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イチローの意外な自己生成術

2008年7月31日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

イチローの日米通算3000本安打を見逃した。

内藤大助と坂田の防衛に、亀田の乱入もみはぐれた。

 

テレビを点けた時にはイチローが打席に立っていた。

解説と実況が妙に静かだったことに違和感を抱く。

回は進んでいたのだ。

そして、イチローは第1打席で記録を達成してしまっていた。

落胆した。

しかし、3001本目。

新たな記録へのスタート、第一歩は目にすることが出来た。

 

ピート・ローズ氏の話、イチローの会見は共に興味深かった。

ローズ氏の提言は的を射ている部分もあるし、若干のやっかみも含まれているようで、まだまだ“現役”であるような、イチローのライバルであり続けたいような、野球人としての矜持が感じられた。

日米通算の記録であることを問われたイチローは、安打を打つペースがアメリカに来てからの方が速いことを強調し、日本野球のレベルが決して低いわけではないと下地を作ってくれた母国への愛情と愛着を述べた。

他人から盗む。自分から生み出すことはない。これは意外な発言だった。独自の理論構築には他人が深く関与していたとは。

ローズ氏はイチローがアメリカで2000本を打っていないことから手放しで偉業を祝福はしていないが、実力は素直に認めている。

大打者2人の言葉には旨味がたっぷりと含まれていた。

ご馳走様でした。

張本氏の日本記録、ローズ氏の世界記録。

イチローを駆り立てるものが存在する限り、飽くなき挑戦と自己研鑽の日々は続いていくのだろう。

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