『魂の叫び』
2009年1月10日 大塚秀毅 | この記事のページ | コメント(0) | トラックバック(0)
著者:金子達仁、戸塚啓、中西哲生 満腹度:☆☆☆☆
なぜか入れ替え戦の身を引き裂かれるような刺激的な作品が読みたくなった年末年始。『秋天の陽炎』では踏み込み切れなかった部分を上手く描いているのが本書だ。それもそのはずで当事者自身の日記をベースに描いているのだから。あとがきで金子氏が記しているが、戸塚氏が見事なまでに中西の心情をすくいあげているんだ。絶妙、としかいいようがない、ポイントを押さえまくっているから読んでいて気持がいいし、入り込み易い。3人で一冊にまとめ上げるという手法が完璧にはまっている秀作である。中村憲剛が中西の14番を引き継ぎたくなった理由が本書に潜んでいる。
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