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サポート意識の改善を願う@U-23日本対U-23オーストラリア
2008年7月25日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
4-5-1の日本はワントップの森本と周囲とのコンビネーションに難があったものの、本田拓也と細貝のボランチラインでボールを引っ掛けられたことで優位に試合を進められた。押し込んではセカンドボールを拾い2次、3次攻撃を繰り出す。前線の選手のドリブル突破はオーストラリアにとっては厄介だったことだろう。本田圭祐が右の中盤、下がり目でゲームを作り、反対サイドの香川は左サイドの高位置に顔を出して起点を構築。攻撃的MFのバランス感覚は悪くなかった。しかし、吉田の緩慢なクリアから数的優位を保っていたにもかかわらずオーバーエイジのトンプソンにゴールを割られてしまう。ボールホルダーへアタックに行ってもよかったシーンだった。つまり、防げた失点だったといえる。先手を取られた日本だが序盤からみせたゴールへの意欲は衰えず、40分に同点に追い付く。内田のクサビを李がスルー。背後の森本が落としたボールを飛び込んできた香川が流し込んだ。勢いそのままに逆転を狙った日本は左から長友の折り返しから李、香川がミドルを放つがリードは拡げられなかった。
後半早々に肝を冷やされた日本だが、内田が右をえぐり交代出場の谷口がポスト直撃のスライディングシュートで盛り返すと、香川のスルーパスに反応した本田圭祐もゴールに迫るが左足アウトにかけたシュートは枠外へ。攻め手を見出せないオーストラリアに対し、攻勢の日本も決定機を演出できずに時間だけが過ぎた後半43分。途中出場の安田が左サイド深くまで侵入し、戻したボールを谷口がクロス。これを岡崎(本田圭祐と交代)が体をひねりながら頭で合わせる。無骨なプレースタイルと顔に似合わないテクニカルなシュートをねじ込んだ。互いに好機を作り出せず、膠着したゲームの雌雄を決する1点をマークした日本が勝利を掴んだ。
A代表では萎縮したのか存在が消えていた香川だが、同世代の代表ということもあり持ち味を発揮した。ドリブルで持ち上がれる力強さ、空いたスペースを見逃さずに柔らかいボールタッチから供給されるスルーパスは絶品だった。CKのキッカーも任され、ゴールにこそ繋がらなかったが、鋭いボールを入れていた。岡田監督、反町監督が惚れ込む理由が分かった気がした。
自らのミスから失点を招いてしまった吉田であるが、その後は下を向くことなくオーストラリアの高さに対応した。失敗を挽回するのは守備だけではないと、攻撃参加しては果敢にゴールを狙いもした。指揮官はハートの強さを選考理由のひとつに挙げていた。すぐにリカバリーできるメンタリティは大きな武器である。国際大会は致命的なミスにより俯きがちであるが(ユーロではムトゥがPK失敗により著しくパフォーマンスを落とした)吉田の負けん気は頼もしいばかりである。
ゴールに絡んだ森本であるが、まだまだチームにフィットしていない。森本自身にも問題があるし、サポートに入る選手にも課題が見て取れた。次の対アルゼンチン戦では少しでも改善の後が見られることを切に願う。
壮行試合 U-23日本2-1U-23オーストラリア @ホムスタ
<日本>GK山本、DF内田(→安田)、吉田、水本、長友、MF本田拓也、細貝(→梶山)、本田圭祐(→岡崎)、香川、李(→谷口)、FW森本(→豊田)
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