ホーム > BOOK

『モンスターペアレント』

2008年7月 2日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

主演:米倉涼子 満腹度:☆

さすが、お台場冒険王。低視聴率女王を起用するとは肝が据わってる。インテリジェンスの欠片もないから弁護士役が似合わないったらありゃしない。これは毎度の約束であるお色気で数字を稼ぐしかないね。必至に脇を固めたけど、主演が野菜じゃ難しい。3話目あたりで録画を止めるだろうね。

『ウランバーナの森』

2008年6月20日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:奥田英郎 満腹度:☆☆☆

デビュー作の主人公に歴史的なポップスターを持ってくるあたり、かなり大胆。後の作品の着想は全てこの1冊に詰まっていることが理解できる。お盆に関して豊富な知識が得られる特典もあり、そこそこ楽しめる。ポップスターの精神的苦悩は想像でしかないのかもかれないが、ノンフィクションだと感じさせるところに奥田氏の巧さが垣間見られる。

『一流になる人 二流でおわる人』

2008年6月 3日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:野村克也、米長邦雄 満腹度:☆☆

とどのつまり一流になるには思考を停止せずに労を惜しまず、その道を探求しろというありがたいお言葉が並んでいるわけです。将棋の世界を垣間見られたような気になれたのがよかったかな。ちなみに、この当時ノムさんはタイガースの監督をしておりました。

『バガボンド 28巻』

2008年5月23日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:井上雄彦 満腹度:☆☆☆☆☆

作者の思いが作品に込められる、かあ。その時々の感情がダイレクトに作品に反映される。生じるムラ。機械では不可能な作業をしてこそ職人。武蔵と共に成長を遂げている井上氏の凄さに感嘆するしかない。巻末の短文、好きです。元気をもらいました。僕も、そう思う。

『サウスポイント』

2008年5月17日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:よしもとばなな 満腹度:☆☆

分かるんだ、よく分かるんだけど魂の力に乏しいのかな。最後の最後で入り込めなかった。ハワイに行くしかないし、ちょっとした霊体験をしないと難しいかもね。この本に共鳴するのは。でも、男の方がロマンチストであることは納得。それを、気持ち悪いと表現するところは面白い。己が男性だけにその発想はなかった。一途な愛が気持ち悪いかあ・・・。どうしたらいいんだろう。

『フィッシュストーリー』

2008年5月13日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:伊坂幸太郎 満腹度:☆☆☆

新たなる挑戦かな、今作は。緩急はほとんどないのだけれど、平坦なところが肝だったりする。タイトルのフィッシュストーリーは伊坂節が炸裂してるけどねえ。個人的には「サクリファイス」が好きかな。4編納められているが、どれも続きが書けそうな余韻を残している。他の作品にちょいちょい顔を出してくるのかもしれないと、密かに睨んでいるが、さて。

『WORST20巻』

2008年5月 9日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:高橋ヒロシ 満腹度:☆☆☆

珍しく疾走感に欠けた。最終局面に向けた静けさなんだろうなあ。これは狙いでしょう。いよいよ、かあ。天地の闇が意外と深かったことにビックリ。人間臭い一面も持っていたんだねー。単なるヤンキー漫画ではないところが今回は色濃いかな。終わっちまうと思うと寂しいわ。まだ、転がるかもしれないけど、転がすには相当の力が必要だわね。

『熱球』

2008年5月 3日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:重松清 満腹度:☆☆☆☆

ありふれた日常も、甲子園という使い古された言葉も、重松氏のフィルターを通ると新鮮に映るから唸るしかない。一流のシェフのアイディアは独創的ではないが、見事に他と異なる味付けをしてくれる。「逃げる」から「戻れる」。このキーワード、どっかで使わせていただきます。重松氏の作品を読むと心がほっこりするから、またいいんだ。病んだ身には。

『タグバナ。』

2008年4月23日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:田口壮 満腹度:☆☆☆

日本人メジャーリーガーで最も愛すべき選手ですね。オブラートに包むことなくモロだしの感情が素晴らしい。言葉にしないでかっこつけている選手が多い中で、これだけ開けっ広げに心情を吐露する選手は珍しいですよ。常勝セントルイス・カージナルスというチーム(現在はフィラデルフィア・フィリーズ所属)の雰囲気、そしてボスであるトニー・ラルーサの人柄がそうさせるのでしょう。ワールドチャンピオンになった功績は計り知れない。特にメッツとの大一番、クローザーのワグナー殺しは圧巻だった。あのドキュメンタリーもよかったなあ。それ以上にこの『タグバナ。』は面白いけどねえ。インタレスティングね。

『私の男』

2008年4月19日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:桜庭一樹 満腹度:☆

序盤に山場があり、それ以降はダルダルと文字が綴られているだけ。期待感が高かっただけに拍子抜けしてしまった。特段、秀逸な文章を書くわけでもないし、設定自体もインパクトとしては強くはない。終わり方もグダグダだった。核心部分をぼかしたのか、それともぼやけてしまったのか。判断は難しい。安易な比較は嫌いだけれど、『星々の舟』や『疾走』の方が刺激的だったなあ。TRや情熱大陸で著者のバックグラウンドを知ってしまったことが不味かったかもしれない。知識なしで挑んだ方が面白かった、かな。『赤朽葉家~』に期待?

『高校野球が危ない!』

2008年4月 9日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:小林信也 満腹度:空腹

オッサン、この程度かい。終盤の自分の体験談なんて要らない。主観入り過ぎだし。「僕」を使うなんて安易。()で心情を述べるのも邪道。高校3年生を審判に。これだけは提言として面白けどね。週刊誌のゴシップまがいの序盤の熱はどうしたよ。匿名多数に辟易した。

『下北サンデーズ』

2008年4月 8日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:石田衣良 満腹度:☆☆

映像が原作を越えてしまった。由々しき事態では。原作のストーリー展開よりもドラマの方が下北の味も、演劇界の清濁も上手く引き出せていたかな。千恵美と亜希子の対比もちょいと原作は薄い。時としてこんなこともあるものなんですなあ。

『雨の日のイルカたちは』

2008年4月 4日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:片山恭一 満腹度:☆☆

都合4編の短編が納められている。タイトルと『彼等は生き、われわれは死んでいる』は、そこそこ面白かった。初めと終わりの2作は、ちょっと退屈かな?さらりと読める、この著者独特の風味は随所に感じられる。春の休日の午後に最適なのでは。

『エコノミカル・パレス』

2008年3月15日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:角田光代 満腹度:☆☆

ピーターパンが青い鳥を探しているようなお話。個人的には精神がまいりそうなストーリー。主人公と重なる部分が少なくないだけに。淡々と綴られていく日常。ラストが物足りなかったかな。それがこの本のポイントでもあるのだけれど。刺激を欲するものには口寂しい。

『美丘』

2008年3月14日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:石田衣良 満腹度:☆☆☆

東京ラブストーリーのキャンパスバージョンてな感じかな?破天荒な美丘に振り回されながら逞しく成長していく太一。どうしても男は、少し感覚がズレた子に惹かれてしまうよね。アカナリカは理想の一部である。女子中学生がヤンキーに憧れる心情に近いんだろうなあ。おそらく。片山恭一、市川拓司もの、つまり泣かせる系の本作は最近、流行の携帯小説っぽく、その安っぽさが狙いだから、石田ふぁんには物足りないが、悪くはない。評価が割れるでしょうね。石田氏はどうもファッション感覚に乏しいように思える。美丘の比較対象として麻理が登場するのだけれど、そのファッションがいまいち。麻理の形容の仕方も池袋的で不似合い。勿体なかった。

『八月の路上に捨てる』

2008年3月 7日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:伊藤たかみ 満腹度:☆☆☆

高校生時代にミスチルのアルバムを聞いた時、これオレのこと歌ってるじゃん、と思った経験が甦る。つまり、自分の境遇を重ねられる小説。といっても特定の人物にしか当てはまらないので万人共通とはいかない。夢追い人で相方がいる人は激しく共感するのではないだろうか。敦と水城さんのやり取り、距離感は絶妙。余韻を持たせないところも著者の狙いなのかな。1時間程度で読めるのでお薦めですよ。

『武豊×オリビエ・ペリエ』

2008年3月 5日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:武豊×オリビエ・ペリエ 満腹度:☆☆☆

競馬界の2大巨頭の競馬感がキーワードを基に綴られている。対談形式で纏めなかったのは賢明な策だろう。巻末におまけ程度に対談が掲載されているが薄い。やはり、互いに自由に語ったことが奏功していることが分かる。この職人2人の流儀と信念は面白い。

『南の島の甲子園~八重山商工の夏~』

2008年3月 4日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:下川裕治 満腹度:☆☆☆☆

八重山から甲子園へ。悲願叶い大嶺祐太(現・千葉ロッテ)を擁する八重山商工が甲子園に辿り着き、その過程とその後を追った一冊。高校野球の歴史的な偉業を達成したチームを取り上げているが、試合の描写を極力抑え、その周辺と沖縄、もっといえば八重山の文化や空気感を前面に押し出すことで、ステレオタイプの野球本との差別化が図られており、読後が清々しい。著者は沖縄に明るい。八重山商工と伊志嶺監督の魅力をあますところなく引き出している要因だろう。蠱惑的な良作である。

『In His Times』

2008年3月 3日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:増島みどり 満腹度:☆☆

借り物ではない言葉。アスリートに決定的に必要な要素ではないだろうか。中田英寿のプロキャリア12年を回顧した本書は、中田自身の言葉で綴られているといっても過言ではない。著者としては痛恨だろうが、やはり中田の言葉のパワーが強過ぎて、途中にはさまれた文章が霞んでしまっている。とはいえ、インタビューしたのは著者であるから、引き出し方が絶妙でうまがあったことから訴えかけるような、強烈なコメントを取れたのだろう。対象者との距離が近すぎるとこには疑問をもたないでもないが、それもひとつの手法として書き手としては勉強させて頂きました。これに『敗因と』を混ぜると、ドイツW杯での中田に迫れるのではないだろうか。完璧な解答ではないが、ぼんやりと昔日の事件の真相が輪郭を帯びてくるのではないか、と考える。

『SPEED』

2008年2月26日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:金城一紀 満腹度:☆☆☆☆☆

ポップな文体が心地好い。『フライ・ダディ・フライ』で大活躍したヤツラが再集結。ちょこっとした社会の世直しを行う“ゾンビ”シリーズは痛快である。『レボリューションNO.3』も手に取りたくなる。さすが、天才・金城先生。いつも掴みが素晴らしく、そして最後まで心を鷲掴みにする展開力にはサッカー選手も舌を巻くに違いない。山下、面白すぎるゾ。

『夢を走り続ける女たち~女子マラソン炎の闘い~』

2008年2月24日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:増田明美 満腹度:☆☆☆☆

愛だね。これには満ち満ちている。マラソンへの、その過酷な競技に挑む選手へのリスペクトとラブが。語り口が柔らかく2時間ちょっとを苦なく、マラソンを楽しませてくれるのが増田さん。名解説者である。サッカー関係の方にも見習って欲しい。サッカー界でいえば風間さんとジローラモ(青島アナ的か?)がほどよくブレンドされた感じかな?とにかく、勉強になる。単に選手を追うだけではなく、マラソンの魅力をも伝えているから面白いんだなあ。ファニーではなくて、インタレスティングの方ね。序盤のいまだ物議をかもし出す選考に関する記述と実体験から得た心境は興味深い。新参者だからこそズケズケと物言える増田さんには脱帽である。これからもマラソンの伝道師として我々を引き付けて欲しい。

『第5の男』

2008年2月19日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:高木ブー 満腹度:☆☆☆

なるほどと唸ってしまう高木ブー自身による自己分析は鋭い。なるべくしてなった、とは言い得て妙。この言葉に全てが凝縮されているんじゃないかな。『だめだこりゃ』(いかりや長介)とはまた違った、シンガリにしか出せない味が出ている。

『クローズド・ノート』

2008年2月16日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:雫井脩介 満腹度:☆☆☆☆

最初はチープな小説だと馬鹿にしていたのだが・・・あれよあれよという間に物語の世界に引き込まれてしまった。要因として映像化されたことが大きいように思える。所謂「別に」発言で物議を醸した沢尻エリカが映画の主演を務めた。物語のキーパーソンとなる伊吹役の竹内結子の存在が沢尻とともに本作に絶妙なスパイスを加えている。想像できてしまうんだ。絵が。不思議だね。それはやっぱり2人の演技派女優におうところが大きいように思える。敢えて隆作役を読破するまで調べなかったことは逆に奏功したのかもしれない。ここはイメージを大いに膨らませた方が楽しくて、凄くよかったから。良作ですよ。沢尻が役作りに悩み、会見で少し仏頂面で臨んだのも理解できると思うよ、原作を読めば。難しいもの香恵を演じるには。

『アヒルと鴨のコインロッカー』

2008年2月11日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:伊坂幸太郎 満腹度:☆☆☆☆

悔しいが面白い。どうも最近は小説のトリックに簡単にはまり込んでしまう自分がいて悔しいのだが、それもそれでいいのかな、と。この人の小説には凄く残酷なことや台詞でも意外にすんなりと受け入れられてしまう不思議さがある。表現技法をかなり工夫し、人物設定や心理描写が巧みなのだろう。伊坂ふぁんにとっては叔母が『陽気なギャング・・・』の響野の妻、祥子であるところが堪らない。主人公が信頼を寄せる理由が分かる。ちと知らない人には理解し難いものがあるかもしれないのだけれど。ブータン、行ってみたくなりませんか?

『アンダースロー論』

2008年2月 4日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:渡辺俊介8(千葉ロッテマリーンズ) 満腹度:☆☆☆

この人、自己管理が半端ない。この人って高校の先輩に失礼ですが。例えばロジンバックを掴む時。屈んで触るのでは集中力が切れるからと、一旦腰を落としてから手になじませる。ボールを受ける捕手・里崎は神経質だと感じないでもないが、細部までこだわり野球への情熱を賞賛してもいる。國學院大學監督・竹田利秋氏での出会いが変則的なピッチャーを一流に育て上げた。コントロールの悪いピッチャーがいるはずがない。氏の持論である。問題点を突き詰めた結果、多少、コントロールがましになる。この邂逅がなければ稀代のアンダースローは埋没したことだろう。個人的にはミッシー(国学院栃木高校監督・実島範朗)の登場が懐かしかった。渡辺俊介が出来るまでのノンフィクション。これを書くこと、ちょっとやってみたかったんだけどなあ。本人が書いてしまっては、切り口を変えて挑むしかないか。

『無名』

2008年2月 1日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:沢木耕太郎 満腹度:☆☆☆☆☆

祖父が他界する以前に借りた本である。常々、本は借りるものではなく、必然的に手元に届くものだと考えている。今回、その確信を更に強めた。届いてしまったのだ。沢木氏が実父を看取るまでを描いた本作は、祖父と孫という関係の違いこそあれ、非常に共感をおぼえる部分が多々ある。最期の時に立ち会えなかったときの心情など、あまりに酷似していて恐ろしいくらいだった。亡父の歴史を綴る。親子関係が良好であろうとも、容易な作業ではないがそれをやりきってしまったところは、さすがと唸るしかない。『壇』に続く、渾身のノンフィクションである。

『男たちの神話』

2008年1月29日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:佐瀬稔 満腹度:☆☆☆

ほとんどが読んだことのある話ばかりなのだけれど、書き手が違えばモチロン書き方も異なり、思いもまた違う。平易な言葉が並ぶが、無駄がそぎ落とされており、飾らないから肩肘張らないで読み進められるところは唸るしかない。とにかくインタビューが上手いんだ。核心を突くところまでのプロセスが、持って行き方が絶妙で、かなり勉強になる。難解な言葉を使わなくても、これだけ人を感動されらる。シンプル・イズ・ベストこそが尊い。そんなことを大先輩から教わった気がする。

 

『陽気なギャングが地球を回す』

2008年1月29日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:伊坂幸太郎 満腹度:☆☆☆

独特の手法で描かれているからグイグイっと引きずり込まれる。単語を独自に解釈してストーリーに繋げていくやり方はお見事。超クールな成瀬を筆頭としたギャング達は、これまでの固定観念を粉々にしてくれるから気持ちがいい。

『マイブームの魂』

2008年1月18日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:みうらじゅん 満腹度:☆☆☆☆

満腹にしなかったのは、おそらくみゅーじゅんが望まないから。満点なんて不釣合いだろうし。みゅーじゅんを語る上で欠かせない「奥村チヨ」「ブロンソン」「ボブ・ディラン」に関して熱く語り尽くしたファナティックな一冊。一歩間違えば危険極まりないストーカーなのだけれど、みゅーじゅんの語り口が上手くその具合を緩和している。好きであることを極めるには。その極意があますところなく記されている。ディランへの偏愛は凄まじく、そして恐ろしい。

『WORST 19巻』

2008年1月 8日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:高橋ヒロシ 満腹度:☆☆☆☆☆

全面抗争と共に明かされる過去。錯綜する個々の思い。単なるヤンキー漫画の範疇に収まらない、『リアル』や『バガボンド』同様に、終に枠を逸脱した。故人・鉄生を登場させる演出は心憎い。終焉へ向けてストーリーはさらに加速する。正義が勝つ。これで大団円なのだろうが、もうひと波乱ありそうな予感が漂う。

『スポーツ発熱地図』

2008年1月 8日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

著者:藤島大 満腹度:☆☆☆☆☆

個人的なバイブルである。書籍化を心待ちにしていた。といつつ金欠により発行から2年を経て手にしたのだけれども。某スポーツ総合誌の巻末(ここの配置が絶妙なんだ)で連載されていた列島スポーツ紀行をまとめたもの。悲しいかな我が栃木はフューチャーされていないのだが、「山形」編で柱谷幸一監督が、「仙台」編で山下芳輝と栃木SCに係わりのある人が取り上げられている。「水道橋」編ではスポーツライター講座で一緒に学んだ「旧知の青年」が登場。ジェラシーの炎かが・・・。漢字の並びが心地よく、酒と名産品がスパイスとしてまぶされ、地域特有のスポーツの味に深みを与えている。師匠の現時点での最高傑作ではないだろうか。「各務原(かかみがはら)」編が絶品。