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日本対バーレーン@アジア3次予選

2008年6月24日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

日本もバーレーンも最終予選進出を決していることから、3次予選最終戦は消化試合となった。

アウェー、マナマではサッカーをさせてもらえなかったというよりも、策におぼれ墓穴を掘ったことで屈した日本。内容には乏しいものの独自の色を見せ始めた指揮官がプライドを懸けた一戦は、先発起用の佐藤寿人が裏を取りPKを獲得するが、中村俊輔のキックはGKにセーブされてしまう。PK職人・遠藤もスタメンに名を連ねていただけに勿体ない。先制機を逃した。13分、小気味よいパス交換から左サイドを本田圭祐が駆け上がり、玉田がフィニッシュ。効き足の左ではなかったことでシュートの威力は落ち、GK正面を突くが躍動感のある攻撃だった。切り替えの速さを生かしてサイドをもっと活用したかった。中村憲剛がボランチに配されたことで遠藤、中村俊輔とオシムが作り上げたトライアングルのパス回しで日本は優勢に立ち、アジアでは絶対的な闘莉王の高さで好機を演出する。流れは日本にあったがバーレーンも自陣にこもることなく前に出てきたことで非常にオープンな展開で試合は進んだ。時折、繰り出されるカウンターの切れ味は鋭かった。ロスタイムに遠藤のFKはクロスバーに嫌われ、リバウンドに詰めた本田圭祐も空振りと逸機する。

後半はスリッピーなピッチコンディションをバーレーンが生かす。アグレッシブにミドルレンジから枠内を捕らえるシュートを放った。GK楢崎が尽く弾き出すが、あまりにも打たせ過ぎた。カウンター同様に警戒が必要だったはず。日本でピッチコンディションを味方にしたのは玉田だけだった。つまり、果敢にシュートを狙う姿勢に欠けた。0-0のままスコアは動かず、闘莉王を前線に上げ、巻も投入し、なんとしてでもゴールをこじ開けたにかかった日本は、思わぬカタチから決勝点を得る。クリアボールの跳ね返りをPボックス内へとヘディングで押し返した内田。これに巻が猛然と迫る。気迫に負けたのだろう。巻はバウンドしたボールにタイミングを合わせることは出来なかったが、GKもボールを掴みきれず。内田のパスはシュートに成り代わりネットを揺らした。なんとも幸運なカタチで勝点3が転がり込んできた日本は紆余曲折がありながらも、最終的に首位通過を果たした。

飛び出すタイプの選手を中盤に並べなかったことでモビリティは下がったが、パスはそこそこ繋がり、ポゼッションでは凌駕できた。しかし、ゴールを最も脅かしたのが闘莉王というところに攻撃陣の脆弱さが顕著に現れている。選手を入れ替えることで多少の改善は図れるだろうが、個人での打開にも限界はある。立ち上げ時にぶち上げたコンセプトを煮詰めるしかないだろう。

アジア3次予選 日本1-0バーレーン @埼玉

<日本>GK楢崎、DF安田(→今野)、闘莉王、中沢、内田、MF遠藤、中村憲剛、本田圭祐(→巻)、中村俊輔、佐藤寿人、FW玉田

アジア3次予選@タイ対日本

2008年6月14日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

灼熱の地マスカットから多湿のバンコクへと移動した日本代表は、勝点3が絶対条件と些かのプレッシャーを背負いながらタイ代表と相まみえた。

長谷部のドリブル突進からのシュートがタイのゴールを脅かし、先制パンチをヒットさせた日本は延々とイニシアチブを握り続ける。ごっそりと奪ったセットプレーから均衡が破れたのは23分。ショートCKから遠藤と中村俊輔がパス交換し、遠藤がファーサイドへと蹴りこんだボールを叩きつける、お手本のようなヘディングシュートを闘莉王が決める。16分にも闘莉王は競り合いを制し、玉田のサイドネットを突くシュートを導き出していた。序盤から狙っていたカタチから先手を取る。その後もタイ陣内で試合を運び、遠藤の直接FKはクロスバーに嫌われるも、キックの精度の高さは38分にCKから中沢のゴールをお膳立てしたことで際立つ。右足の負傷をおして出場した中村俊輔に代わり2アシストをマーク。横の動きを入れず、縦へとボールを意図的に動かした日本は、高さとセットプレーという対アジアに最も有効な攻撃からリードを得て45分を折り返すが、内田のクロスは引っ掛かる回数が目に付き、大久保の愚行により先発のお鉢が回ってきた香川が空転と中心選手におんぶに抱っこの状態でチームとしてのパフォーマンスはさほど高くはなかった。

全くボールに関与できない。ピッチから消えてしまった中村俊輔を後半もピッチに立たせた岡田監督の采配が裏目に出る。どうして引っ張り続けたのだろうか。引っ込める決断を下してもよかったはずである。ボディブローのように気候条件が日本を苦しめ、数的不利に等しい状態で戦ったのだから、ホームのタイが優勢に試合を押し進められたのは偶発的なものではなかった。後手を踏むシーンが散見される。足が止まるチームメイトを尻目に1トップ起用の玉田は中盤まで下りてボールを落ち着かせ、サイドから果敢に仕掛けては香川の決定機を演出もした。機能停止した中村俊輔に足を攣った松井を交代させたのは24分と選手交代は遅かった。スタミナの切れないタイは時折、鋭い攻撃から日本ゴールへ詰め寄る。苦しい対応も耐え凌いだ44分に、中村俊輔に代わり投入された中村憲剛が背後を取りゴールネットを揺らす。ようやく3点目を手にする。終了間際に途中交代の矢野がカウンターから打ったシュートは枠を外れタイムアップ。

内容よりも結果が重視された試合で勝点3を奪えた。アウェー2連戦は疲労度を強め、本来のプレーを困難にさせるかもしれないが、あまりにも求めているものが低い。相手を侮ってはいけないけれど、勝利を掴んだことしか残らない、先が見えない試合だった。

アジア3次予選 タイ0-3日本 @バンコク

<日本>GK楢崎、DF駒野、闘莉王、中沢、内田、MF長谷部、遠藤、松井(→矢野)、香川(→今野)、中村俊輔(→中村憲剛)、FW玉田

U-23日本代表対U-23カメルーン代表

2008年6月14日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

北京五輪本番で対戦するナイジェリアを想定した強化試合に、U-23日本代表は挑んだ。

トゥーロン国際を経てチームのベクトルが定まったのだろう。最終予選時よりも攻守において整理がなされていた。数的優位を攻撃、守備において作り出しては、カメルーンの身体能力の高さを引き出させなかった。プレスがしっかり機能していたのは以前よりも1トップに配された森本の守備への意識が格段に高まったからであり、トップ下に起用された谷口の存在が大きい。所属チームではボランチを務める谷口だが、競り合いや空中戦に負けないフィジカルの強さ、ミドルを狙えるシュート力、後方から機を伺い飛び出せる力など、ひとつポジションを上げてFWと流動的に絡めるのは面白いアイディア。距離感の修正を図れれば、攻撃に厚みが生じるのではないだろうか。

8分に梅崎の右クロスからの絶好機を外した森本。このチームは1トップへボールが収まらなければ攻撃力がダウンするだけに、Pボックス内のパワーと託されたボールを決死の覚悟でキープする力を限られた時間の中で養わなければならないだろう。森本への良質なクロスを上げた梅崎に今度は好機が訪れる。25分に左から田中がチャレンジして供給したクロスをコースを狙い済ましてボレー。的確にボールをとらえるもGKの好守に阻止された。決定機を2度も逸した日本だが、スピーディでアグレッシブなサッカーで終始、カメルーンを圧倒。守備陣もCKから危ないシーンを迎えるがGK西川がシュートを叩き落として事なきを得る。吉田と水本のセンターバックは相手FWにイニシアチブを与えず、逆に握る逞しさを披露した。中央の守備が強化されたのは好材料だろう。

森本のパスミスからカウンターを受けるなど後半立ち上がりの10分は、”不屈のライオン(カメルーン代表の愛称)”が牙を剥くも、上手くやり過ごし、李の投入でやや失速気味だったペースを取り戻す。その李は本田圭祐のパスからシュートを果敢に放つなど、持ち味を発揮して猛アピール。爛々と輝く瞳が蓄える闘争心はこのチームにとって不可欠なものとなりつつある。交代出場の李を筆頭に水野、上田、エスクデロ、伊野波(青山敏弘は出場時間が短すぎた)もスタートからのメンバーと遜色ない動きをした。伊野波は40分にオーバーラップから決定的なシュートを打つもブロックされてしまう。特色を出し切れなかったカメルーンであるが、最後の最後では足を伸ばしてシュートブロックするなど、元五輪王者の意地を垣間見せた。ロスタイムには水野がゴール前でFKを直接、蹴り込む。巻いて落ちる独特の軌道はゴールへ向かうも、クロスバーに嫌われ、ネットを揺らせなかった。好機を結果に繋げられなかったが、ゴールに迫れるように、脅かせる回数が増えたことは成長した証だろう。

平山というこの世代の核が抜けることになったが(最終メンバーの発表はまだだが選出は厳しい)、トップに安易にロングボールを蹴り込むサッカーからの脱却が図れ、局面をシュートパスで打開し、運動量とアジリティで勝負できるチームへと変貌を遂げられた。立ち上げ当時には全く存在しなかったワクワク感が、高揚感が伝わってくる。平坦ではない道のりを歩んできたことが無駄ではなかったことを、このチームは証明しつつあるのではないだろうか。確実に発展を遂げており、我々がカタルシスを得られるに足るパフォーマンスを見せ付けようとしている。

強化試合 U-23日本0-0U-23カメルーン @国立競技場

<日本>GK西川、DF田中、水本、吉田、森重(→伊野波)、MF本田拓也(→青山敏弘)、梶山(→上田)、本田圭祐、梅崎(→水野)、谷口(→エスクデロ)、FW森本(→李)

日本対オマーン@感想文

2008年6月 9日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

アウェーで先手を取られる。苦しい。不要なファールからのFKが契機。勿体ない。しかし、暑さは凄まじいんだろうなあ。選手のユニフォームの濡れ具合から窺える。ゴール前でショートパスから打開できそうな雰囲気もあるが壁は崩せないだろう。だから、おびき出すためにミドルを散発的に放つが、人数を割いたオマーンは執念で弾くに違いない。初戦のように対アジアの常套手段であるセットプレーと高さが鍵か。

ゴリゴリ押してPK獲得。振り出しに戻して攻勢に回るも、作り出した決定機を決め切れず。逆にPKを献上するが好守で難を逃れる。立て直しを図りたかったが大久保の蛮行が水をさす。オマーンも退場者を出すが、間延びした中盤を利してカウンターからゴールに迫られる。互いに決め手を欠き、スコア1-1は動かず。敵地で勝ち点1。悪くはないが勝ち点3に転換できるだけの好機があっただけに悔やまれる。

久々に日本代表を目にした。以前よりも内容は向上していたので安心。だが予選で問われるのは結果。勝ち切れなかったのは痛い。

アジア3次予選 オマーン1-1日本 @マスカット

品定め

2008年4月17日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

千葉合宿の候補メンバーが発表された。以下の通り。

GK:川口能活、楢崎正剛、都築龍太、川島永嗣

DF:寺田周平、中澤佑二、田中マルクス闘莉王、駒野友一、阿部勇樹、栗原勇蔵、徳永悠平、長友佑都

MF:中村直志、羽生直剛、西紀寛、中村憲剛、鈴木啓太、山瀬功治、茂原岳人、今野泰幸、山岸智、香川真司

FW:永井雄一郎、高原直泰、玉田圭司、巻誠一郎、高松大樹、大久保嘉人

2センターの一角、3バックのストッパーに本職ではない選手を据えたことが失点の遠因になったことで、本格的に中澤のパートナー探しに入ったのかな。闘莉王がファーストチョイスなのだろうけど、怪我が多いために計算が立たない。となると、クラブでコンビを組んでる栗原、今回は招集が見送られた鹿島の岩政、G大阪の山口など、候補はいるが決定打には欠ける。32歳の寺田が選ばれたのだから、松田直樹の復帰の可能性も消えていないことになる。クラブではボランチながら好調を維持しているようなので、是非とも1度は呼んで欲しいところ。経験と実績は申し分がないだけに。素行に関しては触れないことにして・・・。

長友、香川は先の対アンゴラ戦で目に留まったようだが、残念ながらまだ映像を目にしていないので、なんともコメントできない。香川はカナダの大会ではポテンシャルの高さを披露していただけに、楽しみな素材ではあるのかな。若い子をポツポツと招集するのは、ひとつの傾向なんだろうねえ。岡田監督の。独自路線がどんなものなのか。しっかり両の目で拝ませて頂きますよ。

こんなはずじゃない@南アフリカワールドカップアジア3次予選:バーレーン対日本

2008年3月27日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

ドバイで直前合宿を行いバーレーンとのアジア3次予選、アウェーゲームに備えた日本。海外から唯一、招集された稲本は怪我により辞退を余儀なくされ、加えてエース高原も負傷したことでベストメンバーを組むことは叶わなかった。

互いに3-5-2の布陣。中村憲剛のボール奪取が象徴的だったように中盤で引っ掛けてからの素早い攻守の切り換えは、それなりに見応えがあったものの、時間の経過と共に萎んでいく。チームとしての機能が著しく低下した。左ワイドの安田は高位置に顔を出すが、満足にクロスも上げられない。徐々にバーレーンの球際の強さ、前に出て行くパワーに押し込められる。リスクを軽減したかったのか、日本は攻撃のカタチすら満足に作れなかった。シュートが打てるはずもない。前半の終盤にはイスマイル・ハサン、ファタディと立て続けにゴールを脅かされる。

後半早々に左クロスをGK川口が弾いたセカンドボールからオマルがシュート。クロスバーに救われ、事なきを得るも日本は相変わらずの体たらく。攻撃では横の揺さぶりが見られず、守備では両ストッパーのパフォーマンスが酷かった。特に阿部は出足が遅れたことで安易に飛び込むなど軽い守備が目に付く。寄せが総じて甘いことから次々と遠い位置からのシュートを許してしまう。遠藤の投入も起爆剤とはならず。33分にゴールを割られてしまう。左サイドゴールライン際からイスマイル・ハサンが上げたクロスをGK川口が手に当てるもクリアし損ない、A・フバイルに頭でねじ込まれてしまう。Pボックス内の人数は足りていた。今野もマークにはついていたが、厳しい対応をしなかったことが仇となる。緩さが決定的なシーンで露呈した。勝点1を拾いたい日本は切り札の玉田を送り出すも、ゴールを奪うはずの選手がなぜか低い位置に構えた。数人のDFが足を攣らせていたバーレーンにとっては好都合だった。結局、ゴールを得られないどころか、好機すら生み出せずに惨敗を喫した。アジア相手の試合では近年ワースト1の試合内容だったのではないだろうか。1-0の敗戦により日本はグループ首位から陥落した。

バーレーンが決してよかったわけではない。何もさせてもらえなかったのではなく、何も出来なかったのだ。試合後、インタビューに答えた中村憲剛は何度も首を振った。こんなはずじゃない。

アジア3次予選 バーレーン1-0日本 @マナマ

<日本>GK川口、DF今野、中沢、阿部(→玉田)、MF鈴木、中村憲剛、安田(→山岸)、駒野、山瀬(→遠藤)、FW巻、大久保

ネタがないので……。

2008年3月26日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

岡田監督のバーレーン記者に対する強気な姿勢が頼もしい。

しかし、マチャラにアウェー、そして中東お得意の帰化選手多数と不気味さは北朝鮮を凌ぐのでは。

スカウティングにぬかりはないのだろうけれど。

噛み合わせは悪くないだけに好ゲームが期待できる。

スコアは2-2で痛み分けか。

覇権争いに敗れる@東アジア選手権:日本対韓国

2008年2月25日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

悲願の東アジア選手権制覇へ。タイトルを懸けてまみえたのは宿敵・韓国だった。日本が優勝するには勝利する以外に道はなかった。

フォーメーションは4-2-3-1でダブルボランチは中国戦と同様だったが、負傷した安田が控えに回り、代わりに橋本に先発のお鉢が回ってきた。遠藤、初先発の橋本に鈴木と中村憲剛と4人のボランチが並べば必然的にモビリティは落ちる。縦に勝負できる、飛び出していけるのが山瀬だけでは破壊力に乏しい。それは織り込み済み。「3」の右に配された橋本がボールを収め、内田のオーバーラップを引き出したかったのだろうが、思うに任せない。ふわりとした立ち上がりの日本は、韓国のゴールへ向かう姿勢に侵食される。気持ちの入れ方の違いが失点とは無関係だったとは言い切れない。あっさりとサイドを攻略され、ボレーシュートから先制を許した。中村憲剛がミドルをポストに当てたあたりから持ち直し、再び中村憲剛が枠内を捕らえるシュートを放つが、GKの好守に阻止される。エンジンのかかりが遅過ぎた。

攻撃をフィニッシュで終わらせることが可能な韓国と、そうではない日本の構図はなかなか崩れない。安田の投入により流れを手繰り、ショートCKからいまやひとつのオプションと化しつつある山瀬の強烈なシュートがネットを揺さぶった。試合を振り出しに戻し、矢野に播戸を送り込んで前線に厚みをもたせるが、極端なまでのパワープレーを仕掛けられなかった。一気呵成に攻め立て、ゴールを割ってしまう。勢いは感じられたが、しかし勝利への渇望が十分足りえたかは疑問が残った。同点に持ち込んだが、3度目の正直とはならず、つまり東アジアの覇権争いに屈した。

勝負師・岡田武史は当然ながら不満顔だった。「残念です」と言い残し、画面から早々と消えた。内容度外視の決戦に敗れたのだから、感情を押し殺せなかったのも無理はない。

3戦して1勝2分けの成績は、負けなかったことは乱暴に言ってしまえばどうでもいい。タイトルを獲れれば、もちろんよかったのだろうが。結果よりも濃い内容のゲームを期待したのだが、日本の根底に流れるものがどういったものなのか。3試合を通じて基本的な部分がぼんやりしたままで、伝わってこなかったことは残念である。手にしたものは多くはなかった。

東アジア選手権 日本1-1韓国 @重慶

<日本>GK川口、DF加地、今野、中沢、内田、MF鈴木、中村憲剛(→安田)、橋本(→矢野)、遠藤、山瀬(→播戸)、FW田代

日本対中国@東アジア選手権

2008年2月21日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

東アジア選手権の初戦、対北朝鮮戦を1-1のドローで終えた日本。2戦目をホスト国の中国と戦った。

日本は1ボランチの4-4-2から、中盤の底を鈴木と中村憲剛が担い、CF田代の下に左から安田、山瀬、遠藤を配する4-2-3-1に変更。中国はボランチにプレッシャーをかけては推進力のあるアタックを繰り出し、日本も田代をターゲットに明確な意図の下に攻撃を仕掛けた。初戦のモヤがかかったような印象は受けない。一進一退の攻防の中、先制したのは日本だった。左サイドから駒野が上げたクロスをニアサイドで田代が潰れ、GKが弾いたボールを山瀬が叩き込んだ。先手を奪うもイニシアチブは中国に渡る。右から左へのサイドチェンジを効果的に使われ、何度も良質なクロスを供給されてしまう。ボールの出所への寄せの甘さが目に付く。再三、突破を許したのは内田のサイドだった。トラップで簡単に入れ替わられるなど脆弱な守備は修正が施されていない。3次予選で対峙する中東勢は果敢に1対1の勝負を挑んでくる。内田では心許無い。育成しながら結果も残さなければならない。岡田監督も葛藤していることだろう。

後半9分、中村憲剛の背後へのパスに安田が飛び出す。GKと1対1になるも、飛び蹴りを食らい負傷退場。前半からアフター気味に荒いプレーを連発していた中国。激しさの範疇に収まらない目に余るプレーには辟易である。サッカーに対する解釈が異なるのだろう。前半のサッカーが整理されたことで日本はリズムを掴み、FKから遠藤が直接ゴールを狙ったシュートは僅かに枠を反れ、中村憲剛と遠藤が絡んで最後は山瀬がシュートを放つものの、これも枠を捕らえるには至らなかった。ラフプレーに苦しみながら、パワープレーを凌いだ日本は1-0の勝利を飾る。これで勝敗は1勝1分となり韓国と並んだ。最終戦の日韓対決を制すれば3度目の正直で東アジアのタイトルを手中に収めることができる。

様々なトライを行う場として設定された今大会。ダブルボランチにワントップと陣形をいじり、さらには初戦からメンバーを大量6人も入れ替えた。どうやら、主眼は戦力の把握に置かれているようだ。これまで消化した試合で浮かび上がった問題点をクリアにしながら戦術を煮詰めるには格好の機会だと思っていたが、核となるメンバーの離脱により方向転換を図ったとみるのが妥当だろう。

代表監督は時間と戦わなければならない。世界を驚愕させるサッカーに辿り着くには時間を要するはずなのだが。

東アジア選手権 日本1-0中国 @重慶

<日本>GK楢崎、DF駒野(→加地)、今野、中沢、内田、MF鈴木、中村憲剛、安田(→羽生)、山瀬(→橋本)、遠藤、FW田代

遅延:東アジア選手権@日本対北朝鮮

2008年2月20日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

東アジア選手権と名称を変えてから2位が2回と優勝したことがない日本。中国は重慶で初戦の北朝鮮戦に臨んだ。

アグレッシブに前から来た北朝鮮の勢いに日本は飲み込まれる。厳しいプレスに晒され、パスミスを連発するなど及び腰。受けに回ったことであっさりと失点を喫する。チョン・テセに前を向かれ、ゴリゴリとドリブルを許し、人数が足りていたにもかかわらず左足を振り抜かれてしまった。へっぴり腰が前半6分、先制点を与える要因となった。ワントップのチョン・テセにボールを集めるサッカーに迷いのない北朝鮮とは対照的に日本は手探りの状態が続く。ボールを運ぶスピードに欠け、人数を割かれ、スペースも埋められてしまい手詰まりに陥る。中沢がCKを頭で合わせ(DFのクリアで阻止)、播戸もボレーシュートを放つなど好機を終盤にこしらえるも、煮え切らない45分だった。

羽生、遠藤が立て続けにシュートを放つなどゴールに対する意識の高まりをみせた後半。前線がボールを誘引、パススピードと運動量も徐々に上がり、イニシアチブを握る。リズムが好転したところで途中投入された安田が左から仕掛け、上げたクロスをGKが弾いてこぼれ球になったとことを前田が頭でプッシュ。ようやく同点に追い付く。北朝鮮はGKの守備に難があっただけに、DFとGKの間にクロスを供給できれば、ミスを誘発することが可能だった。しかし、それができていなかったのは、やはり日本が拙攻を重ねていたということに他ならない。前田が1.5列目でボールを収めながら攻撃を活性化させた日本に、北朝鮮は少ない人数でのカウンターで応戦。互いに手を出し合うが結局、その後は決定打は繰り出せずにタイムアップ。1-1のドローに終わる。

バックアッパーの羽生、水本、初キャップの田代、川島がスタメンに起用され、本来は右サイドバックの加地を左に回すなど、メンバーとポジション変更などで「チャレンジ」したにしても(FW陣の相次ぐ離脱が多分に影響しているのだが)、あまりにもサッカーがお粗末だった。戸惑いを感じるのは当然。だが、志向するサッカーが揺らいでしまうことは避けなければならなかった。岡田体制となってから取り組んできたことが、全く見えなかった。むしろ霧が濃くなってしまった印象。これは、いただけない。山のように用意されていた言い訳。逃げ道に気を取られるあまり、自らが道を切り開くトライを怠った。そのようにしか映らなかった。

東アジア選手権 日本1-1北朝鮮 @中国・重慶

<日本>GK川島、DF内田(→駒野)、中沢、水本、加地、MF鈴木、遠藤、山岸(→安田)、羽生、FW播戸(→前田)、田代

感情を揺さぶれ

2008年2月15日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

東アジア選手権に臨む日本代表。

FW陣の大量負傷離脱により播戸竜二の先発が濃厚となったようだ。相方は矢野だろうか。

これまで一様にムードメーカー的な扱いをメディアからされてきたが、本人が千載一遇の好機を逃さないと気合を入れているように、アピールすれば序列を引っくり返す事だってできる。

初戦の相手は北朝鮮。

前回大会では0-1と苦杯を舐めた。

チョン・テセなど日本でも馴染みのある選手が選出され、ここ数年での対戦機会が激増したことで、すっかり謎の軍団という不気味さは失われてしまった。

今大会はワールドカップアジア3次予選に向け、様々な実験が行える。

おそらく岡田監督も色々なチャレンジをすることだろう。

1試合毎にチーム内の環境が変わることで選手は「やり難さ」を感じるかもしれないが、それでも播戸は言い訳などせずに結果だけを求めてボールを追っ掛け回すことだろう。

代表に感情移入できなくなった昨今、熱かった時代の魂を継承する播戸には是非とも我々の感情に訴えかけるようなプレーをして欲しい。

1ボランチの功罪

2008年2月 8日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

あっさりと中央をかち割られての失点。南アフリカワールドカップアジア3次予選、対タイ戦において日本は度肝を抜かれるミドルシュートを叩き込まれた。4-4-2の中盤をこれまでのボックス型からダイヤモンド型へと移行したことで、ボランチが2枚から1枚になった。1ボランチになった際、サイドに引っ張られるなどバイタルエリアは自ずと薄くなる。そのウイークポイントを上手く突かれた格好となった。

1ボランチの功罪を挙げるならば、4バック+ダブルボランチが形成するブロックの強度が多少落ちるものの、攻撃に割ける人数は増すということになる。極端に攻め込まれるケース、ポゼッションで劣ることのないアジア勢との対戦を考慮すれば、プラス面が大きい極めて合理的な策である。初戦のタイとは力量に幅があった。引いて守りを固めてくることは戦前から分かりきっていた。攻勢に立てるのだから厚みのある攻撃を継続させれば、いずれは破綻をきたす・・・はずだったが、崩しきれなかったことで流れの中からゴールは奪えず。サイドアタックも不発。だが、やろうとするサッカーの方向性は伺えた。世界をアッと驚かすのだから、僅か3試合で岡田監督が思い描いているサッカーが具現化されるはずがない。易々と事が運んでしまっては面白みに欠ける。

今後のことに目を向けてみる。バーレーン、オマーンとタイよりも格上の相手と対戦しなければならない。試合展開は日本優位で進むだろうが、攻守の切り換え時に鋭利なカウンターが繰り出される可能性が高い。タイとの大きな違いである。カウンターを浴びても中沢、阿部の2CBと1ボランチ鈴木の3枚で対処できるのか。容易ではないだろう。となると、所属チームではボランチを担う遠藤と中村憲剛のサポート、さらに両サイドバックの内側への絞込みのタイミングが重要になってくる。幸い、東アジア選手権があることで、戦術を深める機会は用意されている。攻撃での行き詰まりの改善、守勢に回った際に連携を図り連動して窮地を凌げるか。最高のシミュレーションが行える。浮き彫りになってきた課題に対して、どうのようなアプローチをするのか。注視したい。そして、例え毎試合、失点を喫しても極上の果実を得るために、安直にボランチを2枚に戻すのではなく1枚でいけるところまでチャレンジしてもらいたい。世界と同じことをしていても追い付くことはできても、追い越せないのだから。オリジナリティを出すにはリスクは必ず伴う。モヤモヤ感は当分の間、払拭されないだろう。それでも今は耐え忍ぶしかないのだ。

錆付いていない武器と行き詰まりのサイドアタック@日本対タイ アジア3次予選

2008年2月 7日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

2010年南アフリカワールドカップの切符獲得を巡るアジア1次、2次予選が終わり、シード国が登場する3次予選が幕を開けた。3次予選からの登場となった日本は初戦をタイとホーム、埼玉スタジアムで戦った。

気温2度、空からは雪が舞い落ちる。双方に厳しいコンディションの中、キックオフの笛が吹かれた試合は、予想通り日本がイニシアチブを握る。左サイドを軸に組み立てては、序盤から立て続けにセットプレーを得る。が、好機に結び付けられない。極端に守備的に構えたわけではないタイだが、クロスに対して中央の守りを固め、日本のサイドバックが利するスペースを消去してきた。相手に対策を練られ、初戦の硬さからか縦に急ぐ嫌いがあったことで拙攻を重ねた。21分、遠藤がゴールほぼ正面から鮮やかなFKを突き刺すも、直後に遠藤の芸術的なFKが霞むほどの強烈なミドルシュートを叩き込まれ、あっさりと振り出しに戻される。失点したことで我に返ったのか、焦りは徐々に薄くなりパスが回り始めるも、サイド攻略は個の力によることが多く、引かれた時の攻撃のオプションも限られていたことで試合は膠着した。

1-1で迎えた後半は、パススピードが速くなり、攻撃に裂く人数も増えたことで連続攻撃が可能となる。ハーフタイムを挟んでの微調整が行えていた。ゴールを意識したサイドチェンジもアクセントを加える。本来の動きに近付き始めた9分、山瀬が左サイドのゴールライン際でドリブル勝負。中村憲剛へのパスはカットされるも、クリアボールが中村憲剛の伸ばした足に当たり、詰めていた大久保の目の前にこぼれる。これを大久保が押し込んで2-1とする。リードした日本はFKから中沢、ロスタイムにはCKから巻が共に頭でゴールを割り、点差を広げた。4-1で初戦を勝利で飾り、勝ち点3をゲットした。

サイドアタックとセットプレー

調整試合のチリ、ボスニア戦に引き続き、サイドでの行き詰まりが目に付いた。ボールを運ぶ。数的不利。それでも無理矢理に狭い局面を打開しようとする意固地な姿勢は、依然として改善されないままだった。また、サイドに展開されてもサポートが遅く、後半にはいくらかフォローに回る意識が垣間見られたが、クロスから決定機を演出するには至らなかった。サイドバックと周囲の連携不足が浮き彫りに。解釈が難しいのだろうか、岡田監督の戦術が浸透していないことが露呈した。駒野と内田の両サイドバックの判断も悪かった。Pボックスの人数が足りていない状態でもアーリー気味に上げる機会があってもよかったが、突破かクロスかで躊躇うシーンが散見され、有効な攻撃手段とは成り得なかった。

崩しきれなかったサイドからのアタックとは対照的に、4ゴールのうち3ゴールがセットプレーからと、相も変わらずアジアではFKとCKが日本の強味であることが再確認された。壁の上を巻いて落とした遠藤のFKは完璧であり、中沢のポジショニングと高い打点からのヘディングは破壊力十分。また、非公開練習で磨き上げたプレーがカタチとなったのが巻のゴール。ニアで釣ってファーからゴールを狙う。後半10分に一度、大久保が試み、GKのセーブにあったが、2度目は巻がダイビングヘッドでゴールネットを揺らした。流れの中でのゴールが1本もなかった(大久保のゴールをカウントしてもいいのだが)ことには不満と不安が残るが、武器が錆付いていないことは厳しい予選を戦う上では拠り所となる。依存度が高いようでは困るのだが。

切り替え

遠藤の先制弾、大久保の決勝ゴールが決まる過程において、奪われたボールをすぐさま奪い返す、素早い攻守の切り替えが生かされていた。大久保がファールをもらって獲得したFKは中沢のボール奪取が切っ掛けであり、大久保のラッキーともとれるゴールはパスミスが起こってからでも足を出した中村憲剛の諦めない気持ちが結実したものだった。思い起こせばドイツワールドカップ予選、初戦の対オマーン戦。土壇場で久保が挙げた決勝点も、中村俊輔の泥臭い守備が契機だった。親善試合と異なるシビアな予選では、華麗さは不要なのだ。いかに貪欲にゴールを目指せるか。カタチにこだわっていると足元を掬われる。

貴重で希少な存在

予選モードに気持ちを切り替え、最も闘志を剥き出しにしていたのが、後半36分に交代出場した播戸。雪の粒が大きくなってもお構いなし。ひとり半袖でピッチに立つ。気迫を前面に。分かり易さはひとつの大きな武器である。外見だけでチームを鼓舞するのではなく、遠藤との息の合ったプレーから背後を突き、失ったボールを追っ掛けてはスライディングを見舞いもした。僅かな出場時間でも、懸命に、己の役割を全うする。単なるムードメーカーでは収まらない、際立った存在感を示した。これだけ、ハッスルしてくれれば、監督としては途中交代カードとして重宝できる。出れば何かしらやってくれる。期待感を抱かせる貴重で、希少な選手である。

アジア3次予選 日本4-1タイ @埼玉スタジアム2002

<日本>GK川口、DF駒野、阿部、中沢、内田、MF鈴木、遠藤、中村憲剛、山瀬(→巻)、FW高原(→播戸)、大久保(→羽生)

サイドに運んだ。それから、どうする?@日本対ボスニア・ヘルツェゴビナ

2008年1月31日 大塚秀毅 | | コメント(0) | トラックバック(0)

2月6日にいよいよスタートする南アフリカワールドカップアジア3次予選。初戦のタイ戦に向けた調整試合、2試合目の相手はイビツァ・オシム前監督の母国であるボスニア・ヘルツェゴビナだった。

日本は29日のチリ戦と同じ中盤をダイヤモンド型にした4-4-2でトップ下には大久保が配された。対するボスニアは4-5-1(4-4-1-1)を選択した。

チリ戦の後半から登場。ダイナミズムをもたらした大久保が果敢に裏を狙う。対照的にほろ苦いA代表デビューを果たした内田。先発2試合目は対面のプレッシャーが弱かったことで機を見ては頻繁に攻撃に絡んだ。サイド攻撃をリードする。自陣に引いて守りを固めたボスニアだが攻撃には欲がない。阿部の目測ミスからシュートを放ったのが唯一の好機だった。他方、日本も決定機を演出するまでには至らない。閉塞感の漂う45分間だった。若手主体ということではチリと変わらなかったボスニアであるが、時差調整が難しかったのか覇気に乏しかった。

後半も軸は右サイドの日本。内田を介してゴールに迫る。23分にショートCKから中沢が岡田体制初ゴールをマークして先制し、38、42分には負傷した巻に代わって出場の山瀬が連続ゴールで3-0とボスニアを引き離して勝利した。先制点の中沢、追加点を叩き出した山瀬、その山瀬のゴールをお膳立てしたのは今野に播戸と“岡田チルドレン”だった。愛弟子の活躍により、第2期政権における初勝利を岡田監督は手にした。高原と巻の怪我は心配ではあるが、歯応えのないボスニアであろうとゴールを奪い、勝利したことで本選のタイ戦に臨むには、そこそこの準備が出来たのではないだろうか。

代表キャップ2つ目の内田は3-4-3の左ウイングの選手が張り出していたことで、チリ戦では守備に回る機会が多かった。持ち味がオーバーラップだけに、ウイークポイントの守備面での粗が目立った。ボスニア戦では守備時に背中を簡単に見せることで一瞬、相手を見失ってしまう悪癖や、ゴール前での軽い応対など課題がまたしても浮き彫りとなったが、チームとしてイニシアチブを握れたことで攻撃では周囲に生かしてもらえた。高い位置を取ることが可能となり、前半34分には中村憲剛が叩いたパスからPボックスへの侵入が叶う。シュートも打てるシーンだったが、遠慮したのかマイナスのクロスを選択。アグレッシブさが身上なだけに打ってもよかった。当面の修正点はやはり守備だろう。敵陣に入った際には単にクロスを上がるだけではなく良質なパスも出せる。強味があるだけに安定感のある加地からポジションを奪うには、ストロングポイントでアピールしながら拙い部分も磨いていかなければならない。攻守におけるアンバランスはトップカテゴリーでは致命的。

岡田監督が志向する狭いエリアをショートパスで打開する。このテーマに選手は縛られ過ぎてしまった。サイドにボールを運んだ。それから、どうする?局面をパスで潜り抜ける意識が高いことは伺えたが、臨機応変に一旦ボールを下げてからサイドチェンジを図ってもよかった。指揮官はサイドチェンジを織り交ぜることを禁じているわけではないし、「接近、展開、連続」の理論に照らし合わせれば大胆にサイドを変えてもなんら問題はない。皆無に等しかったチリ戦よりも大きなサイドチェンジを使う機会は増えはしたが、例えば左サイドで詰まったから右サイドへ振る、といったようなことではなく、ビルドアップの段階で使われるケースがほとんどだった。チームが始動したばかりであることから、ひとつのことを突き詰めることは悪くはない。実験を行わなければ成果は得られない。ただし、柔軟な発想が殺がれるようでは困る。サイドで密集を作った。次にどうするのか。高度なスキルが要求される高速パスで突破するのか、或いは逆サイドに預けるのか。まだ使い分けが、状況に応じた判断は時間的な問題もあるが備わっていない。独自色が出てくるまでには、時間を要しような気配が漂うだけに忍耐力が必要か。

国際親善試合 日本3-0ボスニア・ヘルツェゴビナ @国立

<日本>GK楢崎、DF駒野、阿部、中沢、内田、MF鈴木、遠藤、中村憲剛(→今野)、大久保(→羽生)、FW高原(→播戸)、巻(→山瀬)