引き受けた決め手は
「監督としてのスタートは山形からでした。山形はJ2の中でもJ1を狙えるクラブ規模ではなかったが、3年間仕事をさせて頂いた。その後、京都の監督に就任しJ2のチームだったが年間予算が充実していて2年目にはJ1へ昇格できた。昨年は力不足で勝てなかったが、自分のキャリアの中でJ2、J1と上がってきたので栃木からのオファーを頂いた時には悩みました。J2、J1のクラブで指揮を執りたいとの気持ちがありました。社長、3人のフロントの方に大宮まで来て頂き熱心に誘ってもらい、『J2へ上がりたい。力を貸して頂きたい』という言葉に強く胸を打たれた。開幕戦で1万人以上のサポーターを集め、常時3、4千人のサポーターがスタジアムに集まる。スタジアムもサッカー専用スタジアムで魅力的なクラブ。意外と栃木には将来性があると思いました。イタリアにはプロビンチャという小さな町のクラブだが熱心なサポーターがいて、小さいがサッカー専用スタジアムがあり、2週に1回のホームゲームで皆がサッカーを楽しんでいる。その土壌が栃木にはある。それが是非この仕事をやってみたいという決め手になりました」
――現状の栃木SCをどのように分析し、どんなサッカーを目指していこうと考えているのか
「実際に生で見たのは1試合(対流通経済大学戦)、それ以外はDVDで数試合見ました。チーム戦術はそれほど悪くない。ただ、1対1の場面で勝てていない、走れていない。フィジカルベースが相手よりも劣っている。戦う意志があってもフィジカルがついていかずに勝ち切れていない。もうひとつ、プロの選手とアマチュア選手が混在しているクラブなので、そこをもう少し整理していかなければならない。今後は昼のトレーニングを多くして、トレーニング内容も1対1の戦いで勝つ、勝ち切れないといけない。走れないと勝てませんから、そこを上げていく」
――コーチングスタッフ、選手の新たな補強は
「シーズン途中で私自身はフリーの身なので来ることができましたが、Jリーグはシーズン真っ盛りでどの選手もコーチも契約期間中。その人を連れてくることは簡単なことではない。自分達のやれること、持っている力で最大限にやりたい」
――得点力を上げるには
「トレーニングでしっかりコンディションを上げていくことです」
――監督のサッカー理念は
「3つあります。結果を絶対に残す。勝負事なので勝たないと認めてもらえない。目の前のゲームに勝つ。もうひとつは、内容にもこだわる。相手にしっかりプレッシャーを掛けて、ボールを奪い、素早く攻める。3つ目はフェアプレイ。フェアに勝つことに価値がある。汚いファウル、フェアでないプレイで勝ったとしてもサポーターに認めてもらえない、地元に愛されない。3つが同時に達成され、いいチームになる。調べてもらえれば分かるが、山形、京都と過去にボクが率いてきたチームはイエローカード、ファウルが少ない。非常にフェアなチームだった」
――目標の4位以内になるために今、何が必要か
「プロとアマが混在しているので、よりプロに近いカタチにしていくことが大切。J2で戦うクラブ体制にしていかなければならない。今年の苦戦は昨年と比べて大きく力が落ちているわけではなく、他チーム(のレベル)が上がっている。(ロッソ)熊本、(FC)岐阜にしてもプロ選手を入れ、昼にトレーニングをして、『絶対に上がらなければ』という気持ちで戦っている。佐川(急便SC)、ホンダ(FC)も企業チームだが午前にトレーニングし、午後に揃ってトレーニングをしている。どこのチームもいい環境でいいモチベーションでやれている。そこが今の差となって表れている。その部分を埋めていかないと勝てない。サポーターがたくさんいることが、このクラブの僕等の力になる。ユース組織、女子チームもあり、組織を構築すれば素晴らしい、ビッグクラブではないが地域に愛されるクラブになる可能性がある。そのためには今年4位以内に入り、Jへ行かなければ、そういう流れにはならない。結局、大事なのは4位以内よりも目の前のゲーム、もっといえば目の前のトレーニングを100%やること。4位以内ということも大事だが、目の前にあることを100%やることを選手に訴えていきたい」
――FC琉球戦までの1週間で何に着手するのか
「1週間で選手を見極めたい。契約は7月1日からだが6月30日にJの解説が入っているので、6月中の仕事はしっかり責任を持ってやる。火曜日のトレーニングから私が全部仕切ってしっかりやる。先ずはコンディションを上げる。トレーニングの中で選手を見極め、どういうやり方が栃木にあっているのか見ていきたい。山下(芳輝)、上野(優作)、横山(聡)と前線には経験、得点力、潜在能力のある選手がいるので彼等を活かせるようにしたい。1試合、1試合を全力でやっていく。目の前のゲームを勝っていく。そこに集中していきたい。4位以内のチームが全勝すれば我々は追い付けない。でも、自分達が全勝することが大切。今いる選手に頑張ってもらう。全部、代えるわけにはいかないので。シーズン途中の補強は難しいが、難しいから諦めるのではなく可能性があれば探っていきたい。現状では難しいが」
――アマチュア選手、仕事がある人達の管理は
「練習環境が色々あり難しいが、基本は昼間のトレーニング。必要ならば午前と午後の2部練習もやる。夜しか来られない選手、アマチュア選手もトレーニングに入れて、昼のトレーニングと同じ内容で彼等にもしっかりやってもらう。あくまでも昼のトレーニングがベース。例えば、夕方に練習したい。16~8人しかいない。イメージとしてはユースや、宇都宮の高校生、国体少年に参加できるならば参加してもらい紅白戦をやりたい。ユース、高校生、国体少年が同じトレーニングをやることで強く、上手くなる。13時キックオフなのに夜(トレーニングを)やるのはおかしい。キックオフ時間にあわせたトレーニングをしたい。昼に出られない選手もいい状態ならばゲーム、遠征メンバーに入ってもらう。いい選手には当然、力になってもらう」
――高橋監督はなんらかのカタチで残ると思ったのですが(新井賢太郎社長が答える)
「高橋高は22年間、自己犠牲の生活を強いられてきた。これ以上、彼に自己犠牲を強いるのは残酷極まりない。自分の人生設計、楽しみを持つようにお願いした。『自分の人生設計を作ってくれ』と伝えた。さっぱりした表情で辞めてもらった。22年間、自己を犠牲にしてきた高橋高には本当に感謝している。これからは自分の時間を持つことが大切だと考え、チームから切り離した。(国士舘大学の先輩後輩である高橋前監督と柱谷新監督は言葉を交わしていない)」
――地域密着が上手くいっているチームは。それを成すのに必要な要素は
「2000年にスペインのアスレティック・ビルバオを訪れました。バスク地方にあり、100年のリーガ・エスパニョーラの歴史でバルセロナ、レアル・マドリードとともに2部に落ちていない。バスク人しかクラブに入れない、プレイできない。サポーターに聞いたところ、その理念を曲げてまで勝ちたくないと言っていた。自分達で選手を育てていく練習環境や施設をもっている。メインスポンサーをつけず、ソシオ組織で会費を募る。そういう理念を持っているクラブは素晴らしいと感じました。栃木は関東にあるクラブ。ジュニア、ジュニアユースにはいい選手がいるが、ユース年代の環境が悪く県外へ出て行ってしまう。ユース年代の練習環境を整え、いい指導者がいれば、栃木がJでプレイし目標があれば県外へ逃げない。一緒にトレーニングをすることもできるし、ユース年代でもトップでプレイするのは全く不可能ではない。高校卒業時に戦力にもなってもらえる。そのような環境作りをやることがいいクラブの条件だと思っています。栃木県は周囲の市町村のバックアップ体制も充実している。いいクラブになる素材がある。山形での3年間でクラブハウス、人工芝を作ってもらい、移籍関係をスムーズにさせるなど組織作りをやってきました。4位以内もクラブ作りもやっていく。10年でも20年でも、このクラブでやりたい。そのためには先ず4位以内に入らないと次の契約をして頂けないので、監督としての仕事で結果を残すことに集中してやっていきたい」
――ファン、サポーターにメッセージを
「とにかくサポートして頂きたい。苦しい、辛い時期を一緒に乗り越えることが、その先の喜びに繋がる。こういう時こそサポーター、県民と4位以内、J2入りを目指したい。こういう時期を支えるのが本当のサポーターだと思っています。多くの支援をもらいたい」
<柱谷幸一>
1961年生まれ。京都市出身。京都商業高校(現・京都学園高校)、国士舘大学を経て、日産自動車(現・横浜Fマリノス)―浦和レッズ―柏レイソルでFWとして活躍。元日本代表。監督としてモンテディオ山形、京都パープルサンガ(現・京都サンガFC)を指揮した。2005年には京都でJ2優勝、J1へ昇格させた。
独走してJ2へ行きたい@栃木SC通信
2008年6月24日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
EURO2008 グループC@フランス対イタリア
2008年6月24日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
ジダンとその仲間達――マケレレ、テュラム、ビエラ――の時代は終焉した。本当ならばドイツワールドカップ杯後に隆盛を極めた世代との訣別を図らなければならなかったが、ドメネク監督がそれを拒んだことでフランスは取り残された。グループリーグで奪ったゴールは僅かに1。これでは先に進めない。
オランダ、ルーマニアから奪った勝点は共に1と、ドイツW杯のファイナルで激闘を演じたイタリアとフランスは追い込まれた。最終戦で喉から手が出るほど欲しいのが勝点3であるが、仮に白星を挙げてもルーマニアがオランダを退ければ敗退が決まる過酷な状況下で決戦は幕を開けた。球際の激しさから滲む勝利への渇望。試合の入りはフランスが比較的よかったものの、トニの惜しいシュート、CKからパヌッチがヘディングシュートを放つと流れはイタリアに傾く。さらに攻撃の核であるリベリーを欠く不幸が重なる。ザンブロッタのドリブルを阻んだ際に負傷し、ピッチを去る不測の事態に見舞われる。2戦を終えて不発のトニだったがゴール前での存在感は抜群であり、使わない手はなかった。ピルロから供給された背後へのボールに足を伸ばしたトニ。ボールを吸いつけ、シュート態勢に入ったところをアビダルがたまらずファールを犯す。アビダルは一発退場し、与えたPKをピルロにぶち込まれたフランスはリードを奪われる。先制後もトニを利する賢明な選択をしたイタリア。立て続けに好機をこしらえる。フランスはPB内に人数を割かれたことでフィニッシュに至れず、逆にFKからグロッソにポスト直撃のシュートを浴びる。
追加点を許さなかったことで首の皮一枚繋がったフランスは、アンリのひとつ下に構えたベンゼマが後半早々にフリーで右足を振るも、しかしふかしてしまう。トゥララン、マケレレのダブルボランチが無理をしたことで攻勢に転じるも、デロッシにとどめを刺された。FKからの強シュートは壁の端に立っていたアンリの足に当たりコースが変わる。GKクペは逆を取られネットは揺れた。遅攻になってもシュートにまで漕ぎ付けられる力強さをフランスは見せ付けるも、決定的なベンゼマのコントロールシュートはGKブフォンに弾かれる始末。ゴールは遠く、決勝トーナメントには進めず。グループリーグで姿を消す結果となった。勝利を得たイタリアはオランダがルーマニアを下したことで、辛くも荷物を纏めて帰国する事態を免れた。コロコロとメンバーとフォーメーションをいじったドナドニ監督の采配が奏功したとは言い難いが面目は保った。
ユーロ2008 グループC フランス0-2イタリア @チューリヒ
<フランス>GKクペ、DFエブラ、アビダル、ギャラス、クレルク、MFマケレレ、トゥララン、リベリー(→ナスリ)(→ブームソン)、ゴブ(→アネルカ)、FWアンリ、ベンゼマ
<イタリア>GKブフォン、DFグロッソ、キエッリーニ、パヌッチ、ザンブロッタ、MFガットゥーゾ(→アクイラーニ)、デロッシ、ピルロ(→アンブロジーニ)、ペロッタ(→カモラネージ)、FWカッサーノ、トニ
日本対バーレーン@アジア3次予選
2008年6月24日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
日本もバーレーンも最終予選進出を決していることから、3次予選最終戦は消化試合となった。
アウェー、マナマではサッカーをさせてもらえなかったというよりも、策におぼれ墓穴を掘ったことで屈した日本。内容には乏しいものの独自の色を見せ始めた指揮官がプライドを懸けた一戦は、先発起用の佐藤寿人が裏を取りPKを獲得するが、中村俊輔のキックはGKにセーブされてしまう。PK職人・遠藤もスタメンに名を連ねていただけに勿体ない。先制機を逃した。13分、小気味よいパス交換から左サイドを本田圭祐が駆け上がり、玉田がフィニッシュ。効き足の左ではなかったことでシュートの威力は落ち、GK正面を突くが躍動感のある攻撃だった。切り替えの速さを生かしてサイドをもっと活用したかった。中村憲剛がボランチに配されたことで遠藤、中村俊輔とオシムが作り上げたトライアングルのパス回しで日本は優勢に立ち、アジアでは絶対的な闘莉王の高さで好機を演出する。流れは日本にあったがバーレーンも自陣にこもることなく前に出てきたことで非常にオープンな展開で試合は進んだ。時折、繰り出されるカウンターの切れ味は鋭かった。ロスタイムに遠藤のFKはクロスバーに嫌われ、リバウンドに詰めた本田圭祐も空振りと逸機する。
後半はスリッピーなピッチコンディションをバーレーンが生かす。アグレッシブにミドルレンジから枠内を捕らえるシュートを放った。GK楢崎が尽く弾き出すが、あまりにも打たせ過ぎた。カウンター同様に警戒が必要だったはず。日本でピッチコンディションを味方にしたのは玉田だけだった。つまり、果敢にシュートを狙う姿勢に欠けた。0-0のままスコアは動かず、闘莉王を前線に上げ、巻も投入し、なんとしてでもゴールをこじ開けたにかかった日本は、思わぬカタチから決勝点を得る。クリアボールの跳ね返りをPボックス内へとヘディングで押し返した内田。これに巻が猛然と迫る。気迫に負けたのだろう。巻はバウンドしたボールにタイミングを合わせることは出来なかったが、GKもボールを掴みきれず。内田のパスはシュートに成り代わりネットを揺らした。なんとも幸運なカタチで勝点3が転がり込んできた日本は紆余曲折がありながらも、最終的に首位通過を果たした。
飛び出すタイプの選手を中盤に並べなかったことでモビリティは下がったが、パスはそこそこ繋がり、ポゼッションでは凌駕できた。しかし、ゴールを最も脅かしたのが闘莉王というところに攻撃陣の脆弱さが顕著に現れている。選手を入れ替えることで多少の改善は図れるだろうが、個人での打開にも限界はある。立ち上げ時にぶち上げたコンセプトを煮詰めるしかないだろう。
アジア3次予選 日本1-0バーレーン @埼玉
<日本>GK楢崎、DF安田(→今野)、闘莉王、中沢、内田、MF遠藤、中村憲剛、本田圭祐(→巻)、中村俊輔、佐藤寿人、FW玉田
『前期17試合から見えたこと』@栃木SC通信
2008年6月23日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
戦評:対アルテ高崎戦@栃木SC通信
2008年6月23日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
対アルテ高崎@栃木SC通信
2008年6月22日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
前半:2-1。
後半:0-2。
ファイナルスコア:2-3。
オウンゴール、佐藤で勝利。首位ターン。
順位:首位(勝点41)◆2位:HondaFC(勝点36)
得点者:高安亮介、オウンゴール、佐藤悠介(栃木SC)、今井雅貴、阿久澤剛(アルテ高崎)
※お疲れ様です。前期が終わりました。ここまで走り続けてきた疲労が出てますが、レポート&コラムは順次アップします。
プレーバック:対アルテ高崎戦(PSM)@栃木SC通信
2008年6月21日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
1週間後に控えた開幕戦を迎えるにあたり、悔いを残さないように。総仕上げとなるアルテ高崎とのプレシーズンマッチは、集合時間、食事、ミーティングなど、当日と全く同じタイムスケジュールが組まれ、「今日が開幕戦くらいの気持ち」(GK小針清允)で選手達は試合に臨んだ。サポーターも本番に備える。今年から陣取るゴール裏からリハーサルを行った。
来週には間に合うとのことだが、大事をとってコンディションが万全ではない佐藤悠介、鷲田雅一、松田正俊の主力3選手はベンチからも外れた。栃木SCの陣容は上野優作と石舘靖樹の2トップ、中盤は左に深澤幸次、右に小林成光、底には落合正幸と向慎一が入り、DFラインは左から斎藤雅也、山崎透、川鍋良祐、岡田佑樹と並び、ゴールマウスには小針が立った。
高崎も4―4―2を選択。
序盤からポゼッションで勝ったのは栃木SCだったが、「自分は硬かった。いけるかな、と思ったが・・・」と向が言うように、全体的に体が重い。「後ろで動かして前へ入れたかった。前線と中盤の連動がなく、ボールを前へ入れられない」(柱谷幸一監督)展開が繰り返される。アンカー(舵取り役)の落合がDFラインからボールを受け、ルックアップしても前が動き出していなかった。ボールを散らすことは出来たが、ゴール方向への勝負パスは少なかった。複数人が絡んだプレーは数えるほどだった。
前線にボールが収まらないのだからサイドが活性化されるはずがない。両サイドバックは上がるタイミングを見出せなかった。タメを構築できる佐藤の不在も響く。その佐藤とコンビネーションを磨いてきた斎藤は言う。「悠介さん、鷲さんと一緒にやっていたので、正直合わせるのに時間が掛かった」。柱谷監督曰く「ぎくしゃくした」左サイドは、いつものように起点と成り得ない。それでも、向のパスに抜け出た小林の左クロスを石舘がヘディングで合わせたあたりから、カタチを崩してでも前に出る姿勢が垣間見られるようになる。34、36分には上野が連続してゴールに襲い掛かる。相手の好守に阻まれるも「コンディションは一番よかった」と上野。逸機したことには苦笑したものの、1ヶ月前のキャンプでは歩くことすら困難だったのだから驚異的な回復ぶり。果敢にゴールを狙い、ベテラン健在をアピールした。
プロ契約選手の大量解雇により「マイナスからのスタート」(渡辺克之監督)を切った高崎。昨季の低調なサッカーからの脱皮段階にある。会見ではネガティブな発言が目立つも、それほど悲観することはないのではないか。環境と待遇に恵まれていないとはいえ。
前半ゴールを奪えなかった栃木SC。後半に入ると僅かながらサッカーの質が向上するも、上野、石舘の2トップが巡ってきた絶好機を決めきれない。ボールが動くようになり、リズムも好転するなどしたが、その矢先に斎藤が2枚目の警告でピッチ外へと追い出されてしまう。幾分か動揺したのか、ミスから窮地を招く。これを耐え凌ぐと入江利和を投入し、4バックを維持。4―4―1の2ラインを敷き、コンパクトフィールドを保ち高崎の攻撃を封じては、反撃の時を待った。スルーパスに反応した川勾に冷や汗をかかされるも、GK小針の好判断で危機を回避すると、ロスタイムに交代出場の久保田勲がFKを右上段へ直接突き刺し、さらに落合のフォアチェックを足掛かりに最後は石舘が追加点を奪い去った。90分、苦しんだことが嘘のように、あまりにもあっさりと2度、ゴールネットが揺れた。
「退場者を出すのはよくないが、リーグ戦ではこういうゲームもある。勝点1、チャンスがあれば3を取るのが勝点を積み上げることになる。内容はよくないが、シーズン前にはいい経験ができた」
数的不利、スコアレスで推移した試合。ドローで勝点1を拾うことも覚悟したが、4バックのブロックで攻撃を跳ね返し、機を伺う策がはまり、勝利をものに出来たことに柱谷監督は一定の評価を与えた。表現こそ異なるが選手たちも一様に「開幕前にいいシミュレーションができた」と口にしていた。
リハーサルは終わった。いよいよ本番である。来週は開幕戦の相手、FC琉球を想定したトレーニングを入れ、勝点3を手にする確率を上げるための戦術を練り上げる。
指揮官は欲した。
「勝ちたい。なんとか勝って勢いに乗っていきたい」
プレシーズンマッチ 栃木SC2―0アルテ高崎 @栃木県グリーンスタジアム
〈アルテ高崎〉GK岡田大、DF小柴翔太、西村陽毅、山田裕也、杉山琢也、MF今井政貴、里見仁義、川勾邦明、白山貴俊(→ファブリシオ)、FW田中靖大(→田中翔太)、久保田圭一(→チアゴ)
〈栃木SC〉交代:向(→久保田)、小林(→高安亮介)、上野(→入江)
『JFLの笛』
試合後、挨拶に向かうチームメートを尻目に、ひとりコンクリートの壁に背を預ける。ベンチコートを羽織った斎藤雅也は俯いたままだった。顔色は優れない。ロスタイムに2ゴールを挙げて勝利したにもかかわらず、である。
落ち込むのも無理はない。先発しながら最後までピッチに立っていられなかったのだから。
後半22分、退場。
パフォーマンスに起因するものならばまだ救いはあるが、イエローカード2枚を提示されてのピッチ追放は、さすがに堪える。
「JFLの基準は難しい。大学時代にはとられなかった(ファール)が、とられた」
4年間で体に刷り込まれた感覚を他のカテゴリーに持ち込むと痛い目を見る。
同じく大卒新人の向慎一も判定基準に違和感を抱いている。序盤にカードをもらってしまった。ボディコンタクトが不可欠なボランチにとっては、致命的である。1枚カードを持っていることで、「持ち味を出し切れなかった」。厳しくいけば再びカードを出される。早々に追い出されるわけにはいかない。数的不利に陥ることを避けるために萎縮してしまった。意欲的に人とボールにチャレンジできない。際どいプレーに腰が引ける。それが硬さに繋がり、停滞していた前半の攻撃を活性化させられなかった一因でもあった。
「中盤でボールを取れた。カードをもらったシーンも、もう一歩、出足が早ければ・・・。中盤でボールを取ってチャンスを作れたはず」
向は唇を噛んだ。
リーグ戦と同様のシチュエーションで辛酸を舐めた。しかし、“JFLの笛”を肌で感じられたことは、2人にとって小さくなかったようだ。「退場したことでチームに迷惑をかけたが、これだけやったらファールになる、との線引きができた。開幕前にわかったのはよかった」と斎藤が言えば、「今日、硬さを経験したことで、次は絶対に(硬くなら)ない。思いっ切りやれる」と向もポジティブだった。
JFLの判定は独特であり、誰しもが受ける洗礼でもある。許容範囲を探るのは容易ではない。昨季、途中加入した上野優作も戸惑いを隠せなかったという。立て続けにカードを頂戴してしまった。判定に慣れるには多少の痛みを伴うのかもしれない。
だが、チームコンセプトとして「フェアネス」を掲げている柱谷幸一監督は、当然ながら不快感を露にした。
「ミーティングで選手にはイエロー(カード)をもらわないように、と言っているだけに残念。反省を求めたい。退場者を出すと厳しい、と(