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クラブワールドカップ準決勝@リガ・デ・キト対パチューカ
2008年12月18日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
自陣の低い位置からもボールを果敢に回すパチューカ(北中米・カリブ王者)がポゼッションで勝るも、相手が繋いだボールを中盤で引っかけてから前に出ることを意図したリガ・デ・キト(南米王者)。早速高い位置でボール奪い、素早い攻守の切り替えからゴールに迫る策は先制点に結び付く。左サイドでボールを強奪し、攻撃の核であるマンソを経由したボールはビエレスに。DFが間一髪でクリアに入ったパチューカは事なきを得たかに思われたが、不運にも味方に当たったクリアボールはビエレスの足元へと転がりねじ込まれる。些かラッキーなカタチでのゴールだったが、そこに至る過程はキトの狙い通りだった。
失点を喫してもパチューカはボールと試合を支配し、対するキトもマンソにボールを集めて左ワイドのボラーニョスの突破力を活かした堅守速攻を貫く。互いにスタイルを崩すことなく試合を運ぶ。攻勢のパチューカは好機を作れず、逆にFKを直接ボラーニョスに叩き込まれ、さらなるビハインドを背負ってしまう。31分に難易度の高いダイレクトボレー、32分にドリブルからの強シュートと絶好機を迎えるが決め切れなかった。
後半もパチューカがボールを積極的に動かし、キトが受け止めてからカウンターを打ち込む構図は変わらなかった。マンソとボラーニョスのホットラインは3バックの弱点である両端を突き続けた。配置転換など手を打ったことでパチューカの圧力は強まるも、キトのコレクティブな守備と1対1の強さが決定的なシュートを許さなかった。押し込んだパチューカは拙攻を重ねことになり、終ぞゴールを割ることは叶わなかった。ファイナルの切符を手にしたのは、またしても南米代表のキトだった。
目を引いたのはキトの両ワイドと攻撃のタクトを振うマンソの献身的な姿勢。前線からのフォアチェックを怠らず、豊富な運動量で自陣まで戻り守備を行った。攻撃陣がボールを追い回してくれれば、後ろの選手はしわ寄せがこないことから守り易い。また、守備陣を助けると同時に滑らかなカウンターを可能にもした。スペシャルな選手は不在だが個々が骨惜しみないハードワークをすることで補い、チームとしての完成度の高さを知らしめた。一体感は大きな武器だろう。
クラブワールドカップ準決勝 リガ・デ・キト2-0パチューカ @国立競技場
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