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右サイドの起用法@栃木SC通信

2008年9月 2日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

mt8.JPG骨惜しみない上下動、的確なカバーリング、機を見た攻撃参加。岡田佑樹の独自色は助走をつけられる適度な距離を保持していた方が、つまり最終ラインに配されることで、より濃くなる。

岡田が高位置に張り出し、ボランチの落合正幸が加わり、相手のサイドバックとセンターバックの注意を引く間にワイドの小林成光が背後を突く。トリオに2トップも絡んだ、熟成度の高いコンビネーションは幾度も右サイドを破った。対水戸ホーリーホックとのトレーニングマッチで奪ったゴールは、いずれも右からだった。

「右サイドは凄くよかった」

柱谷幸一監督は岡田と小林が盛んにポジションチェンジを繰り返したことに高評価を与えた。深澤幸次と斎藤雅也の関係性が不明確だった左サイドが機能性に乏しかったことで、右の充実度は際立った。

起点となった右サイドの起用に関して柱谷監督は、こう話す。

「マサミツ(小林)がいい状態ならば、(後ろは)オカ(岡田)かヒデ(赤井秀行)。悪ければヒデとオカ」

稲葉久人もトップ以外にワイドを務められるが、「ゲームで勝負を賭けるところで使いたい。先発もよりも、(手元に)持っておきたい」ジョーカー的な起用法を考えていることから、自動的に小林と岡田と赤井の3人が2枠を争う。

小林と岡田、岡田と赤井、小林と赤井。都合3セットできるわけだが、岡田と赤井が組むと守備の強度は増すものの攻撃力が些か落ちること、4-4-2のワイドには一芸に秀でた例えば高安亮介のスピード、例えば佐藤悠介の高性能の左足と武器を有する選手を据えることでフォーメーションの「優位性を発揮したい」と口にした柱谷監督。負傷離脱中の高安を欠く現時点では、小林と岡田の組み合わせがファーストチョイスとなる。

カターレ富山戦はゴールの大半に絡んでいる佐藤が出場停止。左の破壊力がどうしても低くなる分だけ、右の重要性が増してくる。開幕から波のない、安定したパフォーマンスを披露し続ける岡田に、コンディションが回復した小林が仕掛けるアタックが次節のキーポイントになることは言を俟たない。

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